イングリッドさん、離日

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 札幌の演劇の国際交流に多大な貢献をされたハンガリー・ブダペスト出身のイングリッドさんが、この度離日されました。(公財)北海道演劇財団付属劇団の「TPS(のちの札幌座)(http://www.sapporoza.com/」が、ハンガリー、ルーマニア公演の際に、翻訳ほか大変な力になってくれました。北海道大学文学部博士課程で博士号を修得し、結婚されて3人のお子様の母としても活躍でした。

< 2009年の公演 >

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=2308

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=2328

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=2339

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=2355

 先日は、離日前の忙しい中、これまでお世話になった方々で壮行会を行いました。札幌座ブダペスト駐在員(?)、再来日の約束等、思い出話と今後の活躍への期待で大いに盛り上がりました。

イングリッドさんからのご挨拶

イングリッドさんからのご挨拶

会が始まる前にも

会が始まる前にも

この4月からは(公財)北海道演劇財団の常務理事として斎藤歩さん!

この4月からは(公財)北海道演劇財団の常務理事として斎藤歩さん!

 (公財)北海道演劇財団は、この4月から、斎藤歩さんが札幌への移住を決意し、常務理事に就任しました。これまでの役者としての映画・舞台での活動も続けますが、専任として財団経営に携わり、今年20周年を迎えるこれまでの積み上げた業績を基盤に、将来の演劇創造、振興に尽力してくれると期待しています。

 設立から今日まで一貫して尽力された平田修二さん、新堂猛さんのお二人は、3月末をもって一応の区切りをつけてご退任されました。ただ、これからも北海道の演劇振興ほかには変わらず助言、指導はして頂けるものと思っています、長い間、本当にお疲れさま、そして、ありがとうございました。

 年度の始まりの4月は、それぞれの方々の新たな人生の始まりですね!

エネチェン研究会@下川

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 シリーズで全道各地で開催している「エネルギーチェンジ研究会」、第8回として先月、木質バイオマスで先駆的にエネルギー自給を行っている下川町でした。

* エネルギーチェンジ研究会 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%82%A8%E3%83%8D%E3%83%AB%E3%82%AE%E3%83%BC%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%B3%E

