遠友夜学校フォーラム 2017

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 第5回目となる札幌遠友夜学校フォーラム、今年は、「札幌遠友塾自主夜間中学(http://enyujuku.com/index.shtml」の元代表・工藤慶一さんをお招きしました。

<これまでのフォーラム記事>

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=20282

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E9%81%A0%E5%8F%8B%E5%A4%9C%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E

画像に含まれている可能性があるもの:1人、スマイル

 開始前に会場ロビーでは私たちの会の会員が早くから準備をしました、これまでの活動の写真ほかを模造紙に貼る作業。

活動の展示準備

活動の展示準備

参加者に配布する資料一式の作成

参加者に配布する資料一式の作成

会場入り口のパネル

会場入り口のパネル

 開始30分以上前から続々とお客様、当日は140名以上のご参加でした。

開始かなり前の状態

開始かなり前の状態

 まずは、司会の会員・蔵田親義さんの開会の言葉に続いて、代表理事の私のご挨拶、続いて副会長・高橋大作さんの活動経過報告でした。

挨拶する私、蔵田親義さん、高橋大作さん

挨拶する私、蔵田親義さん、高橋大作さん

 特別講演の工藤慶一さんのお話、正確な現状認識とこれまでの28年間の活動から得た貴重な報告でした。遠友塾の卒業生の方々も多くご参加されていて、「学問より実行」を地で行く活動、今の時代、札幌遠友夜学校の理念の実践は感動的でした。

 昨年12月の「教育機会確保法」法案成立に向けたご尽力ほかのご説明から。活動は結局、日本国憲法、教育基本法にまで言及しなければ社会改革にはならない、そんな強いメッセージを受けとめました。戦後教育の原点とも言われる「教育基本法」では、やはり南原繁(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=215)を語らなければなりません、そして、新渡戸稲造もですね。私自身の中でもきっちり繋がりました。
 
 憲法二十六条に規定されている「義務教育」は、「国民」の義務なのであり、受ける対象の「保護する子女」の義務ではないのですよね、まさに基本の基本です。

* 新渡戸・南原賞 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%96%B0%E6%B8%A1%E6%88%B8%E3%83%BB%E5%8D%97%E5%8E%9F%E8%B3%9E

<日本国憲法>

第二十六条 すべて国民は、法律の定めるところにより、その能力に応じて、ひとしく教育を受ける権利を有する。
2 すべて国民は、法律の定めるところにより、その保護する子女に普通教育を受けさせる義務を負ふ。義務教育は、これを無償とする。

工藤慶一さん

工藤慶一さん

熟卒業生の方からもご発言!

遠友熟卒業生の方からもご発言!

 フォーラム終了後、十和田からお越しの奈良さんはじめ、会員の有志の皆さんと工藤慶一さんを囲んでの懇談会、遠友夜学校を巡って大いに盛り上がりました。

凄いメンバーが揃いました!

凄いメンバーが揃いました!

 「新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会」を立ち上げてから、「今の時代的な遠友夜学校の理念の実践」を問い続けてきましたが、「元祖・遠友塾」の工藤慶一さんのお話から大きな示唆を受けました、どの時代にも制度の狭間、社会の狭間で「教育機会に恵まれない」状態は存在し、ますます増えている現実を直視して、超党派で議会に働きかけ、今の時代にあった新たな法律の制定まで持ち上げた功績は、まさに「情熱」に支えれらた30年の「実行」の賜物であることを。

<参考>

* 「教育機会確保法」成立 http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_gian.nsf/html/gian/honbun/houan/g19001034.htm

* http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG06HD5_X01C16A2CR0000/

* http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/700/263477.html

* 日本国憲法(教育関係) http://www.mext.go.jp/b_menu/kihon/about/a002.htm

* 教育基本法 http://www.mext.go.jp/b_menu/houan/an/06042712/003.htm

愛生舘サロン 6月例会

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 今月の愛生舘サロン例会は、「カキ・スペシャル」でした、「加計問題」ではありません。

 「Oyster Japan(https://www.oysters.blue/」認定のオイスター・マイスター、坪井亜樹さん(http://kakifan.com/kakishi/akitsuboi)をお招きして、カキの座学と食べ比べのひと時、カキの味と同様に内容の濃い例会でした。

 開始1時間ほど前から、専属カメラマンも含めて坪井さんチームの入念な準備が始まっていました。

事前準備も念入りに

 カキ人気でしょうか、いつもの例会にも増して予定の時刻には30名を越える参加者で賑わい、その後も続々と集まりました。

まずはサロンの定例会議をサクサクと

最初はサロンの定例会議をサクサクと

 オイスター・マイスターの坪井亜樹さん、まずは4種類のカキの食べ比べからのスタート。マルえもん(北海道・厚岸)、カキえもん(北海道・厚岸)、さくら(佐賀県・太良)、花美(佐賀県・太良)、クマモトオイスター(熊本県・八代),etc。

カキマイスターの
4種類のカキの食べ比べ!

いろいろなトッピングも

いろいろなトッピングも(石川陽太さん撮影)

そのまま、或は好みのトッピングで
そのまま、或は好みのトッピングで(石川陽太さん撮影)

蒸しカキもさらに香ばしい!

