愛生舘の「こころ」 (23)

Posted by 秋山孝二
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 かなり長い間メッセージが滞ってい「愛生舘の『こころ』」シリーズ、新しい年を迎えてまた再開します。

<これまでの記事>

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=971

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=1008

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=1096

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=1198

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%84%9B%E7%94%9F%E8%88%98%E3%81%AE%E3%80%8C%E3%81%93%E3%81%93%E3%82%8D%E3%80%8D

 先ずは、千葉県佐倉の近藤家の方からのプレゼントを頂きました、「特別純米酒 『佐倉城』(https://chibasake.com/products/%E6%97%AD%E9%B6%B4-%E7%89%B9%E5%88%A5%E7%B4%94%E7%B1%B3%E9%85%92-%E4%BD%90%E5%80%89%E5%9F%8E」です。

 題字は、佐倉堀田家12代当主・元佐倉市長・佐倉名誉市民 堀田正久氏によるもの、株式会社 旭鶴は創業が天保元年(1830年)です。

 二つ目の話題は、愛生館文庫の資料を基に、「デジタルコンテンツ」の二本が完成したことです。先ずはDVDで納品ですが、今後はyoutubeにアップして秋山財団HPからもご案内したいと思っています。今現在は五本シリーズを企画してます。これは単に一企業の歴史ではなく、明治期に端を発した社会運動、秋山財団の創設理念の『愛生済民』、『生命科学』に通じる物語の可視化だと考えています。

* 愛生館文庫ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=37374

ブラボー!公演『農業少女』

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 昨年の演劇の見納めは野田秀樹(https://www.nodamap.com/)作品『農業少女』でした。野田作品独特の複数のテーマが種まきされて終盤に刈り取られていく様は、まさに廃れ行く農業そのものの移り変わりであり、都市と地方の矛盾、熱狂の中の空虚ほか、スピード感あふれる1時間30分でした。イレブンナイン(http://eleven9.jp/nougyoushoujo/)の皆さんの「young」チームと「adult」チームとの対比も大変興味深く観劇しました。

* これまでの野田秀樹さん関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E9%87%8E%E7%94%B0%E7%A7%80%E6%A8%B9

* 野田マップの気迫の公演『フェイクスピア(https://www.nodamap.com/fakespeare/

ElevenNines_nougyo_omote_ol

 2000年にNODA・MAP番外公演として上演された野田秀樹脚本の「農業少女」、今回はELEVEN NINESの納谷真大さんが演出、主演は同劇団の内崎帆乃香さん。また内崎以外の出演者3人は今回「young」、「adult」の2チームに分かれ、ダブルキャストでの上演でした。

 西日本の田舎の農家に生まれた百子(ももこ)は、ある日東京に憧れ電車に乗って上京、様々な大人に出会い、変わり、影響され、いつしか米を作る「農業少女」へと。1960代・70年代を彷彿させる社会描写にも共感しました。

<Aチーム(ヤングチーム)>

内崎帆乃香

菊地颯平

坂口紅羽

梅原たくと

  • 若手チーム!
youngチーム!

<Bチーム(アダルトチーム)>

内崎帆乃香

泉陽二(札幌座)

小島達子

納谷真大

アダルトチーム!

adultチーム!

 年齢の違いによって時代の受け止め方も違うのでしょうね、この作品は20年前の初演とはいえ、折からのサッカーワールドカップの熱狂が過ぎて、ヒットラー率いるナチスの熱狂と重ね合わせたり、現在にも十分通じるテーマも織り込まれています。地方からみる花の都・大東京の時代、線路が続くその先に果てしない夢を一度は見た世代としてはとても懐かしい風景です。

 両チームともに出演し続けた内崎帆乃香さん、お疲れさま!!