 札幌からJR、路線バスを乗り継いで下川町に到着、まずは町役場にご挨拶。「環境未来都市下川町(http://future-city.jp/torikumi/shimokawa/」のポスターも。

~~~~~~~~~~~~~~~ 町の理念!

人が輝く森林未来都市しもかわ

 森林を切り口とした提案。「森林未来都市」モデルとして、豊富な森林資源から最大限に収益を得続ける自立型の森林総合産業を創出し、森林バイオマスを中心 とした再生可能エネルギーによる完全自給と域外燃料供給を実現するとともに、森林から学び、楽しみ、心身の健康を得ながら子供から高齢者まで誰もが互助と 協働により快適な暮らしを創造し続ける地域社会の確立を目指す。また、「森林未来都市」モデルの政策・事業パッケージをアジア各国の小規模山村自治体に移 出展開も目指す。

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下川町役場を訪問しご挨拶

下川町役場を訪問しご挨拶

 当日の研究会のプログラムです:

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目的 実践の成果や課題を共有する、知恵を出しあう、新しい技術・研究を学ぶ、 ひとりひとりが暮らしや仕事の場でできることを見つけていく、次の一歩のための作戦会議です。

<プログラム1 現場視察>

【案内】 「下川町の木質バイオマスエネルギー導入・推進の取組み」  下川町 森林総合産業推進課 高橋祐二 さん

【視察】 ――ゼロエミッションの木材加工[下川町森林組合北町工場](http://www.shimokawa.jp/shinrin/

――木質バイオマス原料製造現場 [木質原料製造施設](https://www.town.shimokawa.hokkaido.jp/sangyou/ringyo/2012-0130-1041-43.html

――木質バイオマス熱供給を活かした集住化施設[一の橋バイオビレッジ](https://www.town.shimokawa.hokkaido.jp/kurashi/kankyo/kankyou/20140221itinohashi.html

<プログラム2 下川町の挑戦に学ぶ研究会>

【講演】 「森林バイオマス地域熱電併給によるエネルギーの自給に向けて」  下川町長 谷 一之 さん

質疑応答

【市民からのメッセージ】

――「市民参加でエネルギー自立を~先進地から学び、普及を図るために」   遠井 朗子 さん

遠井朗子(とおい・あきこ)さん   酪農学園大学環境共生学類環境法研究室教授。 法学博士(公法学)。専門分野は国際環境法。 北海道エネルギーチェンジ100ネットワーク委員

――「住民が動く! 下川から、地域の木を活かす生態系を育む」   麻生 翼 さん

麻生翼 (あそう・つばさ)さん  NPO法人森の生活代表理事。名古屋市生まれ。 北海道大学農学部森林科学科卒。 種苗会社での営業職を経て、北海道に移住。 きたネット理事。

【主催】 認定NPO法人北海道市民環境ネットワーク「きたネット」(http://www.kitanet.org / 環境保全に取組む市民活動のネットワーク。2002年発足、2007年NPO法人化、 2012年より認定NPO法人。道内の環境団体の基盤を強化し、活動の活性化を図 るため、HPやFacebookでの情報提供や団体間の情報交換、つながりの場づくり、 各種セミナーや講演会の開催等の支援事業を行っている。2016年3月現在、市民 環境団体59,賛助企業・団体16、81個人が所属。

【主催】 北海道エネルギーチェンジ100ネットワーク(http://enechan100.com 2011年6月、地産地消エネルギーの最大限の活用、自然エネルギーアイランドへ のシフトをめざしプロジェクトがスタート。「北海道省エネルギー・新エネルギー促 進条例」の周知・推進、「北海道の電気.再生可能エネルギー100%へのロードマッ プ」による提言、市民主体のセミナーなどを行う。 2014年3月北海道新聞エコ大 賞奨励賞獲得。2014年5月に団体「北海道エネルギーチェンジ100ネットワーク」 設立、自然エネルギー100%の北海道をめざし、見える・行動するネットワーク。 2016年3月現在、30団体・企業、66個人が所属

【共催】 NPO法人森の生活(http://morinoseikatsu.org/ 地域の森や木材を「活かす人」「使う人」を育むために、下川町を拠点に森や木材に 触れる機会を提供するNPO。町・教育機関との協働による幼・小・中・高15年一貫 の森林環境教育や、長期滞在可能なコテージ型施設森のなかヨックル(https://yokkuru.morinoseikatsu.org/の運営、 「美桑が丘」での市民主体の森の場づくりに取り組む。2015年からは活用されて いなかった広葉樹を木工用材として供給する事業もスタートした。

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 施設見学は、全国からの視察依頼が大変多く、最近は観光協会が有料で行っているとのこと。見学する側のモラルも問われる状況を痛感します、先月のアメリカオレゴン州ポートランドでPDCの山崎さんがおっしゃっていたことと全く同じ話に、何か今の日本の浮ついた状況を象徴しているようです。

冒頭は下川町役場・高橋課長のお話

冒頭は下川町役場・高橋祐二さんのお話

 高橋さんは、「『木質バイオマス』と言っても、木材を切ってきていきなりチップにして燃やすというものではありません。ゼロエミッションの徹底で、あらゆる工程で商品価値を生み出し、最終的に燃やすという発想が重要である」、と指摘していました、全くその通りですね。これを森林組合が行っているのがさらに驚きです。

ゼロエミッションの徹底

ゼロエミッションの徹底

 地域インフラとして「熱供給システム」の実践は素晴らしかったです。

一の橋地区の熱供給

一の橋地区の地域熱供給

 下川町「一の橋」という地区は現在人口約140人、高齢化率が50%を超える小規模集落です。この地域は、かつては林業を基幹産業として栄え、昭和35年には人口2,058人を有しましたが、現在は商店も病院もなく、買い物や除雪等の支援要望の増加や住宅の老朽化など地域コミュニティの維持に関する課題が顕在化していました。

 こうした状況の中、町は一の橋地区における自立的かつ安定的な暮らしを実現するため、平成22年度から地域おこし協力隊を導入して様々な生活支援サービスを実施するとともに、地区住民との議論を重ね、「一の橋バイオビレッジ」の将来像を描きました。

 この中で生まれた集住化のアイデアにより、平成25年5月末、一の橋地区に「超高齢化」に対応するエネルギー自給型の集住化エリアが誕生しました。これらの住宅の給湯・暖房はすべて木質バイオマスボイラーから供給され、電力の一部は太陽光発電によって賄われています。日本の集落の先取り地区とも言えますね。巷で言われる「限界集落」を吹き飛ばすような未来志向です。

 施設見学の後は、再び会議室に戻り、谷一之町長によるまちづくりの理念と歴史について、貴重なマネジメントサイドのお話でした。特に、北海道の場合は、地域の熱供給に再生可能エネルギー、下川町の場合は、地場産業としての「木質バイオマス」資源をどう活用するか、そこに長年のマチの知恵と技術があります、「産業」という言葉を繰り返し谷町長からお聞きしたのが印象的でした。

下川町・谷町長もご出席

下川町・谷一之町長もご出席

 谷町長のお話は、まさに経営者のそれでした。8年前に「環境モデル都市」、5年前に「環境未来都市」となり、「レジェンド・カサイ」、「アイスキャンドル」、「チェーンソー・アート」等、キャッチコピーで全国・全世界へアピール。「環境型森林経営」、「木材のカスケード利用=ゼロエミッション」の先駆者として、マチの立ち位置は「制度設計」と看破していました。石油産業の落ち込みを担保すべく木質バイオマスから得られる利益の還元、町民へは削減で得た収益を子育て、学校への予算として還元する、まさに今の大企業経営者に欠ける適正配分を見事に実現しています。