蒸しカキもさらに香ばしい!(石川陽太さん撮影)

 奥深いカキ、牡蠣、オイスター!皆さん、大満足の今月の例会でした。

山本さん、田中先生とご一緒に

(株)スマートサポートの山本祐希さん、田中孝之先生とご一緒に(石川陽太さん撮影)

海軍記念日 2017

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 毎年5月27日は「海軍記念日」で、札幌では「北海道全海軍 慰霊祭」が札幌護国神社で催されています。90歳を越える方によるラッパの奉納「国の鎮(https://www.youtube.com/watch?v=t8fXSsy2DJY)」は、今年も最後まで立派に演奏されました。

雨の中の慰霊祭

雨の中の慰霊祭

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%B5%B7%E8%BB%8D%E8%A8%98%E5%BF%B5%E6%97%A5

 今年はあいにくの雨にもかかわらず、90歳代と思われる皆さまのご参加も多く、しばし、北海道出身の戦争犠牲者の慰霊の時間となりました。

 北海道全海軍の「英魂の碑(https://nyh3boys.theblog.me/posts/210535」は、1978(昭和53)年 8月20日建立され、当初は「北海道全海軍の集い」という団体の例祭として開催されていましたが、発展的に解散して、以来、護国神社の例祭として毎年行われています。私の父はこの三代目の会長を務めました。

全海軍の慰霊の碑

全海軍の英魂の碑

 「全海軍の英魂の碑」以外にも、幾つかの闘いでの戦没者慰霊碑が、境内には建立されています。

ノモンハン、北千島

南方地域、北千島で

アッツ島、

アッツ島、ノモンハンで

沖縄戦で

沖縄戦で

* 沖縄慰霊の日――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%B2%96%E7%B8%84%E6%85%B0%E9%9C%8A%E3%81%AE%E6%97%A5

 昨今、政治の世界でいとも簡単に「戦い」だの「戦争」だの口にする輩がいますが、とんでもありませんね。毎年のこの慰霊祭に参列すると、今ある日本は多くの犠牲の基にあることを強く感じ、日本国憲法の下、戦後教育を受けた我々世代の責任をあらためて確認致します。

経済同友会フィールドツアー @ 下川

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 北海道経済同友会(http://hokkaido-doyukai.jp/)の環境問題委員会では、今年度、再生可能エネルギーをテーマに議論を行っています。先日は、その一環として、木質バイオで先進的な取り組みを行っている道北・下川町(https://www.town.shimokawa.hokkaido.jp/)を訪問して、施設見学、谷一之町長ほかと「環境未来都市」等について意見交換を行いました。

 私にとっては、昨年の訪問(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=26107)に続いて2回目の見学となり、また新たな知見を得ました。

下川町役場玄関で

下川町役場玄関で、チェンソーアート作品


 
 チェンソーアートではこんな記事も――> https://www.town.shimokawa.hokkaido.jp/section/shinrin/2017-0313-1346-43.html

一の橋センター

一の橋住民センター

 昨年は見ることができなかった、或は見過ごしたものも幾つか発見しました。

移動販売車

移動販売車「シモカワゴン」

s車用充電器

駐車場に設置されている車用充電器

 同じく昨年の訪問では行けなかった隣の敷地では、キノコの温室栽培が見事、室内に入った途端、カメラのレンズが湿気で曇りました。

特用林産物(?)栽培研究所

特用林産物(?)栽培研究所

温室でのキノコ栽培

温室でのキノコ栽培、曇ったレンズを通して

 夕方、層雲峡に移動して宿泊、振り返るとどれくらい久しぶりだったのか、随分奥まで高速道路がつながっていました。翌日は抜けるような空、ひと時、北海道の魅力を十二分に感じる視察ツアーでした。

宿泊ホテルの庭で

宿泊ホテルの庭で

 そして層雲峡から旭川までの帰り道。

北海道の春ですね

北海道の春ですね

 このグループでの視察旅行は、昨年の水素施設ほかの見学(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=24322)に続く第二弾でしたが、経済団体・経営者のお仲間で議論しながらの道中は、市民活動の視点からとはまた違った新鮮さがあって面白いです。

 また、更に遡っては2013年3月、東京の経済同友会の長島徹委員長に誘われて、北九州の取り組みの視察旅行にも参加致しました、工業都市の底力を感じましたね(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=16121)。

 いろいろ課題はありますが、再生可能エネルギーの未来に夢が膨らみます!

北海道庁 春爛漫!

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 北海道庁の前庭は、今、たくさんの花が一挙に咲き誇っています。この時期の札幌は、本当に最高ですね。

北海道庁赤レンガ

北海道庁赤レンガ

北三条通り方向を

赤レンガから北三条通り方向を臨む

遅咲きのサクラ

遅咲きのサクラ

道庁前庭

道庁前庭

ライラック

ライラック

札南高学校林散策会 2017

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 毎年5月は、恒例の札南高学校林(http://www.rikka-forest.jp/)の散策会が開催されます。この数年、この企画の人気がどんどん高まり、今年は何と210人を越える参加者で大盛況でした。

* 札南高学校林 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%9C%AD%E5%8D%97%E9%AB%98%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E6%9E%97

 開会式では、私はこの財団の理事長を引き受けているのでご挨拶をしました。105年を迎えたこの学校林、先輩たちのこれまでの活動の賜物を受けとめて、向う100年のこれからを是非一緒に考えよう、と伝えたつもりです。

開会式冒頭で理事長としてのご挨拶

開会式冒頭で理事長としてのご挨拶 (西村彩子さん撮影)

 続いては札南高学校林財団の実務部隊・企画活動委員会メンバーによる学校林での活動概略の説明です。

開会式では学校林財団の企画活動委員会メンバーから学校林の概略説明

開会式では学校林財団の企画活動委員会メンバーから学校林の概略説明

登る道も大変な賑わい!

登る道も大変な賑わい!

 ゆっくり散策しながら、記念碑での恒例の集合写真撮影も200人を越えてくるとみんなが集まるまで少々時間が掛かります。

子供たちの参加が多かった!

