今年10月10日にアップした『第二回SDGs AWARD 表彰式』の動画が公開されました。2時間近くのオンライン表彰式、私も最後のご挨拶(1時間55分30秒くらいから)をさせて頂きました!!素晴らしいひと時でした、若い方々、これからも頑張って下さい!!
* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=39843
今年10月10日にアップした『第二回SDGs AWARD 表彰式』の動画が公開されました。2時間近くのオンライン表彰式、私も最後のご挨拶(1時間55分30秒くらいから)をさせて頂きました!!素晴らしいひと時でした、若い方々、これからも頑張って下さい!!
* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=39843
今年、東京都中野区の哲学堂公園(https://www.tetsugakudo.jp/)で、第一回の『哲学堂公園フォトコンテスト(https://www.tetsugakudo.jp/photocon.html)』が開催されました。
* 受賞された各賞作品はこちらーー> https://www.tetsugakudo.jp/facture.html
その中で、ワグナー・ナンドール作品に関連するフォトの受賞作品は以下の二つでした、最初のコンテストで二つも受賞したのは嬉しいですね。
祈りのかたち
* これまでの哲学堂公園関連の記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%93%B2%E5%AD%A6%E5%A0%82%E5%85%AC%E5%9C%92
『新渡戸連続講座 第5回 2020』、今回は新渡戸稲造研究家の三上節子さんによる新渡戸稲造が生前最後に北海道を訪問して数多くの講演を行った濃密な旅程をもとに、新たな新渡戸稲造との北海道人脈を掘り起こしました。
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「新渡戸稲造の離道後二度目で最後の来道〜各地での演説とエピソード〜」
三上 節子 (新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会理事・新渡戸稲造研究家)
〜昭和6年国際連盟顧問として函館、札幌、母校、遠友夜学校、小樽、旭川、帯広、釧路などへ〜
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* これまでの新渡戸連続講座ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%96%B0%E6%B8%A1%E6%88%B8%E9%80%A3%E7%B6%9A%E8%AC%9B%E5%BA%A7
冒頭、私がご挨拶と三上節子さんのご紹介をさせて頂きました。瀬戸篤先生からはクラウドファンディングについてチラシをお配りしてのご紹介もありました。
今回の講師は三上節子さん。
短い期間に実に数多くのご講演を駅での待ち時間等にも行い、精力的に各地を訪問された様子に、並々ならぬ当時の新渡戸稲造博士の熱意をくみ取り、あらたな感動を覚えました。
12月に入り、雪が積もる程に雪もなく、一部凍結した道路はツルツル状態で危険です。先日もゴミ出しに早朝外に出ると、鏡のように光った道、2年前に滑って足を骨折した私としては、慎重にも慎重に歩いて戻りました。
* 2年前の骨折ほかーー>
http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=32609
http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=32759
そんな中、秋山財団では年明けの1月に、理事会、評議員会を開催予定です。新たなウィズ・コロナ時代の会議形態として、リモート環境を整えるべく、回線の強化、大型画面・集音マイク・カメラの設置等を用意し、さらに財団会議室にお越しになる方々のためには、アクリル板を左右と正面に設置する準備をしています。
今年1月の理事会、評議員会とは様変わりの会議開催状況、恐らくは今後もこの環境整備は続けていかざるを得ないのでしょうね。
一方、先日の北海道経済同友会の幹事会、ソーシャルディスタンシングが可能な会場での会議では、増々広いスペースでの会合になってきています、とうとう向こう側は空と雲!!!
* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=38987
* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=39599
「新しい日常」は、財団運営にも大きな変化を促しています、先日、次年度事業計画を検討しながら、改めて感じた次第です。
今年はコロナ禍の影響もあってか、これまでの『資本主義』を問い直す番組が数多くあり、いずれも大変興味深いものでした。先日も、多彩な視座からのメッセージは心に響きました。
* https://www.youtube.com/watch?v=P6khqkKXJ6U&feature=youtu.be
『Choose Life Project』は、テレビの報道番組や映画、ドキュメンタリーを制作している有志で始めた映像プロジェクトです。「誰が、こんな世の中にしてしまったの?」と嘆く前に、まず“私”がその責任を取る。映像を通じて、この国の未来を考えます。
【概要】
資本主義とは一体なんなのか?なぜ格差はなくならないのか? コロナ禍で困窮者は増える一方、株価は過去最高水準となっています。 資本主義は本当にずっと続いていくのか? さよなら資本主義?シリーズ第一弾。歴史編です。
【企画】
D2021 & Choose Life Project(https://www.youtube.com/channel/UCmNMnTpz7kk_D3oGcx1XvrQ)
【D2021とは?】
https://www.instagram.com/d2021_official/?igshid=1qjiylda7sp8b
【出演】
田代伶奈(哲学の人/D運営)
永井玲衣(哲学研究者/D運営)
坂本龍一(アーティスト) 後藤正文(アーティスト)
安田菜津紀(フォトジャーナリスト)
水野和夫(経済学者)
斎藤幸平(経済思想家)
水野和夫(経済学者)さんのプレゼンから。
参加の皆さんからの多彩な示唆に富むご意見が。コーディネーターの永井玲衣さんの小気味よい進行が、参加者の率直な発言を導いていたような気がします!
早速登録して、これからも『Choose Life Project』を追いかけます!!
東京の九段下にある「寺島文庫ビル(https://www.terashima-bunko.com/)」には、一階にカフェがあります。Wi-Fi環境も整い、今回は近くのホテルで早朝講演会があり、終了後に午後からの寺島実郎戦略経営塾の間、昼食を取り、3時間程、ここで配信動画再生と仕事をさせて貰いました。
『寺島文庫リレー塾(https://www.terashima-bunko.com/bunko-project/relay.html)』の今期(第11期)も始まっていて、ここ文庫で第4回録画をゆっくり観ました。今回は、藤原帰一先生、相変わらずの冷静な分析と現状認識、日本国内でのメディア報道とは少し違った角度と認識が新鮮でした。特にトランプが大統領選挙に敗れても、共和党内、アメリカ国民の中でのトランプ的勢力は残り、アメリカの分断は容易には解決しないだろうとの看立ても。
バイデン政権は上院の共和党過半数の状況で、かなりの妥協をせざるを得ない展開を予想されていました。
新政権の対中国戦略は注目ですが、その中での日本の立ち位置も、これまでのアメリカ一辺倒では難しい展開になるのは容易に想像できます。今現在、日本の貿易相手国は、いわゆる「グレーターチャイナ」で50%を超えているのですから。
日々のマスメディアからは得られない貴重な知見収集の場として、このリレー塾は貴重です。
* これまでの寺島文庫リレー塾の記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%AF%BA%E5%B3%B6%E6%96%87%E5%BA%AB%E3%83%AA%E3%83%AC%E3%83%BC%E5%A1%BE
2020年も今日から師走を迎えました、とにかく大変な1年でしたね。昨年の12月のこのブログの記事を読んでも、何か遠い昔のノスタルジーです、まさに「三密最後の年末」だったと言えます。
* 昨年12月の記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?m=201912
そんな今年、永年、研究助成を行っている秋山財団としても、絶対見過ごせない政治権力の不当な介入『日本学術会議任命拒否問題』は、しっかり検証し続けなければなりません。
先日、専修大学公開シンポジウム『日本学術会議任命拒否問題をめぐって』は、拒否された当事者の方もパネリストとして参加し、あらたな問題提起をされていました。
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【 シンポジウム 】
司会:白藤 博行 氏(専修大学法学部教授) https://researchmap.jp/read0052875
シンポジスト
晴山 一穂 氏(専修大学名誉教授) https://research-er.jp/researchers/view/576853
廣渡 清吾 氏(東京大学名誉教授、元学術会議会長) https://www.youtube.com/watch?v=O8vQGWyAUb4
佐藤 学 氏(東京大学名誉教授、元学術会議会員) http://manabusato.com/profile/
岡田 正則 氏(早稲田大学教授) https://okada-seminar.wixsite.com/index