 さらに、森林資源を活用した企業・地域連携は、「教育」を通して学べる場として広域連携に繋がり、テーマを絞れば絞るほど規模に関係なくアライアンスが可能になるとも語られていました。地元による「エネルギー供給」は、通年「雇用」であり、農業・林業のように冬期の休業はない、と。最後は、町役場は、「Doタンク機能」としてこれからは地域に貢献していく必要性を指摘していました。まさに、目からウロコ、本当に素晴らしい「コミュニティ経営者」で、心から感動致しました。

 夜は午後7時過ぎから交流会、真っ暗な道を歩いて宿泊は「森のなかヨックル(https://yokkuru.morinoseikatsu.org/)」で。指定管理者は、今回の研究会の共催団体でもある「NPO法人森の生活(http://morinoseikatsu.org/」です。

森の生活が指定管理者の

「森の生活」が指定管理者の「森のなかヨックル」

 下川町では、森林業の歴史によるものか、「産業」の視点が常にプロジェクトにしっかり根付いているような気がします。木材加工現場の一隅には、「株式会社フプの森(http://fupunomori.net/)」が製造する「NALUQ(http://fupunomori.net/online-shop)」ブランドの商品ラインナップも。これは、2000年、それまで使われていなかった森林資源も活用するために生まれたトドマツ精油事業で、はじまりは「下川町森林組合」が事業化し、2008年に「NPO法人森の生活」がそれを引き継ぎ、2012年に「株式会社フプの森」として独立して現在に至っています。

 今回の下川町での研究会、ご説明して頂いた皆さんに共通していたのは、「木材からの産業創造=働く場」、そしてその効果は、1)経営コストの削減、2)CO2の削減、3)地域でお金がまわる、ことです。これまで8回のこの研究会、見事にまとめをして頂いた気がします。

 谷町長、高橋さん、麻生さん、ほかご参加頂いた下川町の皆さま、この度は本当にお世話になりました、心から感謝し、御礼申し上げます。

「RCE道央圏」設立総会

Posted by 秋山孝二
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 世の中は新しく2016(平成28)年度を迎え、終了・退任・新天地等、一つの区切り、あらたな出発の皆さんも多いのでしょう。私は、前年度末の報告を少し残しているので、まずはそれをアップしてからのスタートとさせて下さい。

 「持続可能な開発のための教育(ESD)(http://www.mext.go.jp/unesco/004/1339957.htm」は、2005年より「国連ESDの10年」として世界全体で推進され、2014(平成26)年は最終年という節目の年でした。また、ESDを推進するため、世界129カ所に国連大学が認定する「RCE(Regional Centre of Expertise on Education for Sustainable Development:ESD地域拠点)」が設置されており、RCEを通したESDの推進、活性化させるための活動は、2014年以降も継続していくことが決まっています。

ESDの概念図

 北海道では、「環境教育」の分野を中心にESDが推進されてきましたが、複雑化する課題に対応するためには、より一層のセクター、分野、地域を超えた連携が不可欠です。そこで、多様な主体が課題解決のために連携できる拠点を構築すべく、この間、RCE設立について呼びかけ人を中心に議論を重ねてきました。国内外の地域と直接的な連携を図り、持続可能な社会づくりにおける課題解決に向けて実践していきたいとの思いですね。

 このような準備期間を経て、先月16日、「RCE北海道道央圏協議会」の設立総会を開催し、多くの方々のご協力により協議会はスタートしました。私は、お声掛けを頂き運営委員の一人としてこの活動に参画することになりました。2008年のG8洞爺湖サミットをきっかけに、私の環境系活動への関わりが始まり、今回の活動へと繋がっています。

* 2008年G8洞爺湖サミット http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=54

設立総会で代表の金子先生のご挨拶

設立総会で代表の金子先生のご挨拶

参加の皆さん:私も運営委員として末席に

参加の皆さん:私も運営委員として末席に

 更に詳しい内容は、事務局の有坂美紀さんの説明から(http://sus-cso.com/kiji/suskiko160226):

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~趣意書から

 「RCE道央圏」では、特に取り組むべき課題として、

1.生物多様性の保全と回復
2.気候変動への対応
3.エネルギーの開拓の歴史の振り返りと持続性の確保
4.人口減少・少子高齢化・グローバル化に適応する地域づくり
5.持続可能な産業と暮らしの安心安全の確保
6.先住民族との公正な関係づくり

という6つのテーマを挙げています。

 「RCE道央圏」の活動は、これら6つのテーマに関連したものになりますが、特に大切なことは「+(プラス) 1 原則」を守るという約束です。これまでとは違うやり方、分野、地域に一歩踏み出すこと、意識的にハードルを越えること。多様なRCE道央圏のメンバーがこれまでの壁を破ろうとすることで、新しい連携やノウハウが生まれ、よりよい社会に向けた変革へと進んでいけると思っています。そのための交流の場づくりや、世界各地との情報受発信、北海道の課題や魅力の見える化するという役割をRCE道央圏は果たしていきたいと考えています。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 引用おわり

 グローバルな課題解決、「持続可能な開発のための教育(ESD)」の枠組みの中で、ローカルな北海道から発信する、そんな方向性だと私は理解しています。これまで日本では、「持続可能」というと「環境分野の活動」と狭い範囲で認識され、自然保護、森林保全等、自然環境を軸としたテーマと捉えがちでしたが、グローバルなテーマ設定としては、貧困、格差等も含む人文科学、社会科学的な側面からの課題解決の視座も重要なのだと思います。秋山財団でこのところ注力している「ネットワーク形成」、「アウトリーチ活動」と通じる概念だと、私は勝手に解釈しています。

 「+(プラス) 1 原則」で、新しい展開を模索したいものです。

上杉の里・米沢は今、2016

Posted by 秋山孝二
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 仙台での会合に合わせて、「米沢市上杉博物館(http://www.denkoku-no-mori.yonezawa.yamagata.jp/uesugi.htm」で、招待券を頂いていた特別展示「上杉家の古写真(http://www.denkoku-no-mori.yonezawa.yamagata.jp/091uesugikoshyashin.htm」を観に行きました。

米沢市博物館

米沢市上杉博物館

 博物館の隣には上杉神社(http://www.yonezawa-kankou-navi.com/historic/uesugijinja.htmlです。

 明治9年、上杉謙信、上杉鷹山を祭神として米沢城本丸奥御殿跡に建立、松が岬公園の中央に位置しています。明治35年に別格官幣社(べっかくかんぺいしゃ=明治政府が定めた神社の分類、国に尽力した人物を祀る神社)に指定され、このとき祭神は謙信のみとなり、鷹山は摂社に祀られ松岬神社となったそうです。現在の本殿は明治神宮や平安神宮の設計者として知られる米沢市出身の伊東忠太の設計で大正12年に再建されました。

隣地の上杉神社参道

隣地の上杉神社参道

 上杉鷹山公(http://www.yonezawa-kankou-navi.com/person/yozan.html)は、アメリカ大統領のジョン・F・ケネディが尊敬した日本人政治家としても著名で、「なせばなる、なさねばならぬ、なにごとも」の名言を残し、米沢藩の窮地を立て直した、現代にも通じる政治手腕を発揮した人物です、当初は苦難の連続だったことをここに来て知りました。余計なことですが、上杉鷹山公は、米沢藩生まれではないそうですね、戦国武将・伊達政宗は米沢生まれだそうです。

* J・F・K 昨年訪問したボストンで――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=23358

上杉鷹山公

上杉鷹山公

