特集 HAWAII 2017 (6)

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 朝、ハワイ島ヒロに到着、上陸していきなりの大変よく整備された日本庭園でしばし休息し、気持が落ち着きました、ここでも日系人のこれまでの功績を感じながら。

ヒロの港近くの日本庭園

ヒロの港近くの日本庭園

 そこからキラウエア火山に向けて進み、まずは噴火の後の大きな溶岩トンネルとお化けのようなゼンマイの密林、ハワイで唯一の世界遺産に指定されているキラウエア火山国立公園です。ハワイ語で「キラウエア」は、「吹き出す」、「 多くまき散らす」 という意味だそうです。マウイ島ハレアカラは3,000m超、ハワイ島のマウナロアは4,000m超ですが、ここは1,000m超とそれ程高くはありません。

* http://www.veltra.com/jp/hawaii/big_island/ctg/161869:Kilauea_Volcano_National_Park/

ジェラシックパークの雰囲気で

ジェラシックパークの雰囲気で

大きな風穴トンネルが延々と続く

大きなサーストン溶岩トンネルが延々と続く

 そして、キラウエア火口近くの二つの展望台。キラウエア火山は火の女神ペレの住む神聖な場所とされてきていますが、圧倒的な空間にその神秘性を感じ取れます。

やや古い火口(手前)から現在噴火中の火口も(奥・煙)

やや古い火口(手前)から現在噴火中のハレマウマウ火口も(奥・煙)

 この火口の底をトレイルが続き歩く人々も。

ダイナミックな観光スポット!

ダイナミックな観光スポット!

 さらに移動して活発に噴火するハレマウマウ火口に接近、まさに地球の鼓動を感じます。

昔は火口周遊道路も行けたけれど

昔は火口周遊道路も行けたけれど

噴煙が上空まで立ち昇っています

噴煙が上空まで立ち昇っています

 昔はこんなに近づけたんですね、36年前の長男(3歳)と次男(1歳)です。8年前に噴火が再開して、この周遊道路は現在閉鎖中でした、本当に「活きている」火山です。

火口すぐ横の道から撮影したもの、この時はマグマは一時停止?

火口すぐ横の道から撮影したもの、この時はマグマは一時停止?

 展望台にあるトーマス・ジャガー博物館には、地震計記録があり、2011年3月11日の東日本大震災のデータも鮮明でした。

* https://www.aloha-program.com/curriculum/lecture/detail/59

中央の幅広く長いのが3・11の地震記録

中央の幅広く長いのが3・11の地震記録、その後も続いています!

 マウイ島ハレアカラとはまた違って新しいここハワイ島キラウエア火山、まさに地球の鼓動と陸の始まりを実感します。

 私が東京都江戸川区の公立中学校で教諭として理科を教えていた時、このキラウエア火山を取り上げて、北海道の有珠(うす)山とのマグマの対比とか、ウェゲナーの「大陸移動説(http://www.jamstec.go.jp/j/jamstec_news/20150914/」の一部を紹介しながら、子供たちに授業したのを思い出しました。

* 北海道有珠山 http://www.geopark.jp/geopark/touyako/

 アルフレッド・ウェゲナーの『大陸と海洋の起源』(第4版)の序文には、「地球科学の全分野から提供された情報を総合することによってはじめて、われわれは真実を見出すことを望みうるのである」と書かれているそうです。「いのちの起源」を言い得て妙ですね、今時代的には「生命科学」と言い換えてもピッタリです。

 火の女神ペレの住む神聖な場所キラウエア、思わず手を合わせて拝みたくなる正真正銘のホットスポットでした。

特集 HAWAII 2017 (5)

Posted by 秋山孝二
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 マウイ島二日目は、標高3,000m以上のハレアカラ火山を目指します。30数年前にレンタカーで家族と一緒の時は、ある標高には雲がかかって、実は私はあの有名なハレアカラの火口群を観ることが出来なかったので、今回は密かに期待していました。

 今回も平地は素晴らしい天気でした、ただ途中の道の両側のサトウキビ栽培はすでに終わってはいましたが。

遠くに停泊するPOAの姿を見ながら

遠くに停泊するPOAの姿を見ながら

 ハレアカラ特有のシルバーソード(http://alama.net/nature/flora/endemic/ahinahina.html)は、時季はは少しずれてはいましたがみることができました。

シルバー・ソード

シルバーソード

 そしてさらにミニバスで展望台から頂上まで一気に上がり、そこからは酸素が薄いのでゆっくり歩いて頂上です、3,055m!!飛ばされそうな強風で、時々、流れる雲の中でした。

ミニバスで一気に3,000m超まで

ミニバスで一気に3,000m超まで

 少しすると強風が逆に功を奏して真っ青な空が一面に見えてきました。

学術研究施設も

学術研究施設も

 ハレアカラ火口の絶景が目の前に姿を現す、で、スケールの大きさにしばし言葉を失い魅入ってしまいました。見事な縞模様とクレーターの数々、遠くまで続く景色は想像以上の美しさ。動く大地、空間の雄大さが写真では今一表現されないのが残念ではありますが。

 興奮冷めやらず、その日はハレアカラ火口の残像で大いに盛り上がり。そして、POAは18時過ぎにマウイ島カフルイを出発してハワイ島ヒロに向かいました。

特集 HAWAII 2017 (4)

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 朝、マウイ島カフルイに到着して、一日目はオプションでラハイナに向かいました。

  ホノルルへ遷都をするまでは、ここはハワイ王国の首都。19世紀、ラハイナは世界的な捕鯨の中心地で、沢山の帆船が港に停泊していたようです。フロント・ストリートは両端が30数年前に比べて随分変わりました、ショッピングセンターみたいなエリアもできていて。

 それでもバニヤン・ツリー・スクエア(Banyan Tree Square)は変わらずそこにありました。1873年にウィリアム・オーウェン・スミスによって、キリスト教宣教師の到着50周年を記念して植樹されたと説明板にあり、ここは1832年に創建した後に再建されたラハイナ砦の場所、Pioneer Inn、Baldwin Houseも昔のまま

