「言葉」って重要ですよね

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 年末・年始、普段なかなか意見交換できないテーマについて議論を深めることができました。折しも、私が理事長を務める複数の非営利活動団体が、あらたに向う5年の長期計画策定の時期を迎えて、丁度、活動を振り返り、これまでの軌跡の上にどういった未来を展望するかの局面となっています。

 この間の議論で共有できたのは、「言葉って大事だね」でした、新たな概念・枠組みを想定していても、従来の言葉を使ってそれを表現すると、どうしても手垢にまみれた従来のイメージに引き戻される、或は従来の枠の中で多くの方々には受けとめられてしまう、そんな意味合いでした。ですから、将来の新しい展開を語る、見える化する場合は、やはり少々の違和感が在っても新しい言葉で表現することが肝要だとの共通理解を得たのです。

 もう少し、今年設立30周年を迎える秋山財団を例に説明をしてみましょう。

 HP(http://www.akiyama-foundation.org/aboutus/aboutus_01)にもありますが、財団設立の志は、「北海道」という地域と、「生命科学:いのち」に対する特段の思い入れと言えます。「固有の土壌や地形、水系や気候、動植物をはじめ、多くの自然の特徴を備えた独自性を持つ生命の場」としてのこの北海道。こうした「生命の場」の中に共に住む共同体の一構成員として、切り離されては生き得ない人材の育成を最高の価値としています。私たちは一貫して、「地域・民間・自立」財団として地道に活動をしています。

 さらに、秋山財団の原点を、設立当初の理事のお一人が語っています。「生命科学の基本目標は、人類、そして地球の『健康』を確保する点にあると言えましょう。『健康』とは、人類が、世界が、平和を保つ状態だと思うのです。それは人間のコモンセンスに属すべきものであり、秋山財団の地味ではあっても着実な助成・育成活動が、北海道から日本へ、そして世界へ向けて、人類のそうしたコモンセンスの確立へと発展し、貢献する事を期待して止みません」。

 私たちは、30年目を迎える今年、この原点に立ち戻り、さらに進化していきたいと決意しています。この間の関係者は以下のそれぞれの言葉にどんな意味を込めていたのか、私なりに向き合ってみました。

 まずは、「生命科学」ですが、これはいわゆる近代の学問領域、すなわち「自然科学」、「人文科学」、「社会科学」の上位概念として位置付けられるもので、あらゆる「生命(いのち)」と向き合う姿勢だと考えています。秋山財団設立時、名付け親の伴義雄先生は、「21世紀は『生命科学』でしょう」と迷いなくおっしゃいました。当時はよく理解できませんでしたが、このところ時代が追いついてきた感じがしています。新しい概念としての「生命科学」、これをどう基軸に私たちの活動を展開していくか、それと従来の枠組みとのせめぎ合い、30年以降の私たちに課せられたテーマです。

 次に、私たちが言う「地域」は、よく使われる「地方」とは一線を画している概念です。「地方」はその意味合いとして「中央」に対しての意味が一般的で、これは今、政府が言う「地方創生」も同じですね、あくまでも中央から見て地理的に離れた場所の意で、中央政府からの眼差しを脱却できません。私たちが30年前に「地域」と敢えて宣言したのは、「北海道」が行政府の一都道府県としてではなく、多様な生命が宿る場、「バイオリージョン(生命地域)」として、ユーラシア大陸のユニークな地域として存在するとの意味合いからです。この島を深く掘り下げて研究、活動することは、即、日本のみならず世界へも発信できる価値を持っていると認識しています。

 最後の「民間・自立」というのは、税金で賄う「官」とは一線を画して、「民」の意志を持った自主財源によって、機動的にダイナミックに社会課題を解決していく、そんな心意気を示してきたつもりです。さらに、自主財源(基本財産)の資金運用においても、ファンド等では私たちの意志に沿う企業を選択し、同時に戦争関連・環境破壊企業は拒否する意思を運用する側にしっかり伝えているつもりです、この辺りが今、巷で言われる「ソーシャル・インパクト・インベストメント」です。「グローバルマネーは悪!」と言い切ってしまっては、今の時代に資金運用する我々としては少々乱暴です。お金にも意志があると思うし、これからもこの分野での研究を続けたいと思っています。

 私は昨年末のこの欄で書きました(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=25282)。その中の一節に、「『助成金』から『投資』への概念進化」と表現したのですが、その後、財団内で議論をすると、どうしても「投資」という言葉から連想する「金銭価値」みたいなイメージが、本来の意味するものとは異なった印象を与えるのでは、との疑問が提起され、私自身、なるほどなと思いました。秋山財団の宮原正幸常務理事は、この意を汲んで「種を蒔く人の育成~次世代へ『託資(タクシー?)』社会変革『拓資(タクシー?)』未来『種』(みらいだね!)いのち『種』(いのちだね!)」と表現しました。

 ここまで、「一線を画す」と繰り返し書きました、この間の議論では、何れもマスメディア等で露出する言葉と私たちが展望する概念との差、距離感をきっちり伝える几帳面な表現に努力したいのです。それはしつこく、時間の掛かるプロセスですが、先々中途半端に取り込まれないためにも、必ず必要な過程だと再確認した次第です、「言葉を吟味する」ことの大切さとも言えます。

二つの映画、重たいテーマ

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 年始は映画からスタートです、「私はマララ(http://www.foxmovies-jp.com/malala/」、「ヒトラー暗殺、13分の誤算(http://13minutes.gaga.ne.jp/」。それぞれ楽しく観られる映画ではなく、上映後も何か胸にずっしり重たく響きます。この数年、そしてこれからの数年、日本自体に立ち込める暗雲みたいな雰囲気を感じてしまうからなのでしょう。重要な時期、長くお休みしていた日本の国会が、新年4日から始まったようですが、今年の国政選挙のことばかりマスメディアも報道しています。

 「わたしはマララ」は、2014年にノーベル平和賞を史上最年少で受賞した17歳の少女マララ・ユスフザイを、「不都合な真実(http://movies.yahoo.co.jp/movie/%E4%B8%8D%E9%83%BD%E5%90%88%E3%81%AA%E7%9C%9F%E5%AE%9)」のデイビス・グッゲンハイム監督が取材したドキュメンタリーです。パキスタンで学校を経営する詩人の父と文字の読めない母の長女として生まれたマララは、タリバンに支配された教育事情や暮らしについてブログに綴りはじめたのですが、ドキュメンタリーへの出演によって身元が知れ渡り、タリバンに命を狙われる身となってしまいます。そして2012年、当時15歳だったマララと友人は、スクールバスで下校途中に銃撃され、頭に大怪我を負います。世界に衝撃を与えたこの事件を中心に、マララの生い立ちや父が彼女の名に込めた想いを明かし、普通の少女がなぜ教育活動家としての道を歩むことになったのか、その真相を描いています、「ごく“ふつう”女の子」を浮き彫りにしながら。

