浜中町、竹内美妃さんと面談!

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 先日は道東の浜中町、竹内美妃さんの竹内牧場を訪問しました。折から台風が北海道の日本海側を北上する中、釧路まではJRで、そこからは久しぶりにレンタカーで往復、途中は霧の箇所もあり、太平洋は台風の影響で荒波が押し寄せていました。

* これまでの浜中町関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%B5%9C%E4%B8%AD%E7%94%BA

 竹内美妃さんは、秋山財団で今年度から始めた顕彰事業『秋山喜代賞』の初代の受賞者です。来月の秋山財団授賞式でまたお会いでき、皆さんにご紹介できるのが楽しみです。

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秋山喜代賞

【目的】 当財団の創設者である故秋山喜代は女性経営者であり、実績を基盤に一層の飛躍と進化を求め続けていた。私たちはその理念を受け継ぎ、「女性が輝く社会の実現」や「女性の経済的自立」を目指し、北海道に縁(ゆかり)があり各分野で功績のある女性を顕彰し、身近なロールモデルを北海道に示すことで社会イノベーションの実現の機運を高めることに貢献したい。

【対象者】 地域活動等を積極的に行い、社会的影響力をもち次代を担う女性(企業経営者、市民活動家など)であり、常に前進しリーダーを目指しながら新しい事業展開にチャレンジすることで輝いている女性。

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* https://www.akiyama-foundation.org/news/5286.html

* 北海道新聞でも記事にーー> https://www.hokkaido-np.co.jp/article/874551/

 竹内牧場は浜中町の海岸近くの高台、広大な敷地にゆったりとホルスタインが草を食んでいました。

 本州から移住されて25年以上、強風と厳寒のこの土地でしっかりと乳牛を育て、同時に竹内正嗣さんは人工授精の技術者として会社経営をされています。

 人工授精の冷凍保管庫ほか、竹内さんから初めて聞くお話の数々は大変貴重でした。

 釧路への帰り道、厚岸の道の駅で荒れる海を見ながら生ガキ・蒸しカキ・唐揚げをシンプルに頂きました、豊かな厚岸のカキは最高でしたね。

きたネット・助成セミナー 2015

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 毎年恒例の「助成セミナー」、今年も以下の内容で開催しました。

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●活動基盤強化セミナー
『企業や地域、会員との関係づくり~NPO活動者の視点から』
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 認定NPO法人霧多布湿原ナショナルトラスト(浜中町) 副理事長・瓜田勝也さん

 浜中町の地元有志で活動を始めて19年。助成も協賛も寄附も連携も「絆の始まり」と考え、湿原のファン、活動の応援団になってもらえるよう、誠意と工夫を凝らしてきました。支援継続のために、活動者が心がけるべきことは何か。企業や地域、会員との関係づくりについて、エピソードをまじえたお話でした。

<霧多布湿原ナショナルトラスト>
http://www.kiritappu.or.jp/
ラムサール条約登録湿地「霧多布湿原」の保全と、自然と共生する暮らしや町づくりを進めるNPO法人。「守るのは地元、支えるのは都会」を合言葉に、周辺民有地の買い取りと湿原の価値を伝える活動を展開。2015年7月現在、2157個人・115法人の会員と、11の協賛企業が活動を応援している。

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●助成制度説明会(7団体参加)
●個別相談会(9団体参加)

