北海道日米協会 新年例会 2017

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 北海道日米協会の新年例会が、今年も開かれました。昨年8月に新しく在札幌米国総領事館(https://jp.usembassy.gov/ja/embassy-consulates-ja/sapporo-ja/)の首席領事にご就任されたレイチェル・ブルネット-チェンさんも参加されました。ご出身はウィスコンシン州モンロー、日本との出会いは、ロータリークラブの交換留学生として埼玉県深谷市に滞在した時からだそうです。同じく米国外交官である夫ペリー・チェンさんと二人の娘さんとご一緒に赴任されているようです。

昨年8月に新しく着任した首席領事

昨年8月に新しく着任した首席領事

 新年例会はいつもミニライヴコンサート、今年はオーボエとピアノのアンサンブルでした。

オーボエ演奏

オーボエ演奏

 これまでの北海道日米協会の記事――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%8C%97%E6%B5%B7%E9%81%93%E6%97%A5%E7%B1%B3%E5%8D%94%E4%BC%9A

 今年の例会で大変興味深かったのは、トランプ新政権に対する参加者の感想でしょうか、首席領事は外交官ですから、「どんな政権であれ、草の根の人々の活動でこれまでの日米関係は築かれてきたので、変わらず素晴らしい関係性であることを信じます」みたいな冒頭のお話でした。各テーブルのアメリカ人からは、「ノーコメント」とか、「?」的なご意見が多かったような気がします、もちろん、お一人お一人とお話をした訳ではないのであくまでも印象に過ぎませんが。それに比べて、集まった日本人の中には、「私はトランプを尊敬している!」みたいな明らかに阿る発言をされる方がいたり(その方は食事が終わるやいなや部屋を出ていかれましたが)、何とも情けない状況も目の当たりにして、透き通るようなライブの響きに比べて、率直に言って後味の悪さを感じた例会でした。

 ベトナム戦争、イラク戦争ほか、数々の誤りを重ねてきたアメリカという国の国際社会での存在は別として、私にとってアメリカ人との交流は、19歳で貨客船でアメリカに渡って以来、たくさんの親交をベースに、どんな政権になろうとも、北海道日米協会の運営がどうあろうとも、一生変わらぬ宝物であることは確信しています。

* ’71 北アメリカへの旅――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%8C%97%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA

* KEVINのこと――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=KEVIN