子供たちの参加が多かった!

 山菜採りをするグループ、林道を散策する人々等、それぞれの楽しみ方でしばし過ごして有明小学校に戻り、お楽しみの昼食会です。今年は新しい企画で「流しソーメン」も人気でした。

下山してからの昼食時、新たな企画「流しソーメン」

下山してからの昼食時、新たな企画「流しソーメン」

 ジンギスカン、山菜天ぷら、ビール等の飲み物もたくさんあって、いろいろな世代の交流は実に楽しいです。午後2時頃に学校に向かう貸切バスで帰りました。地下鉄駅までの路上では、サクラの花びらが道端に集まり、札幌の春からいよいよ夏に向かうのでしょうね。

サクラの花びらが集まって

サクラの花びらが集まって

 今年の散策会は、子供たちの参加が多く、これからの学校林を担う世代となって欲しいものです、散策会の企画を担った今年の同窓会幹事当番期の皆さん、ありがとうございます!

除幕式 @ 新渡戸稲造記念公園

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 新渡戸稲造記念公園についてはこれまで何回か書いてきましたが、先日は、新しく記念館建設用地に設置された掲示板の除幕式が手作りで行われ、地元の方々ほかご来賓を含めて40名を越える皆さまにお集まりいただきました。通りがかりのご近所の方もバイオリンの音色で足を止めてしばし公園に。宮澤洋子さん、福間ひとみさんはじめ、準備に携わって頂いた皆さま、ありがとうございます!

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%96%B0%E6%B8%A1%E6%88%B8%E7%A8%B2%E9%80%A0%E8%A8%98%E5%BF%B5%E5%85%AC%E5%9C%92

< これまでの私が関わった除幕式 四件 >

* 東京都中野区哲学堂公園 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=2792

* 札幌円山公園角 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=10890

* 栃木県益子町 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=12758

* ハンガリー・ブダペスト http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=14710

開会の挨拶 私

開会の挨拶 私

台北

ご来賓 台北駐日經濟文化代表處札幌分處 周學佑處長

地元の第15町内会 南治会長

ご来賓 地元の第15町内会 南治会長

札幌遠友自主夜間中学 工藤慶一元代表

ご来賓 札幌遠友自主夜間中学 工藤慶一元代表

 続いてクライマックスの除幕です。

ヒモを持って少々緊張気味の園児たち

ヒモを持って少々緊張気味の園児たち

除幕の瞬間!

除幕の瞬間!

 最後は杉田知子さんのバイオリン演奏です、「遠友夜学校校歌」、「この道」、「時計台の鐘」、真っ青な空に響き渡りました、素晴らしい音色!

杉田知子さんのバイオリン演奏!

杉田知子さんのバイオリン演奏!

締めのご挨拶は高橋大作さん

締めのご挨拶は高橋大作さん

 30分程のセレモニーでしたが、駆けつけて頂いた札幌市教育委員会、ご来賓、保育園児たち、ご近所の皆さまほか、本当にありがとうございます、これまでの苦労が吹っ飛んだ気がします。幅広い世代と幅広い分野の方々がつなぐ場を求て、これから記念館建設に向けてさらに頑張らねばと、お力を頂きました!

 さらに私たちの活動は、6月3日のフォーラムへと続きます。

ケンユー会総会・懇親会 2017

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 5月、6月はいろいろな団体の総会シーズンですが、「懐かしさ」では断トツ一番の集まり、「ケンユー会愛生舘支部」総会・懇親会が開催されました。今年は、司会の山本敬三さんからの振りで登壇を促され、壇上で近況報告を行い、ケンユー会で初めて皆さんにお話をする「デビュー」場面もありました、嬉しかったですね。ただ、会ではたくさんの方々と話に夢中になり、すっかり写真を撮ることを忘れてしまいました。冒頭と締めだけしか手元にありません、お許し下さい。

 これまでの記事はこちら――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%82%B1%E3%83%B3%E3%83%A6%E3%83%BC%E4%BC%9A

会長は北尾さんに昨年から交代されました

昨年、会長は北尾さんに交代されました

田中くんも元気に、立派になりました!

本社から田中くんも元気に、立派になりました!

アトラクションでは大いに盛り上がり

アトラクションでは大いに盛り上がり

最後の締めは浜岸さん

最後の締めは浜岸さん

 参加された皆さん、私が1979(昭和54)年、東京の教員生活を辞めて(株)秋山愛生舘に入社して以来、23年間、お世話になった方々ばかり。入社当時のこと、道内すべての営業所でいろいろ教えて頂いたこと、つい昨日のように思い出しました。冒頭、物故者のお名前を聞きながら、あの人も亡くなったのかと、黙とう中もたくさんの顔が浮かんできました。当時の社員の皆さん、仕事上の悩みほか家族のこと等、率直に私に語ってくれた姿は今も忘れることはありません。そして、退職後も「ケンユー会」として引き続き足を運んで楽しんでいる様子は、本当にこの会社は素晴らしかったんだなと、帰り道でも一人ニンマリしていました、私にとっては宝物です。

 商売の家に生まれ、いつも人の出入りが多く、身内の食事の時も会社の話題が日常でした。経営者はどんな時も社員・お得意先・仕入れ先のことを考え、「社会への奉仕」の心を忘れない、と教えられた気がしています。経営者は皆そうだと思っていましたが、その後、多くの場面で出会った経営の立場にいる人々は、必ずしもそうではないことも学びました。昨今の日本の企業経営者の立ち振る舞いは、何とも「劣化」というか、「格好の悪い」人物が多すぎますね、会社のビジョンを示すことなく、個人としての信念もなく、ただ「与えられた任期を過ごす」みたいな感じです。

