さあ出発です、「熊野参詣道(くまのさんけいみち)中辺路(なかへち)http://www.sekaiisan-wakayama.jp/know/sankei-nakahechi.html)」、スタートは滝尻王子で、近露王子までの14kmを9時間かけての歩きです、山登りと言った方が適切かな、とも。「熊野古道語り部の会」のメンバー・山本さんと藤原さんのお二人が大変丁寧なご説明でした。
<この画像の著作権は『中辺路町観光協会』 >
<参考>
* http://www.wakayama-nanki.jp/season/16_kodou_report/index.html
* http://www.wakayama-nanki.jp/season/35_takahara_tikatuyu/index.html
熊野三山への参詣は平安時代中頃から始まり、室町時代まで盛んに行われ、多くの参詣者が列をなして歩んだことから「蟻の熊野詣」と形容されたようです。古代・中世と熊野三山(http://www.mikumano.net/nyumon/3zan.html)への参詣に利用された熊野参詣道は、近世には熊野三山への参詣をも含む西国巡礼の経路とされ引き続き盛んに利用されました。
急な山道を登りながら、「懺悔懺悔(さんげさんげ)、六根清浄(ろっこんしょうじょう)」の声は、大峯の山々、谷々をこだまして響きわたる、これこそ、古の山伏たちが修行でおこなう「掛け念仏」ですね。
この日の宿泊は奥熊野川湯温泉(http://www.kawayu-midoriya.jp/)、穏やかな川の流れを聴きながら、静寂の中、非日常の一日は楽しかったですね。