『映画監督 羽仁進の世界』

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 NHK教育TVのETV特集『映画監督 羽仁進の世界(https://www.nhk.jp/p/etv21c/ts/M2ZWLQ6RQP/episode/te/LXV7QMLQ17/)』、戦後の日本の教育現場を克明に捉えて、羽仁進の監督人生を振り返っていました。

 65年前、岩波映画『教室の子供たち(http://www.iw-eizo.co.jp/sell/movie/03/movie03_006.html』で“ドキュメンタリーに革命を起こした”と言われる映画監督・羽仁進(91歳)さん。是枝裕和監督にも影響を与えたというその作品の革新性に光を与えていました。

【出演】映画監督…羽仁進,映画監督、カンヌ国際映画祭審査員賞…是枝裕和,映画監督、紫綬褒章…羽田澄子ほか

 羽仁進さんと言えば、名だたる血統!

祖母の羽仁もと子さん

祖母の羽仁もと子

 父・羽仁五郎さんは、私の学生時代,『都市の論理(https://bookmeter.com/books/1645804)』で一世を風靡した歴史学者。母・羽仁説子さんは、女性運動家として戦後の活動をけん引してきました。

ご両親は羽仁五郎・羽仁説子

ご両親は羽仁五郎・羽仁説子

 戦後日本のドキュメンタリーに革命を起こしたと言われる『教室の子供たち』や、黒沢明の『用心棒』をおさえてキネマ旬報第一位に輝いた『不良少年』など、常識にとらわれない斬新な作品を世に送り出してきました。

当時のカメラ

当時のカメラ

私の時代を思い出す

私の時代を思い出す

 是枝裕和監督も語っています。

 戦後の日本の教育現場をひたすら撮り続けて、ドキュメンタリー・フィクションの先駆的役割を果たしました。小学校の教室の様子が私の時代ともシンクロして、何とも懐かしく番組に魅入っていました。大学の教育学部で学び、卒業後に東京の江戸川区公立中学校で5年間教諭だった私としても、見逃すことができない数々の場面でした。
映画の力ってすごいですね!

新型コロナウイルス感染症(17)

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 理論物理学の九州大学・小田垣孝名誉教授(https://researchmap.jp/read0043350)、ご専門の立場から大変明快な提言をされていました。

* こちらが考察ーー> http://www001.upp.so-net.ne.jp/rise/images/%E6%96%B0%E5%9E%8B%E

3%82%B3%E3%83%AD%E3%83%8A%E4%B8%80%E8%80%83%E5%AF%9F.pdf

 詳細は朝日新聞記事にーー> https://www.asahi.com/articles/ASN557T4WN54ULBJ01C.html

 医療分野ばかりでなく、日本全国の様々な分野からの考察、さらには臨床データを開示することにより、世界の幅広い知見を集めての今後の対応策が望まれます、政治が絡むとどうしても解決策が彷徨ってしまう、そう感じるのはわたしだけではないと思います。ここは、データに基づいた国内分野連携・国際連携の出番だと思います!

新型コロナウイルス感染症(16)

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 新型コロナウイルス感染のこの数か月の状況の中で、マスメディアの姿勢に対して様々なコメントが出されていますが、こちらの千葉市の熊谷俊人市長(https://www.city.chiba.jp/somu/shichokoshitsu/hisho/index-m.htmlのメッセージには共感します。この数十年の多くの災害時から学ぶことないマスメディアの姿こそ、私たちはきっちり批判・評価しなければなりません。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

千葉市長のメディアへの苦言

https://grapee.jp/820827?fbclid=IwAR22QBtgwp_sxVfR6pt_4pp54u-vQC9r52VpuetoYWdi7oof9qJ9Fu5I1rk

https://www.city.chiba.jp/somu/shichokoshitsu/hisho/singatakoronauirususityoumessege.html

報道機関の皆さんは社会の公器としての責務を十分理解して報道頂きたいと思います。

 災害時はうまくいかなかったことばかりが報道されがちですが、うまくいったことと、うまくいかなかったこと双方を適切に報道しなければ、国民はどんどん自信を失います。

 私は新型インフルエンザ時も市長だったため、新型インフルエンザを受けて日本の法制度が整備され、国も自治体も一定程度の備えをしてきたことが活きていることを理解しています。その備えは十分ではなかったことは事実ですが、新型インフルを受けての対策が無ければ事態はもっと深刻だったでしょう。事実だけ見れば、日本は先進国の中で新型コロナウイルスによる死者・重症者数ともに非常に少ない国です。また、諸外国と比べて罰則も緩い緊急事態宣言に多くの人々が従い、完璧ではありませんが十分な結果を出しつつあります。

 この緊急時に「罰則を!」「自粛要請ではなく禁止してしまえばいい!」など、強権発動を期待する声が高まっています。私たちの国はあの太平洋戦争の苦い経験から、政治権力による強権発動には慎重を期したいとの国民の切なる願いを受けて様々な法制度を構築してきました。その歴史を忘れてはいけません。ただし、本当に爆発的感染となった時はそうは言っていられません。そうした究極の状況時に発動する法制度については十分議論することは当然だと思います。