 マララは14歳で「国際子ども平和賞」の候補にあげられ(二年後受賞)、パキスタンで最初の国民平和賞も受賞しました。タリバンは少女が有名人になりすぎるのを危惧したのでしょう。しかし、彼女へのテロは、皮肉にも彼女を国際的有名人にしました、ある意味では利用した勢力もあることは否めません。2013年7月12日は、マララの十六歳の誕生日、国連はこの日を「マララ・デー」と定めました。当日、マララはニューヨークの国連本部でスピーチを行い、「本とペンこそが私たちの武器である。一人の子ども、一人の教師、一冊の本、一本のペンが世界を変える。教育こそ解決策」、と。

* http://www.huffingtonpost.jp/2013/07/12/malala_speech_n_3588163.html

 もう一つは「ヒトラー暗殺、13分の誤算」、監督は名匠オリヴァー・ヒルシュビーゲル、こちらも衝撃の感動実話です。1939年11月8日、恒例のミュンヘン一揆記念演説がいつもより13分早く終わらなければ、歴史は大きく変わっていたことでしょう。「ヒトラーが最も恐れた暗殺者は、平凡な家具職人ゲオルグ・エルザ―だった」、と。

実話

衝撃の感動実話

 どちらも、ごく「普通の人」の強靭な信念と勇気がテーマです。人が生きるとはどういう意味なのか、今の日本に生きる自分に引き寄せて考えると、実に重たいテーマの映画でした。

年始いろいろ 2016

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 一年前の「木朝会」でのお話、ずっと手元に温めていたので、「年始いろいろ」に免じてアップさせて下さい。新しい時代の医療と地域の関係は、この処の厚生労働省マターでは優先順位が高いですね。この数年の検討課題かと思っています。

地域医療計画・地域医療構想の行方

地域医療計画・地域医療構想の行方

 今年の<箱根駅伝>、青山学院の完全優勝で終わりましたが、サイドストーリーが面白いです。

 一つは、順天堂大学は総合6位でしたが、「27歳小盛が感動の30メートル給水ラン」との見出しの記事は興味味深いですね。テレビでも取り上げられていました。小盛玄佑君の今後の活躍を期待します。

小盛玄佑(http://www.hochi.co.jp/sports/feature/hakone/data/2016/member/juntendo/komori.html

* http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160103-00000138-sph-spo

 もう一つは青山学院大学の7区区間賞の小椋裕介君です。札幌山の手高校出身で、この数年注目していましたが、4年間7区を走り続けました。特に今年は4年生としての新たな責任を背負いながら、堂々たる走りでしたね。

小椋裕介(http://www.hochi.co.jp/sports/feature/hakone/data/2016/member/aoyamagakuin/ogura.html

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=18860

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=22110

小椋選手

小椋裕介選手

 ある意味ではただ走るだけの競技ではありますが、歴史を重ねた大会となると様々な物語が生まれて、多様な人生模様も見て取れます。来年もまた新しいヒーローの出現を期待しながら、若い世代の躍動が楽しみです。

2016年、あらたな気持で!

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 2016年、明けましておめでとうございます。昨年は皆さまに多方面にわたり大変お世話になりました、心から感謝申し上げます。今年も宜しくご指導、ご支援をお願い致します。

 年末、家の棚を整理していると、もう20年近く前になる地元月刊誌に掲載の自分の記事を見つけました。随分生意気なことを言っているのですが、思いは今も変わっていません、それにしても「見出し」が刺激的で困ってしまいますね。

1998年年初の記事です

1998年年初の記事です

 記事の中から幾つかをご紹介します。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

~~表紙に自分の写真が載った『ニューズウィーク』を手にして、ご機嫌な笑みを見せているのは医薬品卸の秋山愛生舘社長・秋山孝二氏(47)。といっても、これは秋山氏が米国出張中にお遊びで撮った記念写真なのであってホンモノではない。

~~いまさら言うまでもないが、秋山愛生舘は東京・神田で始まった愛生舘事業(早く言えば国民の健康増進を図る意味合いの事業)の北海道拠点として創業している。今年で106年の老舗だが、今では札証・東京二部の上場企業で売上高は1200億円を超えている。本道の旧家としては今井家や地崎家、伊藤家、福山家などが知られているが、秋山家もその一角を占め、秋山ファミリーはそれこそ鉄の結束を保ってきたのである。

~~そんな秋山ファミリーのレゾンデートル(存在意義)とも言える秋山愛生舘の“解体”を仕掛けたのがこの人。「合併を決めたのは昨年の7月ですが、秋山愛生舘という会社は札証への上場を決めた時からファミリー経営からの脱皮を進めたきたし、そういう意味では心の整理はついているのです。合併を決めて以降、全道のお得意さまを回ってきましたが、『名前が無くなるのは寂しい』とよく言われます。しかし、合併しても本道は『スズケン愛生舘営業部』として存続するわけですから、愛生舘の魂までがすべて消えるわけではありません」(秋山氏)

~~元中学校教師という肩書きを持っている秋山氏だけに、その口調はどことなくキレイゴトのような気もしないではないが、「要は合併によってスズケンと秋山愛生舘が力を合わせて新しい会社を創るということです。我々は新しい会社にどこまで貢献できるかが大事なのであって、北海道を見捨てるだとか、そんな気持ちは全くありません」(同)

~~それでも、昨年4月の大同ほくさん水島茂社長の解任事件や地崎工業、丸井今井と本道を代表する老舗企業の不祥事や苦境を目にしてしまうと、どうしても「大丈夫なのか」と思ってしまう。秋山氏は厳かに言う、「水島氏は債権者から破産の申し立てを受けているというから経営者としては論外ですし、今井春雄氏にしても株式公開企業なら完全にアウトです。要はそんな経営者を温存させてきた北海道という土壌にこそ問題がある」

~~最後に、秋山氏に沈没の危機に瀕している北海道経済にいてのご託宣を伺ったところ、「過去の後始末ばかりに時間をかけてもどうしようもない。いったん膿を出してでも早く後始末をして、今の時間を将来のために使うべきです、そうしないと次の時代を担う世代は窒息してしまいます」という答えが返ってきた。ドライでスピーディー、秋山氏が目指すのは米国型経営のように見える。あるいは本気でニューズウィークの表紙を飾ってカバーストーリーを狙っているのかもしれない。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 引用 おわり

 合併の目的にはそれぞれのストーリーがあるとは思いますが、「新しい価値を創る」ことは、どんな場合でも共通することだと今でも思っています。昨今の企業の不祥事ほか、何もしないで本来の企業設立の理念から外れている企業の多さを目の当たりにすると、当時の私の発言は的を射ていると思われませんか?北海道自体の何もしない風土こそ問題です。