ラハイナ中央のバンヤンツリー

ラハイナ中央のバニヤン・ツリー

 昔、家族で来た時、大砲の上にまたがった当時3歳の長男の写真をここで撮ったことを鮮明に覚えています、大砲も変わらずそこにありました。家のアルバムを探したら当時の写真が出てきました。

36年前のラハイナで、長男3歳!後ろのホテルが

36年前のラハイナで、長男3歳!後ろのホテルがPioneer Innです

ラハイナのホットスポット:大砲

ラハイナのホットスポット:大砲

 この道脇のベンチは新しいですね。

フォレストガンプ

フォレストガンプ

日本人の活躍の軌跡

日本人の活躍の軌跡

運河跡

砦の跡

やはり人材育成ですね

やはり人材育成ですね

 帰り道、マウイ島南西部の海岸線を望みながら、30数年前にレンタカーで3歳と1歳の子と妻の4人でこの地を訪れたことをまた思い出しました。

ラハイナからカフルイへの帰り道

ラハイナからカフルイへの帰り道

 当時はまだサトウキビ産業が活きていたと思いましたが、今回は耕作放棄された畑とサトウキビ工場の廃屋が、時の流れを感じさせました。ラハイナ・ルナスクールも遠くから確認できました、当時子供たちと一緒に乗ったサトウキビ列車は、数年前にすでに観光用には廃止になっていました、こちらも時の経過を象徴していますね。

既に閉鎖されたサトウキビ工場

既に閉鎖されたサトウキビ工場

 ラハイナの先のカアナパリにも、別の機会で仕事関係の方と一緒にゴルフをしたことがありました。早朝だったかアヒルとかがティーグラウンドに出てきてのどかでした。マウイ島、いいですね。

特集 HAWAII 2017 (3)

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 昼前にホノルルのピア2から乗船し、夜に出航してマウイ島カフルイに向かいます。乗船は午前11時30分からですが、時間前に桟橋に到着してチェックインした乗客のために、広大な室内倉庫の一角に舞台を設置して、歌とフラダンスのミニライブ。待ち時間をも楽しませようとのホスピタリティにいきなり感激しました。

船上からアロハタワー・真珠湾方面を

船上からアロハタワー・真珠湾方面を

 このアロハタワーも懐かしいですね。1971年に横浜からスタートして最初に着いた港(外国)がここの桟橋でした。入国管理官から長い滞在日数を貰うために、上はスーツの上着、下は短パンの妙なスタイルでした。あの真珠湾(パールハーバー)がこんな近くの場所だったのかと、あらためて自分の不勉強を恥ずかしく思ったことを覚えています。

逆サイドは遠くにダイアモンドヘッド

逆サイドは遠くにダイアモンドヘッド

 まだ乗客が少ない内に勝手に船内ツアー。予定の乗客がチェックインした後は、船内生活・規則のガイダンス、避難訓練、希望する食事で予約の必要なレストランの夕食選び等、クルージング開始にあたっての諸手続きであっという間に夜になりました。今回は入国手続き等のプロセスが無かった分、以前の小樽港出発時よりもチェックインはスムースだったような気がします。

デッキ13から一つ下のデッキ:チェス盤とサンデッキ

デッキ13から一つ下のデッキ:大きなチェス盤とサンデッキ

デッキ14

デッキ14

 今回のクルージングのルートは、オアフ島ホノルルマウイ島カフルイ(停泊)ハワイ島ヒロハワイ島カイルア・コナカウアイ島リフエ(停泊)オアフ島ホノルル、です。移動は夜で、日中はそれぞれの島に上陸しての観光、それ以外にも、ハワイ島ヒロからコナへの南回り航行中には、夜にキラウエア火山の溶岩が海に流れ落ちる様子を、カウアイ島リフエからオアフ島ホノルルに戻る時は、カウアイ島北側を敢えて航行して雄大なナパリコーストを海から見学等、クルージングならではのホットスポットもあります。

ハワイ諸島の地図

 夜、静かにホノルル港を出航し、翌朝、マウイ島カフルイに入港しました。朝日に炙り出されるハワイ諸島特有のなだらかな島の稜線が印象的です。

マウイ島カフルイ港に停泊

マウイ島カフルイに入港・停泊

特集 HAWAII 2017 (2)

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 このツアーでは、他の成田組に先立っての出発だったので、一日早くハワイ州ホノルル到着して前泊。初日から久しぶりにホノルルの街を散策しました。6か月住んだ1981年から36年経ち、ワイキキ、ダイヤモンドヘッド、ダウンタウンほか、随分街も変わりましたね。

カピオラニ公園端からダイヤモンドヘッドを望む

カピオラニ公園端からダイヤモンドヘッドを望む

ダイアモンドヘッドクレーター、随分混雑していました!

ダイアモンドヘッドクレーター、随分混雑して駐車場も広く整備!

懐かしのココヘッド

懐かしのココヘッド

ワイキキビーチのホテル中庭

ワイキキビーチのホテル中庭

 一方、ダウンタウンも大きく変貌しています、大規模開発の結果か36年前のイメージとは一変していました。

ここは変わらぬ風景

ここは変わらぬ風景

高層ビルも立ち並び

高層ビルも立ち並び

壁アートも盛ん!

倉庫街のウォールアートも盛ん!

 久しぶりのホノルル散策の一日を終え、翌日いよいよ乗船です!