 しかし、現状の感染状況、日本の国民性などを考えれば、この緊急事態宣言程度の制限行為が適切だったと言えます。

~~~~~~~~~~~~~~~~~引用 おわり

千葉市 ーより引用~~~~~~

過度に不安をあおる一部のマスコミに対し、苦言を呈した熊谷市長。

 ネットでは情報番組でインタビューを受けた『自粛をしていない人』がたびたび話題になり、「犯罪者だ」「実名報道しろ」などの強い言葉でバッシングされています。

 こういった怒りをあおる報道について、熊谷市長は持論を展開しました。

 こうした不満の背景は報道機関が多くの国民が自粛を守っている国民性を報じず、一部の守らない人を一生懸命報道する姿勢も影響しています。成人式の報道に似ていますね。

 成人式は多くの新成人は問題ない行動をしていますが、マスコミが荒れている若者を探し出し、ネタとして消費しています。そして世の大人がそうした若者の振る舞いを見て、「若い連中はしょうがねえなあ」と批判し、優越感に浸るという毎年の風物詩です。

 自粛を守っていない報道も同じです。世の多くの人が自粛を守っているために、自粛を守っていない人たちに対して、罪悪感を感じず、遠慮なく叩き、優越感に浸り、人々が共感を感じることができる、その深層心理をメディアは利用し、視聴率やアクセス数を稼ぐことのできるコンテンツとして利用しているのです。

 心理学からも、自粛を守っていない人をいくら報じても自粛を守らない人は行動を止めません。むしろ「守っているのはバカらしい」「守っていない人がいるなら私も」という心理を誘発しますし、それよりも自粛を守っている人達を報道し、データとともに「みんな守っているよ」と報道することの方が結果が出ます。

 残念ながら報道機関は緊急事態宣言でも殆ど自粛していません。テレビカメラをどこにでも持っていき、自由に取材しています。給料も減りませんし、むしろ自宅にいる人が増え、視聴率も上がっているでしょう。

 それが悪いと言っているのではありません。立場と構造上、「この危機が長引いても問題ない」側に立ってしまうのです。

 報道機関の姿勢が問われますし、何より受け手の私たちが問われていると言えます。

 『自粛をしていない人』について報じるのは社会にいい影響を与えることがないばかりか、むしろ人々の怒りをあおったり、自粛をやめてしまう人が増えてしまったりと悪影響を及ぼす可能性があるといいます。

 報道側の情報の送り方と、視聴者の情報の受け取り方について、熊谷市長は問題提起をしました。熊谷市長のメッセージはネットでまたたく間に話題になり、「千葉市民以外も読むべき」という声が上がっています。

・よくぞいってくれた!千葉市長のメッセージを読んでスッキリした。

・あまりにもネガティブな話題や批判しか報じない番組は不安をあおっていると思う。

・とても簡潔で見やすい文章。これこそテレビで報道してほしい。

多くの人が求めているのは、データや対処法などの正しい情報ではないかと考えさせられます。

NHK Eテレ『バリバラ』

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 以前から注目していた「Eテレ『バリバラ~障害者情報バラエティー〜』(http://www6.nhk.or.jp/baribara/index.html」は、NHK教育テレビジョンで放送されている障害者をテーマにしたバラエティ番組・情報番組、2012年4月6日に放送を開始したNHK大阪放送局の制作です。

 新型コロナウイルス感染拡大の中、社会的弱者の視点から、世界各国をZoomで繋いでの意見交換は大変興味深い内容でした。私は折から、「トリアージ」について議論をしていたこともあり、多様性を容認する「寛容な社会」における差別・選別も考慮した奥深さを改めて感じた次第です。常連の出演者の方々、海外から議論に参加された方々、そしてNHKディレクターの斎藤勇城さんに敬意を表します。

HPより~~~~~~~~~~~~~~~~~

生きづらさを抱えるすべてのマイノリティー」にとっての“バリア”をなくす、

みんなのためのバリアフリー・バラエティー「バリバラ」。

笑いの要素を織り交ぜ、当事者たちが発信。

本音トークでこれまでタブーとされてきたテーマにも挑んでいきます。

目指すのは、「他人事」を「自分事」にできる社会。

みんなちがって、みんないい

多様性のある社会を目指して、バリバラは進化し続けます。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~引用 おわり

 先日の番組は、「命の選別」への危機感がテーマでした。

番組ディレクターのさん

番組ディレクターの斎藤勇城さん

 ともすると社会的弱者の視点は見逃されがちですが、このような有事の時こそ弱い立場の方たち自身のご意見を聴く姿勢が、政策立案サイドには重要なのでしょうね。先日の安倍内閣への痛烈な皮肉を込めたシリーズも大変痛快でした。ますます頑張って欲しいですね!

新型コロナウイルス感染症(15)

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 新型コロナウイルス感染症ニュースの発端となったクルーズ船『ダイアモンド・プリンセス』の検証番組は、その対処の難しさを浮き彫りにしていました。

* 参考記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=38095

 事前に「サービス・プロトコル」として、かなり準備されていたにもかかわらず、現場では必ずしもマニュアル通りには実行されない、そして感染箇所は実に部屋の多岐にわたっており、一言で「消毒」「予防」と言っても大変な作業になることも分かりました。今年の秋以降の第二波・第三波に向けた対処にこの貴重な経験を役立てたいものです。