 更には「招魂碑」。

鎮魂碑

招魂碑

碑の由来、戊辰戦争に遡る

碑の由来、戊辰戦争に遡る

向うに博物館を望む

向うに博物館を望む

 今回の、特別展示「上杉家の古写真」では、幕末から明治初期の上杉家の様子が具に理解できました。特に、戊辰戦争で奥羽越列藩同盟の盟主として名を馳せた米沢藩最後の藩主、上杉茂憲(もちのり)は、僻遠の地・沖縄の県令を命じられ、当時、日清両属だった沖縄は琉球王国時代の古い制度・慣習がそのまま残り、人々は貧窮の底に喘いでいました。茂憲は持てる力のすべてを投じて全県をくまなく回り、実態を調査し、何度も政府中枢に上申書を提出ました。また、優秀な青年を留学生として本土に送り、沖縄に近代化の種を蒔いた、今日、沖縄で敬愛される数少ない本土人の一人であり、上杉茂憲の知られざる生涯は実に興味深いですね。

 各地に歴史あり、江戸の幕藩体制の底力、もう一つの江戸から明治を感じる米沢訪問でした。

3・11全国復興会議 2016@仙台

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 すっかり報告が遅くなりました、「2011.3.11」大震災後、毎年3月11日に経済同友会(http://www.doyukai.or.jp/index.html)では「全国復興会議」と銘打って、東北で報告等の会議を行ってきていましたが、5年を経て今年で一応の区切りとするようです。

これまでの記載――>

* 2015 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=22677

* 2014 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=19311

パネルディスカッション

パネルディスカッション

特別プログラム・パネルディスカッション

特別プログラム・パネルディスカッション

< パネルディスカッション 「福島復興に向けた論点」 >

●福島第一原子力発電所事故による避難指示区域について、避難指示の解除や復興拠点整備が進む中、今後の福島復興に向けた論点を整理・検討する。

司 会: 冨山 和彦氏(経済同友会 副代表幹事・改革推進プラットフォーム事務局長/経営共創基盤 代表取締役CEO)(https://www.igpi.co.jp/

登 壇 者:

児玉 龍彦氏(東京大学先端科学技術研究センター 教授/東京大学アイソトープ総合センター長 医学博士)(http://www.ric.u-tokyo.ac.jp/

石田 仁氏(福島県大熊町 副町長)(http://www.town.okuma.fukushima.jp/

高橋 隆助氏(福島県南相馬市原町商工会議所 会頭)(http://www.haracci.com/

 今年も、児玉龍彦先生がパネラーの一員として登壇され、これまでと変わらない方向性での復興を力説されました。信念を持った課題解決への姿勢に共感を覚えます。

今年で3年目:児玉龍彦先生

今年で3年目:児玉龍彦先生

 2年前に示された以下の解決策は全くブレておらず、着実に前進していて、「日本の科学技術と経済を結集し」のフレーズは、研究の最前線にいらっしゃる方の矜持を感じます。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~2年前の配布資料より

21世紀の日本の科学技術経済力の結集を

20世紀のソ連チェルノブイリの帰結は広大な国土の放棄と住民の離散であった。21世紀の日本は科学技術と経済を結集して除染と地域の復興を成し遂げることができる

* 米の全袋検査に続いて、魚の全匹検査を可能にする

* 農産物、海産物の測定をすすめ、地産地消の福島を可能にする

* セシウム回収型の焼却炉による放射性ゴミの容積減少、放射性物質の濃縮保管をすすめる

* 森林の除染につきバイオマス発電を含めた長期計画を立案する

* 河川、湖沼、海底への汚染を正確に評価し、除染の計画を立案する

* 事故前の福島の美しい環境を取り戻すため、国民の力をあわせて環境回復を進める

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 ここにきて、一言で「復興」と言っても、岩手、宮城と比較して、福島の場合は全く展開を異にしています。「放射能汚染」の重たさは誰の眼にも明らかであり、二つの県は共助、互助に向かう現在とは対照的に、福島では原子力政策を推進してきた国の責任での「復興プラン」が必須との共通理解を感じました。

 そんな中で、経済同友会が推し進めてきた「IPPO IPPO NIPPON プロジェクト(http://www.doyukai.or.jp/ippo/」で支援された高校生諸君の御礼のパフォーマンスは、私たちに逆に力を与えてくれました。舞台上の高校生は、震災時は小学生・中学生、身内で不幸に会われた方も多いとは思いますが、それぞれの専門性を活かして、これからの日本を背負って頑張ってくれるのでしょう。力強い姿に感動しました。

被災地高校生たちのパフォーマンス

被災地高校生たちのパフォーマンス

潜水夫養成課程の生徒たち

潜水夫養成課程の生徒たち

 それにしてもいつも感じるのですが、経済団体の会合と言うと、右を向いても左を向いても、どうしてこうも男ばかりなのでしょうかね、今回は、さすがに寝ている方はいらっしゃいませんでしたが・・・。

それにしても経済団体はいつも男ばかり

「森の生活@下川」を訪れて

Posted by 秋山孝二
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 以前から実現したいと思っていた「NPO法人 森の生活(http://morinoseikatsu.org/」を訪問し、麻生翼代表ほか事務局の皆さんと意見交換もできました。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ HPより

NPO法人 森の生活 <ミッション> 森林の利活用を通じて、人々の心豊かな暮らしと持続可能な地域づくりに貢献します。

 私たちはみんな「森の生活」を送っています。なにも、森に囲まれた暮らしだけが森の生活ではありません。日々の暮らしの中にある森から生まれたものについて想いを馳せてみると、私たちの暮らしが思いのほか森とつながっていることに気づきます。しかし、直接森にかかわったり、森のことを考えたりする機会は少ないのではないでしょうか。

 日本は森林率67%と世界でも有数の森の国です。しかし、木材の多くを海外からの輸入に頼る一方、国内では森の手入れが進んでいない状況にあります。驚くことに、森が身近にある農山村においてさえ、多くの人々にとって、森は近いようで遠い存在です。かつて日本で行われていた暮らしの中に森を活かす文化を、今、新しい形で蘇らせられないでしょうか。

 身近な森から生まれた製品を購入したり、休日を森で過ごしたり、森に関わる仕事に携わったり。そんな機会を創造していくことで、人の数だけある「森の生活」が、森を育て、そして一人一人の暮らしや人生をもっと心豊かにするはずです。

 NPO法人森の生活は、森のある暮らしを広める活動を通じて、人々と自然が調和した豊かな社会づくりに取り組みます。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

春まだ遠い下川で

春まだ遠い下川で

木造の宿泊施設も備えるオフィス

木造の宿泊施設も備えるオフィス

入口はクマの木彫りが歓迎!

入口はクマの木彫りが歓迎!

事務所もオシャレに

事務所もオシャレに

下川の素材をちえもくさんが製品化

下川の素材をちえもくさんが製品化

 前日の宿泊は、彼・彼女らが指定管理者になっている「森のなかヨックル(https://yokkuru.morinoseikatsu.org/」でした。この施設は、都市住民と町民との交流を促進することを目的として下川町によって2006年に建てられました。ここでは、従来から行っていた都市向けの森林体験交流事業をより発展させ、宿泊とあわせて多様なプログラムを提供することを目指し、2009年から下川町から指定管理を受けて施設の管理運営を行っています。一泊ではもったいなく、連泊、長期滞在の方も多いようですね。考えてみると、下川町は、道北、オホーツク、富良野・美瑛方面等、それぞれに近く、拠点としては地理的優位性があると麻生さんは話していました、実際そうですね。