特集 HAWAII 2017 (1)

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 JTB企画の「プライド・オブ・アメリカで航くハワイ4島周遊クルーズ10日間(http://ebook.jtb.co.jp/book/?A2212#3」、四島巡りは天候にも恵まれて素晴らしい旅となりました。

 この船「プライド・オブ・アメリカ」は、1966年設立の「NORWEGIAN CRUISE LINE(NCL)(https://www.ncl.com/jp/ja/」所有、就航が2005年7月、総トン数が80,439トン、乗客定員は2,186名、乗組員数917名のアメリカ船籍の客船です。これから何回になるか分かりませんが、「特集 HWAII 2017」と題してご紹介致します。

* プライド・オブ・アメリカ号 https://www.ncl.com/jp/ja/cruise-ship/pride-of-america

ハワイ島コナ沖の停泊中のPOA

ハワイ島コナ沖に停泊中のPOA

上部にはサンデッキ、プール、ジャグジー

上部デッキにはサンデッキ、プール、ジャグジー

船首横

桟橋に停泊中、船首横

船内・デッキ5のフロントデスク&ロビー

船内・デッキ5のフロントデスク&ロビー

 この企画、実は数回チャレンジしても実現せず、今回4回目で。札幌からのハワイアン航空直行便でかないました。私にとって船旅と言えば、大きく以下の2回の体験があります。今回はこれまでで一番大きな船でしたが、今、世界中で就航しているのはさらに大型の22万トン級と聞いていますから、時代は変わってきていますね。もう一つ、今回は「ハワイ四島巡り」、私にとってはハワイの思い出は奥深いものがあり、最初は1971年の北アメリカ一人旅、それから新婚旅行、そして「JAIMS(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=18767)」での6か月研修等、人生のエポックメイキングな場となっています。

 1971年に横浜から乗った船は、1848年に設立された「アメリカン・プレジデント・ライン(APL:http://www.apl.com/wps/portal/apl/apl-home/about-us)」の船舶「プレデント・クリーブランド(http://yelec.web.fc2.com/ELEC8-2/ship/President-Cleveland/President-Cleveland.htm」で、アメリカで1948年に建造された16,000トンの貨客船。

 2012年に小樽港から乗った船は、運行会社「ロイヤル・カリビアン・インターナショナル(RCI:http://www.royalcaribbean.jp/cruise/rci/info/contents.do?contentsId=8)は、1969年に設立された世界最大規模の客船会社で、本社は米国マイアミにあり、2011年11月現在22隻の客船を保有しているそうです。船舶は「レジェンド・オブ・ザ・シーズ:http://www.royalcaribbean.jp/cruise/rci/ship/ship_detail.do?classCode=VI&shipCode=LG」、1995年就航の70,000トンの客船。しかし、残念ながら、2011年3月11日の日本での大震災、その後の原発事故による放射線の影響を考慮して、この時のクルージングを最後に、日本の港に寄港することはないとのことです、あまり日本では報道されてはいませんが。

’71 北アメリカへの一人旅

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%8C%97%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA

* 小樽港から日本海へ

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%B0%8F%E6%A8%BD%E6%B8%AF

北海道日米協会 新年例会 2017

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 北海道日米協会の新年例会が、今年も開かれました。昨年8月に新しく在札幌米国総領事館(https://jp.usembassy.gov/ja/embassy-consulates-ja/sapporo-ja/)の首席領事にご就任されたレイチェル・ブルネット-チェンさんも参加されました。ご出身はウィスコンシン州モンロー、日本との出会いは、ロータリークラブの交換留学生として埼玉県深谷市に滞在した時からだそうです。同じく米国外交官である夫ペリー・チェンさんと二人の娘さんとご一緒に赴任されているようです。

昨年8月に新しく着任した首席領事

昨年8月に新しく着任した首席領事

 新年例会はいつもミニライヴコンサート、今年はオーボエとピアノのアンサンブルでした。

オーボエ演奏

オーボエ演奏

 これまでの北海道日米協会の記事――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%8C%97%E6%B5%B7%E9%81%93%E6%97%A5%E7%B1%B3%E5%8D%94%E4%BC%9A

 今年の例会で大変興味深かったのは、トランプ新政権に対する参加者の感想でしょうか、首席領事は外交官ですから、「どんな政権であれ、草の根の人々の活動でこれまでの日米関係は築かれてきたので、変わらず素晴らしい関係性であることを信じます」みたいな冒頭のお話でした。各テーブルのアメリカ人からは、「ノーコメント」とか、「?」的なご意見が多かったような気がします、もちろん、お一人お一人とお話をした訳ではないのであくまでも印象に過ぎませんが。それに比べて、集まった日本人の中には、「私はトランプを尊敬している!」みたいな明らかに阿る発言をされる方がいたり(その方は食事が終わるやいなや部屋を出ていかれましたが)、何とも情けない状況も目の当たりにして、透き通るようなライブの響きに比べて、率直に言って後味の悪さを感じた例会でした。

 ベトナム戦争、イラク戦争ほか、数々の誤りを重ねてきたアメリカという国の国際社会での存在は別として、私にとってアメリカ人との交流は、19歳で貨客船でアメリカに渡って以来、たくさんの親交をベースに、どんな政権になろうとも、北海道日米協会の運営がどうあろうとも、一生変わらぬ宝物であることは確信しています。

* ’71 北アメリカへの旅――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%8C%97%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA

* KEVINのこと――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=KEVIN

演劇シーズン 2017冬 SPトーク

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 札幌を舞台に繰り広げられる「演劇シーズン 2017冬(http://s-e-season.com/」が先月28日から始まっています。HPの各公演は勿論ですが、その中で観劇された方々の感想「ゲキカン(http://s-e-season.com/gekikan/index.html」も飛びぬけて面白いです!

 先日はキックオフとして「スペシャル(SP)トーク」が開催されて大いに盛り上がりました、1980年代から90年代前半の北海道の演劇事情です。

スペシャルトーク!

スペシャルトーク!

 鈴井貴之(https://www.office-cue.com/profile_media/profile.php)、増澤ノゾム(http://www.staff-up.net/staff_point/10.html)、斎藤歩(http://gree.jp/saito_ayumuの三人、80年代後半から90年代前半にかけて札幌の小劇場シーンをリードしていました。札幌で小劇場が熱く盛り上がっていた時代、鈴井さんは「OOPARTS」を、増澤さんは「P-PROJECT」を、斎藤さんは「札幌ロマンチカシアター魴ぼう舎」を率い、人気を分け合っていたようです。当時を知るファンほか、若いこれから演劇を目指す方々ほか多様な観客が数多く集まっていました。

札幌の演劇界の歴史を語る

札幌の演劇界の歴史を語る

 私にとっての演劇、今思い出すのは、1969年2月に大学入試で上京した時、渋谷で天井桟敷がオープン直前、渋谷駅の近くを遠くから何か少々いかがわしい(失礼!)その場を通りの向かいから眺めていた、そんな感じでした。合格発表後は千葉県市川市のアパートに引っ越したので、寺山修二の世界とはご無沙汰していましたが、この所札幌では、「実験演劇集団風食異人街(http://www.geocities.jp/ijingai/」の芝居を観る機会が多く、40数年を経てあの雰囲気に浸る昨今です、あの時代を追いかけて追いついた感じ、幸せです。