 近いうちに、「戦後教育を一から受けた私の責任」みたいなテーマで、今の日本の政治・経済・メディアの惨状に対して、コメントしたいと思っています、それでも果敢に頑張っている方々へのエールとして。

 「共謀罪」の参議院での審議(?)が、昨日から始まりました。

きたネット総会 2017

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 環境系中間支援団体「北海道市民環境ネットワーク(きたネット)(http://www.kitanet.org/」の通常総会と同日行事が今年も開催されました。私はこの総会で、引き続き理事に選任されましたが、8年間つとめた理事長は退任し、新たに酪農学園大学の金子正美先生が理事長に就任されました。この間、皆さまには大変お世話になりました。昨年の中期計画に基づいて、こらから新理事長を先頭に、「アカデミック・サポートチーム」の形成により、さらなるネットワーク形成の構築に期待が持てます。

* 金子 正美 先生

酪農学園大学 環境共生学類GIS研究室 教授/RCE北海道道央圏協議会 会長
2016年3月に設立したRCE北海道道央圏協議会についてのお話も。
1957年、赤平市生まれ。帯広畜産大学卒業、北海道大学大学院環境科学研究科修 士課程修了。北海道庁環境政策課、北海道立環境科学研究センター 科長などを 経て、2006年から現職。共著書に『鳥の自然史―空間分布をめぐって』(北海道 大学出版会)、共編書に『自然環境解析のためのリモー トセンシング・GISハン ドブック』(古今書院)など。

 これまでの「きたネット」の記事――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%81%8D%E3%81%9F%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88

 まずは総会に先立っての北海道大学教授・宮内泰介先生のご講演です。

宮内先生のご講演

宮内先生のご講演

 引き続いて定時総会も無事終了し、新しい理事長にご就任された金子正美先生による「きたマップ」の概略説明です。面としての「見える化」のツールとして、今後楽しみです!

金子正美先生&きたネット理事長

金子正美先生&きたネット理事長

「きたマップ」の活用

「きたマップ」の活用

内容の濃い一枚のスライド

内容の濃い一枚のスライド

きたマップへの期待

きたマップへの期待

春の展示会 @ WNアートギャラリー

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 今年のワグナー・ナンドールのアートギャラリー春季展です。特別展は乾剛さんの写真展でした。益子のWNギャラリーの四季を美しく表現されています。

 これまでのギャラリーの記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%83%AF%E3%82%B0%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%8A%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%BC

併設特別写真展

併設特別写真展

五角堂で

五角堂で

WNアートギャラリーの四季

WNアートギャラリーの四季

乾剛さん、ご来館の方、ちよさん

乾剛さん、ご来館の方、ちよさん

 一方、庭園に立つ詩人のヨーゼフ・アティラは変わらずうつむいて思索しています。

詩人 ヨーゼフ・アティラ

詩人 ヨーゼフ・アティラ

アトリエ外観

アトリエ外観

母子像・ふるさと@益子

母子像・ふるさと@益子

 今年も多くの来館者で賑わいました、ありがとうございます。

春の活動 @ 札南高学校林(4 最終)

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その4 <箱崎陽一先生のフォトギャラリーから>

 5月4日、連休のさ中に学校林の現場で、これまで箱崎陽一先生ご自身が撮影された写真を見せて頂きました。いずれも肉眼ではなかなかタイミング的にも難しい瞬間を捉えたものばかり、思わず息をのむ作品。ここでは画素をかなり落としての掲載、実物の写真はもっと鮮明な画像でした。

じっと待っての撮影、孵化の瞬間!

じっと待っての撮影、孵化の瞬間、まさに芸術!

世代の違う幼虫

世代の違う幼虫

越冬幼虫、色も変わり

越冬幼虫、色も変わり

札南飼育舎の幼虫

札南飼育舎の幼虫、こちらをジッと見つめて?!

 蛹(さなぎ)から羽化する瞬間を待ち続けての撮影が下の写真です。

羽化直後の成虫オオムラサキ!

羽化直後の成虫オオムラサキ!

 このほかにもたくさんの写真がラミネート加工して保存されています。デジタル情報を活用し、いつかWebにもアップして多くの方々と共有したいと思っています。100年の価値、学校林での実践活動という入口から、調査研究から論文、そして向こう100年に向けた情報発信へと出口戦略を構築し、有明の地を、楽しみの場、学びの場としていきたいものです。

春の活動 @ 札南高学校林(3)

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その3 <エゾエノキ植林の現状把握と過去の活動観察>

 エゾエノキの植林は、これまで400本を越えると聞いています。主として札南定時制生徒によって地道に行われてきました。学校林東斜面、その昔、有明小学校のスキースロープとして使用されていた場所です。地層の違い、隣地の針葉樹林の影響で動物たちに喰われている木々も多く、生育状況は「まだら」と言えましょうか。

南斜面で風も強く

東斜面で風も強く

生育もあまりよくない様子

生育もあまりよくない様子

 一方、5年ほど前に定時制生徒と箱崎陽一先生が植菌した現場はどうなっていたでしょうか。

湿地にホダ木ほかの植菌された材

湿地にホダ木ほかの植菌された材

 ホダ木からは少しのシイタケが出ていました。高い場所よりも地面に近い湿気の保たれる部分に生育しています。今年の植菌プロジェクトの参考になります。可愛らしいシイタケに、思わずスマイル、愛おしいですね。