 HPによると、この愛称の由来は、「森林(もり)に集まる仲間をイメージした「森のなか」という言葉と、「よく来る」という意味にコロポックルの語呂をかけた「ヨックル」という言葉をあわせたもので、町民への公募によって決定したそうです。ここでは、施設の運営が地球規模の環境問題に影響を与えていると考え、環境方針に基づき、環境マネジメントシステムを構築し、環境負荷の低減に努めています。詳細はこちら――> https://yokkuru.morinoseikatsu.org/about

 写真はHPより

 夜の静けさ、朝の透き通るような空気の美味しさは、どこにも真似ができないでしょうね。

 麻生翼代表理事ほか、事務局スタッフ(http://morinoseikatsu.org/staff/)から日々の活動、販売している商品の説明等をお聞きしました。スタッフは地元の方はお一人で、後は本州の方々がほとんどというのも面白いですね。とにかく印象として事務所が明るく、オシャレな空間でした!

京都のしだれ梅、ほか 2016

Posted by 秋山孝二
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 3月上旬、京都は「しだれ梅」が満開、ワグナー・ナンドール財団の方々と、しばし京都散策でした。今頃はすでに桜の季節となっているでしょう。

相国寺(http://www.shokoku-ji.jp/

 以前、この欄に――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=709

エネチェン研究会@札幌

Posted by 秋山孝二
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 「ロコタブル若者プレゼン」に続いては、もう7回目になる「エネチェン100ネットワーク(http://enechan100.blogspot.jp/」主催の「エネルギーチェンジ研究会」です、今回は札幌で開催しました。

 「エネルギーチェンジ研究会」についてはこちら――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%82%A8%E3%83%8D%E3%83%AB%E3%82%AE%E3%83%BC%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%

熱気あふれる会場

熱気あふれる会場

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【3/9 札幌】市民のエネルギーチェンジ研究会vol.7 「電気は選ぶもの、つくるもの」

 エネルギーを選ぶ、つくる、地域と人の底力をつなぐ、市民のエネチェン研究会、第7回は札幌で開催します。自然エネルギーへの「エネルギーチェンジ」を考えている市民、熱い心の行政マン、企業や研究者、どなたでも参加できます。
 実践の成果や課題を共有する、知恵を出しあう、新しい技術・研究を学ぶ、ひとりひとりが、暮らしや仕事の場でできることを見つけていく、次の一歩のための作戦会議です、ALL北海道で「エネチェン」を進めよう。
座長 秋山 孝二
認定NPO 法人北海道市民環境ネットワーク 理事長
http://www.kitanet.org/
北海道エネルギーチェンジ 100ネットワーク委員
【内容】
【プログラム 1】  自然エネルギーで行こう!電力自由化ここがポイント!!
ゲスト 小林 ユミさん

(NPO法人北海道グリーンファンド/北海道エネルギーチェンジ100ネットワーク)
 4月にスタートする電力自由化を前に、新制度の内容や、自分の暮らしにあった電力の選び方などを教えていただきます。わからないこと、迷っていることなど聞いてみよう。

小林ユミさんのプレゼン

小林ユミさんのプレゼン

【プログラム 2】  オフグリッドで行こう! 電気は自分でつくって自分で使うもの!!
ゲスト 佐山 廣和さん

(再生可能エネルギー/コミュニケーションの「トミタ」 代表、PVG Solutions株式会社 顧問)
 オフグリッド(独立型電源)パワーで世界を動かそうと企む、札幌の再エネリーダーにお話をうかがいます。昨年完成した太陽光パネルを搭載した電源ステージカーPVチャージステージング(幸子)が全国で注目の的に!

気迫のしゃべりで!

気迫のしゃべりで!

【プログラム 3】  フリーディスカッション
~私たちのエネルギーを変える
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 「電力自由化」を前に、知らされていなことがたくさんありますし、オフグリッド(独立型電源)パワー電源ステージカーPVチャージステージング(幸子)等についてのプレゼンは、大変面白かったですね、確実にエネルギーの新しい時代がやってきています。
 3年前、この研究会を始める当たって、以下のような決意表明をしました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 今年はさらに一歩進めて、すでに再生可能エネルギーへのシフトを実践されている担い手の市民・企業・地域等の生の声を出し合って、再生可能エネルギーシフトへの条例(http://www.pref.hokkaido.lg.jp/kz/kke/johrei/johrei.htm)を持つ北海道民としてのこれからの取り組みを共有し、成功モデルの構築、各方面への提言、イノベイティブな実践へと進化させていきたいと思っています。先日の会議では、大変貴重なお話が幾つも提起されました。一つ一つの事例を迅速に公開し、価値を共有して参ります。3月3日には帯広で開催、その後も全道各地でその土地固有の資源を活用したそれぞれ地元密着の取り組みを共有出来ればと思っています、いよいよ始まりましたよ、現場からの「エネチェン100」の動きが!!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 来月からの「電力自由化」スタートを契機に、またエネチェンの新たなステージが到来します、楽しみです。

ロコタブル 若者プレゼン 2016

Posted by 秋山孝二
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 アメリカオレゴン州ポートランドの短い訪問を終えて札幌に戻ると、矢継ぎ早のスケジュールに少し疲労が蓄積しました。ただ、それぞれのイベントでは草の根で頑張る人々の営みが凝縮していて、ただ受け流すのも失礼な気持も強いですね。

 まずは、「ロコタブル(http://locotable.net/archives/921」の若者の発表会で、講評を頼まれていたのでその話題です。昨年、北海道で開催された「テッラマードレ日本 2015(http://www.tm-hokkaido.com/」の流れを汲んでのイベントでした。

 こちらにも少し紹介しました――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=24947

* locotable20160304

●スケジュール

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<若者のプレゼンテーション>

講評:秋山孝二(秋山記念生命科学振興財団理事長)

* 上道和恵 (厚真町放課後子ども教室担当・NPO法人ねおす) http://houkago-kyousitu.cocolog-nifty.com/blog/

 「自分が育ったまちのことを、自分の体験をもとに、自分の言葉で語れる人を育てる」をテーマに、胆振管内にある厚真町で小学生を対象とした体験活動を実施しています。

* 原 大知(新得町・はら農場) http://www.ganke-fes.com/cafe-soba/

 1985年新得町生まれ。2013年10haの農地を継ぐためにUターン。大地に優しい農業を目指し、島立て乾燥の体験会等の食育活動を通して、畑の「楽しい」を伝えている。

* 堀田悠希(士幌町・農と暮らしの委員会) https://www.facebook.com/%E8%BE%B2%E3%81%A8%E6%9A%AE%E3%82%89%E3%81%97%E3%81%AE%E5%A7%94%E5%93%A1%E4%BC%9A-289739271198243/?hc_location=ufi