 また、今回のシーズンは、スタート前からチケットの完売状況が続き、このシーズン企画も幅広く市民に定着してきた手応えを感じます。冬は特に雪まつりシーズンと同時期開催となるので、今年も2演目、札幌座は昨年に続き5か国語、千年王國は2か国語が外国語字幕で札幌を訪れる外国人のお客様にも楽しんで頂けるように進化してきました。

 まだまだ課題は多いですが、幅広いお客様に劇場に足を運んで頂く努力が、やっとこの5年少しで実ってきたきがします・(公財)北海道演劇財団の理事長としても大変嬉しいことであり、これまでの関係者の皆さまに心から感謝します。今現在、まだ4演目の観劇が可能です、是非、皆さまも足を運んでみて下さい!

北海道経済同友会 新年例会

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 北海道経済同友会の新春例会が開催され、今年は道庁顧問に昨年から就任した山崎史郎さんの講演、「北海道の創生を目指す」でした。

 昨年、一昨年は、経済同友会全国会議で山崎史郎さんは登壇しました。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=23136

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=26260

横内代表幹事

横内代表幹事のご挨拶

北海道庁 顧問 山崎史郎さん

北海道庁 顧問 山崎史郎さん

北海道の地方創生

北海道の創生

夢を持って

夢を持って

 今回の講演は、高齢化、特に少子化の課題の大きさをきっちり認識すると同時に、まちづくりと人口動向の関係性を分かりやすく解説され、今後の地域における夢の実現にむけて一層の努力を注ぐヒントを語りました。介護保険の創設準備を北海道医師会、看護師協会等と協力して尽力され、本人も生まれた山口県に次ぐ第二の故郷とおっしゃっていたように、北海道への強い思い入れを感じました。

 私にとっても、彼との付き合いは35年を越えるでしょうか、お互いに所属は変わっても、変わらぬ付き合いが続く不思議な関係ですね。昨年の岡山での会合では、熊本地震が30分前に起きたと会場ホテルロビーで聞き、私は翌日別府に泊まり、深夜、後に本震と変更になった地震に遭遇しました。先日の講演後もその話をした所、昨年の分科会で一緒に登壇した肥後銀行頭取は熊本に戻ることができずに大変だったそうです。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=26258

 これからの北海道の活性化に山崎史郎さんが一役買って頂けると有難いですね。

六華同窓会新年会 2017

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 高校の六華同窓会(http://www.rikka.net/)新年交流会が開催され、70名を越える参加者で盛会でした、今年で2回目になります。

金森さんのギター演奏

金森浩太さんのギター演奏

 今年の当番期は南42期、昨年末に前年からの引継ぎを終えてスタートしています。今年の山下美紀実行委員長は、六華同窓会で初めての女性委員長、男子校・札幌一中としてスタートした我が母校も、校風は変わりませんが、同窓会では男女共学の時代を実感させる態勢となってきました。

六華同窓会、今年の幹事当番期山下実行委員長ほか

六華同窓会、今年の幹事当番期山下実行委員長ほか

 一方、東京六華同窓会(http://www.tokyorikka.jp/)は南34・44・54期が当番期、34期の方が今年6月の総会・懇親会のご案内をされました。

東京六華幹事当番期からのご案内

東京六華幹事当番期からのご案内

 私は六華同窓会副会長を引き受けているので、今回は締めのご挨拶でした。西尾長幸幹事長から始まる前に、「飲み過ぎないように」との温かいお言葉を頂いていたにも関わらず、ワインを赤・白混在で飲んだせいか、支離滅裂のご挨拶となりました、短いだけが取り柄かも知れません。

私は副会長として締めのご挨拶

私は副会長として締めのご挨拶

エネチェン研究会 Vol.9

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 「市民のエネルギーチェンジ研究会」第9回目、今回は「グリーン連合(http://greenrengo.jp/」主催で、共催しました。

* http://enechan100.blogspot.jp/

 これまでのエネチェン研究会の記事――>http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%82%A8%E3%83%8D%E3%83%AB%E3%82%AE%E3%83%BC%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%B3%

「グリーン連合」とのコラボで

「グリーン連合」とのコラボで

 「グリーン連合」は、日本各地で、様々な環境活動に携わる多くの仲間とつながり、これまで積み重ねてきて経験と英知を結集し、危機的状況にある地球環境を保全し持続可能で豊かな社会構築に向けた大きなうねりを日本社会に巻き起こすために2015年6月5日に設立された環境NGO・NPO・市民団体の全国ネットワークです。

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< プログラム >

● グリーン連合の活動紹介と意見交換   古瀬 繁範 (グリーン連合 事務局長)

● 国際環境NGO FoE Japan(http://www.foejapan.org/)の活動   篠原 ゆり子 (FoE Japan)

● 被災者支援から再エネ推進へ、福島から動き出す、 市民主導の再エネパワー
  「世界ご当地エネルギー会議(2016.11/3-4 福島市)」事務局長に聞く

田島 誠 ISEP (認定NPO法人環境エネルギー政策研究所)(http://www.isep.or.jp/

● パネルディスカッション〜会議に参加して

東田 秀美 (NPO法人旧小熊邸倶楽部理事長) http://www.hokkaido-jin.jp/issue/npo/003_01.html

小林 ユミ (NPO法人北海道グリーンファンド) http://www.h-greenfund.jp/

宮本 尚 (北海道エネルギーチェンジ100ネットワーク) http://enechan100.blogspot.jp/

●参加者意見交換

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ISEPの  さん

 「グリーン連合」からは事務局長の古瀬繁範さん、グリーン連合参加団体の「FoE Japan」の篠原ゆり子さん、2つのイベントを結ぶキーパーソンとして「環境エネルギー政策研究所(ISEP)」の田島誠さんが札幌にいらっしゃいました。田島さんは、2016年11月に世界30カ国と国内自治体首長らが参加して、福島市で開催された「第1回世界ご当地エネルギー会議(http://www.wcpc2016.jp/」の実行委員会事務局長をつとめられました。この会議で、市民主導、世界規模で再エネ導入拡大を図るための戦略「福島宣言(http://www.wcpc2016.jp/about/declaration/」を採択しました。会議の趣旨や成果、福島の再エネの新しい動きなどのお話、札幌のNPOのメンバー3名と田島さんによるディスカッションや、参加者との意見交換で有意義な時間となりました。