 出だしから挑戦的に過ぎますでしょうか、今年一年、変わらぬ信念で丁寧に一日一日を生きていきたいと思っています、今年も宜しくお願い致します。

今年を振り返る 2015 (番外編)

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 年末29日、もう十数年になりますか、今年もFM三角山ラジオで丸山哲秀先生の番組で1時間少々のトークに登場でした。私自身、毎年の振り返りができると同時に、丸山先生とのやり取りが楽しかったです。

* http://d.hatena.ne.jp/tessyu/

 戦後70年目の節目の年、歴史的転換点とも言える大きな出来事が続出しました。政治、経済では今後楽観を許さない危機感を抱きますが、世界で戦うアスリートたちの活躍からは、多くの勇気と希望を受け取りました。フィギャスケートの羽生結弦、宮原聡子、バドミントン、フェンシングの太田、ラグビーワールドカップで3勝の五郎丸歩、リーチ・マイケル、世界選手権優勝の男子体操、女子サッカーワールドカップの準優勝、テニスの錦織圭等、書き切れない程の活躍でした。それぞれ裏付けされる日頃の精進があり、日々切磋琢磨している姿には感動しました。

 私の活動の総括としては、上手く軌道に乗ったこと、苦闘していること、いろいろありますが、自分が関わるフィールドがあるということに感謝したい気持はあります。それぞれの場には、永年頑張っている人々がいる訳で、その努力へ報いるためにも、私の立ち位置でやれることを悔いなくやりたい、そんな姿勢で日々活動をしてきたつもりです。

 私(わたくし)的な一年のまとめ、今年も盛りだくさんでした。

* 新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会」、札幌遠友夜学校、遠友みらい塾関連

* エネルギーチェンジ100ネットワーク

* 演劇関係

* 秋山財団

* 北海道経済同友会

* 寺島戦略経営塾

* 政治情勢、特定機密法案、安保法制、沖縄基地問題

* SEALDsの活動

* 海外旅行から 5月ボストン、10月シンガポール

* 国内旅行 7月利尻・礼文、10月中山道(妻籠、馬籠ほか)、郡上八幡、高山「八幡祭」

* 六華同窓会、札南学校林財団

* 音楽ライブ 7月グラシェラ・スサーナ、8月美輪明宏、11月アルゼンチンタンゴ

 年末のテレビの特別番組、録画したものの果たして観る時間があるのかどうか。何はともあれ、今年一年、大変お世話になりました、来年も宜しくお願い致します、皆さまのご多幸をお祈り致します!

今年を振り返る 2015 (下)

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 日本の「ガラパゴス化」と昨日書きましたが、外国から見る、或は日本を愛する外国人のメッセージは傾聴に値し、今年も腑に落ちる場合が多かったです。

 まずは、秋に東京で食事をしながら外資系金融機関の方から聞いた話、数題。

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< 変革の「アップル」三世代?! >

* アダム&イブ の「禁断の実」

* ニュートン の「落ちるリンゴ」

* スマホ の「アップル社」

< 経済の三大潮流 >

* シェアリング・エコノミー http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h27/html/nc242110.html

* サステナビリティ 「持続可能性」をビジネスモデルの中核へー>価値創造能力を強化

参考 ESG(Environment + Social + Governance)

* ソーシャル・インパクト・インベストメント まとまった採用から市民生活の改善へ http://andomitsunobu.net/?tag=%E3%82%A4%E3%

事例 http://andomitsunobu.net/?p=7703

< 4つのメガトレンド >

* BOP市場(Bottom Of Pyramid) http://mf.nobisiro.com/kihon/bop.html

* LOHAS(Lifestyles of Health and Sustainability) http://www.lohasclub.org/100.html

* グリーン成長 https://www.env.go.jp/policy/hakusyo/zu/h24/html/hj12010102.html

* 福祉国家の再編

<注目のポイント>

* マイクロファイナンス(グラミン銀行ほか) BOP(ボトム・オブ・ピラミッド)向けの金融システムー>貧困層が「被支援者から生産的な企業家へ

* 教育、保健医療、失業、環境、再生可能エネルギー等、社会課題の触媒的役割で市場を形成し始める

* 「助成金」から「投資」への概念進化

* 「社会貢献」と「経済的成功」の双方を実現しようとする「投資」

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 次は、海外試合で活躍した方々のコメントにも、今の日本の低迷を脱却するヒントがあります。今年、ラグビーのワールドカップでの初戦、南アフリカを劇的逆転で破った日本チーム。そのヘッドコーチ、エディ・ジョーンズの言葉には説得力がありました。何の遠慮も忖度もなく、「試合に勝つ」目的に対して、的確に日本人社会の弱点を指摘しトレーニングに励み、同時に長所を伸ばすサイドワークも欠かしません、根底に日本を愛する気持を持ってことに臨む姿は美しかったですね。

* http://president.jp/articles/-/16452

 今年10月に、シンガポールに行った時(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=24868)、これからの日本はコラボレーションの中で日本の良さを活かしていくことに展望が見出されると感じました。日本チームを日本人だけでやろうとする時代は終わっています、母国の代表を捨てて日本チームで活躍した外国人ラガーマンのように、魅力ある日本の風土を築き、人が集まるプラットホーム創りに注力する、エディのパフォーマンスを見ていて、私の立つフィールドでの希望を抱いた今年2015年でした。

今年を振り返る 2015 (中)

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 1年おきに札幌学院大学で「経営組織論」一コマ15回講義を行っています。年明け早々に2回講義をして終了しますが、今年は「組織の病理」として、東芝問題、マンション杭打ち手抜き問題、化血研問題等も取り上げました。これまでは、10年ほど前の自動車メーカーのリコール隠しを題材としていましたが、次々と明るみに出る今年の企業の不祥事、というよりも「犯罪」については、学生たちにどう説明したら宜しいのか、私はいつになく悩んでしまいましたね、現場の不注意とか怠慢ではなく、明らかに組織の責任ある立場の意図的仕業だからです。これまで何回も使った言葉、「経営者の劣化」が露呈してきています。

* 東芝不祥事&リコール http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/list/201512/CK2015122002000124.html

 「組織文化」は、「伝統」とか「伝承」とかと言い換えても良いのでしょう、今、日本国内の大企業で、その価値を壊している経営者とその取り巻きの連中、内部ばかりでなく監査役とか監査法人も含めて、多くいるような気がします。何年か前に私も出席した経済紙関連主催のフォーラムが東京で開催され、千人以上の聴衆が居たでしょうか、当時の東芝・西田厚聡社長が1時間の講演を行いましたが、私は正直、大きく失望しました、これが経済紙、メディアで評価されている人物かと。内容が陳腐であるばかりでなく、ただ傲慢な姿でした。同じ会場でお話をされたセブン・イレブンの鈴木敏文社長は戦略的で鋭い指摘等、経営者としての存在感を示していました。私は、人に対する自分の直観には自信を持っているので、この時、東芝は大丈夫かなと感じたことを鮮明に覚えています。今年の一連の不祥事を越えた「犯罪行為」を目の当たりにすると、それらの兆候は随分前からあったのだと妙に納得します。