 十勝で働く農業女子の団体。農家に嫁いだ女性、農業後継者の女性、農業法人に勤める女性、農業への携わり方も様々ですが、消費者と農業者の架け橋でありたいと願っています。

* 中澤和晴(むかわ町・中澤農園) http://www.tororoimo.com/farminfo/

 1989年むかわ町(旧穂別町)生まれ。高校生の時に将来農家になることを決意。短大卒業後、1年間単身ニュージーランドへ。13箇所の農家を巡り、多様な農業や異文化に触れる。

* 星野愛花里・堀川さゆみ(札幌市・ほくだい畑) https://www.facebook.com/ELF.hokudai/

 2015年4月に26人で創立。対象は北大生で、畑作業を主軸とし、勉強会やイベントの企画・参加を通して、自分の食や農の価値判断の幅を広げ、食べる事や消費活動の見直しを目指す。

* 長谷川勘太郎(占冠村・VOCK) http://climbing.vock.shop-pro.jp/?eid=1579

 1980年東京生まれ。宮城県の山里で木製クライミングホールドメーカーVOCKを設立。東日本大震災で放射能汚染を目の当たりにし北海道随一の岩場を有する占冠村に移住。

「テッラ・マードレ・ジャパン in 北海道」 記録映像上映会

 8月のプレせたな大会、11月の十勝、占冠、札幌3つの大会の記録映像(約40分)を上映します。市民のネットワークで開催した、さまざまなプログラムやイベントを振り返ります。

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 最後に講評の役があったこともあり、一層集中して聴いていましたが、とにかく皆さんの明るい笑顔に私自身がエネルギーを貰いました。それぞれ課題を抱えながらも、その場に生きて暮らしている姿は実に美しい、こんなプレゼンを聴かせて頂き感謝でしたね!

姉妹都市・ポートランド 訪問 (8 最終)

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 短い滞在の最後の夜は、3年前にもお世話になった谷田部勝さんと会社のスタッフの皆さんと会食、今のポートランドについて貴重なお話の数々で楽しかったです。

 3年前のアッシュランド訪問――>

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=18021

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=18027

ポートランドの今を語る

ポートランドの今を語る

 その晩も話題になったのですが、ホテル近所の日本食レストラン「SHIGEZO(http://www.shigezo-pdx.com/」、昔、今は亡きケビン・スチュワートと行った「Zen」レストランの今の姿、大変盛況とのことでした。

ケヴィン・スチュワート――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=Kevin+Stewart

昔の「Zen」が、今は「しげぞう」

昔の「Zen」が、今は「SHIGEZO」

 お店の方が丁度電気を消して取り込もうとしてるところを無理を言って付け直して貰らって撮りました、入口の提灯。

 今回のポ市訪問、PSUの観劇をきっかけに出掛けましたが、短い時間でも街なかを歩くと、思い出が次から次へと頭に浮かび、実に濃密なひと時でした。まだまだたくさんご報告をしたいことがありますが、別の機会に致します。それにしても30数年、「マチづくり戦略」を着実に実行するとこうも変身するのかと、ポ市民の見識、人間の知恵の凄さに感動しました。札幌もこれから追いかけて、「サッポロスタイル」で個性をアピールしたいですね。

 長くなってしまったこのシリーズ、最後までお付き合い頂き、ありがとうございます。まずは、18日の秋元札幌市長ほかとの面談でリ・スタートです!

姉妹都市・ポートランド 訪問 (7)

Posted by 秋山孝二
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 3年前に久しぶりにポ市をわずか一泊だけ訪問した時(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=18025)、次回はここだけは必ず来てみたいと思っていたのが、「Pearl District」、「Old Town」でした。30年程前に何回も訪れた時に、あの地域には近づくなと、確か地元の方たちに言われたような気がしていますが、今は、世界にも著名な「再開発の成功事例」となっています。オフィス、飲食店、多彩な公園、住居群がコンパクトに調和して落ち着いた街並みが心地よく、その変貌ぶりに驚きました。

綺麗な看板

綺麗な看板

幾つかの空き地は個性的で市民に優しい公園に変身

幾つかの空き地は個性的で市民に優しい公園に変身

住む人々を追い出してはいません

住む人々を追い出してはいません

市電ともコラボレイト

市電ともコラボレイト

太陽光パネルほか

太陽光パネルほか

 この辺りを歩いていて、急に思い出したのが、昔、当時の日系人会の方々と意見交換した場所でした。何となく地図と見比べて探してみると、何となんと、綺麗にリニューアルされた「Oregon Nikkei Legacy Center(http://www.oregonnikkei.org/」がありました。中に入って係の方に、私の知り合いの連絡先を教えて頂きました。

懐かしい日系人会オフィス

懐かしい日系人会オフィス

 人間の記憶というのもなかなか大したものですね、30年以上前とは大きく変貌していても、思い出す情報をもとに散策すると甦ります。「都心再生」、「コンパクトシティ」の素晴らしいモデルを見せて貰っている気がしました。ウィラメット川東のワインセラー等の若者のチャレンジ、古い街なかの再生は、マチづくりとして本当に参考になります、特に30年前と比較できる自分は幸せです。

 先月の「姉妹都市・ポートランド 訪問 (1)(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=25754」にも記載しましたが、30年前の札幌市・板垣市長への提案書を含めて、再度、今の秋元市長に「コンパクトシティ」の実践を提案しようと思っています。札幌の可能性もまだまだ十分にありますから。

姉妹都市・ポートランド 訪問 (6)

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 今回の大きな目的、ポートランド州立大学のローレンス・コミンズ教授が指導する「英語版 仮名手本忠臣蔵」の公演を観劇。英語名では「The Revenge Of The 47 Loyal Samurai」、「仇討ち」は「Revenge」か、とあらためて考えさせられました。

 場所は、ポートランド州立大学(PSU)キャンパス(http://www.pdx.edu/)内のリンカーンホールです。

 公演動画はこちら――> The Revenge Of The 47 Loyal Samurai 忠臣蔵

Part 1 https://www.youtube.com/watch?v=_mdOmTtxwZ4&feature=youtu.be

Part 2 https://www.youtube.com/watch?v=SxQ_f3dQvzc

場内は公演かなり前からお客さんがたくさん

場内は公演かなり前からお客さんがたくさん

前半・後半、それぞれに登場

前半・後半、それぞれに登場

公演終了後、楽屋でコミンズ先生とご一緒に観劇した徳島大の吉田敦也教授

公演終了後、楽屋でコミンズ先生とご一緒に観劇した徳島大の吉田敦也教授

ホール壁にはオーディションの案内等も

ホール壁にはオーディションの案内等も

 今回の件、2月に北海道新聞に公演が紹介されたので、すぐに足を運ぶことを決めました。コミンズ先生とは30年前にお会いして、姉妹都市交流に基づく、PSUと札幌の地場企業とでプログラムを構築した懐かしい思い出がありましたので。