昨年末 話題二つ

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 昨年末12月に、「北海道大学&札幌市 包括連携協定!」が大きなニュースになりました。締結式に続いて記念講演会も開催されたので、私はリモートで参加しました。

 この協定は、北海道大学が有する知見や人材と札幌市によるまちづくりが連携することにより、相互に協力・発展しながら、地域課題や社会課題の解決に寄与していくことを目的として結ばれたものです。締結式の記者会見では、寳金清博総長と秋元克広市長から挨拶と抱負が述べられ、記者からは、人事交流や人材育成、学生の地元定着に関する取組などについて、多くの質問が寄せられたそうです。

 記念講演会では、町田隆敏副市長、金子純一産学・地域協働推進機構副機構長、松島理明北海道大学病院脳神経内科診療講師・臨床遺伝子診療部副部長から、それぞれ、まちづくり、スタートアップ支援、医療のテーマで講演があり、その後、寳金総長と秋元市長による対談が行われ、これから連携を進めたい分野や取組みについて、多岐に亘って活発な意見交換が行われました。今後、様々な分野において連携を深め、既存事業のレベルアップと新たな協業が期待されます。

 もう一つの年末の話題は、年末恒例の「ラジオ出演@ FM三角山」です。丸山哲秀先生とのトーク、もう何年になるでしょうか。

* これまでの記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E4%B8%B8%E5%B1%B1%E5%93%B2%E7%A7%80

 出演料はこの焼酎、すぐに誘われていきそうでした!!

 とにかく2022年師走は様々の人生模様で、私にとってはあわただしく過ぎていきました。2023年が平穏な世界であうことを祈りたいですね!

2023年 正月 @ 札幌

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 遅くなりましたが2023年新年の札幌です、今現在、雪は少ないのですが気温は連日低めで推移しています。ただ、札幌のやや北の岩見沢、夕張地方では大雪、線状降雪帯が今年はやや北を通過しているようです。

 秋山財団の中庭のアウトドアテーブルは、まるでデコレーションケーキが乗っているような光景です。

 今年こそ穏やかな日常であって欲しいものです。秋山財団では新規事業も企画して一層の飛躍をすべく頑張って参ります、今年もよろしくお願い致します!!

4年4日の輝く人生!

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 新年早々ですが、私からの2023年最初のメッセージは、私の孫の急逝のお知らせです。私の10番目の孫『智帆(ちほ)』が、昨年末12月30日12時42分に肺高血圧症で永眠、4歳4日の彼女の輝きを放つ人生でした。当日早朝、救急車で病院に搬送され、救急医療を施しましたが生まれた時からの心臓の障がいが困難を極めて息を引き取りました。『18トリソミー(https://www.shouman.jp/disease/details/13_01_012/)』の遺伝子障がいで、これまで誕生から幾多の困難な手術を乗り越え、共に医師の両親の懸命の育児で先日までの4年間を超える人生を彼女なりに歩んできました、その状況を傍で見ていた私としても息子夫婦、本人の生命力に頭の下がる思いです。

 あまりに急だったので、両親はじめ私も含めてすぐには受け入れることはできませんが、これまで一生懸命生きてきた智帆の生命力に驚くと共に、彼女の生きた軌跡が私たちに与えたメッセージをしっかり受け止めて、集まった親族20数名、これからたくましく生きていく決意を新たにした今年の年始でした。

 人の生きた価値は長い短いの時間軸ではなく、その密度の濃さなのだと強く感じる数日でした。喪主の私の息子は以下のように感謝の言葉で綴っていました。残った智帆の妹、弟と共に夫婦はこれからも逞しく生きていくでしょう。

 星になった智帆ちゃん、たくさんの勇気を与えてくれてありがとう、安らかにお眠り、ね!!!

