秋の中山道、飛騨高山 2015 (3 最終)

Posted by 秋山孝二
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 飛騨高山、秋の「高山祭」、HPから詳細を知ることができます。

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 高山祭とは、春の「山王祭(さんのうまつり)」と秋の「八幡祭(はちまんまつり)」、二つの祭をさす総称で、16世紀後半から17世紀の発祥とされています。幾多の変遷を経ながらも、江戸時代の面影を残す伝統行事として、今日まで受け継がれてきました。
 このうち、高山を秋の彩りで染める「八幡祭」は、旧高山城下町北半分の氏神様である桜山八幡宮の例祭です。毎年10月9日・10日になると、安川通りの北側・下町に「八幡祭」だけの11台の屋台が登場。屋台が町を巡る曳き廻しや布袋台のからくり奉納などの伝統的な祭行事が楽しめます。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~ コピーおわり

 前日、郡上八幡から高山に入り、夕方に屋台会館(http://www.hidahachimangu.jp/yataikaikan/welcome.html)で事前に「飛騨の匠」を予習しました。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~ HPより

 古くから飛騨の国は、大和朝廷ヘ、税のかわりに匠(たくみ)を毎年送り出しました。選ばれて都ヘ出た匠たち(毎年100人~130人)は、奈良の都の宮殿や、お寺の建築に従事してその腕をふるいました。

 匠が都ヘ送られた期間はおよそ600年、延べにして7、8万人の飛騨人が一年間都で働いたことになります。この人たちを総じて「飛騨の匠」と呼んでいます。

 飛騨の国には、今もこの匠たちの長い伝統と、培われた技術が脈々とうけつがれていますが、中でも江戸時代後期に、大輪の牡丹のように花開いたのが高山祭の屋台(国指定重要有形文化財)です。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ コピーおわり

桃山神社 秋の高山祭の主役です

桜山八幡宮は 秋の高山祭の主役です

高山本陣前の朝市

高山本陣と前の朝市

昔の町並みも

昔の町並みも

 祭り当日、参道に勢ぞろいした屋台(http://kankou.city.takayama.lg.jp/2000019/2000020/2000724/2000723.html)。

11台の屋台も勢ぞろい

11台の屋台も勢ぞろい

 からくり屋台のパフォーマンスは大変な人、人、人。3時間以上も前から場所を取っていた方もいらっしゃったり。大観衆の中、20分程に技術の粋を集中する時空は、歴史の凝縮を感じました、素晴らしい興奮でした!

からくり屋台も大群衆の中

からくり屋台も大群衆の中で

 動画でよく見るズームでのカラクリ人形よりも、私はそれを見に集まった群衆の熱気に興奮しました。警備員に喰って掛かる少し酔ったお客さん、何が始まるのか好奇心に満ちた様子の外国人観光客のカップル、スマホで写真を撮ろうと背伸びする人々等、何か妙な連帯感を感じてしまうから不思議ですね。これが「お祭り」の魅力なのでしょう。どっこい、地方は活きている!!!

 みたらし団子、しょうゆせんべいも美味しかったです!

秋の中山道、飛騨高山 2015 (2)

Posted by 秋山孝二
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 二日目は馬籠(まごめ)宿と足を伸ばして郡上八幡、そして高山に泊りでした。

 中山道の宿場町・中津川馬籠宿、坂が急でかなりの難所だったのでしょうね。島崎藤村のふるさとで、「藤村記念館(http://toson.jp/」も充実していました。

外国の観光客もリュックを背負って

外国の観光客もリュックを背負って

ここでも水車が活躍中

ここでも水車が活躍中

 山内一豊と妻千代でも有名な郡上八幡は城下町、郡上踊り、吉田川、宗祇水等、水を中心に街も風情がありました。現地ガイドさんは、郡上踊りの唄い手で、踊りの指導ほか唄も披露してくれました。

山の上の郡上八幡城

山の上の郡上八幡城

特産のニッキのお店

特産のニッキのお店

日本の名水第一号

日本名水百選第一号「宗祇水」

街の中小路の疎水

街の中小路の疎水

 一方、郡上八幡は「食品サンプル」でも圧倒的なシェアだそうですね、HPにも書かれています。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ HPより

郡上踊りで有名な郡上八幡。清流と名水の城下町としてその美しい町並みは国の重要伝統的建造物保存地区にも指定されています。

そんな郡上八幡のイメージとは程遠い・・・といっては失礼かもしれませんが、実は食品サンプルの生産量日本一の郡上八幡。食品サンプルのパイオニア、岩崎瀧三氏が郡上八幡の出身であり、そのことがきっかけで今では郡上の重要な地場産業となりました。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 引用おわり

* http://guide.travel.co.jp/article/9449/

岩崎龍三の生家前にもサンプルが

岩崎瀧三の生家前にもサンプルが

 橋から吉田川に飛び込む風景も、記憶のどこかに残っていました、とにかく水の流れる音とマチの空気が心地よかったです。

秋の中山道、飛騨高山 2015 (1)

Posted by 秋山孝二
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 今年7月の利尻島・礼文島の旅に続いて、道新観光(http://www.doshinkanko.com/)のツアー「高山市内に泊まる秋の高山祭と馬籠宿・妻籠宿 3日間」に参加しました、しばし別空間にいるようで、北海道にはない「時代」を満喫できました。現地ガイドの皆さんの個性あふれるご説明、ツアー添乗員・大西さんの自然体が心地よかったです、ありがとうございます!

* <利尻島・礼文島ツアー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%88%A9%E5%B0%BB%E5%B3%B6%E3%83%BB%E7%A4%BC%E6%96%87%E5%B3%B6

 今回のキーワードは、「水」でしょうかね!妻籠(つまご)宿に向かう途中にまず目に入ってきたのは南木曽(なぎそ)町の「読書(よみかき)水力発電所」、木曽川の読書ダムから取水し、大正12年に大同電力・福沢桃介社長により竣工。現在、この施設(発電所本館、柿ぞれ水路橋、桃介橋)は関西電力管轄で、稼働中の発電所としては唯一の国の重要文化財になっています。完成当時の出力は4万700キロワット、現在は最大11万7,100キロワットの発電です

読書(よみかき)発電所

読書(よみかき)発電所

 そこから中山道・妻籠宿。夕暮れが迫る古の町並みは一層風情がありましたね。

妻籠宿の町並み

妻籠宿の町並み

夕暮れ時

夕暮れ時

 「脇本陣 奥谷]の囲炉裏は当時の厳格な家父長制の象徴のような場でした。島崎藤村の初恋の人「おゆふ」さんの嫁ぎ先です。

ガイドさんの説明を受けて

「脇本陣 奥谷」、ガイドさんの説明を受けて囲炉裏端

坂の中ほどになる水車小屋

坂の中ほどになる水車小屋