地面に近い面で多くが生育

地面に近い面で多くが生育

まだまだ出てくるような気配も

まだまだ出てくるような気配も

 別の時期ですが数年前、箱崎先生が撮影した植菌現場です。

YH法での生育

YH法での生育(箱崎先生撮影)

ヒラタケ(箱崎先生撮影)

ヒラタケ(箱崎先生撮影)

 再び今月観察した隣のエリア、サンドイッチ法でなめこ他の植菌は、雑菌の繁殖に負けた様子です。

地面と一体になっていて

地面と一体になっていて

植菌の繁殖は見られず

植菌の繁殖は見られず

 学校林というと何か樹木のみが注目されますが、地面、それを含む空間に関わる多彩な「いのち」の営みに気が付くと、更なる自然界の奥行きに感動します。そしてこの林が、105年間の同窓の人々によって育まれてきたことにも。

* http://www.rikka-forest.jp/outline/100.html

 この学校林の生みの親、山田幸太郎先生に関する上記の一節より:

「ある時、林業関係の官庁に有望なポストがあると誘われ、自分の専門分野でもあったので、大いに心を動かされたという。恩師である新渡戸稲造(幸太郎は札幌農学校時代に新渡戸の薫陶を受け、深く尊敬していた)が四国を訪れた時に相談したところ、「木を育てるのは立派な仕事であるが、人を育てるのはほかにくらべることのできない立派で楽しいことではないか」と感想をもらされ、この言葉が教職への決意を固めることになったという。「造林育人」の念は既にこの時、幸太郎青年の胸に胚胎していたのかもしれない。・・・・・」

 新渡戸稲造、山田幸太郎、「造林育人」、が見事につながってくるのですよね、歴史の因縁みたいなものを感じます。

春の活動 @ 札南高学校林(2)

Posted by 秋山孝二
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その2 <シイタケ、なめこほかの植菌>

 ゴールデンウイークの合間、永年学校林で定時制の生徒と活動をされてきた箱崎陽一先生とご一緒に、シイタケ、なめこ他の植菌を幾つかの方法で行いました、水芭蕉も真っ盛りの湿地で。

水芭蕉も真っ盛りの湿地で

 私もチェーンソーを使ってシラカバを輪切りに。板と違って丸材は結構な力技。

手のしびれが強烈!

チェーンソーは手のしびれが強烈!

サンドイッチ法でなめこ他の植菌

サンドイッチ法でなめこ他の植菌

箱崎先生もYH法で

箱崎先生もYH法で

 植菌が終わった材は、雑菌が混入しないように丁寧に養生して、しばらく寝かせ、後日、材を動かすなど手間を掛けます。

ビニールで雑菌を避けて湿度を維持してしばし寝かす

ビニールで雑菌を避けて湿度を維持してしばし寝かす

 ホダ木に溝を空ける電動ドリルもバッテリーを使い果たして、一応終了。簡単な昼食の時間は、箱崎陽一先生のフォトコレクションの回覧時間となりました、いや、正確にはご自分で撮ったのだから「箱崎ギャラリー」です。素晴らしい写真の数々、じっと待っての接写レンズでの撮影はかなりの忍耐力が必要です、まさにその情熱に脱帽です!

昼は皆で箱崎フォトコレクションの語らい

昼は皆で箱崎フォトコレクションの語らい

 夢中で作業をしているとあっという間の時間が過ぎました。この写真+撮影している方を含めて、合計6名での第一次キノコプロジェクトでした。

天気にも恵まれて

春の活動 @ 札南高学校林(1)

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その1 <オオムラサキの越冬幼虫観察ほか>

 札南高学校林では、エゾエノキの植林、オオムラサキの繁殖、シイタケ他の菌類栽培等、作業道整備、間伐の基盤整備活動と並行して、様々なプロジェクトが動き始めています。これまでの「保全」一辺倒から、「環境林」、「教育林」として目的をもって働きかけていく新たな方向性です。

 105年目を迎える今年、昨年の幼虫観察に続いて、まずは、オオムラサキの越冬幼虫の観察とエゾエノキの種の採取です。

 昨年の幼虫観察――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=27696

三つ(匹?)葉の裏に生きています

三つ(匹?)葉の裏に生きています

葉と全く同じ色で

葉と全く同じ色で

 幼虫はあと数回脱皮を繰り返し、蛹(さなぎ)を 経て見事なオオムラサキの成蝶へ。

箱崎陽一先生撮影のコレクションから

箱崎陽一先生撮影のコレクションから

 オオムラサキの繁殖に欠かせないのが、エゾエノキです。これまでに、400本近くを定時制生徒たちによって学校林に植林されていますが、全てが順調に生育しているとは言えず、今年から少し場所を変えて、直播きでスタートしようと、先日、札幌市内藻岩山すそ野で種の採取を行いました。

たくさん落ちてはいます

たくさん落ちてはいます

黒い種

黒い種

お菓子、あれこれ

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 全国を旅して、或は贈り物として頂き、そこの土地で目に付いたお菓子を撮ったものです。「食」に絡む多彩な物語に感動し、笑いますね。

 まずは、金沢の「浜千鳥(https://blogs.yahoo.co.jp/bellmizuho75/29358052.html」、石川屋本舗(http://www.ishikawaya-honpo.co.jp/)です。

金沢・浜千鳥

金沢・石川屋本舗

 「横濱煉瓦(http://www.mutekiro.net/category/CHOCOLATE01/」は横濱元町・霧笛楼(http://www.mutekiro.net/ext/aboutus.html)です。

横浜・横濱煉瓦

横浜・横濱煉瓦

 北海道余市の詰め合わせ「エコビレッジからのおくりもの」、エコビレッジ余市(http://ecovillage.greenwebs.net/index.html)です。