寺島文庫、『特別編』第二弾!

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 寺島実郎さんの「日本再生論 第2弾『ポスト・コロナへの視界』」が放映されました。今回もそもそものお話、少し現状を引いてみた視点からの考察、相変わらず示唆に富む内容でした。

 まずは、そもそも、人類はこの地球においては「新参者」である認識からスタートすべきと。

 人類と感染症との歴史は、「スペイン風邪」との比較の教訓から学び取れます。

 背景の時代の違い、特にメディア環境の視点から鋭く読み解いていました。

 各国が対策で苦慮していますが、アメリカの特徴も明快でした。

 翻って日本の現状に目を移すと、実はこんな具合です、冷静さを取り戻し、「事実を正確に知って、正しく恐れる」ことが必要なのでしょうね。

 以前からアベノミクス批判で寺島実郎さんが語っている、「リアル(実体)経済の再生」が、この期に及んでも重要であると強調していました。

 自動車産業の次にやってくるべき日本が誇る「産業」、イノベーションに基づく新たな「産業」の創設こそが、この時代の突破口となるのでしょうね。

 最後は、高村光太郎の詩で結ばれました。第三弾も近く放映される予定です、楽しみですね!

* これまでの寺島実郎さん関連の記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%AF%BA%E5%B3%B6%E5%AE%9F%E9%83%8E

NHK・Eテレ『7人の小さき探求者』

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 NHK・Eテレ『7人の小さき探求者』は、「Philosophy for children (P4C)」の実践の様子を追いかけていました。

* Philosophy for children (P4C)ーー> http://p4c-japan.com/

「Philosophy for children (P4C)」の画像検索結果

 「p4c」とは子どもの哲学 「philosophy for children」 のことで、頭文字からつくられた略称です。哲学の活動に子どもたちといっしょに飛び込み、教室の学びを劇的に変える革新的なアプローチのことです。

 新型肺炎対策のため突然、休校となった気仙沼市の小泉小学校。全国に先駆けて、東日本大震災をきっかけに始まった対話を通じてこどもが考える力を育む授業「p4c(ピーフォーシー)」を行ってきていました。6年生7人は卒業直前の突然の休校に揺れる現状を、こども独自の視点で捉え、言葉にしていきます、彼らは学校がなくなった日々に何を考えたのか、互いに“対話”することで、思いを伝えあっています。

避難訓練

避難訓練

卒業式

卒業式

 私自身、わずか5年間ですが、東京都江戸川区の公立中学校で教師の仕事に就いていました。たくさんの思い出が詰まった時間は、今も私にとっては宝物、子供たちから数多くのことを学ばせてもらいました。

* 私の教師としての記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E9%B9%BF%E6%9C%AC%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E6%A0%A1

『ノーサイド・ゲーム』、再び!

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comment: 1

 昨年TBSテレビで放映された『ノーサイド・ゲーム(https://www.tbs.co.jp/noside_game_tbs/introduction/』が、特別編としてこの間、蘇っています。番組時間だと夜の疲れから集中力が欠けていますが、録画して早朝に再生するとコマーシャルも飛ばして中断されることもなく物語に入り込めます!

 主役の君嶋隼人・大泉洋くんは、札幌藻岩高校から北海学園大学に進学、以後、札幌で演劇ほかで活躍をしていました。今や全国区で大人気、そして札幌の演劇人ともコミュニケーションで繋がり続ける人柄も素晴らしい役者です。

* 大泉洋ーー> https://www.office-cue.com/profile_media/profile.php?t=2

 たくさんの感動的場面がありますが、まずは居酒屋で熱く語る大泉洋くんのこの場面。存続が危ぶまれているチームに対して、「君たちがラグビーを伝える最後の世代になっていいのか!」と訴えるGM君島隼人の言葉が響きます。

 続いては、決勝戦開始直前の控室で、浜畑譲・廣瀬俊朗が輪の中にGMもどうぞと誘う場面。

廣瀬は立派な役者です!

廣瀬俊朗は立派な役者です!

 さらにはずっと控えだった佐々一・林家たま平がスピードを生かしてレギュラーの座を掴みかけている場面。

 いずれも前回観た時には軽く流していた一場面でしたが、今回再度観なおしていると、また違った場面となって感動するから面白いですね。

 あと一回の再放送、新型コロナウイルス禍の思わぬプレゼントです!

新型コロナウイルス感染症(14)

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 新型コロナウイルス感染症(13)の続きです。

 このような状況の中で、私たちはどうしたらよいのか、まずは、1)私たち個人個人ができること、情報を収集し、発信するように身の回りから実践する、そして、2)世界の人々と連携して力をつけて感染拡大を防ぐこと。