 しかし、一方では、日本全国には数百年続く企業も多くあり、モノづくりの伝統とイノベーションによりそれぞれの時代に合った価値を提供しています。今月の最終講義では、老舗企業を幾つか紹介し、「変えてはいけないこと」、「変えるべきこと」の判断を的確に行って幾多の困難を乗り越えてきた様子を一緒に学びました、優れた経営者はいつの時代も地道に健闘しているものですね。

 以下は、私の論文から「組織文化」についての引用です。~~~~~~~~~~~~~~~~

 企業が持続的に成長していると、成長をもたらしている企業の外部内部環境を守ろうとする慣性が働き、大きな環境変化へ適応しづらくするリスクはある。あえて自社の成長をもたらしている経営資源や経営戦略とは異なる資源や手法を、自ら獲得していく、経営革新が必要である。そのため組織が一定の成果をあげていたとしても、経営を客観的に分析し、具体的な事象として現われにくい環境変化と経営課題を認識できるようなベンチマークを経営者が持つ必要がある。それに加えて、経営と組織の変革を躊躇せずに実行できるリーダーシップが、経営者に求められる。特に組織文化や成功のパラダイムを変えられる経営者の存在は、長期間にわたる企業成長には必要不可欠である。

 企業の中で舵取りをする経営者が日常の業務に追われていると、企業の外部環境と内部環境の漸次的変化を認識しにくく、環境変化への対応が遅くなってしまう危険性がある。そうした危険性を回避するためには、経営者はぶれない視点を持つことが求められる。ぶれない視点は、組織が受け継いできたDNAとの比較と、他組織との比較の中から生み出されると考える。組織のDNAは変化しない要素であり、現在の経営理念の解釈と形成されている組織文化が組織のDNAから逸脱していないか、判断することができる。そして、ベンチマークとすべき他組織のDNAとそこから生まれる経営理念や組織文化の解釈と比較することは、単一組織の中でDNAを解釈するときの異なった物差しを提供してくれる。

 企業を巡る環境変化を察知する経営能力は、経営者と社員が伝承するDNAを基盤にしたものであり、組織のDNAをしっかり解釈し、経営理念や組織文化として表現できない組織は、また後生へ伝承できない組織は、環境変化に不適応してしまう危険性がある。反面、経営能力はDNAから解釈される経営理念や、経営理念から形成される組織文化を構成要素としているため、漸次的に変化しやすく、大きな変化はしにくい。組織としてのぶれない軸や視点を提供してくれるDNAが、結果として組織の環境変化に対する経営理念や組織文化の適応を防げる逆機能をもたらすこともあり得る。

 結論的に言うと、組織の中のDNAを解釈し、伝承していくためのリーダーシップを発揮するのが経営者である。持続的経営の根幹をなす組織文化が自然に醸成されるのを期待するのではなく、経営者が長期間に渡って耐えうる、優れた組織文化を意図的に育成していくことが必要である。また、秋山愛生舘が医療費抑制に伴う薬価引き下げといった市場環境の変化に直面したとき、株式上場や多角化による組織文化の革新を図ったように、組織の環境変化に対して、組織文化を大胆に革新していくことも時には必要となる。 組織のDNAをその時代の環境に合わせて解釈し、組織文化を革新していくことが、結果として企業を守ることにつながり、そうした時にも経営者のリーダーシップと組織文化の変化を促進できる経営幹部が必要である。優れた組織文化も重要であるが、組織文化自体を変えられる経営者とそれを受け入れる社員も、持続的経営を成し遂げる重要な構成要素となる。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 論文コピー おわり

 経営陣の不祥事・不始末の結果、大リストラで現場で働く人々が路頭に迷う不条理は許せません。メディアも「犯罪」としての認識を明確にして、責任の所在を曖昧にしないようにしなければ、今の日本の体たらくに歯止めが掛かりません。とにかく、日本の「ガラパゴス化」は深刻で、国際社会の中での地盤沈下を実感する今年一年でした。そんな中でも未来への展望を切り拓きたいですね。

今年を振り返る 2015 (上)

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 あっという間に2015年も押し迫ってきました、今年は相変わらず忙しかったですね。数日間で今年を振り返ります。

 まずは、この8年間務めてきた「六華同窓会(http://www.rikka.net/」幹事長を10期後輩の西尾長幸さんと代わりました。私よりはるかに繊細な心の持ち主、きっと素晴らしい同窓会にしてくれるでしょう。昨年、予期せずに「一般財団法人 札幌南高等学校林(http://www.rikka-forest.jp/」の理事長に就任して、結局、私は高校に一層関わることになっています。以下は、今年10月の同窓会総会の会誌に寄稿した内容です。

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歴史の一コマに生きて

六華同窓会 幹事長 秋山孝二

 2015年六華同窓会総会・懇親会の開催を迎えて、これまでご準備にあたられた南40期の小林伸行実行委員長はじめ、幹事当番期の皆様に心から感謝申し上げます。今年のテーマ「六華のキセキ」からは、学校創設120周年の「軌跡」、新たな「輝石」の発見、「奇跡」への思いを感じます。

 同窓会は財政改革を終えて、昨年、懸案だった規約改正を行いました。決算期を3月から7月末へと変更し、今年度から運営の仕組を「4役会議」、「運営会議」、「常任幹事会」、「総会」とそれぞれの機能を明確にしてスタートし、今の時代に見合った、末永く安心して楽しめる活動体として再整備を行いました。

 一方、同窓のもう一つの宝である「学校林」活動も、「一般財団法人」として100周年を祝い、今、200年に向けた基本コンセプト「Rikka Forest」の理念に則り、大きな一歩を踏み出しました。恒例の春の散策会に加えて、5月末には初めての試みとして「林業体験プチワークショップ~ドンコロ集め」を実施しました。

 これまでは、「下草刈り」、「植林」等、将来への備えが主でしたが、今回は森に残された間伐材を回収する活動でした。地面に転がる間伐材は、大先輩たちが育てた「材」、「財」であり、現役高校生を含めた多くの参加者と手渡しリレーで運び出しながら、幾多の時代を越えた100年の歴史に思いを巡らせました。さらに、私も太いカラマツ材を一個だけ持ち帰り、家でじっと見つめながらハッと気が付いたのです、その年輪一つ一つの間から先輩たちのぎっしり詰まった意志とメッセージが聞こえてくることに。静まりかえる緑豊かな学校林の中に立つ自分、まさに歴史の一瞬間に生きている、これ程分かりやすい光景はありませんでした。

 皆さん、私は幹事長として長くお世話になりましたが、この10月総会で退任致します。この間は改革の連続でした、多くの若い世代と出会う機会も多く、そして、「未来プロジェクト」の優れたメンバーたちが、これからの六華同窓会を引き続き支え続けてくれるでしょう。今後の会の益々の発展を祈念し、これまでの皆さまのご支援・ご協力に心から感謝申し上げます。

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 改革に次ぐ改革でしたが、お陰さまで当分の健全な財政の目途はつきました。多くの幅広い世代が楽しく集える場となって欲しいですね。我ながらよく頑張りました、皆さま、ありがとうございます!