小澤 隆一 氏(東京慈恵会医科大学教授) http://www.jikei.ac.jp/academic/course/36_ningen.html
【 論点 】
(1) 日本学術会議が公的機関として設置された歴史的使命
(2) その歴史的使命を果たす上で必要不可欠なこと
(3) 日本学術会議を構成する会員の人選の定められた手続き
(4) 3 の定められた手続きから考えられる任命拒否の問題性
(5) 憲法第 23 条から考えられる任命拒否の問題性
(6) 学問の自由が必要な理由
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* 広渡清吾先生関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=40028
広渡清吾先生の日本学術会議の歴史的使命に関するご発言から。
* 「学問の自由」の記載は、大日本帝国憲法(明治憲法)には記載なし
* 戦後の再出発として、「学問の自由」、「科学の政治からの独立」が基本
* 1949年設立会議は、戦時の「反省」から出発
* 1955年第6回会議で「戦争に加担しないという声明」
* 1955年ラッセルーアインシュタイン宣言の最終部分 『Your humanity !』
< 参考 >
* 専修大学学長 佐々木重人先生のお言葉ーー> https://www.senshu-u.ac.jp/news/nid00011864.html
それぞれのお立場からの今回の問題へのコメントに比べて、レベルの低い政治はまさに日本の劣化の元凶であることを再確認した時間です。
私は『新外交イニシアティブ(https://www.nd-initiative.org/)』の活動に注目していますが、先日、以下のオンラインイベントが開催されました、今のような状況であるがゆえに参加できる企画、これからも楽しみです。
六ケ所再処理工場の本格稼働がもたらす課題について、地元青森の方からのメッセージと長崎から鈴木達治郎(長崎大学核兵器廃絶研究センター副センター長)のご講演でした。
再確認の意味合いでも、今の硬直した日本の原子力政策に一石を投じた内容でした。防衛問題、沖縄基地問題、核・原子力政策等、戦後の日米関係が深く影響している現実を踏まえて、数々の企画・提言をしているこの会に、これからも注目ですね。
【WWF主催ウェビナー】ESG投資の新潮流セミナー~日本の産業界を見る世界の機関投資家たちの目~」は大変興味深い内容でした。
* https://www.wwf.or.jp/event/organize/4439.html#
ESG投資の最先端の動き、今、日本の企業もやっと気が付き始めたようです。「KEIDANREN」の文字が、国際金融の世界から気候変動へのネガティブ姿勢を象徴していると認識されて、ファンドの企業群から除外されている現状を、日本の「経団連」加盟大手企業経営者はどれくらい承知しているのでしょうか。ここでも日本企業は遅れをとっているようです。薄々は感じてはいましたが、今回のプレゼンはファクトで示され大変衝撃的な内容でした。
* InfluenceMap(https://influencemap.org/)
* LGIM(https://www.lgimjapan.com/)
* WWF(https://www.wwf.or.jp/aboutwwf/)
秋山財団の基本財産の運用戦略においても、大変参考になるお話の数々でした。
NHK教育TVのEテレ『ハラリ先生の特別授業(https://uwcisak.jp/jp/nhk-harari/)』は大変興味深かったですね。この特別授業に、「ユナイテッド・ワールド・カレッジISAKジャパン」の生徒8名が出演して、 ハラリ氏と熱い議論をかわしていました。
NHKのHPより~~~~~~~
歴史学者で世界的ベストセラー「サピエンス全史」著者のハラリ氏が、日本で学ぶ若者たちのために特別授業を開講する。コロナ禍の世界で巻き起こるさまざまな出来事・事件をどう捉えるべきか。パンデミック後の世界をどう生き抜くべきか。人類史の教訓をもとに講義し、それを受け止めた若者たちと丁々発止の熱い議論を展開する。出演:ユナイテッド・ワールド・カレッジISAKジャパンの皆さん 司会:道傳愛子 声:森山未來
~~~~~~~~~ 引用おわり
時代認識としての深い見識、寺島実郎さんの視座にも通じるものを感じました。
* 寺島実郎さん関連のこれまでの記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%AF%BA%E5%B3%B6%E5%AE%9F%E9%83%8E
愛生舘サロン例会、11月は千野米穀店(https://chino-grain.co.jp/)の徳永善也((五ッ星お米マイスター、お米アドバイザー、ごはんソムリエ、雑穀エキスパート、日本小児アレルギー学会会員、札幌市食生活改善連合協議会特別会員))社長の『お米の世界』、食べ比べ、炊き方ほか、深いお話でした。
* これまでの例会記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%84%9B%E7%94%9F%E8%88%98%E3%82%B5%E3%83%AD%E3%83%B3%E4%BE%8B%E4%BC%9A
それぞれのお米二合を炊いての食べ比べ、おかずの美味しさも相まって、瞬く間に全てのお釜が空になりました!!