NHKBS1『香港メディアの今』

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 NHKBS1スペシャル『それでも声を上げ続ける~香港 記者たちの闘い2022』は、今もなおジャーナリストとして果敢に発信続ける人々を追いかけていました。

* https://www.nhk.jp/p/bs1sp/ts/YMKV7LM62W/list/

 香港では政府に批判的なメディアへの締めつけが強まり、新聞が次々と発行停止に追い込まれています。それでも「報道の自由」を守ろうと声を上げ続ける記者たちの闘いを追っています。 “自由と民主”を求め、市民の大規模デモが続いていた香港。反政府的な動きを取り締まる「国家安全維持法」が施行され、わずか2年で信じられないほど変わりました。民主派の新聞は、次々と発行停止に追い込まれ、それでも声を上げ続ける人たち、リンゴ日報の元主席記者、ネットメディアの名物記者や若手記者です。大陸中国の影響力が高まり、言論統制が厳しさを増す香港で、「報道の自由」を守ろうとする記者たちに密着し、その厳しさと葛藤を寄り添って番組にしています。

 今年のNHKドキュメンタリー番組では、ウクライナ、香港で闘いながらしたたかに活動するメディア、ジャーナリストに焦点を当てた作品が多かったような気がします。それだけ今、世界では報道への圧力が強まってきているのでしょう。

<ウクライナのメディア関連記事>

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=44845

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=45627

水戸部稲造??

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 今月、札南高学校林財団の企画活動委員会12月例会があり、その後、年末懇親会を出席者で楽しくやりました。ススキノでやっているメンバーのお店で珍しい日本酒を数種、その中にひと際驚く銘柄が『山形正宗 稲造』!!! 山形県天童市の(株)水戸部酒造(https://www.mitobesake.com/がつくっている「水戸部稲造栽培米」とのこと、創業は1898(明治31)年です。 表ラベルが何と稲をくわえる象のデザイン、裏には「人生は、遊びだ。」とあります。

 企画活動委員会メンバーは、今年も熱心に現場に、委員会での議論に積極的に関わって頂きました。

 来年もよろしく、一緒に楽しく活動しましょう、今年はお疲れさまでした!!!

『世界を知る力』 最終2022

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 寺島文庫主催『世界を知る力』、2022年最終は今年のまとめでした。

* これまでの記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%82%92%E7%9F%A5%E3%82%8B%E5%8A%9B

 新たな枠組みの台頭となるか、「グローバル・サウス」!

* https://ideasforgood.jp/glossary/global-south/#:~:text=%E3%82%B0%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%AB%E3%82%B5%E3%

キャリアセミナー@札幌市図書・情報館

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 「札幌市図書・情報館(https://www.sapporo-community-plaza.jp/library.html)」でのセミナー、今回は渡辺美砂子さんの自らのキャリア変遷を語るプログラムでした。

* https://www.sapporo-community-plaza.jp/event.php?num=2782

「キャリアプランは自分で描け!」と、今さら言われても... ~会社員の私が、新渡戸稲造のドキュメンタリー映画製作に参加する理由~のイメージ

講師
渡辺 美砂子(わたなべ みさこ)氏
奈良出身。高校3年生の時に、つくば万博で世界と科学に触れ研究者を志す。
京都大学大学院を卒業後、1993年にエーザイ(株)に入社し創薬研究者となる。
現在は、筑波研究所総務部で資産管理とDXを担当する。
個人活動として、㈳Travelfoward理事、㈳久野塾アドバイザー
新渡戸の夢映画製作委員会等に参加。

(聞き手) 浅野 隆夫(札幌市中央図書館調整担当課長)

 バブル期に社会人となり、大学院で学んだ知識を活かして念願の創薬に携わるも、その後、結婚、離婚、昇進、配置転換と、山あり谷ありの29年のキャリア人生を、図表にして分かりやすくお話をされていました。

渡辺美佐子さん

渡辺美砂子さん

 映画「新渡戸の夢」制作の話は少なかったですが、渡辺さんのキャリア変遷、企業人・研究者・家庭人としてのこれまでのご苦労等、リアルな話で大変面白く、今後のご活躍に期待したいですね。

新渡戸連続講座 12月 2022

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 新渡戸連続講座、今月は三上章先生のご講演『ソクラテスと新渡戸稲造』でした。

* これまでの『新渡戸連続講座』記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%96%B0%E6%B8%A1%E6%88%B8%E9%80%A3%E7%B6%9A%E8%AC%9B%E5%BA%A7

札南高学校林 表彰!