 こんな音楽とひと時過ごします――> https://www.youtube.com/watch?v=v2SlpjCz7uE&index=16&list=RD_k6AA1VsZLY

元気な日々、92歳の舞い

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 昨年7月にこの欄に書いたブログ「アッパレ、我が母、脱帽です!」に続いて、今年も踊りました、92歳です。昨年は「Waltz」でしたが、今年は「Standard Medley」。

母・寿美と平先生

母・寿美と平先生

 大トリはダンススクールの兎澤範子先生と平寿仁先生の「Latin」で締めくくりました。

大トリは兎澤先生と平先生

大トリは兎澤先生と平先生

 パーティ終了後には、ロビーに当日参加の「寿美・応援団」の皆さんと両先生で記念撮影、お忙しい中ご出席頂き、ありがとうございました。

寿美の大応援団が集合!
寿美の大応援団が集合!

* 昨年(2014)の30周年記念はこちら――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=20454

「高尾の森自然学校」で!

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 以前から一度訪問したかった「高尾の森自然学校(http://www.7midori.org/takao/」で、先日会議がありました。鳥のさえずり、木々の揺れる音等、都会の中の小さな空間は本当にオアシスですね。

26haの森を委託管理
26haの森を(一財)セブン・イレブン記念財団が委託管理

セブンイレブンが建設して東京都へ寄附した木製建物

セブンイレブンが建設して東京都へ寄附した木製建物

トイレは総ヒノキ

トイレは総ヒノキ

 隣の研修棟では、(一財)セブン・イレブン記念財団(http://www.7midori.org/)が支援する全国4つの環境中間支援団体の年一回の合同会議が開催されました。

* http://www.7midori.org/katsudo/support/chiikishien/

 一泊二日の日程、私は、認定NPO北海道市民環境ネットワーク(http://www.kitanet.org/)の理事長として、黒子奈美江事務局長と共に参加しました。中部、大阪、九州地区の環境活動の現状も聞くことができて、今後の私たち北海道での活動にも大いに役に立ちました。

活動発表する黒子事務局長

活動発表する黒子奈美江事務局長

 会議の合間に裏の森を参加者全員で散策、沢には水の流れ、棚田跡も見つけました。

両手に花の平田理事長、右は辻さん、左は黒子さん両手に花の「エコネット近畿」平田通文理事長、右は辻郁子さん、左は黒子奈美江さん

* エコネット近畿 http://econetkinki.org/

武蔵陵墓地、しばし厳粛に

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 40年ぶりに東京都JR中央線高尾駅に行きました。一泊二日の会議を終えて、小雨の中、「武蔵陵墓地(http://syoujukai.com/kantou/img/140712musasinogoryosiryo.pdf」を訪問し、しばし厳粛な心持で参拝・散策しました。

大正天皇・皇后陛下、昭和天皇・皇后陛下の陵墓

大正天皇・皇后陛下、昭和天皇・皇后陛下の陵墓

表参道

表参道

大正天皇 多摩陵(たまのみささぎ)

大正天皇 多摩陵(たまのみささぎ)

昭和天皇 武蔵野陵(むさしののみささぎ)

昭和天皇 武蔵野陵(むさしののみささぎ)

香淳皇后 武蔵野東陵(むさしののひがしのみささぎ)

香淳皇后 武蔵野東陵(むさしののひがしのみささぎ)

お並びの陵墓

お並びの陵墓

公法協、評議員として初めて出席!

Posted by 秋山孝二
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 今年6月に、私は(公財)公益法人協会(http://www.kohokyo.or.jp/の評議員に就任しました。今回、理事会後に開催された報告会・懇談会に評議員として初めて出席し、初対面の理事・評議員の皆さまにご挨拶できました。日本の民間公益活動を常にリードしてきた公法協の活動に少しでも貢献できれば私自身の喜びとするものです。

開会のご挨拶をする太田理事長(中央)、左・金沢俊弘専務理事、右・鈴木勝治専務理事

開会のご挨拶をする太田理事長(中央)、左・金沢俊弘専務理事、右・鈴木勝治専務理事

理事会&報告会

理事会&報告会

 太田達男理事長には、公益法人改革の過程で、「公益認定」に絡んで数々のアドバイスと激励のお言葉を頂き、この分野での尊敬するリーダーです。理事会での議案では、政策提言等、日本の民間による公共・公益活動への指針を示す意気込みを感じます。

会議後の懇談会

会議後の懇談会

 懇談会の司会は金沢専務理事、先月のトップセミナー(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=24966)のまとめのお言葉でもそうでしたが、簡潔明瞭な言葉の中にメッセージをいっぱい詰めたお話は、いつも素晴らしいと感じています。この日の司会でも、短い挨拶をきっちり誉めて、長いお話をやんわり評論するそのセンス、「いいね!」です。

 年数回の会合ではありますが、この場に集う皆さま方との意見交換が楽しみです。早速、懇談会の場で、来年2月の宿題を貰いました、日本の民による公益活動に希望の光を灯したいですね。

経済同友会幹部、北海道へ

Posted by 秋山孝二
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 (公社)経済同友会(http://www.doyukai.or.jp/)の幹部が、北海道経済同友会幹部と意見交換し、知事、市長、ホクレン幹部等とも懇談しました。夜は交流会で盛り上がりました。

 東京からは、小林喜光 (三菱ケミカルホールディングス 取締役会長)代表幹事ほか、副代表幹事、監事、地方分権委員会の皆さまがご出席、地方創成等、今の地方の課題について地元の生の声に耳を傾け、特に基幹産業としての農業の現在・未来について、質問が幾つかありました。「北海道のおける地方創生の取り組み」、「地域経済活性化に向けた取り組み」がメインのテーマでしたが、それに付随する意見交換も。

 夜の交流会では、日頃なかなかお話ができない東京の幹部とも親しく懇談し、認識を共有しました。北海道のポテンシャルに関しては、地元の私たち以上に期待感が強かったですね。