木朝会、今年は30周年

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 「木朝会(もくちょうかい)」は今年(2017)で設立30周年を迎えます。30年前に、当時の北広島病院院長竹内實先生と私で、札幌圏の私的病院の理事長・院長のきっちりした勉強会をやりたいですねと相談してスタートしました。車がとめやすくて、毎月朝7時からの朝食付き会合に対応して頂けるホテルとして、札幌パークホテル(http://www.park1964.com/)に決めたことを鮮明に覚えています。今も毎月、朝早くからホテルスタッフのご尽力で会はスムースに開催できています、有難いことですね。

 これまでの記載した記事――>http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%9C%A8%E6%9C%9D%E4%BC%9A

 今年初めての例会(第331回)は、いつものように北海道病院協会理事長・徳田禎久先生による「地域性を踏まえた地域医療構想と医療計画」でした。日々現場の課題に向き合う臨床現場から、医療計画の問題を提起し、北海道の実態に即した新たな構想についてのお話でした。

新年はいつも徳田先生

新年はいつも徳田先生

計画策定

計画策定

データに基づく説得力

データに基づく説得力

結局は企業経営と同じ

結局は企業経営と同じ

 医療は、医療従事者・関係者のみならず、全道のまちづくりと大きな関係があり、患者の意識、市町村自治体の意向等、総合的な立場から幅広い議論を経ての将来構想が必要です。と同時に、計画と実態とのかい離をタイムリーに把握して再構築する「差異分析」も大切ですね、これってまさに企業マネジメントと同じです、そう、「マネジメント(経営)」です。

 今でこそ(株)スズケンの方が事務局を担われていますが、私も毎月、3階のロビーで受付横に立って参加者をお待ちしている間は、たくさんの思い出とともに過ごす貴重なひと時です。ここで学んだ先生方が、中医協、全国の病院組織の長ほか、医療政策のリーダーとしてご活躍になりましたし、今も第一線で頑張っておられます。また、道に出向中だった厚生労働省の方々、知事、市長はじめ行政のトップの方々、300回を越えた例会には実に多くの多彩な方々に来て頂きました。今年の7月頃には、30周年記念フォーラムを企画中で、全国からの参加者を期待しています。

 私にとって、秋山財団とこの木朝会は、創設から今も私自身の所属は変わりながらも等身大でかかわっている宝物、これまで支えて頂いた方々に感謝の気持でいっぱいです。 

「とらや」で夕食

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 札幌市中央区円山公園近くの「とらや(http://toraya-sapporo.p1.bindsite.jp/index.html」は、落ち着いてこじんまりした和食のお店です。一つ一つの料理が丁寧で、冬でも(冬こそ?)野菜の美味しさを感じます、18日、ゲストを交えての会食、私の66回目の誕生日でした。

HPより~~~~~~~~~~~~~~~

献立は季節がきめてくれるもの。

季節の移り変わりに合せて食材選びをしていると、自然と献立が決まってきます。
春は山に入って山菜をとります。山菜のほろ苦さは体中で春を感じることができる贅沢です。
夏は畑の野菜が大きくなり始め、暑さで疲れた頃うなぎが食べたくなります。
秋にはきのこが生えてきて、冬にはほっこりとした根菜が美味しく感じられるようになります。

旬の食材選びは季節を感じられる ひとときの幸せでもあります。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~引用 おわり

灯りの装飾はウサギ

灯りの装飾はウサギ

土鍋のふたもウサギ

土鍋のふたもウサギ

取り皿底にもウサギ

取り皿底にもウサギ

イーズ未来共創フォーラム 2017

Posted by 秋山孝二
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 枝廣淳子さんが主宰する「イーズ未来共創フォーラム(http://www.es-inc.jp/)」、第43回異業種勉強会(http://www.es-inc.jp/network/forum/2016/nwk_id008791.html)は、「2017年 年初に考える~これからの時代をどうサバイバルするか」と題して、新しい年を迎えて最初のフォーラムでした。これまでにも増して業種やセクターを超えた参加者の方々とともに、今後の望ましい変化についてじっくり考え、つくり出す機会となりました。

* 昨年開催の中から――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=26737

 昨年はゲストスピーカーの興味深いお話と参加者の意見交換が続きましたが、今回は久しぶりに枝廣淳子さんの年初のお話を基に皆さんでのディスカッション。最初に、「サバイバル」というタイトルの言葉は適切でなかったと、「サバイバル」が目的ではないと、「フローリッシュ(flourish)」が社会全体が繫栄するイメージでよりよい表現とのこと。確かに「サバイバル」は、何はさておいても「生き残る」といったイメージかもしれません。以前、「thrive」の方が「サバイバル」よりいいよと英語の先生に聞いたような気もしました。英単語で思い出しましたが、今ではよく使われる「レジリエンス(resilience」も、数年前にこの勉強会で枝廣さんから教えて頂いた言葉でした。

 もう一つ言葉と言えば、終わり頃に説明された「Planetary Boundaries 2.0(2015)」ですね。まだまだ十分咀嚼できていませんが、「生物多様性」から二つのバージョンアップ、1)多様であるだけでなく生態系として機能しているか、2)化学物質汚染(遺伝子組み換え他、新規物体の導入)の考慮、とのことでした、私の理解によると。

 「2017年を展望する」で、枝廣淳子さんが注目しているいくつかの動きについて説明がありました。

* サプライチェーン

* 生物多様性

* SDGsによる差別化 財団の評価等で

* Circular Economy

* AI、IoT、3Dプリンティングの持続可能性へのインパクト

* 働き方改革 余った時間を何に使うか?