余市・ピクルス・ゼリー・サイダー詰め合わせ

余市・ピクルス・ゼリー・サイダー詰め合わせ

 帯広で限定販売の「柳月三方六の切り落とし」、すぐに売り切れるそうです、柳月(http://www.ryugetsu.co.jp/story/)です。

柳月の代表銘菓「三方六」の端

柳月の代表銘菓「三方六」の端

 これは大阪にお住まいの方から頂いたもの、「面白い恋人(http://www.santa.ne.jp/omoshiroikoibito/about.html」、これが札幌の元祖「白い恋人」に比べて全く美味しくない。

大阪・面白い恋人

大阪・面白い恋人

 東北新幹線での幕の内弁当「東北福興弁当(http://www.nre.co.jp/ekiben/tabid/236/pdid/E602/Default.aspx」、株式会社日本レストランエンタプライズです。東日本大震災からの”福興”(ふっこう)祈願幕の内、『東北福興弁当』の第6弾商品。

東北新幹線・東北復興幕の内弁当

東北新幹線・東北「福興」幕の内弁当

 因みに以下がお品書き、まさに東北オンパレードです、復興祈願、大変おいしかったです!

~お品書き~

【青森県・岩手県・秋田県】
●青森県産さめだしと秋田県産しょっつるの茶飯
●岩手県産”佐助豚”焼肉

【宮城県・福島県・山形県】
●宮城県産”ひとめぼれ”御飯
●大葉入り”会津味噌”
●ワインたくあん~山形県産ワイン粕使用

【宮城県】
●三陸産茎わかめと宮城県産たこマリネ~米ドレッシング使用
●宮城県産小女子とギバサの和え物

【青森県】
●じゃがいもの青森県産帆立にんにく味噌焼き
●青森県産りんご甘煮

【福島県】
●鶏肉洋風揚げ煮 トマトソースがけ~いわき遠野産トマト使用
●福島県産若桃の甘露煮

【岩手県】
●鮭の岩手県産雑穀味噌漬け焼
●厚焼き玉子
●金平ごぼう

【山形県】
●山形いも煮風炊き合わせ
・里芋  ・牛肉
~山形県産とび魚だし使用
・蔵王山麓生いもこんにゃく
・ごぼう

【秋田県】
●大根の”比内地鶏”そぼろあんかけ

お花見 2017 @ 円山公園

Posted by 秋山孝二
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 2017年のゴールデンウィーク、札幌円山公園では花見客で大賑わい。今年は私は東京に行く用事があり、朝から2時間少々だけの参加、開始時刻少し前に今年の場所に到着し、例年のように周りを眺める余裕もなく、ビールを二缶飲みながらしばし集まった方々と歓談し、公園を離れました。なんせ泥酔状態だと東京行きの飛行機便に乗せて貰えないのではという不安もあったもので、昨年のようないきなり日本酒は控えました。ただ、元ANAのCAの方からの事前情報では、酔っているだけで搭乗拒否は社内規則ではしないとの証言も得ていました。お陰さまで乗せて貰えました!

 これまでの円山公園 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%86%86%E5%B1%B1%E5%85%AC%E5%9C%92

 いつも場所取り・調理他で大活躍の荒木重視さん、缶入りビールを包んだハンバーグと鶏肉料理を早速焼き始め。複数のカラスも虎視眈々と狙う中ガードも固く、バケツのフタをかぶせて蒸し焼き状態で数十分、こんがり黄金色に焼き上がりました。

 ススキノのお店「北海道 × スパニッシュ SPOON(スプーン)(http://rocketnews24.com/2017/04/24/891115/」で「ビア缶ハンバーグ」、「ビア缶チキン」を食べられます。

ビア缶ハンバーグ料理前

ビア缶ハンバーグ・料理前

ハンバーグと鶏肉・調理完了

ハンバーグとチキン・調理完了

 今年春の円山公園のご紹介は、サクラも群衆もなしで、ただただこの2枚の写真でご勘弁を。サクラがどれくらい咲いていたのかも、あまり記憶がないからひどいものです。たくさんのサプライズな出会いもあり、短い時間でしたが思い出も多い札幌円山公園の花見(?)でした。

エコビレッジ @ 余市

Posted by 秋山孝二
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 以前から機会があればと思っていた「エコビレッジ余市(http://ecovillage.greenwebs.net/index.html」を、やっと訪問することができました。代表の坂本純科さんは、秋山財団の選考委員をお引き受け頂いています。当初は長沼町でスタートし、当時、ワークショップに私も参加したことがあります。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=6215

 エコビレッジは「住民が互いに支えあう仕組み」と「環境に負荷の少ない暮らし方」を求める人びとが意識的に創るコミュニティのことで、健康で幸せなライフスタイルを望む人びとの間で着目され、今や世界各地15,000ヶ所に広がっていると言われています。食料など自分たちの暮らしに必要なものをできるだけコミュニティ内および地域のネットワークで確保することは、持続可能なまちの創造につながり、安全な食やエネルギー、環境、孤独、老後や子育てに関する不安などを解決する場と期待されています。

<関連HP>

コビレッジ国際会議Tokyo関連ニュースはこちら――> BeGood Cafe

EDE(エコビレッジ・デザイン・エデュケーション)関連はこちら――> 日本エコビレッジ推進プロジェクト

 

 長沼町での試みから8年余り、余市に場を得て着実に進化を遂げていました。坂本純科さんの揺るぎなき信念とそれに共鳴する人々の賜物なのでしょう、遠く海外からの研修生も数多く訪れているとのお話でした。