 そしてもう一つの対応ポイント、「科学を信頼して正しく怖がる」こと!

 このところよく言われているよに、「新型コロナウイルスを正しく恐れる」ことに尽きるのでしょう。人々の未確認情報によってもたらされる不安・不信が、監視社会への誘惑となるのでしょうね、私たち市民は過去の歴史から学び、賢く暮らさなくてはなりません、素晴らしい番組でした。

新型コロナウイルス感染症(13)

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 「自粛要請」が長引き、「8割云々」が行政等から繰り返し発信されると、何か良からぬ方向への匂いを感じるのは私だけではないようで、『自粛警察』、『監視社会』、『同調圧力』、心あるメディア・識者からは今、警戒感が読み取れます。

 私は、その中で琉球新報の社説に全く賛同致します。『自粛要請』はあくまでも「要請」であって、それ以上のものではありません、市民の判断に委ねることは基本的人権上からも当然であり、仮に「命令」だとすれば、その間の収入を補償することは必須の条件でしょう。行政の要請に応じない者を敵視し、住民同士で監視、告発し合う息苦しさを煽る過度の「要請」は、戦中の「隣組」を想起させるもので、大いに警戒しなければなりません。

<琉球新報 社説>

https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-1115801.html?fbclid=IwAR3-BC3kN6hatCGjcEOPyAjdBjm5-h0vfMdYYsmU79iguuEBFDI0UPLjnho

 一方で、シリーズ『パンデミックが変える世界』と題して、このところ発信を続けるイスラエルのユヴァル・ノア・ハラリ氏のメッセージも実に腑に落ちる内容です。

* これまでのハラリ氏の記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=38423

 自立した市民として、「結末を選ぶのは私たち」と声を大にして発信し続けたいものです。

 「Cambridge Analytica(https://www.theguardian.com/news/series/cambridge-analytica-files」は、前回のアメリカ大統領選挙でトランプ陣営が活用したと言われています。

若き衆、北海道の演劇を語る!

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 劇団『時速246億(http://www.jisoku246.com/』主宰・川本成さんがホストとなり、演劇界で活躍する若き皆さんを招いてオンライントークが繰り広げられました。それぞれ多様なこれまでの活動を知り、これからの演劇を担う若き人材、本当に楽しみですね。

 その中で、第一日目には、『北海道演劇を語る会』と題して、地元北海道であるいは北海道から全国で活躍する方々の奔放トーク企画があり、予定時間を大幅に超えてとても楽しかったですね。

『北海道演劇を語る会』

川尻恵太  https://talent.thetv.jp/person/2000028827/

山田マサル https://twitter.com/yamasaruox?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor

白鳥雄介 https://twitter.com/NOLINE_Swan?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor

小島達子 https://twitter.com/kojimatatsuko?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor

 終盤には、作品、男優、女優のベスト3も発表になったりで、私も承知している作品・役者の方々も殆どで、若手の世代からみる北海道演劇のこれまでの振り返りという意味で、新たな気付きを与えてくれました。

新型コロナウイルス感染症(12)

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 今まで、平時においては「芸術・文化は人々を救う」みたいなフレーズをよく目にするのですが、いったん有事になると、真っ先に批判の矢面に立たされてたり削減されたりしているのが現実の姿です。

 今回の新型コロナウイルス感染拡大状況の中でも、少なくともこれまで北海道の演劇振興に関心をもってやってきた私にとっては、はやり演劇分野では平田オリザさんがおっしゃられているメッセージが私に心に響くし、刺さってきます。

* 以前の私のブログからーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=38142

< 平田オリザさんのブログ >

http://oriza.seinendan.org/hirata-oriza/messages/2020/03/05/7932/?fbclid=IwAR13rZSCjsNzvJxX-QTUtrnv1WWYTXoCz8OSSB6FejyLEJREQcwCvm3fiCY

更に以前のオリザさんのコメントからの引用です~~~~~~~~~~~~~

 これまでも、本ブログで指摘してきたように、私は、少なくとも二月、三月の時点では、小劇場での上演は行ってもかまわなかったと考えている。また、実際、政府や専門家会議からも、そのような厳密な自粛の要請は出ていなかった。