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 先日は、私が理事長を務める「(一財)北海道札幌南高等学校林(http://www.rikka-forest.jp/」が北海道庁のコンクールで優秀賞を受賞し、その授賞式が高校校長室で行われました。

* 学校林関係記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E6%9E%97

 授賞式では石狩振興局森林室の井上靖彦室長(右)から表彰状と記念品が授与され、学校林財団からは、常務理事の宮澤一校長、黒川智子理事、理事長の私が出席して受け取りました。

 この学校林、財団設立以来、私で18代目の理事長ですが、戦後間もなくから、多くの表彰を受けています。以下はそのごく一部です。

 今年で111年目を迎える学校林、明治44年に始まる頃は明治時代の山火事で草原状態だったこの場所、木を植え続けてきた長い歴史ですが、昨今では間伐・下草刈り等による育樹のステージへと変わってきています。向こう100年に向けた長期ビジョンも策定していますが、その矢先、この数年でも台風、地震、豪雪による倒木等予期せぬ自然災害の後始末に追われたり、100年を超える先輩たちのこの間のご苦労を実感しながら、将来に向けて森をお守りする活動に今を預かる私たちは頑張っていこうと決意を新たにしている昨今です。

<年が明けて新聞に掲載されました>

本格的冬 到来 2022!

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 札幌の今冬は初雪も遅く少しホッとしていましたが、師走も中旬になり積雪もそこそこ、そろそろ本格的冬の到来です。今朝の気温はマイナス11℃、最高気温もマイナス6℃で真冬日の予報、明日も同じように寒い日が続きそうです。

 今日未明には今冬初めての除雪ブルが家の前を通り、仕事始めでしょうか、ごみステーションのある交通量の多い通り、家の前の中通り共に初仕事!

交通量の多い道も

交通量の多い道も

細い道も

細い道も

 昨年の冬は年明けからの連日のドカ雪でさすがに雪かきも疲労感がひどかったですね、この冬はそうならないことを祈るばかりです。

先行上映会 @ 栗山

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 先日は、北海道の栗山町で「『ライブアートツアーin栗山』THE MOVIE」と銘打って、一般公開に先立って上映会が栗山町駅前の会場で開催されました。

* https://s-e-season.com/jlyp2022/program/kuriyama/

 「ライブアートツアー」は、札幌の俳優たちが、まちにゆかりの歴史上の人物などに扮して市街劇を行い、秘められたエピソードやまちの特産物、観光名所などを紹介する新しいツアー企画。ツアー参加者は行く先々で行われるライブパフォーマンスを楽しみながら、まちを巡り、まちを知り、まちの魅力に触れていきます。
 2020年には札幌市、2021年には増毛町を舞台に行い、大きな注目を集めました。2022年9月29日には栗山町で行われ道外からの参加者も含め計12名の方々が参加しました。本作はその映像版。 アフターコロナにむけた地域観光の活性化を支援するとともに、地元の人たちにとっては地域の価値を再発見する機会にもつながっています。

 今回の栗山町版、最初に栗山町の長さんと以前から演劇に興味を持っていた私の知人・遠藤大輔くんが秋山財団にお越しになって提案書のご相談でした。その後、数回お会いして幾つかのプランにブラッシュアップし、私も関係している(公財)北海道演劇財団の斎藤歩理事長と面談・ご相談しました。この案件は一度そこで小休止していたのですが、その後、斎藤歩さんが注目度を上げて数回の現地取材、長さんはじめ現地の方々の溢れる情熱の甲斐もあって、ツアープログラムに辿り着き、更には映像作品としてアーカイブ化の企画に発展してこの日に至りました。

 基本的には今回の企画、栗山町民の方々への先行上映会でしたが、札幌からも10数名の方々が参加し、札幌駅前からの貸切バスの中では、『おむすびプロジェクト』で実際のおむすびも頂きました、本当に地元の具材がぎっしり詰まって美味しかったですね。