今年の新渡戸稲造連続講座第4回は、留学生を巡る環境について、インドネシアからの視点でお二人のゲストにお話を伺いました。北大農学部助教のマリア・ステファニ・ドウイヤンティ先生と、「異国の母」、[留学生の母」として親しまれている須見ウィディアさん(コンサルタント、観光コーディネーター、通訳、レストラン経営)をお迎えして、留学生の生活や技能実習生・特定技能実習生の抱える問題等について、厳しい現実についてもお聞きしました。私たちがもっと関心を持ち取り組んでいかなければならないと思ったひと時でした。今の時代の遠友夜学校の理念の具現化は、留学生たちへの集いの場も大切なのではないかと、貴重な学びとなりました。
* これまでの新渡戸連続講座の記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%96%B0%E6%B8%A1%E6%88%B8%E9%80%A3%E7%B6%9A%E8%AC%9B%E5%BA%A7
北大農学部助教のマリア・ステファニ・ドウイヤンティ先生。ご自身の日本での学びの歴史をわかりやすく語られました。
須見ウィディアさんは北大の近くでインドネシア料理店「ワルン・ジャワ(http://www.tsu-en.sakura.ne.jp/shop.htm)」を経営されていますが、大変パワフルなお話。
これまで新聞の取材も数多く、『異国の母』の文字が読み取れます。昨今ではハラルや礼拝に関してもアドバイスを求められることも多いようです。
劇団イレブンナインの公演『太陽系第三惑星異常なし(http://eleven9.jp/taiyoukei/)』は、公演前の稽古風景を毎日配信した『稽古場日報(https://www.youtube.com/watch?v=4FnX-o5Yw78)』、公演中の楽屋風景の配信といった新しい取り組みを含めて、劇団としての大いなるチャレンジでした。
私はこの数年、一つの作品公演を複数回観る傾向があり、同じ内容ながらその日の役者たちの出来・不出来、観客の反応等で、微妙に、或いは時々は大きく変化する舞台を楽しむことを覚えました、新たな演劇の楽しみ方とでもいうのでしょうか。
1か月以上前からの稽古開始から、キャスティングを変更したり、立ち位置を変えたり、いろいろ手を入れての本番まで、さらに公演中にも微調整に余念がないクリエイターの執念とでも言うのか、芝居という生き物との格闘を垣間見る面白さは、なかなか味わえるものではないですね。
思えば今年はコロナ禍の中、2月の公演から予定通り開催し終了できることが本当に幸せな日々だと感じています。どんなに予防策を立てても、したたかな新型コロナウイルスは、世界的に拡大を続けています。『ウィズ・コロナ』時代の『新しい演劇公演モデル』を、札幌から世界に発信したいものですね。
* 2月公演の様子ーー> 『虹と雪、慟哭のカッコウ』
北海道札幌南高校(http://www.sapporominami.hokkaido-c.ed.jp/)は今年創立125周年の記念の年、10月には記念式典・祝賀会も開催予定でしたが、コロナ禍で全て中止となりました。学校では今後もこれに関連した行事は予定していないとのことですが、六華同窓会(https://rikka.net/)では、100年記念館の展示企画等ほか、来年に向けて準備を続けています。
そんな中、先日行われた学校評議員会の前に、久しぶりに図書室を訪問して司書の成田康子さんとお話をすることができました、さすがに『125周年記念の特別展示コーナー』を企画して、先輩たちの時代をテーマに在校生たちへの啓発に注力されていました!