* 地方創生

* レジリエンス 「組織」に当てはめるもので「個人」ではない 短期的効率至上主義をどう乗り越えるか

* エシカル

* フェアトレード

* ローカル

* アニマルウェルフェア

< 参考 >

* エダヒロさんの共創日記

http://www.es-inc.jp/diary/2017/dir_id008846.html

「Circular Economy」についての追加情報。ヨーロッパで非常に盛んにさまざまな動きが出ていて、世界の覇権を握ろうとするひとつの動向だと受けとめられていて、幾つかのレポートや国際会議があるようです。

<フィンランド>

http://www.sitra.fi/julkaisut/Selvityksi%C3%A4-sarja/Selvityksia121.pdf

<オランダ>

file:///C:/Users/Koji.A/Downloads/Circulaire+Economie+EN_v4.pdf

<World CircularEconomy Forum 2017>

https://www.sitra.fi/en/events/circular-economy/world-circular-economy-forum-2017

* プレゼンでご紹介された「しなやかなインフラ」としての「聖牛(せいぎゅう)」について:過去に学ぶ~甲府盆地の治水システム

http://www.japanfs.org/ja/news/archives/news_id035554.html

 交流会でも話題になりましたが、今回の勉強会、短い時間に濃密な言葉・概念等がびっしり詰まって、頭がパンパンでした。今も反芻しながら、一つ一つじっくり向き合ってみる年としたいですね。「環境」の概念はSDGsで17の目標と拡がり深くなり、世界をけん引する専門家の方々の議論は進化し続けている印象です。今年、欧米は勿論、アジア諸国、そして日本も激動で先行きが読み切れませんが、しっかりと自分の立ち位置を見つめて、少しでも地域の幅広い環境に貢献する活動の一端を担いたいですね、試される1年となります。

三重県訪問 (下)

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 今回の三重県視察ツアーは、中部国際空港で正午過ぎに全員集合のスケジュールでした。私は一日早く名古屋に入り、当日午前中は、以前勤務していた(株)スズケン(http://www.suzuken.co.jp/)本社を訪問することになってました。札幌・新千歳空港を発つ時、あいにく中部国際空港周辺が雪で、便がキャンセル、大幅遅れだったので、急遽東京・羽田便に変更し、品川から新幹線で名古屋に向かいました。東京・静岡は快晴の空、そして富士山も見事な姿を現し、しばし、車両内で「日本の1月」を噛みしめていました。

東海道新幹線で新富士近く

東海道新幹線で新富士近く

 夜に名古屋に着き、久しぶりにカレーうどんと味噌カツセットでの夕食。私の名古屋での4年8か月の思い出に浸りました。

名古屋では久しぶりにカレーうどんと味噌カツ

名古屋では久しぶりにカレーうどんと味噌カツ

 二日間の視察の旅、締めはバスでのお弁当、黒毛和牛の「モー太郎寿司~牛肉しぐれ煮巻」でした。

お昼のお弁当

お昼のお弁当

 今回の視察旅行に先立って、昨年「北海道 150 年事業 基本方針(http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ss/ssa/281107-hkd150-1sokai-1.pdf)」が発表されていて、そこには以下のように書かれています。「北加伊道」の「伊」は「紀伊」から取ったと三重県の鈴木知事をおっしゃっていましたね。

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「北海道 150 年」について

 2018 年(平成 30 年)に、本道が「北海道」と命名されてから 150 年目の節目を迎えます。 本道はかつて「蝦夷地」と呼ばれていましたが、1869 年(明治 2 年)の 7 月 17 日に、松浦武 四郎が「北加伊 ホッカイ 道 ドウ 」を含む6つの名前を候補とする意見書を明治政府に提案し、その後 8 月 15 日 に、太政官布告によって「北海道」と命名されました。

キーパーソン「松浦武四郎」

・ 蝦夷地の名称について明治政府に対して「北加伊 ホ ッ カ イ 道 ドウ 」という名前を提案 した、いわば北海道の名付け親です。

・ 明治政府に登用されて、開拓使の長官、次官に次ぐ判官に任じられ、そ の功績によって従五位に叙せられますが、北海道の開拓政策をめぐって反発し、わずか半年で政府の職を辞するとともに従五位も返上しました。

・ 武四郎が残した「天塩日誌」では、アイヌの古老から「”カイ”という言 葉には、”この地で生まれたもの”という意味がある」と教えられたとの記 述があり、「北加伊 ホ ッ カ イ 道 ドウ 」の「加伊 カ イ 」には、この意味が込められているといわ れています。

・ 蝦夷地調査の際には、アイヌの人々に道案内をお願いし、寝食を共にするなどアイヌの文化に深 く触れるとともに、その生活や文化を紹介するために、多くの記録を残しました。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~引用 おわり

 そして、「基本理念」の中にもアイヌ文化についても書かれています:

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 縄文文化やアイヌ文化をはじめとする本道独自の歴史や文化、国内外に誇る豊か な自然環境は、かけがえのない道民の精神的豊かさの源です。 本道が『北海道』と命名されてから 150 年目となる 2018 年(平成 30 年)を節目 と捉え、積み重ねてきた歴史や先人の偉業を振り返り、感謝し、道民・企業・団体 など様々な主体が一体となってマイルストーン(=通過点の節目)として祝うとと もに、未来を展望しながら、互いを認め合う共生の社会を目指して、次の 50 年に 向けた北海道づくりに継承します。 また、道民一人ひとりが、新しい北海道を自分達の力で創っていく気概を持ち、 北海道の新しい価値、誇るべき価値を共有し、国内外に発信することにより、文化 や経済など様々な交流を広げます。

~~~~~~~~~~~~~~引用 おわり

 2008年のG8洞爺湖サミット時、私は、「市民フォーラム北海道(http://kitay-hokkaido.net/)」の共同代表の一人として、世界のNGO3,000人と共に札幌で「市民サミット」を開催しましたが、10年の時を経て、アイヌ民族等の世界の先住民族への認識も、大きく変わってきていることを感じました。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=54

 当時、「北海道知事への政策提言(http://kitay-hokkaido.net/uploads/fckeditor/uid000001_20080609102508947b9c6c.pdf)」を提出しましたが特段の回答は得られませんでした。今回、松浦武四郎を取り上げて、アイヌ民族から多くの協力と知恵を頂いたという彼の記録を高橋知事を含めて参加者全員が目の当たりにして共有し、私は何か深い感慨に耽っていました。二日間の道中、高橋はるみ知事とは至近距離に居ながら、それらのお話をする機会がなく残念でしたが、4期目の知事としては、2008年の洞爺湖サミットが北海道で開催された意義を、今を生きるリーダーとして心の底から再確認して頂きたいものと、札幌へ帰る道すがら、祈るような気持でした。

* 北海道知事への政策提言(http://kitay-hokkaido.net/uploads/fckeditor/uid000001_20080609102508947b9c6c.pdf

三重県訪問 (中)

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 二日目の朝、ホテルにあった新聞を見ると、早速前日の記事が掲載されていました。

翌日の新聞各紙三重版に掲載

翌日の新聞各紙三重版に掲載

 この日の行程は、三重県総合博物館(http://www.bunka.pref.mie.lg.jp/MieMu/視察、その後、三重県庁を訪問し、鈴木英敬・三重県知事との面談・意見交換でした。

県立博物館で館長・学芸員からご説明

県立博物館で大野照文館長&学芸員からご説明

歴史上の人物の人脈を見える化

歴史上の人物の人脈を見える化

 週末から始まる特別展示「植木等と昭和の時代(http://www.bunka.pref.mie.lg.jp/MieMu/88903000001_00004.htm」の準備状況もついでに見学しました。

近々の植木等特別展示の準備

近々の植木等特別展示の準備も

 県庁での鈴木英敬知事との面談、私は(公財)北海道演劇財団理事長として参加していましたが、特段発言する場面もなく、席に着いていました。鈴木知事とは、昨年3月、寺島実郎さんの戦略経営塾が賢島で開催された時(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=25817)にお会いしてお話を聞いていましたので、終了後にご挨拶した時にその旨をお伝えしました。

 知事との面談後は、高橋・鈴木両知事の記者会見。

三重県庁で鈴木知事と懇談後の記者会見

三重県庁で鈴木知事と懇談後の記者会見

 今回の訪問団は「北海道150年事業実行委員会」のメンバーが中心で、この委員会は、北海道150年道民検討会議が策定した「北海道150年事業基本方針(http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ss/ssa/281107-hkd150-1sokai-1.pdf)」を踏まえ、北海道を愛する多くの皆様方と連携しながら、2018(平成30)年に、北海道命名150年の記念事業を推進することを目的(北海道150年事業実行委員会規約第2条)として、平成28年11月7日に設立されました。

三重県訪問 (上)

Posted by 秋山孝二
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 「北海道」と命名されて来年で150年となります。先日、「北海道150 年事業に係る三重県(松阪市、津市)視察調査」で、北海道の高橋はるみ知事を団長とする三重県訪問団の一員として、6名の委員と道庁の関係者と二日間同行しました。

 初日は中部国際空港で集合し、貸切バスで松阪市内の松浦武四郎生誕地(生家)視察、続いてそこから5分の松浦武四郎記念館視察、さらに竹上真人松阪市長との面談・意見交換でした。

 途中、高速道路桑名を越えたパーキングエリアで小休止、四日市周辺は大変な雪でした。

四日市周辺は大雪

四日市周辺は大雪

 松阪市内の松浦武四郎生誕地(生家)では、近所の皆さまの大歓迎と沢山のメディアの方々のカメラと取材が殺到。寒空の中、バス到着が天候の影響で少々遅れたので、随分お待ちになったことと大変恐縮しました。

松阪市・松浦武四郎生誕地での報道陣

松阪市・松浦武四郎生誕地での報道陣

 松浦武四郎記念館では、今度は小学生の子供たちが小旗を振ってのお出迎え。こちらも寒い中、何かとっても申し訳ない気持になりました。これが伊勢路のおもてなしなのでしょうか。玄関では竹上真人松阪市長ほか市・教育委員会幹部とご挨拶でした。

松浦武四郎記念館前のお出迎え!

松浦武四郎記念館前のお出迎え!

 山本命(めい)学芸員のご説明で、特別に松浦武四郎関係の貴重な資料も見ることができて感動しました。私は4年前にここを訪問して、やはり山本さんにご案内をして頂きました、再会できて嬉しかったですね(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=17163)。今回の視察であらためて松浦武四郎がアイヌ人の方々をリスペクトしつつ詳細な調査をしていたことを再確認しました。

貴重な資料を特別に閲覧

貴重な資料を特別に閲覧

 40分程度の面談・意見交換の後、記念館玄関ではぶら下がり記者会見でした。

記念館でのぶら下がり記者会見

記念館でのぶら下がり記者会見

新しい年の早朝、神宮参道ほか

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 今年の冬は気温の低い日が続き、新雪が少し積もった札幌市中央区宮の森界隈、歩くと「キュッ、キュッ」と独特の音がして、何かとても懐かしい気持になります。日の出は少しずつ早くなってきているのでしょうか、朝、地下鉄駅に向かう途中、宮の森交番横で真正面に日の光、不思議な景色です。

宮の森交番辺りから日の出を拝む

宮の森交番辺りから日の出を拝む

 北海道神宮駐車場を横切り、裏参道方面に向かって歩くと、昨晩からの新雪が境内の木々に積り、白黒のコントラストが見事です。