 交流会のアトラクションは、北海道で活躍する茂呂剛伸(http://www.goshinmoro.com/)グループの「縄文の響き、未来へ」の縄文太鼓演奏でした。

縄文太鼓とアフリカのコラボ

縄文太鼓とアフリカのコラボ・茂呂剛伸さん

アンサンブルも

アンサンブルも

 茂呂剛伸さんのプロフィール~~~~~~~~~~~ HPより

株式会社オフィスモロ 代表取締役
ジャンベ太鼓・縄文演奏家

自ら制作した土器の太鼓「縄文太鼓」をジャポニズムとアフリカンを融合した独自の演奏スタイルで独奏する太鼓演奏家。
銀座での個展を初め、CDメジャーデビューも果たし、コンサートホール キタラで演奏会を行い、2013年5月18日には、60年に一度行われる出雲大社「平成の大遷宮」にて奉祝奉納演奏を行った。
「縄文太鼓の演奏と制作」を通じ、北海道から世界に向けて北海道の縄文芸術や縄文文化の素晴らしさを発信する活動を行っている演奏家である。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

 当日出された日本酒には「北海道新幹線開業』スペシャルラベル入りも。

日本酒も開業を前にスペシャルラベル

日本酒も開業を前にスペシャルラベル

 東京からのご一行は、翌日朝から夕張市に視察に行かれました。今、地方における経済団体の重要性を再認識した次第です。

だまされないこと、ですね

Posted by 秋山孝二
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 インターネット時代、マスメディア以外でもたくさんの情報に接することが出来て、昔と比べてはるかに情報的には質・量ともに豊かになっている気がします。この数か月、目の前のスケジュールに追いかけられて、時として熟考を見失う場合もありましたが、幾つか記憶に残るコメントを書き留めます。

 まずは、FBでも「保存」している、むのたけじさんのメッセージ。「人さまに頼むのはやめよう!」は、究極の自立に向けた発言ですね。(https://www.youtube.com/watch?v=UTPtxOu-0XE

 次は北海道新聞に掲載されていた白井聡さんの意見。「もう、騙されないこと」と、現在の政治状況に警鐘を鳴らしています。「戦前の支配勢力は敗戦の責任を問われて退場しなければならなかったが、冷戦構造の中、米国の反共戦略により戦後も権力の座に居座り続けた。それが世代交代して今日まで続いている。安倍晋三首相はその象徴だ」、「異様なる対米従属。天皇の代わりに米国を戴(いただ)いている。米国中心の世界秩序というものが天壌無窮(てんじょうむきゅう)のものとされている」、「現に戦争をしている状態を作れば、憲法改正は現状の追認に過ぎなくなる。まずは後方支援から始めるのではないか。戦死者が出るのを待っているんですよ、彼らは」。沖縄へ連帯のメッセージは力強いですね。

http://dd.hokkaido-np.co.jp/cont/books_visited/2-0031759.html

 そして、長渕剛ですね。Web記事からのコピーです。~~~~~~~

・・・・・
 これら奥田氏の活躍に長渕は「よし、っと、久しぶりに拳が上がりました。希望を見ました」と絶賛の言葉を寄せる。それに引き換え、彼が気になったのは若いミュージシャンの日和見な態度だった。何者でもない、普通の大学生があれだけ自分たちの意見を主張しているというのに、率先して言葉を紡ぐべきミュージシャン、表現を生業としている者たちが意見を主張するそぶりすら見せない。

 「おかしいです。誰に口止めされているのか? 誰かに操られて音楽を作って、それで楽しいんだろうか。自分の言葉を持ち、そして発言する。音楽家がやるべきことなんてそれしかない。ロックでもパンクでもヒップホップでも、ジャンルはなんだって良い。日頃、社会に対してああだこうだ難癖つけてるくせに、いざとなったら、何にも言えない」

 「若いミュージシャンを見ていてもね、「おい、お前は何に寄り添っているんだ? 銭か? ったく、若いのによぉ」、しょっちゅうそう思う。パフォーマンスを見ても、歌を聞いても、「そんなに銭が欲しいなら、もっと勉強して、医者か弁護士になれば?」と思う。表現で飯を食う、なんてね。笑わせるなよ。その前に荒くれろ!」

 長渕が若いミュージシャンたちに対してここまで強い言葉を投げかける理由、それは彼の音楽的ルーツにある。長渕は同書に収録されている、写真家・作家の藤原新也との対談でこんな言葉を語っている。 「ギターは攻撃するための武器でした。どちらかと言うと関西フォークの源流やその周辺に傾倒していたんです」 「関西フォーク」とは、ザ・フォーク・クルセダーズ、高石ともや、中川五郎、高田渡、岡林信康といったシンガーを中心に60年代後半から70年代始めに最盛期を迎えたムーブメント。彼らは色恋の歌に終始する売れ線のカレッジフォークとは違い、政治的なメッセージ色の強い楽曲を数多く発表。学生運動華やかりし時代、若者たちのテーマソングとなっていった。