* 成田康子さん・札南高図書館関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%88%90%E7%94%B0%E5%BA%B7%E5%AD%90
成田さんのお話では、昨今、政治・宗教の話を友人たちとするのはほとんど見られず、学校内ではどこか避ける話題とのことでしたが、読書については在校生は皆、かなり読み込んでいるとか。
マスメディアでは活字離れと言われて久しいですが、若い世代はそれなりに知見を蓄えて成長しているようです、私たちの世代も将来の北海道、日本、世界を想像する担い手たちとともに、前向きに生きていきたいものです。
このコロナ禍の中、地方創生の興味深いフォーラムがリモートで開催されました。
* https://ipp-ex06.peatix.com/?lang=ja
感染者数は、北海道でも第三波として増加しています。ススキノ地区での営業時間短縮要請等、北海道、札幌市の新たな防止施策は先週末から始まっていますが、現状認識が正しいのかどうか疑問に思う箇所も多く、それに基づく施策にも??と思うことばかり。Go to キャンペーンをそのまま維持しての相矛盾する姿勢は、コロナ感染を一層助長しているとしか思えません。
そんな中での地方創生、地域イノベーションのフォーラムには、地域で暮らす私としても何かモヤモヤする気持でお話を聴いていました。
基本的にはイノベーションの担い手をどう創り出すか、地域にいないというよりも今の日本、どこにも不足していると思うのです。無いものは外から持って来るか、自ら創り出すか、どちらかしかありません。概念は勿論大切ですが、具体的な「担い手育成プログラム」が速やかに求められていると思います。
午前の部が終了後は、別室で三密をさけてのご当地弁当の時間。
午後からはいよいよ青山淳平さんの新著記念のご講演です。
【第2部】
出版記念会
* 青山淳平『それぞれの新渡戸稲造』
* フォーラム第3号刊行「第3回稲造サミット」特集
最初に『森の泉社(https://honnoizumi.co.jp/)』の社長・新舩海三郎氏が昨今の出版事情と今回の出版経緯について。
続いて青山淳平さんのお話。
講演に続いては、フォーラム第3号刊行「第3回稲造サミット」に寄せてのコーナー。
〇 (公財)秋山記念生命科学振興財団 理事長 秋山孝二氏
〇 NPO法人 十和田歴史文化研究会 理事長 小笠原カオル氏
昨年11月開催の稲造サミット関連のご報告。 私もこのサミットの生みの親としてその経緯をお話する時間を頂きました。
そして、【第3部】
「台湾と、根っこでつながってる青森県」 交流構想を考える、では、
パネリストは、友田博之氏、藤井茂氏、奈良哲紀氏、コーディネーターは神重則氏で、研究書や古文書の解読、翻訳、勉強会、年表編纂部会、幕末南部藩及び台湾歴史文化探訪研修部会の活動について語り合いました。
特に奈良さんは昨年のサミット翌日のツアーバスと同様、十次郎の無念の行の報告で号泣されました。
コロナ禍でコンパクトな企画に変更したとはいえ、大変濃密な十和田市での一日となりました。終了後は、奈良さんの車で八甲田山系の山道を走り抜けて青森に宿泊しました。
毎年10月15日の『新渡戸稲造命日祭』、今年10月に予定されていた第四回『稲造サミット』は、いずれもコロナ禍の中、相次いで中止となりましたが、『新渡戸十次郎生誕200年記念大会』は、実行委員会の判断で感染防止体制を万全にして開催されました。私も第三部で稲造サミットの設立経緯等についてご報告させてもらいました!