新雪の北海道神宮境内

新雪の北海道神宮境内

モノトーン&静寂

白黒コントラスト&静寂

裏参道の鳥居からのご来光

裏参道の鳥居からのご来光

 この数年、駐車場に止まっている団体観光客とは別に、カップル・家族で地下鉄円山公園駅方面から坂を上ってくる外国人観光客の方々が増えていますね。雪が余程珍しいのか、歓声を挙げて大騒ぎ、雪を背景に自撮りする人たち、新雪の中にダイビングする子供、札幌の冬そのものが貴重な観光資源になってきています。2月の雪まつりでは、また200万人を越える方々がいらっしゃるのでしょうね、天候に恵まれることを祈るばかりです。

きたネットカフェ、「自伐型林業」

Posted by 秋山孝二
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 今年初のきたネットカフェ、一昨年(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=21700)に続いての「自伐型林業」について、中嶋健造さんのお話でした。

 今回は、昨年12月に設立した「北海道自伐型林業推進協議会(http://jibatsukyo.com/info/event/161206-hokkaido」のメンバーの多くも参加し、前回からさらにブラッシュアップされた内容は、説得力を増していました。協議会は現在会員数個人24名、団体6、これから順次増えていくと思われます。

地方創生の現実的現場からの提案!

地方創生の現実的現場からの提案!

 それに先立つ「NPO法人 自伐型林業推進協会(http://jibatsukyo.com/」の代表が高知人・中嶋健造さんです。全国を飛び回って人材育成に取り組んでいます。

中嶋健三さんの熱弁

中嶋健造さんの熱弁

会場満杯の参加者と意見交換

会場満杯の参加者と意見交換

* 日本の森林面積は国土の7割、1割の農地と比べてまずは森林活用に取り組むことが現実的

* 日本の温帯は雨も多く、材木成長は良好、樹種も豊富、スギ・ヒノキは日本と台湾のみに生育。他の温帯地域は海か大陸で、雨が少なく木も少ない。林業実施には地球上で最適地!

* 日本のこれまでの林業政策は、所有・経営・施業(森林組合)の分離、これを忠実に守ったのが都道府県

* ドイツでは林家農家が自伐型林業を実施している

* 林業(自伐型) VS 素材生産業(伐採業)(森林組合)

* 自伐型との兼業化がまず第一歩、次にくるのが6次産業化、観光 まずはすぐの現金ではないか?

白井一幸さん、コーチングを語る!

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 JPSA(https://www.jpsa.net/about/)札幌支部主催の特別講演会は、以前から注目し、尊敬している北海道日本ハムファイターズの内野守備走塁コーチ兼作戦担当・白井一幸(http://shirai90.ashita-sanuki.jp/)さんをお招きしての「勝てる組織の極意」でした。一度お話をじっくり聞いてみたいと思っていましたので、実現して大変嬉しく、そして、期待通りのお話に感動しました。

2016年11月20日札幌での優勝パレード、バス上右側・白井一幸コーチ

2016年11月20日札幌での優勝パレード、バス上右側・白井一幸コーチ

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白井一幸: 香川県志度商業高-駒澤大-日本ハム(ドラフト1位・84~95)-オリックス(96)-日本ハム/北海道日本ハム(00~02二軍総合コーチ・二軍監督03~07コーチ)-カンザスシティ・ロイヤルズ(08特別コーチ)-横浜/横浜DeNA(11二軍監督・12コーチ)-北海道日本ハム(14~内野守備走塁コーチ兼作戦担当)

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 当日の講演から印象に残ったフレーズを書き留めます。

* 選手時代は常に最下位争いのチームで、一度も優勝経験がなく、悔いていた

* メジャーリーグ・ニューヨークヤンキースに留学して、コーチングを学び、選手へのアプローチの違いに驚き。アメリカの場合は、一生懸命プレーしたことに対してどんな結果であれ「グッドジョブ」といい、日本の場合は、その結果で怒ったり、褒めたりしていた

* ヤンキースでは、グランド整備員も含めて関わる全ての人々が「世界一を目指している、目指し続けている!

* ヤンキースのチームの目標「世界一」=個人の目標が終始徹底

* 2001年に日本ハムファイターズの二軍監督に就任した時、「日本一を目指そうぜ!」、「日本一」になるにはまずは「日本一を目指す」こと、これは今すぐできることだろう!そして、そこから相応しい取り組むをしていくこと

* いかに選手の能力を引き出すか?それは日頃の行動の観察や対話から生まれるもの

* 「勝つ」三つの要素 1)一人一人の実力(トレーニングの方向性)、2)チームワーク(「仲がいいこと」ではなく、「チームの目標の共有」、一人一人が「役割と責任を果たす」こと)、3)

* 「運」を呼び寄せる質の高い練習法――>30mの全力疾走 愚直にやり続ける選手には「信頼」が生まれる

* 日本の指導者像の間違い: 結果を怒る(怒り、脅す)原因を教える(話を聞かなくなる)猛練習を強いる(サボりにつながる)

* コーチは選手に対して、「一回で伝える覚悟」がなくてはダメ!

* 「励ます」は大きな力に、「適切に質問する」は考える力をつける!「Yes」、「No」で答えられる「Closed Question」ではなく、「Open Question」であるべき

* 「聞き上手」になること、「考える」ことは「しゃべり続ける」こと

* 失敗したことを怒った方が指導者らしく見える、という雰囲気が日本の野球界にはある。重要なのは「指導者らしさ」、「指導者のガンバリ」などではなく、選手の成功がコーチの成功。選手が成功するためにどう関わっていくかが最も重要

* 「セルフカウンセリング」とは、お前は指導者として成功したいのか?すなわち、指導者の成功=選手の成功、「やらせて頂いている」という気持になれるかどうか

* 一流の指導者に求められる条件: 1)選手を成功に導く、結果を出してもらう、2)相手の成功を自分以上に喜べるマインドを持っている、3)相手の可能性を100%信じることができる

* 引用「 ナイストライ!白井一幸ブログ:マジック1」

 チームの勝利のために気持ちをひとつにして、それぞれの選手達が役割と責任を果たし、プレーする姿は頼もしく美しいです。勝利、優勝という結果以上に、この姿勢こそが目指してきたものです。勝利、優勝という目標を達成するために、時間をかけて、方向性、価値観を共有していく過程から生まれてくる一体感、責任感はチームづくりの醍醐味です。目標達成のためにチーム一丸となり、全力を尽くす姿からは感動が生まれますね。自らが感動し、その感動を多くの方々に感じていただくことができれば、これ以上の喜びはありません。

* 自分は、「成功しているにもかかわらず学び続けている人」から学びたい、「学ぶ覚悟」とでもいうのだろうか

 以上、特に印象に残った言葉を羅列しました、「Coaching」と「Teaching」の違い、本当に素晴らしいお話でした。講演前に白井一幸さんとご挨拶できたこともよかったです。是非、新しいシーズンも北海道日本ハムファイターズの連覇に期待したいです!