ムーランルージュの舞台に立った夜

Posted by 秋山孝二
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  先日来のTPS東欧公演ツアーに同行していて、急に思い出したことがあります。

もう15年以上も前になるでしょうか、私は以前の仕事でヨーロッパ出張の折りに、パリ・モンマルトル下の「Moulin Rouge:ムーランルージュhttp://www.moulin-rouge-japon.com/about.html」に行く機会があり、座った場所も前方の臨場感あふれる席でした。当時のテーマは、「ムーランルージュ伝説の『F』http://www.moulin-rouge-japon.com/topics/history.html」の中の「FORMIDABLE」。

 以前から評判は聞いていましたが、伝統ある絢爛豪華な舞台が続き、暫くしてパントマイムなのかコメディアン風の山高帽姿のエランが登場しました。とにかく何もしゃべらずに音楽をバックにジェスチャーがまるでリアルな場面を描き出していて大いに沸いていた場内です。

パリのムーラン・ルージュ

パリのムーラン・ルージュ

 

マジシャン・エラン

パントマイム・エラン

 すると彼が何やら観客席を眺め始めて、どうやら客席の中から舞台に上げて一緒に演技をする人を探す様子。一瞬本能的に目をそらして再度彼を見た瞬間に、何とビシッと視線が出会ってしまったのです。ニヤッと笑った彼が私の席に近づいてきて舞台に上がれと腕を引っ張るではありませんか。日本男子(?)がパリのここでしり込みするのもみっともないと思って数段の階段を昇り、促されるままに舞台中央へ進みました。振り返って客席を見ると満席の場内(850席)、飲み物・食べ物でいっぱいのテーブルの周りの人々が笑顔で私を見ていました。

 エランに言われるままに「素直(?)」に演技をすると、その度に場内は笑いと拍手喝采で盛り上がるではありませんか。実は彼はその都度、こと細かに耳元で簡単にアドバイスをささやいてくれていたのですよ、舞台表面にある沢山の目印を示しながらです。5分以上も舞台上に居たでしょうか、不思議と段々快感になってきました。最後は彼のお礼の言葉と客席の拍手で舞台を降りましたが、かくして私はライザ・ミネリやエルトン・ジョンのように「ムーランルージュの舞台に立った輝かしいセレブ」の一員となったのです。

その後、この伝統あるレビューのディレクターからは何のオファーもなく、私は日本に戻り、変わらぬ経営者人生を続けました。今、以前よりもかなり芝居を観ている日々ですが、舞台の沢山の印を見ると不思議にその時の興奮・感動が昨日のことの様に思い出されるのです。

ブダペスト公演を終えて

Posted by 秋山孝二
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  7日、ブダペスト公演二日目を終えて、今回の海外公演を全て終了しました。毎回進化していくTPSの「冬のバイエル」を観ることが出来て、あらためて芝居の奥行きを感じました。ハンガリーはその歴史からもアジアとの交流には大変熱心で、特に今年はハンガリー・日本国交50周年記念の年として、盛だくさんの文化交流企画も開催されていました。http://src-h.slav.hokudai.ac.jp/hungary/info/2009ev.html

ドナウの真珠、ブダペスト

ドナウの真珠、ブダペスト

  4年前にTPSの「亀、もしくは・・・」を上演したメルリン劇場は、オシャレに変わって更に新しいジャンルへの挑戦を続けているようです。二日目は若い学生の方々も多く、これまでの中で芝居への反応が一番良かったですね。終わってから役者の方々もそう感じていました。中にはあらかじめ脚本を読まれている方もいたりで、しっかり舞台を追いかけている姿を、後の席からもうかがいしることが出来ました。

若い方々も多かった二日目

若い方々も多かった二日目

盛たくさんの50周年記念日本交流企画

盛たくさんの50周年記念日本交流企画

  「グッド・パフォーマンス!」、「日本的テーマではあるけれども、ヨーロッパ・テイストの芝居に新しさを感じた」等、上々のお客様の評価でした。特に二日目は若い世代も多かったせいか、父と娘のやり取りに反応が強かった気がしますが。「冬のバイエル」の面白さでしょうか。

 終了後の簡単な打ち上げで聴いたのですが、今回の海外公演、最初は会場の事情他で随分苦労したようです。会場自体の事前準備不足、予定通りに進まない資材の搬入他、国内ではなかなか経験の出来ない予期しない現実にも、一つ一つカンパニーとして乗り越えて全ての公演を終えました。また一つ成長したに違いないでしょうし、更に今後の課題も見つけてくれたと信じています。
 4年前の同じ時期のブダペストは、暖房をガンガンたいてコートを着て皆さんと懇談したのに、今年は日中は30度近くにもなり、夜もとても10月という気がしない程暖かでした。

ブダペスト、初日公演は盛況!