 HPで事前に紹介サイトを見る限り、顔の骨格、体格が違う侍ほかに、正直、かなりの違和感があったのですが、実際、公演を2回観て、どんどん引き込まれていくクオリティに感動しました。目の動き、指先まで行き届いた仕草、足の運び等、当時の文化をしっかり理解している様子が、観客席からもよく分かりました。むしろ、会場の観客の方が、やや複雑な場面転換についていっていなかったかなと思われます。私の前の少々ご年配の男性は、しきりに首を傾げて、明らかに「よく分からないな」という感じでしたから。

 海外公演では、舞台それ自体の興味はもちろんありますが、お客さんの反応、どんな場面で湧いて、どんな場面で静まりかえるのかも楽しみです。今回は、判官側が師直側をやっつける場面は拍手喝采、逆の場合は遠慮のないブーイングで、分かりやすい観客の反応に思わず笑ってしまいました。

 前半、後半のそれぞれ冒頭に、文楽を醸し出す人形を使っての簡単なストーリーの説明も面白かったです、お客さんに「掛け声」を遠慮なくするようにとのリクエストもあったりして。後半に入って、私自身、何か心の底から感動しましたね、アメリカ人の学生が、この演目に挑戦している真摯な姿、そしてここまで指導してきたコミンズ先生はじめPSUの日本科の教員集団、さすがにドナルド・キーンさんの教え子たちと唸らせるレベルの高さと集中力になのかも知れません。この公演に参加した学生は、正式の何クレジットかの単位認定になるのでしょうが、それを越える日本文化への造詣を深めたと思いますね、とにかく、すごい取り組みだと2回とも余韻を楽しみながらPSUキャンパスを後にしました。

 終演後に楽屋を訪問すると、演じたたくさんの学生たちの達成感に満ちた笑顔が印象的でしたし、コミンズ先生ともお疲れのところ、今後の札幌の演劇集団との何がしかのコラボレーションもお約束して参りました。

 本当に異文化理解とはここまでやれるのかと、久しぶりに深い感動を覚えました、皆さん、お疲れさま、そして、ありがとう。

姉妹都市・ポートランド 訪問 (5)

Posted by 秋山孝二
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 午後は、「オ州酒(http://www.oshuushu.com/)」のレッド・ギレンさんのガイドで、「アーバン・ワイナリーツアー」、「アーバン」の意味を実感した3軒のワイナリー訪問でした。レッドさんは、地ビール巡りの「ブルワリー・ツアー」も得意プログラムなので、次回はこちらをリクエストします。

 まずはポートランド市SouthEastの「HIP」ワイナリー。

どう見ても古いガレージです!

どう見ても古いガレージ!

テイスティングは6種類、ブレンドの変化!

テイスティングは6種類、ブレンドの変化!

バーカウンターの隣がワイナリー!

バーカウンターの隣がワイナリー!

 2軒目は同じ地区にある少しオシャレなここもリニューアルの天井の高い建物。ワイン産業の「インキュベーター」にもなっています。ここで醸造し隣のバーでお客さんに提供してその評価・評判を試し、人気が出てくればもっと大きなロットのワイナリーへとステップアップ、お店の方は「graduate(卒業)」と言っていました!従って、テイスティングもその都度ラインアップが変わってくるそうです。ワインで起業しようとする若い人たちにも素晴らしいビジネスモデルです、凄いな。食事はほんのオードブルメニューですが、センスが良くてワインにピッタリ。

 パイプラインでワイナリーから直接カウンター奥に各種ワインが提供できるので、マイボトルで持ち帰るサービスも興味深いです。

かなりオシャレなワインバーも

かなりオシャレなワインバーも

バーの奥にはワイン醸造用樽を切り取った装飾品も

バーの奥にはワイン醸造用樽を切り取った装飾品も

バーの横から奥にはワイナリーとイベントスペース

バーの横から奥にはワイナリーとイベントスペース

 そして3軒目、ウエストコーストの開放系で如何にも今風です、「缶ワイン」も初めて見ました。

修理工場跡みたいな建物?

修理工場跡みたいな建物?

昔のままの壁がオシャレですね

昔のままの壁がオシャレですね

今のブドウ畑の場所を示しています

今のワイナリーのブランド、ブドウ畑の場所を示しています

奥はワイナリーと樽貯蔵庫、それをインテリアに使うイベント広場

奥はワイナリーと樽貯蔵庫、それをインテリアに使うイベント広場

 久しぶりにポ市を訪問した翌日・土曜日の午後、新しいビジネスを目の当たりにしたひと時、時の流れを感じながらも満足度最高でした!

姉妹都市・ポートランド 訪問 (4)

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 偶然みつけた劇場の「Free tour」、これが大変素晴らしい内容でした。今回、「演劇」、「アート・ツーリズム」の検証も大きな目的だったので、実にタイムリーな見学でした。「ポートランド舞台芸術センター」は、ポートランド市内ブロードウェー通りにある総合芸術施設。アーリン・シュニッツァー・コンサート・ホール、アントワネット・ハットフィールド・ホール(旧ニュー・シアター・ビルディング)、ケラー・オーディトリアムという3棟の建物から構成されています。

* ポートランド舞台芸術センター

https://www.facebook.com/pages/%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83

ポートランド市・ブロードウェー通りのシンボル

ポートランド市・ブロードウェー通りのシンボル

公演が始まる前に道路が閉鎖!

公演が始まる前に道路が閉鎖!

新しい劇場を入りロビ―に立つと、とまるで舞台に立っているような錯覚

新しい劇場を入りロビ―に立つと、とまるで舞台に立っているような錯覚

こんな所にもアートの香り

こんな所にもアートの香り

旧劇場の玄関・ロビー

旧劇場の玄関・ロビー

3000席!

3000席!

メキシコからの贈り物

メキシコからの贈り物

こちらも海外からの贈り物とか

こちらも海外からの贈り物とか

姉妹都市・ポートランド 訪問 (3)

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 到着翌日の朝、ポートランド州立大学のキャンパスでは、毎週土曜日恒例の「ファーマーズ・マーケット(http://ourage.jp/column/karada_genki/22775/)」が開催され、雨の中、風も強いのに大勢の人で賑わっていました。葉物野菜、チョコレート等、多彩なマルシェでしたね。

PSUキャンパスで

PSUキャンパスで

 昼のMAXです、昨晩の雰囲気とはまた違ったオシャレな姿!

街なかではまさに低床の連結車両の市電

街なかではまさに低床の連結車両の市電イメージ

 エコシティの神髄、自転車専用レーンは道路の真ん中です。

明確になっている自転車レーン

明確になっている自転車レーン

 そして郊外では、もう桜の花も満開です!

ポートランド市のSEエリア

ポートランド市のSEエリア

姉妹都市・ポートランド 訪問 (2)

Posted by 秋山孝二
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 先月、札幌国際プラザで、フォーラムがあり、月末にポ市訪問予定だったので、その日の講師のレッドさんに早速、オ州酒(http://www.oshuushu.com/)の「アーバン・ワイナリーツアー」の申し込みをしました。

レッド・さん オ州酒

レッド・さん オ州酒

 夜の羽田発バンクーバー経由でオレゴン州ポートランドへ。空港からは、LRTの「MAX」です。約40分ですが、値段が何と「$1.25」です、65歳以上の「オーナード・シティズン割引」で。

空港ロビー横から電車が出発

空港ロビー横から電車が出発、低床式電車

低床式電車

車内もシンプル

自転車も持ち込みOK!

自転車も持ち込みOK!

街なかでは市電ですね

街なかでは市電ですね

 今回は4泊の短い訪問ですが、内容の濃い多彩な目的でした。

インダストリアルツアー@三重(下)

Posted by 秋山孝二
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 二日目の午後からは企業訪問です。

* うれしのアグリ株式会社 (国内最大級の植物工場) http://ureshinoagri.com/