* 『新渡戸稲造命日祭』関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%96%B0%E6%B8%A1%E6%88%B8%E7%A8%B2%E9%80%A0%E5%91%BD%E6%97%A5%E7%A5%AD
* 『稲造サミット』関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=INAZO%E3%82%B5%E3%83%9F%E3%83%83%E3%83%88
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新渡戸十次郎生誕200年記念大会
<役員のご紹介(敬称略・五十音順)>
十次郎生誕200年記念大会実行委員会 実行委員長 友田 博之
大会長
中野英喜 「幻の穴堰」ほかのオーナー、実業家
実行委員長
友田博之 三戸町教育委員会教育長
名誉大会長
新渡戸偉代 十次郎5代目子孫
委員
青山淳平 ノンフィクション作家
秋山孝二 (公財)秋山記念生命科学振興財団理事長ほか
伊藤一允 青森県文化財保護協会副理事長
岩本由輝 東北大・山形大・東北学院大名誉教授
大里康正 世界旅行作家・カメラマン・語学堪能
草原克豪 拓殖大名誉教授・財団法人英語教育協議会理事長
齋藤利男 弘前大学名誉教授・弘前学院大学教授
塩谷未知 青森中央学院大教授
下谷栄治 三沢おもちゃ病院院長ほか
神 重則 みちのく銀行地域創生部部長
高木まゆみ 株式会社また旅くらぶ代表取締役社長
館山紀大 青森市社会科副読本編集元委員長・青森市立筒井小学校元校長
田村まさよし 画家
福士順一 みきの保育園園長・青森県立南高校元校長
藤井 茂 財団法人新渡戸基金理事長・東北アメリカ協会会長ほか
蛇口剛義 南部(八戸藩)藩士蛇口伴蔵5代目御子孫・八戸高校元校長ほか
松沢幸一 株式会社明治屋代表取締役社長・前キリンビール社長ほか
< プログラム >
【第1部】
〇初めての新渡戸十次郎生誕祭にあたって
〇「現在の十和田市へ引き継がれた十次郎のまちづくり構想」
講師 青森県文化財保護協会副理事長 伊藤一允氏
〇「十次郎と辿る南部藩三戸城の歴史」~国の史跡目指して、東北最大級の城跡発掘調査から
講師 三戸町教育委員会 野田尚志氏
【第2部】
出版記念会
* 出版に寄せてのご挨拶 「本の泉社」社長 新舩海三郎氏
* 講演「それぞれの新渡戸稲造」著者 青山淳平氏 『十和田との出会い』
* フォーラム第3号刊行「第3回稲造サミット」に寄せて
(公財)秋山記念生命科学振興財団 理事長 秋山孝二氏
NPO法人 十和田歴史文化研究会 理事長 小笠原カオル氏
【第3部】
「台湾と、根っこでつながってる青森県」 交流構想を考える
パネリスト 友田博之氏、藤井茂氏、奈良哲紀氏
コーディネーター 神重則氏
研究書や古文書の解読、翻訳、勉強会、年表編纂部会
幕末南部藩及び台湾歴史文化探訪研修部会
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まずは冒頭ご挨拶から午前中の第一部の様子をご紹介。
友田博之 実行委員長
南部藩三戸城の歴史についてのご説明は大変興味深いものでした。
栃木県益子町にある(公財)ワグナー・ナンドール記念財団(アートギャラリー)(http://wagnernandor.jp/mobile/wnag.html)では、毎年春と秋にそれぞれ一か月間展示会を開催して、アトリエ、常設展示、庭、特別展示を多くの方々にご覧頂いています。今年はコロナ禍で、春の展示会は屋外は通常通り、室内は場所を限定しての公開でしたが、今回の秋の場合は新型コロナ対策を万全にして、通常に戻しての開場、すでに遠方からのお客様もお越しになって頂いています、今月15日までです。
今年9月には、『母子像』が宇都宮市内に建立され、記念すべき年となりました。
* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=39819
ここのギャラリーのすぐそばに、益子古城跡に「益子陶芸美術館(http://www.mashiko-museum.jp/)」があります。
雨のワグナー・ナンドール財団もなかなかしっとりして風情があります。雨水を巧みに利用した小さな連続する滝、雨どいからの雨水も鎖を伝わって地面へと注ぎます。
今回の併設展示室は、島剛さんの彫刻作品群です。
坂下の通りには、たくさんの益子焼のお店が並んでいます、伝統的作品、挑戦的作品、観るだけでも楽しめます。
益子焼のお店の奥の登り窯。
コロナ禍の中、多くの方々はこのような時期だからこそ文化・芸術の秋を楽しみたいというお気持ちになられているのではないでしょうか、大切にしたい時間ですね!