 南北に分断された朝鮮半島の悲しみを歌うザ・フォーク・クルセダーズ「イムジン河」、学歴偏重社会をコミカルに皮肉った高石ともや「受験生ブルース」、安保条約や自衛隊を揶揄した高田渡「自衛隊に入ろう」、山谷に住む日雇い労働者の哀愁がテーマの岡林信康「山谷ブルース」……etc、彼らの楽曲は歌詞の過激さから放送禁止楽曲に指定されるものも多かったが、それにも屈しない気骨溢れるアティテュードは多くの人々を魅了する。長渕もまさしく魅了された一人であり、それが前述の「親知らず」「静かなるアフガン」といった楽曲につながっていく。・・・・・・

~~~~~~~~~~~~~~ コピー 終了

* 「イムジン河」 https://www.youtube.com/watch?v=1-eJDL3zLCQ

* 「受験生ブルース」 https://www.youtube.com/watch?v=cCxIuxGdi24

* 「自衛隊に入ろう」 https://www.youtube.com/watch?v=QfffBvRhlNA

* 「山谷ブルース」 https://www.youtube.com/watch?v=yuPyhdzyGlI

 岡林信康は今も元気に歌っていますね(https://www.youtube.com/watch?v=gx9PiBYRQ2M)。数年前にライブを聞きに行きました。

 私は長渕剛とはほぼ同世代、出てくる歌・歌手たちも懐かしく、首都圏での学生時代を想い出します。そして、沖縄の米軍基地反対闘争と機動隊を見ていると、当時の三里塚空港反対闘争とダブります。今、国際空港はやっぱり羽田空港だよね、みたいな論調を目にすると、一体あそこまで反対を圧殺して新空港建設にこだわる大義は何だったのかと、ただの権力の誇示と膨大な予算消化の利権だったのではないかと、思わざるを得ません。

 今、時代を構図で見つめる、過去の歴史に学ぶ、そんな古典的な条理が手元に温める情報から読み取ることができるような気がしている私の師走です。

TGR 2015、盛況で終わる!

Posted by 秋山孝二
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 今年の「札幌劇場祭(http://www.s-artstage.com/2015/」は、つい先日、盛況のうちに終了しました。12月2日には「公開審査会」、今年の大賞はロシア・サハリン州のチェーホフ劇場「素晴らしい未来(http://www.s-artstage.com/2015/tgr2015/list/%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%9B%E3%83%95%E5%8A%87)に決まりました。

 今年の参加作品は市内10劇場でこちら――> http://www.s-artstage.com/2015/tgr2015/

公開審査会

公開審査会

 「素晴らしい未来」の紹介 HPより~~~~~~~~~~~~~

 生と死、人間の魂を永久模索する美的な叙情劇。登場人物である天使たちは、遠く、美しい命に帰依することを夢見ている。主人公たちは、いま目の前にある現実だけが貴重なのだと思い込み、生きている事がどれほど自由で幸せなのか気付かない。それに気付く頃、もう彼らの人生は終わりに近づいているのだった。

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大賞はチェーホフ劇場「素晴らしい未来」でした!

大賞はチェーホフ劇場「素晴らしい未来」でした!

 特別賞として「審査員賞」も二つです。その一つ、琴似屯田兵入村140周年記念事業実行委員会「会津藩、かく戦えり」は、素晴らしい出来栄えだったと思います、是非、また再演を期待します。

特別賞の審査員賞も二つ

特別賞の審査員賞も二つ

 今年、私は11月に9公演を観劇しましたが、外国からの作品「アイランドー監獄島」、「素晴らしい未来」と地元劇団との違いを強く感じましたね。韓国のプロジェクトアイランド、ロシアのチェーホフ劇場、いずれも脚本、演出が実にきっちりしていて終始一貫しており、それを受けての役者陣もセリフの抑揚・強弱、身体表現等、バランスが良く、舞台上のストーリーを盛り上げていました。

 日本の、特に地元札幌の劇団の公演は、この十数年、確かに実力は付けてレベルアップしていますが、何かセリフに頼り過ぎ、原作者が演出を兼ねている場合は、独りよがりで観客不在の印象ですね。別の言い方をすると、「これはこういう意味です、分からなければ結構です」みたいな突き放すような姿勢を感じるのです。以前、韓国に札幌からの同行ツアーで一緒に行った時、向うの劇場・劇団の観客を喜ばせようとする意欲を強く感じました。それを受けてか、観客の方も、ひと時観劇することを楽しみに来ていることがありありと分かる、そんな場に舞台全体がなっているように思いました。

 今回のチェーホフ劇場、鏡が向こうの世界とこちら側を象徴し、木製の簡素な長椅子を自由に移動させての場の変化、動きも特に奇抜ではないのですが、その重厚さが作品に落ち着きをもたらし、何か昔観た演劇を思い出すようなオーソドックスな雰囲気を醸し出していました。退屈することなく引き込まれていく演出と役者の演技、札幌の演劇関係者も大いに学んで欲しいですね。とにかく、「独りよがり」からは早く脱却しなければ、多くの市民が劇場に足を運ぶことは難しいと思います。

 それでも以前に比べると、初めて芝居を見に来てる方が随分増えました、大変嬉しいことです。これも、若者の登竜門としての「札幌劇場祭(TGR)」が10年を経て、さらに冬・夏の「札幌演劇シーズン」へと繋がり、札幌・北海道のこの分野の裾のは大きく拡がってきていることは間違いありません。

 これからの更なる発展を期待したいです、関係者の皆さま、お疲れさま!

 これまでのTGRの関係文章――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=TGR

演劇「アイランド」、素晴らしい!

Posted by 秋山孝二
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 昨年度の札幌劇場祭で大賞を受賞(http://www.s-artstage.com/2014/tgr2014/news/2014/12/257/)した「アイランドー監獄島(http://artalert-sapporo.com/events/detail/497」公演が、今年も同じ時期に札幌で再演となりました。本当に素晴らしい芝居、テーマ、演出、役者、その他全てが力強く、観客に感動を与えるものでした。この札幌劇場祭では、9年間で初めての外国作品の受賞でした。字幕のハンディもものともせず、気迫のあるセリフ、演技、照明の素晴らしさ、総合劇術としての「演劇」をあらためて感じさせてくれました。

 実は私、昨年は観劇できなかったので、今年は大変楽しみにしていて、初日公演、交流会・ワークショップ、そして後日もう一回足を運び再びの熱い舞台を堪能しました。これまで観た多くの演劇の中でも、トップクラスに記憶に残るものでした。

昨年の札幌劇場祭大賞受賞作品です!

昨年の札幌劇場祭大賞受賞作品です!

演出のソ・ジヘさん、ウィンストン役のナム・ドンジンさん、ジョン役のチェ・ムインさんと記念撮影!

演出のソ・ジヘさん、ウィンストン役のナム・ドンジンさん、ジョン役のチェ・ムインさんと記念撮影!

 初日公演後は、関係者による交流会も催され、韓国劇場関係の重鎮ほかプロジェクト「アイランド」のカンパニー全員、札幌の演劇人も多数参加して大いに盛り上がりました。私も、演出家のソ・ジエさんほかと作品について意見交換が出来て大変楽しいひと時でした。

韓国からも演劇関係の重鎮の皆さまも

韓国からも演劇関係の重鎮の皆さまも

 2回目の観劇後には「アフタートーク」があり、そこで観客からの質問にも答えながら作品のサイドストーリーを聞くことができました。南アフリカの政治情勢そのものより、二人の関係性の変化、「倫理感」と「法律」、国家権力と民の力等、全世界時代を越えての普遍性を通してメッセージを発信したいとのお言葉も。実際、南アフリカに行って現地をスラム街で体感して、そこの子供たちに未来と希望を見つけたことも語っていらっしゃいました。

交流会・ワークショップも

交流会・ワークショップも

初日は演出のソ・ジヘさんのお誕生日!シアターZoo支配人の阿部さんと

初日は演出のソ・ジヘさんのお誕生日!シアターZoo支配人の阿部さんと

 この日は、演出のソ・ジヘさんのお誕生日、サプライズのケーキと皆さんでお祝いの歌も。とにかくパワフルな皆さんで、私も何か元気を貰った気がします、心から「アリガトウ!」と言いたいですね。