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 昨日、バス移動で8時間、ハンガリーの首都・ブダペストにTPS・同行ツアーともに元気に到着しました。ルーマニア内の国道1号線は道幅も狭く、予想以上に時間もかかりましたが、国境は以前に比べてスムースな通過でした。6年前とは周辺の雰囲気もかなり違っていて、時の流れを感じましたね。30分以上も待ちましたが、ただのインターチェンジゲートのようでした。

ルーマニア・ハンガリー国境

ルーマニア・ハンガリー国境

ハンガリー国内は農業王国を誇るだけあり、一面に手の入った畑の光景でした。高速道路も整備されていてました。

一面のトウモロコシ畑

一面のトウモロコシ畑

今回の公演も「メルリン劇場」です。

入口右側

入口右側

入口左側

入口左側

国際交流基金のご支援で

国際交流基金のご支援で

宮田さんに花束でした

宮田さんに花束でした

 今回2回目のメルリン劇場での公演でしたが、レベルの高いお客様の前で、大健闘でした。終了後に花束をお持ちの男性が、宮田圭子さんに歩み寄ってお渡ししていました。ルーマニアとはまた違った反応に、明日の公演もまた楽しみです。

クルジュ・ナポカ、二日目

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 二日目の公演は、初日とまた違ってお客さんの反応が良かったですね。反応の速さと場所が違います。演技が違うのか、お客さんが違うのか、同行メンバーとも終演後話をしたのですが、とにかく前日とはかなり別物ですから面白いですね。

クルジュ・ナポカは旭川市くらいの人口です。学生が7万人を越える若い方々の多いマチでもあります。

快晴の空に日の出です

快晴の空に日の出です

 ホテルに程近い遊歩道周辺には、朝から夜まで若いカップル等沢山の市民が憩い語らっている姿を見かけて、素朴で懐かしい光景を目にしています。

高台への遊歩道

高台への遊歩道

 「新しい試み」と昨日書きましたが、二日目の会場にも若い世代も多く、トランシルバニアの今後も注目です。

開演前の客席で

開演前の客席で

 最後のご挨拶、こちらも拍手をしながらの写真で、こんな具合にしか撮影出来ませんでした。クルジュ・ナポカの市民にどんな印象を持って頂いたのか、もうしばらくしてからでないと分かりませんが、劇団員にも今日以降ハンガリー・ブダペストでも聞いて見ようと思います。

 ところで、昨日昼過ぎにまち中で劇団員とバッタリ路上で出会い、これまでの準備の苦労をほんの少し聞くことが出来ました。今回の企画の中心として活躍しているイングリッドの並々ならない努力が随所で見られます。芝居で使っている包丁は、イングリッドがブダペストの実家から調達したもの、ピアノの椅子は何とブダペストのリスト音楽院から借用しての調達とか。少しでも傷をつけると罰金ものだそうです。普通の椅子タイプのピアノ用椅子はどこでもなかなか無いようですね。そう言えば2年前の光州でも行ってみると地元には無く、日本から持ち込んで、結局それを寄付して置いてきたとか聞いていますから。更に4年前のハンガリー公演「亀、もしくは・・・」では、予め送った図面と大道具の寸法が違っていて、仕込みの時に舞台上で溶接工が火花を出しながら切断して調整したとも漏れ聞いています。

終了でした

終了でした

 昨晩の会場、1日目と字幕のスクリーンの場所が異なっていました。パソコン・プロジェクターのケーブルが不具合で、急遽短いものに変更となり、当初の場所での字幕上映が叶わず急遽変更とのこと。地元のお客さんには少々目線が舞台から離れるので心配していましたが、反応を見る限り問題は無かったようです。見る方は気楽なものですが、「舞台は生き物」、をまたまた感じた時間・空間でした。

 今日はカンパニーと同行ツアーが一台のバスで、陸路ハンガリー・ブダペストに移動です。途中の国境の雰囲気も、この数年随分変わったようです。思い出します、6年前でしたか、国境そばのオラディア(昔の名称は「ナジュバラド」)にブダペストからマイクロバスで移動の時は、国境の入国・出国で1時間以上も待たされ、何とも言えない緊張感がありましたね。ナジュバラドは、私の叔父ワグナー・ナンドールの生まれたマチです。時代も変わり、ルーマニアもハンガリーもEU加盟を果たしましたが、国際金融の荒波の中、現在財政危機に直面しているから皮肉なものですね。

 たくさんの思いが交錯しながら、東欧の今を実感している旅です。

TPS海外公演、クルジュ・ナポカで!

Posted by 秋山孝二
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  北海道演劇財団http://www.h-paf.ne.jp/の専属劇団TPSが、ルーマニア・ハンガリーで今年も海外公演「冬のバイエル」を上演しています。私は、4年前のハンガリー「亀もしくは、・・・」、一昨年の韓国・光州市「冬のバイエル」、昨年の韓国・ソウル「春のノクターン」の海外公演同行に続いて、今回もTPSの活躍をこの目に焼き付けたく同行しています。昨日は、ルーマニアのクルジュ・ナポカで公演しました。この街は、「トランシルバニアhttp://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%C8%A5%E9%A5%F3%A5%B7%A5%EB%A5%D0%A5%CB%A5%A2」の中心都市です。

ルーマニアのクルジュ・ナポカ

ルーマニアのクルジュ・ナポカ

 