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◇(独行)環境再生保全機構/地球環境基金助成金
http://www.erca.go.jp/jfge/
◇(公財)自然保護助成基金/
プロ・ナトゥーラ・ファンド助成、ナショナル・トラスト活動助成
http://www.pronaturajapan.com/
◇(公財)コメリ緑育成財団/コメリ緑資金助成
http://www.komeri-midori.org/koubo/
◇(一財)セブン-イレブン記念財団/環境市民活動助成
http://www.7midori.org/
◇札幌市市民まちづくり局/さぽーとほっと基金
http://www.city.sapporo.jp/shimin/support/kikin/
◇北海道e-水プロジェクト協働事務局/
北海道e-水プロジェクト助成
http://www.heco-spc.or.jp/temp/e-pro/
◇(公財)北海道新聞野生生物基金/道新野生生物基金助成
http://www.aurora-net.or.jp/nature/yasei/
◇(一財)前田一歩園財団/自然環境保全活動助成(相談)
http://www.ippoen.or.jp/
◇コープ未来の森づくり基金/森づくり助成(相談)
http://www.coop-sapporo.or.jp/contents/view/id/82

共催のセブンイレブン記念財団・萩原さん

共催のセブンイレブン記念財団さまのご挨拶

基調講演・霧多布ナショナルトラスト肥田さん

基調講演・霧多布ナショナルトラスト瓜田勝也さん

会場内に用意された活動チラシ

会場内に用意された活動チラシ

 毎年、ファンドレイジングの初めての団体も多く、助成制度プログラムの理解には貴重な場となっています。

エネルギーチェンジ研究会 in 浜中(3)

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 浜中町農業協同組合訪問の後、エネルギーチェンジ100ネットワーク(http://enechan100.blogspot.jp/が3年前から続けている「市民のエネルギーチェンジ研究会」の第6回目を、今回、霧多布湿原ナショナルトラスト(http://www.kiritappu.or.jp/の多大なご尽力により、「霧多布湿原センター(http://kiritappu.mond.jp/center/」で開催しました。これまでは、札幌、帯広、別海、遠軽、芦別でしたが、今回も予想を上回る参加者と内容の濃い講演者により、多くの収穫がありました。

 これまで掲載はこちら――>

第一回札幌 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=15906

第二回帯広 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=15991

第四回遠軽 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=18488

第五回芦別 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=22492http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=22501

 夜は交流会でさらに深いお話の数々、大変楽しく、印象深いやり取りで大いに盛り上がりました。そして地元の方のお迎えはこちらのタクシーでした、「ルパン三世・モンキーパンチ(http://www.hamanaka-lupin.com/」!

ルパン三世 モンキーパンチ

ルパン三世 モンキーパンチ

エネルギーチェンジ研究会 in 浜中(2)

Posted by 秋山孝二
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 まずは、浜中町農業協同組合(http://www.ja-hamanaka.or.jp/modules/top0/を訪問して、石橋榮紀組合長(http://www.ja-hamanaka.or.jp/modules/content05/index.php?id=5#1)から酪農家の太陽光発電システム、ハーゲンダッツジャパンとの取り組みについてお話を伺いました、石橋組合長とは1月の北大に続いてお会いできました(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=22307)。

 栄農課の試験室環境は大学研究室並の設備と機能でした。

生乳の残留物質検査

生乳の残留物質検査・トレーサビリティ

シャーレの中で培養試験

シャーレの中で培養試験

 そして、クリーンな牛乳はクリーンな環境から作られる、使うエネルギーもクリーンエネルギーです。各酪農家は太陽光発電システム、売電もやって地域としての「メガソーラー」です、「浜中町」のブランディングですね!

基本的には各酪農家ごとの太陽光発電装置

基本的には各酪農家ごとの太陽光発電装置

 一番の課題は送電線への接続部分です。

電力会社との熾烈な交渉の末、実現しました!

電力会社との熾烈な交渉の末、実現しました!

 もう一つ大切なポイントは、糞尿からのバイオガスは発電よりもまずは「熱エネルギー」として活用することが効率性からも有効とのこと、エネルギー資源と得られるエネルギーとを睨んでの優れた現場感覚ですね、特に北海道の場合、「熱」を電気以外のどのエネルギーから調達するかが、今後の省エネルギー時代のポイントであることを再確認しました。

エネルギーチェンジ研究会 in 浜中(1)

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 まずは写真だけで報告します!