http://oriza.seinendan.org/hirata-or…/messages/…/03/05/7932/

http://oriza.seinendan.org/hirata-or…/messages/…/03/16/7949/

 ブログ内の文章との繰り返しになるが、日本の劇場、音楽堂(主にコンサートホールのこと)は、世界でも最も厳しい換気の基準を持っており、感染対策を万全に行い、客席の間隔を開ければ、三蜜は避けられ上演は可能だった。実際にそのようにして、一部では上演が続き、結果としてではあるが、劇場・音楽堂から一人の感染者も出さなかった。

https://note.com/lgm_/n/n4a3e9d501342

 ライブハウスの方たちには、本当に大変申し訳ないが、劇場・音楽堂とライブハウスは業態が全く異なり、これをひとくくりにされることにはやはり無理がある。

 もちろん、「いや、人が集まること自体がだめなのだ」という主張は当然あるだろう。しかし、二月から三月中旬までの時点では、「大規模イベントの自粛」「不要不急の外出は避ける」という二点のみが強調されていた。演劇や音楽を、どの程度、不要不急のものと考えるかについては過去のブログに書いたとおりである。

 要するに、接待を伴う飲食業など他の業種に比べて、劇場は相対的に安全だったにもかかわらず、最初にライブハウスがクラスター化したという不幸からの連想、そして政府からのあいまいな自粛要請の結果、私たちは90%以上という高い自粛率で劇場を閉めざるを得なくなった。「勝手に自粛をしたのだろう」という見解もあるだろうが、現実には、いま「自粛警察」などと揶揄される行為が、すでに、2月末の段階から演劇界、音楽界に対しては早々に向けられていたのだ。

 韓国との比較に戻るなら、かの国では、新興宗教の集会が最初にクラスターになったために、そこから派生して比較的安全であるはずの、他の宗教施設までが集会禁止の圧力にさらされた。
同じように日本では、ライブハウスが感染源となったために、関連するライブエンタテイメント産業すべてが、強い「自粛圧力」にさらされることになった。
誰が悪いわけでもないが、劇場・音楽堂が、大衆の深層心理のスケープゴードとなった。
この点は社会心理学の方たちなどに、あとからでもいいので、きちんと検証をしてもらいたい。

 冒頭にも記したように、非常事態宣言が出て、外出や移動の制限がかかっているいまとなっては、このような文章を書いても、すぐに何かが変わるわけではないことは重々承知している。また、この問題についても、ネット上では(ほとんどTwitterに限られるが)、汚い言葉が飛び交うだろう。
しかし、それでも、これを書き記しておかなければならない理由がある。

・今後の、各業界に対する再開時期の決定や補償について考えるときに、上記のことは参考にされるべきだろう。

・このような文章を書くこと自体が、現状の「自粛取り締まり」的な雰囲気に逆行するのだろうが、この程度のことで表現が委縮してしまったのでは、もっと強い表現の自由の抑圧が来た時に耐えられないのではないか。

・本来、ここで書いたような事柄は、演劇ジャーナリズムなどが検証すべきことだと思うが、残念ながら、これまで、こういった視点の記事は読んでいない。演劇ジャーナリズムの脆弱さの問題を記録しておく上でも、いま、これを書き記しておくことには意味があるだろう。

 3月1日に、野田秀樹さんが、「現在、この困難な状況でも懸命に上演を目指している演劇人に対して、『身勝手な芸術家たち』という風評が出回ることを危惧します」という表明を行ったのは、進行する事態に対する直感的な違和感からきていたのだと思う。この時点で、私も同じような違和を抱いた。その違和感についての論理的な説明は行ってきたが、韓国との状況の比較によって、さらに新しい視点を得た。
そして、この違和感と、現状の過剰な自粛に対する相互監視の状況は通底していると感じる。
この点では、私たちはまだ、炭鉱のカナリアの役割をかろうじて果たしているのかもしれない。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~引用 おわり

 現在、状況は刻々と変化していますが、『自粛警察』、『8割自粛』等、この期に及んでまたまた日本社会の同調圧力と戦中の隣組的相互監視の風潮、まさに確固とした『個の確立』、そんな日本人が試されているような気がします。

宮の森・小別沢トンネル界隈

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comment: 1

 今年のゴールデンウイーク、例年のような円山公園、中島公園でのお花見パーティも全くなく、ただ桜が咲いているだけで終わりを告げました。先日の夕方、家から30分の登り坂を歩いて、知人が所有する山林でささやかなアウトドアを楽しみました。もう、15年程前になりますが、毎週日曜日、1年間通った懐かしの道、中央区からトンネルを通り抜けて左の「やぎや(https://iezoom.jp/column/20091015140040.html」さん、「農的くらしのレッスン(http://www.lennut.org/lesson_top.html」でたくさんの学びを得ました、永田さんご夫妻、明峯哲夫さんほかの講師の先生からは大変貴重なお話を伺えました。

 雨が降ることもなく、山林整備の合間の休息時間、このところの閉塞した日々から解放されて、しばし若い経営者の皆さんとの懇談は楽しかったですね。

若き経営者たち

若き経営者たち

遠くに札幌の街並み!

遠くに札幌の街並み!

新型コロナウイルス感染症(11)