 栗山駅前の会場には満席の地元のお客様、先ずは札幌演劇シーズン実行委員会の樋泉委員長のご挨拶。

* 『札幌演劇シーズン』ーー> https://s-e-season.com/about/concept.html

 続いてはツアーの様子を記録した動画の上映会、素晴らしい内容でした。

[構成・脚本・演出]
斎藤歩(札幌座)
[出演]
山野久治(風の色)、納谷真大(イレブンナイン)、小島達子(イレブンナイン)、
磯貝圭子(札幌座)、泉陽二(札幌座)、MAREWREW ほか

 第二部は、北海道演劇財団の斎藤歩理事長とクリエイティブオフィスキューの伊藤亜由美社長の対談。

* (公財)北海道演劇財団ーー> http://www.h-paf.ne.jp/

* (株)クリエイティブオフィスキューー> https://www.office-cue.com/

 伊藤社長の映画製作を通じての地域おこしのプレゼン、素晴らしい取り組みです。

 対談の途中で、映画にも登場して人気だった桃井かおりさんと武田鉄也さんが乱入!!!

 映画はこちらのサイトからご覧になります、特に最後の部分で皆さん号泣でした!!!

* https://s-e-season.com/jlyp2022/program/kuriyama/

 斎藤歩さんの度重なる取材に裏付けられた歴史スポット紹介、更に、最初にこの地に踏み込んだのが女性で、小林酒造を支えてきたのも女性、そんな物語に仕上げた斎藤歩の手腕に脱帽です!是非、1時間の動画をじっくりご覧頂きたいと思います。

 ここまで実に多くの皆さまのご尽力、最初に関わった私からも心から御礼申し上げます!!

 蛇足ですが、栗山町と私とのこれまでの関わりは、『オオムラサキ観察』、アースカフェでの『サラサラレッド』ほかの農業チャレンジ等、大変興味深い話題で満載でした。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%A0%97%E5%B1%B1%E7%94%BA

山崎史郎さん、少子化対策!

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 つい先日、普段は滅多にみないNHK総合の「9時のニュース」、何と山崎史郎さんが登場しているではありませんか!少子化対策の責任者として活躍されています。

* 山崎史郎関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%B1%B1%EF%A8%91%E5%8F%B2%E9%83%8E

 著書からの引用もあり。

 講演会も精力的にこなされていました。

 そうこうしているうちに、今度は経済同友会の富山和彦社長とも面談していました。

 介護保険創設の立役者だった彼が、今取り組んでいるのが「少子化対策」、この間ずっと頑張り続けていますね、彼との長い付き合いも、当初の厚生省の武井くん、椋野美智子さんからのお付き合い、その後香取さん、武田俊彦さん、懐かしいです。

懐かしの1990年代の想い出!

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 先日、機会があって、東京で思いっきり1990年代を語り合う大変濃密な時間を過ごすことができました。1997年、当時の山一證券が破綻した時に会社の現役だった方々です。あれから25年、今も金融業界で大活躍されている方々とお話をしていて、私自身の激動の90年代の想い出と重なって、静かに興奮、感動しながらの会食でした。

* https://www2.nhk.or.jp/archives/tv60bin/detail/index.cgi?das_id=D0009030281_00000

* 私のブログでの関連記事

ーー 山一証券 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=44066

ーー 北海道拓殖銀行 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=35947

ーー 私の平成30年 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=35740

 1989年がベルリンの壁崩壊の年、私は(株)秋山愛生舘の代表取締役専務として、2年後に控えた創業100周年に向けて様々なプロジェクトの責任を担って仕事に没頭している時で、その後五代目社長に就任して、1997年には伯母の先代社長だった秋山喜代が亡くなりました。