浜中農業協同組合

浜中町農業協同組合

自給の太陽光パネル

自給の太陽光パネル

課題は明確ですね!

課題は明確ですね!

吉田文和先生、退職講演ほか

Posted by 秋山孝二
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 吉田文和先生の最終講義が北海道大学で200名の参加で開催されました。当日のプログラムは以下の通りです:

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[プログラム]
【退職講演】
北海道大学大学院経済学研究科 特任教授 吉田 文和

【パネルディスカッション】
* パネリスト

札幌市 市長 上田 文雄 氏

浜中町農業協同組合 組合長 石橋 榮紀 氏

寿都町産業振興課 参事 森本 昌和 氏

北海道大学大学院経済学研究科 特任教授 吉田 文和

* コーディネーター

一般社団法人北海道再生可能エネルギー振興機構理事長 鈴木 亨

講師プロフィール

北海道大学大学院経済学研究科 特任教授 吉田 文和
京都大学大学院経済学研究科博士課程修了。専門は環境経済学、産業技術論。
2007 年より北海道大学サステナビリティ・ウィーク実施、低炭素社会づくり教育プロジェクト実施に尽力。

浜中町農業協同組合長 石橋 榮紀 氏
1990 年に浜中町農協の組合長に就任。酪農技術センターや研修牧場の開設など数々の新事業の仕掛け人。また、農業分野において国内初の大規模な太陽光発電システムを導入。

寿都町産業振興課参事 森本 昌和 氏
2009年から現職。寿都町は人口約4千人。1998年に自治体として全国初の発電事業に取り組む。現在11基(16,580kW)の風力発電設備が稼働しており、売電の余剰金における水道料の値下げにて住民への還元を行っている。

札幌市長 上田 文雄氏
2003 年6 月に札幌市長就任。2014 年10 月に「札幌市エネルギービジョン」策定。また、策定したビジョンを踏まえて、2014年度中に「さっぽろエネルギー未来構想」を策定予定。

[主催] 北海道大学大学院経済学研究科
[共催] 一般社団法人北海道再生可能エネルギー振興機構
[協力] 認定NPO 法人北海道市民環境ネットワーク、
北海道エネルギーチェンジ100 ネットワーク

シンポジウムはトヨタ財団国際助成プログラムの助成の一環で開催されます

☆詳しくはこちらをご覧ください↓
URL:http://www.reoh.org/news/20150123-symposium

当日の吉田文和先生のご講演録画はこちらです。

* http://www.reoh.org/news/150123kirokukoukai

吉田文和先生の最終講義

吉田文和先生の最終講義

第二部パネルディスカッション、上田文雄札幌市長と石橋組合長

第二部パネルディスカッション、上田文雄札幌市長と石橋組合長

森本参事と吉田文和先生

森本参事と吉田文和先生

 吉田文和先生のお話は、エネルギーと環境の視点から、さらに、内村鑑三の「デンマルク国の話」を引用しての地域再生プロジェクトの視座からのご提言があり、大変貴重で示唆に富むものでした。

 また、各パネリストのお話は、それぞれのフィールドでの実践に裏打ちされて大変説得力があり、私は特に、石橋組合長のビジネスマインドに共鳴致しました。3年前に別海でのフォーラムでもお話を伺い、感銘を受けました(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=11933)。「農業協同組合」が金融機関の視点から新しい事業に融資する姿勢は、これからの農協のイノベーションモデルとしても大変優れていると思います。そのためには、ハーゲンダッツへの生乳納入という出口戦略を固めて、さらに再生可能エネルギー等の活用で環境に優しい地域を付加価値として地域のブランディングを重ねていく手法は、見事としか言いようがありません。今回、交流会を含めて石橋組合長とお話が出来て大変よい出会いでした。

 吉田文和先生については、これまで何回も記載しています。(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%90%89%E7%94%B0%E6%96%87%E5%92%8C