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 この間のニュース、ドキュメンタリー番組を観ていると、今回の新型コロナウイルス感染に対処している「財団」の活躍を目にしています。

 まずはこちら、莫大な資金を投資してワクチン開発に取り組む「ビル&メリンダ・ゲイツ財団(https://www.gatesfoundation.org/」です。

* Covid19対応ーー> https://www.gatesfoundation.org/TheOptimist/coronavirus

 ビル&メリンダ・ゲイツ財団は、マイクロソフト元会長のビル・ゲイツと妻メリンダによって2000年創設された世界最大の慈善基金団体で、2006年にはウォーレン・バフェットの300億ドルにのぼる寄附により規模が倍増しました。毎年の事業予算は多くの国の国家予算を上回る規模となっています。
~~~~~~~~~~
寄付: 468億アメリカ合衆国ドル 急上昇
資産: 367.9億アメリカ合衆国ドル (2010年)
営業利益: 530億アメリカ合衆国ドル (2010年)
本部: アメリカ合衆国 ワシントン州 シアトル
活動手段: 寄付、助成
目的: 医療、 教育
~~~~~~~~~~

さすがですね、ビル・ゲイツ!

さすがですね、ビル・ゲイツ!

 金額の大きさはもちろんですが、そのバックボーンの理念が素晴らしいですね。規模は比較になりませんが、少しでもその高い理想を学びたいと思っています。

 もう一つは、韓国でPCR検査の最前線で活躍する「シージェン医療財団」は、「シージェン社(Seegene)http://www.seegene.com/」の企業財団です。シージェン社は国内最大検査機関であるシージェン医療財団と共同して検査機器と関連専門人材などインフラが不足している国を支援しています。シージェン医療財団は、海外からのサンプルを受領した場合、24時間以内に結果の確認が可能であり、一日最大1万5000件のコロナ19の検査を行うことができると広報しています。

財団

シージェン医療財団

日本との大きな差

日本との大きな差

 世界各国で、全世界への貢献として各種財団が尽力している姿、私たちの秋山財団も「生命科学」を標榜して30数年の実績に基づいて、地域で地道にこの状況下でも活動を続けたいと思っています。

寺島文庫から 『特別篇』!

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 東京MXテレビにて放送された寺島実郎さんの緊急特別番組「寺島実郎の日本再生論-時代認識とポスト・コロナへの針路」は、首都圏のみならず北海道を含めた全国から「エムキャス」により多くの方が視聴し、大変反響が大きかったようです。第2弾特別番組放送について、「寺島実郎の日本再生論:ポスト・コロナへの視界」が5月10日(日)20:00~21:00に放送されることが決まりました。

 私はこれまで8年間、現在9期目の「寺島文庫戦略経営塾」で学んできていますが、今、この新型コロナウイルス感染拡大状況においても、寺島実郎さんの認識、分析、考察は、実に鋭く有意義で、多くの人々の羅針盤となっています。

* これまでの寺島実郎さん関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%AF%BA%E5%B3%B6%E5%AE%9F%E9%83%8E

GDPの変遷

GDPの変遷

ポスト・コロナへの処方箋

ポスト・コロナへの処方箋

 あれもこれもで議論が散漫になるのではなく、まさに「定点観測」としての資料集は、このような状況下でも一筋の光を見出す導きとなります。つくづくこの9年間、「戦略経営塾」に参加していてよかったと実感しています。

国境なき「針と糸」

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 NHK総合テレビ「こころの時代~宗教・人生~ 選『国境なき“針と糸”』(2013年9月29日放送)」の再放送、心を打たれる内容でした。

 アフガニスタン出身の医師レシャード・カレッドさんは、静岡県島田市で無医村診療や老人介護に尽力する一方、戦争で荒廃し、死と隣り合わせに暮らす故国の人々を救援するために、現地に無料診察所や学校を建設する活動を続けています。レシャードさんの「医療人」としての信念は、「医療は科学ではなく人間の心がつながること」。仲間を自爆テロで失いながらも人間を信じ続けるレシャードさんの人生を、道傳愛子さんがインタビューしています。

道傳愛子さんのインタビュー

道傳愛子さんのインタビュー

 日本語の「おかげさま」という言葉の素晴らしさを語っていました。

子どもたちの目の輝き!
子どもたちの目の輝き!

素晴らしい番組!

素晴らしい番組!

 「ハサミ」ではなく「針と糸」の大切さ、今、新型コロナウイルス感染で重苦しい日々が続く時、敵対ではなく共存の思想が一層大切な気がして心に沁みました。

命の逆転劇、『義男の空』!

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 NHK総合テレビの『逆転人生』では、毎回勇気づけられ、以前から注目しています。今回は、『命の逆転劇!医師と子どもたちの感動マンガ・貫き通した信念(https://twitter.com/hashtag/%E7%BE%A9%E7%94%B7%E3%81%AE%E7%A9%BA』、これまで同様に感動したばかりでなく、ここで紹介されている医師の高橋義男さんは、私の高校の2年先輩、以前に札南高図書館司書の成田康子さんからもこのマンガについてはご紹介されたことがあり、さらに興味深く観ていました。