広大な敷地にログハウスが3棟

広大な敷地にログハウスが3棟

 丘の上はエゾエンゴサクの群落が満開のジュータン。

満開のエゾエンゴサクの群落

満開のエゾエンゴサクの群落

 若いスタッフの方々も元気に活動中。純科さんとも意見交換をしましたが、農産物販売で収入基盤を作るというよりも、農作業体験と座学のプログラムを整備して、企業の社員研修等の教育研修事業での収入確保が一番適しているような気がするのです。各種の助成金も確保されていますが、自立プロジェクトに向けてのビジネスモデルの構築が当面の課題でしょう。今の時代、珍しいくらいに夢のあるプロジェクトなので、本当に今後の展開が楽しみです。お昼は街なかでのイタリアンレストラン、地元の美味しいワインを昼から飲みました。

右端が代表の坂本純科さん

代表の坂本純科さんとプロジェクトのメンバー

これからのプランボードの前で

これからのプランボードの前で

 帰り道、余市の「フゴッペ洞窟(http://www.tabirai.net/sightseeing/column/0000318.aspx」を見学。はるか遠い昔、2000~1500年前の続縄文期にタイムスリップして、刻画・土器の特徴から何らかの宗教的儀礼の場だったようです、神秘的空間でしばし黙考でした。

フゴッペ洞窟 入口で

フゴッペ洞窟 入口で

 さらに「忍路の環状列石(ストーンサークル)(http://hokkaido-lovepower.net/category2/entry25.html」です。気が付かなければ通り過ぎるような静かな場所、でもどこか神聖な雰囲気を醸し出している不思議さでしたね。

環状列石

忍路(おしょろ)環状列石<ストーンサークル>

 出掛けるといつも思うのですが、「場所が放つオーラ」とでも言うのでしょうか、北海道の春、石狩湾を眺めながら余市・小樽に足を運んで、あらためて時代の空気を取り入れた気がします。

安井耕一くん、ピアノリサイタル

Posted by 秋山孝二
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 もう8年も前になります、高校時代の友人、安井耕一くんの札幌でのリサイタルに足を運んだのは。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=2052

 先日は、久しぶりに連休の始まりに都合がついて聴きにいきました、素晴らしい円熟した演奏でした。

安井耕一くんのピアノリサイタル

安井耕一くんのピアノリサイタル

ベートーヴェン、シューマンほか

ベートーヴェン、シューマン、ブラームス

 チラシに書かれている彼の人柄がにじみ出る楽曲の解説は、ベートーベンの若い時代の作品について、シューマンのこだわりほか、興味深い内容でした。アンコールは3曲も弾いてくれて、特に最後の「トロイメライ」は、心に沁みましたね、マチュアな演奏とでもいうのでしょうか、本当に素晴らしいフィナーレでした。高校時代もそうでしたが、弾いた曲に対して自分流の解釈がきっちりできているというのでしょうか、意志を感じるのですね、彼の演奏には。

* トロイメライ https://www.youtube.com/watch?v=VToutJZE9G8

 終了後に楽屋にお邪魔して、本当に久しぶりの対面でしたが、教授職も基本的には退任されて時間も多少余裕ができ、札幌に滞在できる機会も増えたとか。公開レッスンも札幌はもちろん、全国数か所で続けているようです。これからは少しゆっくりお話もできるかと思うと楽しみです。上手とか下手とかを越えた別の次元の音楽の価値を感じられた時間でした。私たちの世代は、社会的にはそんな存在を期待されているのかな、と。少し飛躍した表現をすると、以前、歌手の加藤登紀子さんがおっしゃっていましたが、自分を評価してとか、応援よろしくお願いします、ではなく、評価されて欲しい人いらっしゃい、みたいな雰囲気なのでしょうね。

新渡戸稲造記念公園、リニューアル!

Posted by 秋山孝二
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 これまで数回掲載している札幌市中央区南4条東4丁目の「新渡戸稲造記念公園」が、リニューアルされています。昨年末に記念館建設用地と公園との鉄パイプ柵が取り払われて、当面広く使えるようになり、さらに花壇敷地、掲示板設置も実現しました。

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%96%B0%E6%B8%A1%E6%88%B8%E7%A8%B2%E9%80%A0%E8%A8%98%E5%BF%B5%E5%85%AC%E5%9C%92

 本日、最初は激しい風雨の中、花壇の花植えを10名で終えて、5月18日午前11時からは「掲示板除幕式」を行う予定です。

記念館予定敷地と公園の柵も取り払われて

記念館予定敷地と公園の柵も取り払われて

掲示板も設置

掲示板も設置:五か国語の説明文!

私たちとの意見交換の末に

私たちとの意見交換の末に

日本語以外にも4か国語で説明

日本語以外にも4か国語で説明

 花植えは激しい雨と強い風の中、3名の小学生も含めて10名で一生懸命にやりました。網・柵にはつる性の植物を、前面には色とりどりの草花、さらにコスモス他の種も蒔いて、夏以降が楽しみです。

 一緒に作業をしてくれたエンドウダイスケくんが素敵なコメントをFBにアップしてくれました。

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『花から学んだこと』

 今日は新渡戸稲造記念公園の花植えの日。開始前から雨が降り出し悪状況の中の作業になりそうだなと思い現地へ。すると他の参加者がもう準備を始めていて「花にとって恵みの雨だね〜」との言葉を聞き、自分と逆の発想だとビックリ。

 元々自分はガーデニング等は全くしたことがなくこれからも縁がないものだと思っていたので今回経験でき非常に良かったです。特に自分が植えた花はこれからどうやって成長して夏にはどんな姿になっているのかとても楽しみ。これはもしかすると子供の成長、ペットの赤ちゃんの成長、新入社員の成長などの過程の楽しみと似ているのではと感じました。特に自分が初めて植えた小枝のような細い苗木はもしかしたら将来大木になり、自分よりも長い年月この札幌の地を見守り続けることになるのだろうなぁ〜と終了後にふと思い、色々学び多き日になりました。

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スタート時は激しい雨も

スタート時は激しい雨も

予想以上に広いsペース

予想以上に広いスペース

1時間半ほどで植え込みは終了

1時間半ほどで植え込みは終了

皆さん、風雨の中、よく頑張りました!