* 株式会社東芝四日市工場 (半導体メモリー製造 国内最大手 ) http://toshiba-yokkaichi.jp/

* 三菱化学四日市事業所 (化学製品造、及び研究開発 ) http://www.m-kagaku.co.jp/yokkaichi/

天井高くまでミニトマト

うれしのアグリさんのミニトマト工場

嬉し野アグリさんのミニトマト工場房ミニトマト

広大な土地に温室設置

広大な土地に温室設置

株式会社東芝四日市工場はフラッシュメモリー製造の拠点最新鋭の工場団地

最新鋭の工場団地

三菱化学四日市事業所

四日市コンビナートの発祥の地
四日市コンビナートの発祥の地

 三重県の製造業の底力を象徴するような四日市の工場群とニュービジネスのトマト工場、モノづくりの神髄を目の当たりにした感じです。久しぶりの大企業の現場も垣間見ると同時に、アジア諸国との熾烈な競争を戦い抜く力を感じました。

インダストリアルツアー@三重(上)

Posted by 秋山孝二
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 三重県で開催中のMIE経営戦略塾と東京の寺島戦略経営塾との合同で、インダストリアルツアーが開催されました。一日目はセミナーとMIE終了式・交流会、二日目の最初のプログラムは伊勢神宮内宮参拝、おはらい町散策でした。三重県を軸とした若手経営者の皆さんは、多彩な製造業を中心に熱心な聴講で、皆勤賞もたくさんいらっしゃいました。

NIE戦略経営塾は今回が最終回

NIE戦略経営塾は今回が最終回

皆勤賞の皆さんと寺島実郎塾長

皆勤賞の皆さんと寺島実郎塾長

 神宮には、皇室の御祖先の神と仰ぎ、私たち国民の大御祖神(おおみおやがみ)として崇敬を集める天照大御神(あまてらすおおみかみ)をお祀りする内宮(ないくう)皇大神宮(こうたいじんぐう)と、衣食住を始め産業の守り神である豊受大御神(とようけのおおみかみ)をお祀りする外宮(げくう)豊受大神宮(とようけだいじんぐう)を始め、14所の別宮(べつぐう)、43所の摂社(せっしゃ)、24所の末社(まっしゃ)、42所の所管社(しょかんしゃ)があるそうです。これら125の宮社全てをふくめて神宮とのこと。

* 伊勢神宮(http://www.isejingu.or.jp/

入口の大鳥居から橋を渡って

入口の大鳥居から五十鈴川に掛かる宇治橋を渡って

毎年奉納される地元の新酒

毎年奉納される地元の新酒

* 正宮・皇大神宮(http://www.isejingu.or.jp/about/naiku/shogu.html

内宮横からさらに奥へ

正宮・皇大神宮横からさらに奥へ

* 別宮・荒祭宮(http://www.isejingu.or.jp/about/naiku/aramatsuri.html

荒宮?

別宮・荒祭宮に参拝

 第62回神宮式年遷宮は平成27年3月、月讀宮以下12別宮の遷宮祭がすべて執り行われたことを以て、諸事完遂となりました。

* 式年遷宮(https://kotobank.jp/word/%E5%BC%8F%E5%B9%B4%E9%81%B7%E5%AE%AE-189569)

 早朝から、しばし身が引き締まる思いでした。

メディア・アンビシャス大賞ほか 2015年度

Posted by 秋山孝二
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 メディア・アンビシャス(http://media-am.org/)が勝手に選ぶ「メディア・アンビシャス大賞」ほかの授賞式が、愛生舘サロンで開催されました。大阪、東京からもご参加を頂き、懇親会でも大変貴重なお話を聞くことができました。今年も、私は授賞後の意見交換会でコーディネーターを務めました。 

 マスメディアへの批判はよく目にしますが、そんな中、テーマを追い続けて果敢な取材に基づいて記事・番組を創っている皆さんに、心からの拍手です。これからのご活躍を祈っています。

 

授賞式、満席の会場で

授賞式、満席の会場で

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2015年メディア・アンビシャス大賞 受賞一覧(受賞者氏名の敬称略)

【活字部門】

▽ メディア・アンビシャス大賞

「子どもと貧困 シングルマザー」(朝日新聞 12月20日から3回連載)

連載企画「子どもと貧困 シングルマザー」取材班

朝日新聞大阪本社編集局生活文化部次長 斎藤利江子=出席

▽ メディア賞

「日韓 奔流半世紀」(北海道新聞 6月3日から23日 全4部構成17回)

北海道新聞編集局

「日韓 奔流半世紀」取材班      編集委員 斎藤正明=出席

▽ アンビシャス賞

「憲法解釈変更 局 経緯公文書残さず」の一連の報道記事(毎日新聞9月28日朝刊など)

毎日新聞東京本社社会部記者   日下部

▽ アンビシャス賞

「秘密保護法 検査院が支障指摘 『憲法上問題』」の報道(毎日新聞 12月8日朝刊など)

毎日新聞東京本社社会部記者   青島 顕=出席

▽ 入選

「道標求めて―琉米条約160年 主権を問う」(琉球新報 14年5月〜15年2月)

琉球新報編集委員       新垣 毅

【映像部門】

▽ メディア・アンビシャス大賞

マンデードキュメント「なぜペンをとるのか~沖縄の新聞記者たち」(11月2日BS-TBS MBS毎日放送制作)

毎日放送報道局番組センター

ディレクター  斉加 尚代

プロデューサー 澤田 隆三=出席

▽ メディア賞

報道特集「戦争を忘れた東京の70年・ドイツと中国で考える」(8月15日HBC TBS制作)

TBS報道局「報道特集」ディレクター

辻  真

瀬戸 雄二=出席

宮本 晴代

▽ アンビシャス賞

日本テレビ「南京事件 兵士たちの遺言」(10月4日STV 日本テレビ制作)

NNNドキュメント取材班 殿

報道局ディレクター 境 一敬=出席

▽ 入選

・ETV特集「薬禍の歳月~サリドマイド事件・50年〜」(2月21日NHK)

NHK文化・福祉番組部ディレクター 石原 大史(いしはら・ひろし)

・報道ステーション「沖縄慰霊の日」(6月23日HTB テレビ朝日制作)

テレビ朝日・報道ステーション

山口 豊

梶川 幸司

升谷 文彦

2015年大賞選考】対象期間は20151年間です。会員からの推薦作品は活字部門で28件、映像部門で20件でした。活字部門では候補の記事の1部をホームページにアップするとともに、推薦者のプレゼンテーションを経て投票しました。映像部門は1次審査後、15件を集中上映のうえ投票しました。詳細はホームページhttp://media-am.org/2015年大賞一覧をご覧ください。

さっぽろ自由学校「遊」、25周年!

Posted by 秋山孝二
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 さっぽろ自由学校「遊」(http://sapporoyu.org/)が、今年、設立25周年を迎えました。現在「遊」の活動拠点としている愛生舘ビルの管理会社の代表取締役会長をしている私としても、このような社会運動・教育活動が25年間続いているのは大変嬉しいことです。

 道新記事から――> http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0237289.html

 先日、25周年記念事業公開フォーラム「民主主義ってなんだ!?―社会運動と市民の学び」が、札幌北光教会にて開催され、300名を越える人の参加で大盛況でした。メインゲストには、SEALDsの奥田愛基さん、殿垣くるみさんの基調講演、さらに北海道内で様々な実践で活躍されている安斎由希子さん、阿部千里さん、徃住嘉文さんが加わり、「遊」共同代表の宮内泰介さんのコーディネーターにより、パネルディスカッションと続きました、実践に裏付けられた素晴らしいフォーラムでした。

 以下の写真は全てFBの「さっぽろ自由学校『遊』」からの転載です、私も撮ったのですが、ピントが甘く、こちらを借用させて頂きました。

高橋一さんの開会ご挨拶

高橋一さんの開会ご挨拶

SHEALDS 奥田愛基くん

SEALDs 奥田愛基くん

SHEALDSの新垣さん

SEALDsの殿垣くるみさん

パネリストの安斎さん

パネリストの安斎由希子さん

パネリストの阿部さん

パネリストの阿部千里さん