* 札南高図書館関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%88%90%E7%94%B0%E5%BA%B7%E5%AD%90

漫画『義男の空』

漫画『義男の空』

 今回の主人公は、このマンガを描かれた田中宏明さんと息子の田中冬馬さんです。高橋義男先生に命を救われた冬馬さんを軸に、先生と患者・その保護者の方々との命を懸けた人生模様を描き出していました。

作者の田中宏明さんと息子さんの冬馬くん

作者の田中宏明さんと息子さんの冬馬くん

高橋義男先生

高橋義男先生

患者さんだった方たちと

患者さんだった方たちと

 実は、状況に違いはありますが、私の次男は生後8か月の時、家で転倒して頭を打ち、救急車で市内の脳外科医院に搬送され、その後手術を3回行って結局50日入院後に自宅に戻りました。その間、院長は不眠不休の診療を施して頂き奇跡的に回復し、今40歳手前、3人の子供の父親として家族5人東京で暮らしています。院長は今もお元気で、次男夫婦は、以前に結婚の報告を兼ねて久しぶりに先生にお会いして感謝の言葉を伝えてきました。

 高橋義男先生は、その後訴訟問題の証人ほか、激動の人生を貫いて今日に至っていますが、その命に対する真摯な医師としての使命感は、いささかも変わることなくバックボーンとなっています。以前札南高図書館で紹介された時は、今回のような個別の事例についてはあまり深く読み取れなかったのですが、今回この番組であらためて先生と多くの患者・保護者の皆とのその後の強い関係性を理解することができました。

 一つ一つの命にそれぞれの人生が盛り込まれている、私にとっても今、97歳の母、90歳の叔母、障がいを持つ10番目の1歳4か月の孫、それぞれのスタイルで日々生きる姿を目の当たりにして、人間の命の多様性と脈々と時を刻む心臓の鼓動に、今更ながら感動する毎日です。

新型コロナウイルス感染症(10)

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 このところの政府・東京都をはじめとする行政が発する『自粛要請』強化のメッセージは、私にとっては違和感でいっぱいです。そんな思いでいると、朝日新聞朝刊に「耕論 新型コロナ『自粛要請』の落とし穴」、「多事奏論 コロナ禍の記憶 覚えていよう歴史は私たちのもの」の論考が掲載されていて、私もまったく同様の感じをこの間の行政責任者の言に抱いていました。

* https://www.asahi.com/articles/DA3S14455171.html

* https://www.asahi.com/articles/DA3S14455170.html

 「見返りなき制限には限界」、「政府の責任を個人に転嫁」、「重い負担に軽すぎる語感」、そして、「コロナ禍の記憶 覚えていよう 歴史は私たちのもの」、それぞれの見出し、記述内容が実に的確でした。

依田高典さん、http://www.econ.kyoto-u.ac.jp/~ida/

山崎望さん、 http://yamazaki1st.boy.jp/

飯間浩明さん http://www.asahi-net.or.jp/~QM4H-IIM/

朝日新聞記事!

朝日新聞記事!

 一方、同じページの下段には「(多事奏論)コロナ禍の記憶 覚えていよう、歴史は私たちのもの」と題して、朝日新聞編集委員の吉岡桂子さんの記事が掲載されていました。

 ・・・・・・北京に住む作家から「新型コロナとの戦争に勝利したと、国家がドラや太鼓を鳴らし、大騒ぎを始めるとき、そんな空っぽな歌を一緒に歌うような物書きではなく、自らの記憶を持つ偽りのない人間でいてほしい」とのメッセージが届いたとか。

 社会の記憶力の乏しさこそ、権力に同じ過ちを許す。だからこそ、国家が都合良く再構成した歴史ではなく、ささやかでも消せない個人の記憶が大切なのだ。

 おぼえていよう。目の前で起きていることを。コロナ禍の中で編まれつつある歴史の手綱を、握りしめておくために。・・・・

と結んでいました。

 先日の「新渡戸稲造みらい塾」での意見交換では、「ポスト・新型コロナウイルス」の議論が新鮮でした、皆さん、この感染がある程度落ち着いた「後の世界」について思いをはせていて、それ以前の世界に戻る話ではない、産業革命に匹敵する新しい時代の到来、例えばテレワークの急速な浸透、ZOOM等によるWeb会議の普及とか、ですね。人と人との接触方法、意味合いが劇的に変わってくる予感がするのです。

 一方、社会科学的には、先日のNHKテレビ番組でも外国の研究者がおっしゃっていましたが、このような状況下で発せられる「外出禁止命令」、「都市封鎖」等は「むき出し」の権力行使であり、日本における緊急事態宣言による「自粛要請」も、日本社会独特の「同調圧力」を利用した私権の制限で、それに対する補償がない現状は、「個人が勝手に自粛し責任を負う」図式で、政府の責任を個人一人一人に転嫁する構図になっています。

* 先日の議論ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=38423

 いずれにせよ、私のこれまでの人生でも最大の歴史の転換点、私の世代にとって初めて実感する「戦前・戦中・戦後」のような気がします。しっかり、今の「戦中」時代を記録に留めたいなと思う昨今で、このシリーズもいつまで続くか予測が付きませんがお付き合い下さい!

益子 4月 2020