皆さん、風雨の中、よく頑張りました!

 昨年の柵の撤去、「札幌遠友夜学校」の掲示板と花壇の設置は、あくまでも私たちが推進してきた「記念館建設」計画が、当初より2年ほど先送りになったその間の暫定的措置です。先日、ご挨拶に伺ったあるところでは、いきなり「残念でしたね、やっぱり大変でしたものね」と言われてこちらは面食らいました。記念館建設計画がダメになったので掲示板・花壇で代えたのではないのです。少し先に延びたので、出来上がるまでは工事現場のような姿よりも地域のお子さんたちが遊べるような空間として活用出来る方が良いだろうと、私たち「新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会」が札幌市教育委員会にお願いし続けてきたことなのです。こうやってきれいにした方が、これまでのイヌのフンとかゴミ捨て場になることもないでしょうし。

 作業の終わり頃には雨風もおさまって陽も出てきました。近所の子供たちの歓声が聞こえてくるような気がします。参加された皆さん、お疲れさまでした!!

京都、「キエフ」でのひと時

Posted by 秋山孝二
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 京都・しんらん交流館(http://www.higashihonganji.or.jp/worship/kohryu-kan/)で「第6期寺島実郎戦略経営塾」の第5回が開催されました。私はこの経営塾、第1期から連続して参加していますが、寺島実郎さんの定点観測による鋭い視座と切り込みは、年々冴え渡ってきています、まさに時代を観る「羅針盤」として、ですね。

 新聞はじめ、今のほとんどのマスメディアは、政治も経済も、良くて今日・明日の天気をただ追いかけている風の解説で、ジワリ進む温暖化とかの大きなトレンドを私たちが読み解くことはできないですね。歴史を創っていこうという担い手の立ち位置に身を置くことが難しい。それに比べて、「そもそも」、「原点は」といった視点を歴史から裏付けるこの戦略経営塾では、歴史認識を自分で考えるヒントを得ることができます、そうです、「自分で考えるきっかけ」を見つけられるので、BREXIT、TRUMP政権誕生、安倍政権の歴史修正主義にも、揺るがぬ視座から落ち着いた認識で今を歩むことができます。「自分の頭で考える」、これですね。

 今回の講座、本来は、真宗大谷派東本願寺・教学研究所所長の安冨信哉さんが演者の予定でしたが、先月急逝されたため、急きょ寺島実郎塾長が代わりとして宗教についてお話をされ、仏教は宗教というよりも思想(学問)であること、「主知主義=気づきの探求」、「観音力(かんのんりょく)」、「聞光力(もんこうりょく)」の重要性、親鸞の歴史的意味合い、等を熱く語りました。

* 真宗大谷派東本願寺 http://www.higashihonganji.or.jp/sermon/kyoken/syu1411.html

 BSテレビ「未来先見塾」ではさらに詳細を説明しています。~~~~~~~~~~~~~~~~~

* https://www.youtube.com/watch?v=ssdAnIPY8Kg

 現在、世界では数多くの宗教が存在し、その始まりは主にユダヤ教やキリスト教、仏教に起源を持っている。歴史上、宗教が起点に数多くの争いが起こり今も続いている。

 今年は、マルティン・ルターによる「宗教改革」が始まった1517年から500年。「宗教改革」とは欧州で起こったキリスト教の改革運動で、当時発明されたばかりのグーテンベルクの活版印刷機技術により大きな運動に発展した。宗教が人類にもたらしたものとは何か。また約2,500年前にインドに現れた「ブッダ」とはどんな人物だったのか?

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京都・しんらん交流館での経営塾

京都・しんらん交流館での経営塾:この写真は西本願寺

 夜は、以前から機会があれば行ってみたかった「ロシアレストランキエフ(http://www.restaurant-kiev.com/」で食事をしました。午後の会合で、私は寺島さんが米国駐在時代から親交のあるキエフ・オーナー加藤幹雄さんご夫妻ともお会いし、夕食時はお店でお話ができて楽しかったです、歌手の加藤登紀子さんのお兄さん、2年前の奈良での講義でご挨拶をさせて頂きました。

* http://www.restaurant-kiev.com/greetings.html

加藤幹雄社長

 私は加藤登紀子さんの「登紀子倶楽部(http://www.tokiko.com/)」の会員で、これまで千葉県鴨川の「鴨川自然王国(http://www.k-sizenohkoku.com/)」での「帰農塾」に2回、その他のワークショップにも数回参加しています。都市と農村をつなぐ活動、登紀子さんの夫・藤本敏夫さんの人生ほか、この20年近く、たくさんのことを学ばせてもらいました。人生の少し先輩たちのお話は、児童・生徒・学生時代の気持を思い出し、充実した時間となりました。

* 藤本敏夫 https://www.sanseido-publ.co.jp/publ/tokiko_fujimoto.html

 それにしても昨今の京都、アジアばかりでなく世界各国からと思われる観光客の多さに、驚きでしたね。