 1992年、会社は札幌証券取引所に新規上場、5年後には東京証券取引所市場二部に上場し、その間に(株)スズケンとの資本・業務提携、資金調達を巡ってスイスフラン建てワラント債を発行しにスイス・チューリッヒでの調印式、さらに1998年にスズケンとの合併は、以後の私にとっても忘れられない思い出となりました。この間、幹事証券だったのが山一証券、担当の札幌支店の吉田さんとは沢山の思い出が詰まっています。今、秋山財団の資金運用のノウハウは、この時からの蓄積によるもので、そこで出会った海外の金融機関の方々からたくさんのアドバイスも頂いて今日に至っています。また、(株)スズケンとの資本業務提携から合併への展開で重要な働きをして頂いたのが(株)レコフ(RECOF)の吉田允昭代表(https://www.recof.co.jp/about/history/)と最初の担当者の浅井さん、いずれも山一証券出身者でした。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=35182

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%83%81%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%92

 私個人としては、39歳から49歳の11年、とにかく仕事に没頭して邁進していた時期といえるでしょうね。100年の歴史を持つ企業の継承者として将来の方向性を定め、一方で新しい秋山財団という組織の立ち上げから基礎創りに関わり、今に至っています。

 先日に懇談した浜田直之(https://www.sc.mufg.jp/company/profile/outline.html)さん、太田原さんは、共に山一証券破綻時には組合の幹部として奔走されていました。秋山愛生舘担当だった当時札幌支店の吉田さんとも今もコンタクトがあるとのお話、懐かしかったですね。10数年前に前橋の地元企業に移られた吉田さんとコンタクトした気がしていますが定かではありません。彼とは、スイスフラン建てワラント債を発行しにスイス・チューリッヒでの調印式に一緒に出張した際、調印後に山岳方面に少しの時間を過ごした時、ホテルの深いプールで水着を持参しなかったのでバスタオルを腰に巻いて泳いでいたら、水を含んだタオルがずり落ちて4メートル以上底に落ちて取り戻すこともできずに、共にプールサイドに上がってきた苦い(?)思い出が忘れられません。

 山一破綻の数日前、前夜、その後のリアルなお話は、今となっては淡々とされていましたが、恐らく苦渋の連続だったのではと思われます。ただ、そのようなパニックの中でも終始冷静に判断をし続けた浜田さんのような人物がいらっしゃったことは不幸中の幸いと言えるのでしょうね。その後の彼の金融業界でのしぶとい活躍は、やはり人間力というかお人柄というか、素晴らしい物語でした、そしてつないでくれた太田原さんにも感謝です。当時の方々はそれぞれ今もご活躍のようです、NHK総合の『アナザーストーリー』でも取り上げられていました。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=44066

 あっという間の1990年代振り返りの時間、帰り道でも思わず目頭が熱くなる感情を抑えきれませんでした。皆さんのこれからの変わらぬご活躍を祈念しています、貴重な時間ありがとうございました!!

NHKBS1『デジタル ウクライナ』

Posted by 秋山孝二
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 NHKBS1スペシャル『デジタル ウクライナ』は、デジタルを駆使した戦時下の情報戦を如実に示して、終わった後に空恐ろしい気持ちになりました。武器、それを支えるデジタル技術ばかりでなく、状況の正確な把握・解析もデジタル、寄付を募るのもデジタル、市民を守るのもデジタル、被災者への支援もデジタル。

* https://www.nhk.jp/p/bs1sp/ts/YMKV7LM62W/episode/te/JWGWQPJ3RM/

 先ずはウクライナの悲惨な歴史から、スターリン時代の「ホロモドール(https://eleminist.com/article/1106」。

 今回のウクライナ侵攻は時間と共にその地上の様子が大きく変化していますが、衛星写真からの分析で何が起こっているのかを考察しています。

 『聖ジャベリン』は胸に武器を抱いて呼びかけます!

 これをロゴに寄付募集を!

 こちらは無人攻撃機『バイラクタル』!

 デジタル情報は国外脱出の手段としても、敢えてロシア国内を経由しての逃避行、それを支援する人々も!