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 ワグナー・ナンドール記念財団(http://wagnernandor.com/indexj.htm)の春の展示会は、4月15日から始まりました。今年は、新型コロナウイルス感染予防措置を行っての開催、先日は私は、運営を担っている関係者との打ち合わせ等で、東京経由ではなく仙台空港から新幹線で栃木県宇都宮市を経て、益子町に入りました。途中の新千歳空港、仙台空港、JR仙台駅、JR宇都宮駅は、いずれも閑散としていつもの風景から一変して、不気味ささえ漂う感じでした。2011年3月の景色以上の静まり返った光景に衝撃を受けました。

宇都宮から益子の路線バス

宇都宮から益子の路線バス

 路線バスで益子町のいつもの停留所で降りても、周辺には誰一人いませんでした。

益子町のメイン通り

益子町のメイン通り

 公的美術館・図書館が概ね閉館している中、ワグナー・ナンドール・アートギャラリーは通常通り開館を決めました。お問い合わせも多く、今回は控えますとの常連のお客さまもいらっしゃいましたが、アウトドア主体のここの場所、世間の異常な雰囲気とは別世界のように、穏やかな春の日差しに恵まれています。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

【屋内施設 休館のお知らせ】
新型コロナウイルス感染症拡大抑制のため、4月18日より庭園と五角堂ギャラリーのみ開館とさせていただきます。
入館は無料です。
3蜜を避けて、必ずマスクをご持参下さい。
今後 全施設休館を含め変更の可能性もございますので、HP・SNSでお知らせいたします。
ご理解・ご協力の程、どうぞ宜しくお願い致します。
皆さま、どうぞご自愛下さいませ。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 五角堂ギャラリーでの併設展示は、今回は『島剛彫刻展ーDunamis(デュナミス)』です。

* 島剛さんーー> http://wagnernandor.jp/mobile/Pentagon/2020s/simakeireki.html

五角堂展示

五角堂展示

 打ち合わせを終えてのバス停留所への坂道、遠くには残雪の山並みと真っ青な空、そう言えば最近、空を見上げることもあまりなかったなと、しばし深呼吸をして坂を下っていきました。

帰り道、益子、4月2020年

帰り道、益子、4月2020年

 宇都宮駅周辺の餃子のお店も、普段は見られない程お客さんが少なく、アルコールは午後7時でおしまい、8時には閉店となっていて、非日常を痛感しました。東京の緊迫感から少し距離を置いて、ローカルの素晴らしさをひと時味わって札幌に戻ってきました。「ポスト・コロナ」の時代をどう生きていくのか、粛々と日常を継続する私ですが、新しい時代のライフスタイルも同時にしっかり考えるよい時間としたいですね。皆さまもお元気で。

泣けるな再び、『下町ロケット』!!

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 昨今の新型コロナウイルス問題で、来る日も来る日も感染者、死亡者増加といったニュースに向き合っていると、知らず知らずに気持ちが落ちていくのを感じていますが、そんな中、2020年4月5日の午後9時から3週連続で下町ロケット(https://www.tbs.co.jp/shitamachi_rocket/特別総集編』、2015年の放送当時、平均視聴率18.5%、最終回は視聴率22.3%を記録した超人気作を3部作に再編集したもので、録画で朝観て、またまた泣けてきました。

「下町ロケット」(C)TBS

 これは、本来2020年4月19日から放送開始が告知されていた『半沢直樹』(2020年版)が、2019新型コロナウイルス感染拡大の影響でドラマ撮影の中断が決定し、TBSテレビから放送延期が発表され、この初回放送に先駆けて放送される予定であった2013年版の特別総集編も併せて放送延期が決定したため、急きょ代替番組として放映されました。

* 『半沢直樹』 ーー> https://www.tbs.co.jp/hanzawa_naoki/

 2015年「日曜劇場」枠で放送されたこの『下町ロケット』、主演の佃航平には本作で第87回ザテレビジョンドラマアカデミー賞主演男優賞はじめ、東京ドラマアウォード2016 主演男優賞、京都国際映画祭2016 三船敏郎賞と各賞に輝いた阿部寛、帝国重工社長の藤間秀樹に杉良太郎、帝国重工部長の財前道生に吉川晃司、佃製作所経理部長・殿村直弘に立川談春、佃製作所の技術部長・山崎光彦には安田顕、佃の元妻・和泉沙耶に真矢ミキ、敏腕弁護士・神谷修一に恵俊彰が出演です。

 2015年にも観ていましたが、久しぶりに今回の総集編を録画して早朝に観ていても、またまた泣けてくるではありませんか。特に、中小企業社長の阿部寛と大企業部長の吉川晃司が居酒屋カウンターで酒を酌み交わしながら「あなたを信頼している!」みたいな会話は、このところ久しく聞くことがなかったフレーズだっただけに、深く心にしみました。阿部寛の頑固で男くさい雰囲気は以前から注目していましたが、吉川晃司がロックミュージシャンだったことは随分後から知った話です。私が組織の代表を担っていても、昨今の風潮としては、ガバナンスとか透明性とかが声高に語られることが多く、ビジネスにおける人と人との信頼に基づく本来の感動的出会いに巡り合うことが、どこか少なくなってしまった感、人間臭さが取り除かれた中性的な、別の言い方では「セクシーでない」みたいな、ですね。

 今月は続いて『ノーサード・ゲーム(https://www.tbs.co.jp/noside_game_tbs/』も、主演の大泉洋さんのナレーションを加えて総集編として放映されるとか、楽しみです!