第8回 日本海サミット in 福岡

Posted by 秋山孝二
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 今年の経済同友会「日本海サミット」が、福岡で開催されました。私は昨年の山形に続いての参加でした。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=20492

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=20511

 今年のプログラムは以下の通りです。

<第8回 日本海沿岸地域経済同友会代表幹事サミット(福岡開催)プログラム >

開会挨拶 福岡経済同友会 代表幹事 貫 正義

特 別 講 演 ◇講 師 講談師 神田 紅 氏 ◇演 題 「福岡とアジアの交流の歴史 金印物語とグリーンファーザー」

パネルディスカッション ◇テーマ 「アジアとともに発展する福岡・九州 ~東アジアとの近接性を活かした地域の発展戦略~」

◇パネリスト 福岡県知事 小川 洋 様、福岡市長 髙島 宗一郎 様、北九州市長 北橋 健治 様

◇コーディネーター 福岡経済同友会 恒久幹事 石原 進

閉会挨拶 福岡経済同友会 代表幹事 久保田 勇夫

<交流レセプション>

オープニングアトラクション 「精華女子高校吹奏楽部」

歓迎挨拶 福岡経済同友会 代表幹事 宇佐見 昇

来賓挨拶 福岡県知事 小川 洋 様、福岡市長 髙島 宗一郎 様、 来賓挨拶 北九州市長 北橋 健治 様

乾杯挨拶 富山経済同友会 特別顧問 中尾 哲雄 様

~懇談~ ~アトラクション「博多見番の芸妓による舞踊」~

次回開催地挨拶(未定) 閉会挨拶 福岡経済同友会副代表幹事 田中 亮一郎

閉 会

特別講演は講談師・神田紅さん

特別講演は講談師・神田紅さん

パネルディスカッションは知事、市長です

パネルディスカッションは知事、市長です

精華女子高校生の吹奏楽部

精華女子高校生の吹奏楽部

金沢市内の芸者さんたち

博多見番の芸妓さんたち

 パネルディスカッションでは、それぞれの首長が、「アジアの活力を取り込む戦略」を披露し、地元でも三人が一堂に会する場は極めて少ないそうで、大変濃密な意見交換の場となりました、次回開催地は京都に決まりました!

映画「首相官邸の前で」、満席!

Posted by 秋山孝二
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 映画「首相官邸の前で」(http://www.uplink.co.jp/kanteimae/)が、札幌で自主上映され、満席の観客で埋まりました。原発事故の恐怖、運動の台頭、首相との会談までの経緯を、元首相を含む8人のインタビューで構成されています。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~HP より

監督の言葉

 私は、この出来事を記録したいと思った。自分は歴史家であり、社会学者だ。いま自分がやるべきことは何かといえば、これを記録し、後世に残すことだと思った。

 映画を撮ったことはなかった。映画作りに関心を持ったこともなかった。しかし、過去の資料の断片を集めて、一つの世界を織りあげることは、これまでの著作でやってきた。扱うことになる対象が、文字であるか映像であるかは、このさい問題ではなかった。

 いうまでもないが、一人で作った作品ではない。同時代に現場を撮影していた人びと、インタビューに応じてくれた人びとが、すべて無償で協力してくれた。

 なにより、この映画の主役は、映っている人びとすべてだ。その人びとは、性別も世代も、地位も国籍も、出身地も志向もばらばらだ。そうした人びとが、一つの場につどう姿は、稀有のことであると同時に、力強く、美しいと思った。

 そうした奇跡のような瞬間は、一つの国や社会に、めったに訪れるものではない。私は歴史家だから、そのことを知っている。私がやったこと、やろうとしたことは、そのような瞬間を記録したという、ただそれだけにすぎない。

 いろいろな見方のできる映画だと思う。見た後で、隣の人と、率直な感想を話しあってほしい。映画に意味を与えるのは観客であり、その集合体としての社会である。そこから、あなたにとって、また社会にとって、新しいことが生まれるはずだ。

小熊 英二

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

チラシ

チラシ

チラシ裏

チラシ裏

 映画終了後のアフタートークも熱気あふれる会場で素晴らしかったです。

会場は満席、熱気いっぱいでした!

会場は満席、熱気いっぱいでした!

映画終了後はアフタートーク

映画終了後はアフタートーク

「遠友みらい塾」 寺島実郎塾長講演

Posted by 秋山孝二
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 「新渡戸稲造記念 遠友みらい塾(http://nitobe-enyu.org/nitobekinen-enyu-miraijyuku/」は先月旗揚げしましたが、先日はその特別講演会、「今、求められる“遠友みらい塾”とは」と題して、この塾の塾長をお引き受け頂いている寺島実郎さんにご講演をお願いしました。

* 「遠友みらい塾」設立――> http://nitobe-enyu.org/nitobekinen-enyu-miraijyuku/

* 寺島文庫資料集・2016新年号(最新版)――> http://www.terashima-bunko.com/terashima/recognition.html

 翌日の新聞にも掲載されていました。<20151120e98193e696b0e5afbae5b3b6e8a898e4ba8b1

「遠友みらい塾」で寺島実郎塾長の講演

「遠友みらい塾」で寺島実郎塾長の講演

新渡戸稲造が活躍した時代背景を語る

新渡戸稲造が活躍した時代背景を語る

 新渡戸稲造が国際的にも活躍した時代の背景を、寺島実郎さん独自の詳細な資料集に基づいて語りました。先月の設立時は中心的な方々30名程度が集まりましたが、今回はさらに個別の声掛けで70名程度に拡大してきています。新聞等での一般の方々への告知は一切しないでの今回の講演会、多彩な分野で活動する担い手の方が、それぞれ問題意識を受けとめて帰られたことがアンケートを読んでも理解できます。

 ただ、この「みらい塾」の想定する対象者がイメージできない、何をしたいのかをもっと明確にして頂きたい等のご意見もあり、方向性をさらに鮮明にするには少しの時間が必要な気もしています。私から言わせて頂ければ、遠友夜学校は教えを受ける子供たちばかりが学ぶ場ではなく、教える側の札幌農学校・北海道大学学生たち自身が生徒たちから多くのことを学んだと述懐していますので、今回の「みらい塾」も、この塾の下で実践するプログラムを担う方々の創意工夫を存分に発揮して、教える側、学ぶ側双方にとって活気ある場にして欲しいと思いますね。年明けからは月一回の例会開催を軸に、それぞれの方が独自のプログラムを運営していくと思われます。HP、メーリングの整備も行います。

ワグナーナンドール秋季展 2015

Posted by 秋山孝二
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 今年のワグナーナンドール(http://wagnernandor.com/indexj.htm)秋季展はたくさんのお客さまで盛況のうちに終了しました。お越し頂いた皆さまに心から感謝申し上げます。宇賀地洋子さんの特別展も大好評、ご本人も連日会場で多くの方々とお話をされていました。

*地元情報でも――> http://kankou.4-seasons.jp/asobu/509.shtml

秋季展2015

秋季展2015

 今年は敷地奥、茶室の隣に「母子像・ふるさと」が台座にしっかり固定され、新たな見どころとなりました。札幌で見るのとは違った雰囲気を醸し出しています。

 札幌の「母子像・ふるさと」――>

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=13408

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=14924

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=18897

茶室からアトリエを臨む

茶室からアトリエを臨む

特別展示は宇賀地洋子さん作品

特別展示は宇賀地洋子さん作品

ちよさんと宇賀地洋子さん

ちよさんと宇賀地洋子さん