 最後はウクライナの住民の家の前には。

 21世紀の戦争はまさに『デジタル戦争』なのですね。

STAND-UP COMEDY 清水宏!!

Posted by 秋山孝二
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 『Stand up Comedy』のジャンルで全国ツアーで沸かせている清水宏(https://shimizuhiroshi.net/)さん、先日は札幌の円山公園近くのミニシアター『円山夜想(ノクターン)(http://www.marunoku.com/』でライブでした。

 『スタンダップコメディ』とは、演者が一人でマイク一本でステージに立ち、客席に向かってしゃべりかけるスタイルの話芸。笑いの中に社会風刺や皮肉などを織り交ぜながら、様々な事象について語り、欧米やアフリカなど世界中でコメディの主力となっているそうです。

 場所は札幌市中央区の円山公園付近の地下ライブハウス『円山夜想(ノクターン)」。このライブ終了後は、サッカーワールドカップの日本の試合のパブリックビューイング会場にもなるようでした。

 ここでは様々なライブのラインナップ!

 とにかく2時間、途中休憩を挟んで一気にしゃべり倒す勢いは素晴らしかったですし、それぞれのお話も納得することばかりでした。特に印象に残ったのは以下の通り。

* 銀行窓口でのやり取り

* 皇室報道の現状に対して

* 志村けんとの思い出の数々

* 家庭での夫婦のやり取り

 2007年、2009年には東京の日比谷野外大音楽堂で単独お笑いライブを敢行し、それぞれ2000人のお客さんを集めました。この間、吉本興業ぜんじろう(https://profile.yoshimoto.co.jp/talent/detail?id=709)、ラサール石井(https://ishii-mitsuzo.com/talentlist/%E3%83%A9%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%AB%E7%9F%B3%E4%BA%95.html)とともに「日本スタンダップコメディ協会(https://standupcomedy-japan.com/」を設立し、会長に就任、日本全国ツアーなどを行う一方で、海外でもロシア、中国、台湾、韓国、メキシコなどで現地の言葉でコメディを敢行しています。

Lionel氏、3年ぶりで!

Posted by 秋山孝二
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 ここ3年間、コロナ禍の海外からの入国が難しく会っていなかったLionel氏、久しぶりの日本滞在中に東京で昼食をご一緒にしながら、この間の溜まっていたお話の機会があり、大変面白かったですね。同じコロナ禍・ロシアのウクライナ侵攻を体験しながら、違った立ち位置からのコメントは私にとって貴重です。

Facebookのプロフィール写真

 その中から幾つかを。

* スイスから日本への飛行機便、途中乗客の一人の体調が悪くなり、急遽北京空港に緊急着陸。その途端に一斉に全員が機内でマスクを付けることに、ゼロコロナ政策の徹底は機内にも及んでいた。

* 日本国の負債の累積が心配、少子化でしかもこれまでの累積財政赤字は全て後代負担、所得も伸びない低成長時代に若者が支払う原資をどこから見出すのか。国内の富裕層はそんな国から移住していくのではないか、事実、香港、大陸中国からヨーロッパ諸国にすでに移住は始まったいる。

* ヨーロッパ各国の政治状況、昔は左翼といえば工場労働者とかだったが、今では複数の国で公務員等が中心で環境・人権等の理想主義的理念の基づいて形成し、それに対していわゆるエッセンシャルワーカー、工場労働者は、日々の生活に困窮して右翼的発想になる傾向、基本的に国民の格差、移民・難民の広がりがその原因。各国は自国最優先の政策に回帰し、グローバリズムとの矛盾に行き詰っている感。

* ロシアのウクライナ侵攻について、ウクライナはこれまでにロシアとの様々な歴史的確執があり、建国後はまだ30年の国。西側メディアはプーチン叩きで溢れているが、ヨーロッパ諸国、アメリカはそれぞれの国の思惑で関わっているのが現実ではないか。アメリカは距離を置きながらひたすら武器輸出で武器見本市の意味合いも。

