濃霧の羽田空港

Posted by 秋山孝二
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 昨日の羽田空港は、視界100メートル、朝から濃い霧の中でした。予定の羽田発便が欠航となり、振り替えて座席も予約しましたが、その便の予定飛行機が着陸できずにまた欠航、結局遅れてまだ搭乗口に停まっていた前の便の空席を貰って、札幌に戻ることができました。何だかんだはありましたが、最終的には札幌に着いた時刻は当初予定より若干早く、結果オーライということでしょうか。

ジャンボも霧の中

ジャンボも霧の中

  今まで何十年も羽田空港を利用していますが、濃霧での欠航というのは初めてでした。釧路空港では何回か札幌の便が霧で着陸出来なかったり、或いは釧路から札幌の便が欠航でJRで戻ったことはありましたね。

 飛行機の不都合で思い出したことがあります。もう20年以上前になりますが、ロスアンゼルスからハワイ・マウイ島に行く便の飛行機DC8に乗った時、全ての準備を完了してタクシーイングし、滑走路の端まで来た時に、「エンジンから若干の煙が出ているので搭乗口まで引き返します」との機長のアナウンスでした。戻って飛行機から全員待合室に戻されて待つこと約4時間、その間一つのエンジンの下でつなぎ服を着た整備員がスパナ一つ手に何やら作業をし続けていました。かなり時間が経って、その男が親指を立てて「治ったよ!」のサイン、一瞬喜んで「やっと今日中に着ける」かとマウイ空港で友人と待ち合わせをしていたので、そう思いました。

 しかしそれから約6時間くらいでしたか、マウイまでの道のりでずっと例のエンジンを見続けていたので、深夜に空港に着いた時は目の疲れと大変な全身の疲労感だったことを覚えています。何のトラブルもないと便利な飛行機、「安全運航」への努力は日常的に大変なものでしょうし、時々今回のような不都合があると、あらためて「普通」であることの有り難さを感じますね。