時の経つのは早いものですね、私の三つ歳上の兄・一男が亡くなって今年で丸6年、コロナ禍で親族が集まることはできませんが、私は札幌の位牌にお参りをしました。また、再来週には神奈川県横浜市のお墓にも足を運ぶ予定です。
* 逝去当時ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=21621
* 三回忌法要ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=28126
当時のサイトから引用して再度掲載させて下さい、今もこの気持に変わりはありません。
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「医光院寛恕一心居士」
現役の「独立行政法人 国立病院機構 相模原病院院長(http://www.hosp.go.jp/~sagami/byoin/aisatsu.html)」としてアレルギー分野で日本の医療に尽力してきました。
1年ほど前に検査ですい臓・肝臓の異常が見つかり、以来、入退院を繰り返しながらも院長業務を変わらず続け、最後まで現役「臨床医」の信念を行動で示しました。悲しみ、喪失感というより、何か「医道のサムライ、アッパレ!」と言いたい首尾一貫した人生でした。
思い返せば今年明けから、私の東京出張の合間に病院を訪問し、約10か月間。これまでの薄いコミュニケーションを一気に取り戻すような、私なりには濃密なやり取りは貴重でした。3歳年上で、幼い頃から勉強、運動ほか、私の目標とする兄でした。小学校の時だったでしょうか、相撲をやっていて私の投げ技で目の前でひっくり返った兄を見て以来、私は兄と相撲を取るのをやめました。その瞬間が昨日のことのように思い出すから不思議です。
限りある命の宣告を受けた直後は、「死」について向き合う少々動揺する心を率直に語ってくれました。何回目かの訪問時、「『死』というよりも『永眠』と考えると気持ちが落ち着いてくる」と、笑顔を交えて話していました。「覚悟を決めたのに少し状態がよくなってきて気持が緩むと、それをまた引き締め直すのが大変だ」とも。毎回こちらから問いかける訳でもないのに、数値を示しながら今の自分の状況を淡々と説明する様子は、まるで目の前の患者さんの病状を職員に語っているような錯覚をするほどでした。この間に届いたメールを読み返して見ても、素人の私に対して専門用語と数字の変遷を書き綴って、終始、今の体調を説明する内容です。
病室では、アレルギー分野の医療の課題の他、病院人事とか院長職としての病院経営総体に対するやり取りが印象的でした。特に、自分が患者として感じたことを、院長を務める自病院の医師・看護師・コメディカルの方々に、あたかも研修の講師のように細かく分かりやすく説明する姿も目に焼き付いています。
9月下旬には、「腹水が少しずつ溜まってきている、確実にダウンヒルだね」と。毎回病室を出る時は握手して別れていましたが、10月29日の午前中の訪問時は、「意識と体が別々の感じがする」と言いながら力強く握手したのが、わたしにとっては兄の最後の姿となりました。この間、病院の皆様方の一丸となった誠意溢れる対応に、見舞いにきた母が感動し、私も心から心から感謝する次第です。長男の健一くんの話によると、最後の晩は、「もうこれは要らない」と自ら酸素マスクを外し、その後に昏睡状態となり、数時間後に静かに心臓が停止したとのことでした。
生前からいつも語っていたように、息を引き取る最期まで、「臨床医」、「病院長」として職責を全うした人生、あらためて私の誇りです。安らかに「眠って」下さい。
<参考> 秋山一男 http://dr-guide.net/www/%E7%A7%8B%E5%B1%B1%E4%B8%80%E7%94%B7/
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