* 日本だけがコロナ禍の今もマスク着用をほぼ全国民が守っているが、ヨーロッパではもう誰もマスクなどしていない。以前からマスク着用の習慣が社会に定着している社会だからなのだろう。

 以上、思い出せるだけを書き留めましたが、私は10月のハンガリー訪問でも感じましたが、特にウクライナ問題の捉え方、難民・避難民への受け止め方は、地政学的に近いゆえの認識の違いを強く感じました。昨今、台湾問題に関するフォーラムでも理解しましたが、ウクライナ問題を台湾有事に置き換えると、アメリカのスタンスが容易に想像できて、日本が巻き込まれるどころか対中国との当事者になりかねない、そして今、武器購入ほか防衛費の増額方針もアメリカの影を感じ大きな方向性の誤りだと思わざるを得ませんね。

 日本国内の論評、マスメディア報道だけでは、大きな歴史の転換点を見誤る気がします、これからも幅広くこれまでのネットワークを活かして正しい現状認識につとめたいものです。

師走 2022

Posted by 秋山孝二
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 11月末は栃木県、東京都への出張、そして今日、2022年師走を迎えました。

 先ずは栃木県益子町、落葉が一面に広がり、晩秋の美しさを醸し出して。都会のマンション前では、これらの落葉が「困ったゴミ」と認識される昨今、植物へのリスペクトもなく日本社会の疲弊を感じる時もありますね。

ワグナー・ナンドール記念財団前の道

ワグナー・ナンドール記念財団前の道

 JR宇都宮駅では佐野ラーメンと餃子・日本酒で今年の仕上げです。来年こそは本場の佐野市に行って、ラーメンのはしごをしたいものです。

 そして東京、寺島実郎さんのリレー塾、今回もアメリカ・中国の今、そして日本の立ち位置、濃密な第一人者3人の鼎談でした。寺島さんの今月中に発売になる新著も楽しみです。

今回初のリアル参加!

今回初のリアル参加!

 東京都丸の内と御成門付近、師走ですね。ヨーロッパ各国ではエネルギー高騰の折から、今年はクリスマスのライティングは軒並み中止で、街なかは真っ暗とか、どこか多少の罪悪感も感じる今年の師走です。そして、羽田空港もクリスマスツリーが飾られて師走ムードです。

 丸の内で久しぶりに丸善で立ち読みしていると、『山本義隆』の文字と『原子・原子核・原子力』の文字が飛び込んできました、山本義隆さん未だにご健在ですぐに買いました、読むのが楽しみです!!

 そして札幌ではいよいよ雪が降ってきました。

半藤一利、戦争を解く!

Posted by 秋山孝二
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 NHK総合『半藤一利、戦争を解く(https://www.nhk.jp/p/etv21c/ts/M2ZWLQ6RQP/episode/te/LG7JG59QNK/』は、その緻密な取材と資料に裏付けられた鋭い視線で歴史の考察をされていたドキュメンタリー作家の執念を追っていました。

 昨年享年90歳で亡くなった作家・半藤一利さん。遺品に「日本のいちばん長い日」草稿ノートが残されていました。1945年、終戦前日からの24時間、政府首脳ら「和平派」と陸軍将校ら「抗戦派」の苦悩・葛藤が克明に浮かび上がってきた記録です。戦争終結の妨げになった要因とは何だったのか、そこから読み解いていきました。その後も続く戦争に対して、自らの戦争体験からの視座は今の私たちにとって羅針盤です。「正義」という名の「熱狂」、それを防ぐものは何なのか、いつも問い続けていました。

 ソ連のアフガニスタン侵攻が始まった1979年の大論争『戦争と平和』、「文芸春秋」編集長だった半藤さんが仕掛けた大論争でした。

 お亡くなりになる前日、奥様への最期の言葉は「『墨子』を読みなさい!」だったとか。

 半藤一利さんが追い求めた「戦争のない世界」という理想、熱狂が戦争を生み、その熱狂を作り出すのは人間であるというお言葉、今の状況にも響く重たいものです。