植物園

植物園

教会前の噴水と虹

教会前の噴水と虹

 「冬のバイエル」の現地でのポスターです。

昨晩は若いカップル他、沢山の現地の方々が来られました。因みにチケット代は13レウ:Leu(約400円)です。会場は昔の教会、そこには開演前にもすでに集まり始めていました。

昔の教会

昔の教会

会場入り口で待つ人々

会場入り口で待つ人々

 今回の公演ツアーは、東ヨーロッパでも新たなチャレンジとのこと。数年前までは「国立劇場」しか存在しなかったこのジャンルで、若者たちが企画する斬新な試みにTPSも果敢に参画したのです。それにしても今回のTPSはヨーロッパ経験者は二人くらいしかいないのに、昨晩の芝居でもあの落ち着きは何なのでしょうか。4年前にブダペスト公演で、始まって数分間の緊張感と比べると、いとも自然な役者の立ち振る舞いを見て、逆にこちらが驚きました。着実に経験が受け継がれている、そんな確信を得た気がしますが。

 今回は、これまでの作品とは一味違った「淡々とした会話」にこちらの人たちがどう反応するのか、私も大変楽しみです。今晩もまた出かけます。

興奮覚めやらず・・・・

Posted by 秋山孝二
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 以前から経営の大先輩として尊敬しているKさんから、早速メールを頂きました。やはりモハマド・ユヌスさんと握手をしての興奮が伝わって参ります。

・・・・・29日「宝くじに当たった」と云って帰宅しました。当日午後4時過ぎ紀伊国屋書店でムハマド・ユヌスさんの「著書サイン会」にめぐり合い、自伝を買い、サインのあと 「I am happy」といって握手をしました。柔らかいやさしい手でした。Blogに秋山さんが千歳空港でムハマド・ユヌスさんにお会いした感動がのっており、全く共感です。
数年前NHKTVでムハマド・ユヌスさんの活動のドキュメント放映があり、録画して小樽の塾で取り上げました。その後世界の話題になりノーベル平和賞をもらい、遠くの人と思っていた方と握手出来て感激でした。地域、国情によって必要なサービスは違うと思います。でも地域密着型の典型です。今こそ地方分権の哲学を確立し、地方の自立意識高揚のときです。嬉しさのあまり突然メールいたしました!祈ご自愛

 

 先日は700名以上の方が会場に詰めかけていて、更に入りきれない方々も沢山いらっしゃったとか。近頃のフォーラムでは珍しい熱狂でした。マイクロ・ファイナンスについて本では読んでいましたが、その基本にあるムハマド・ユヌスさんの哲学に直接触れた感じが、「出会ってしまった」のですよね。出席された方の今後の活動の責任は重たいです。

ムハマド・ユヌス総裁の感動的メッセージ

Posted by 秋山孝二
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 先日、北海道大学・北海道新聞連携マイクロファイナンス・シンポジウムが開催されました。秋山財団もネットワーク形成事業の一つ「社会起業研究会」で関係もあり、後援に名前を連ねていました。

http://www.akiyama-foundation.org/network/tema02.html

 2006年ノーベル平和賞受賞者、ムハマド・ユヌス:グラミン銀行総裁を囲んで、「貧困のない社会づくりを目指して」と題しての基調講演、その後のパネルディスカッションでした。会場には溢れる聴衆で大いに盛り上がり、特に若い世代の方々が多かったのが嬉しかったですね。質疑応答も活発で、内容も濃かったです。

パネルディスカッション

パネルディスカッション

 基調講演では、ユヌスさんのお人柄を滲ませる貧困者への優しい眼差しと、既存金融機関への痛烈な批判に、会場からは割れんばかりの拍手が鳴りやみませんでした。

*公的生活保護等から如何に抜け出せるような手立てが大切――ここにマイクロ・ファイナンスの神髄がある

*人に頼らないで生活できる世界(一人一人が自立している)――貧困のない世界、福祉制度のいらない世界が理想

*昨年9月以降の世界金融恐慌、食糧、エネルギー等の課題は、これまでの枠組みの問題であり、変革への良い時期である

*マイクロファイナンスはバングラディシュばかりでなく、先進諸国でも社会的起業と市民の自立促進で機能する

*「貧困」は、どんな人権も拒否される状態であり、これは経済の問題に止まらず平和を脅かす「時限爆弾」

まだまだ、メモに書き留めたものは沢山ありますが、道新紙上にも近いうちに掲載されるとの事ですので省略致します。

 パネルディスカッションでは、越田清和さんのプレゼンテーションが抜群に良かったですね。ユヌスさんは、昨年のG8サミット市民フォーラムのオープニングでお招きしたい筆頭候補でしたので、今回実現して大変嬉しかったです。貧困問題が、安全・治安の問題であり結局は平和の問題となる脈絡を、実に分かりやすく説得力がありました。

 一つ極めて残念だったのは、北海道知事がユヌス総裁の基調講演の途中から遅れて入場、パネルディスカッションでは今度は用事があるとのことで、檀上から途中退席したことです。いかなる理由があろうとも、今の北海道の現状の中でマイクロファイナンスの重要性とユヌス総裁の存在を考えるなら、最優先出席事項として位置づけてしかるべきだと思いますが。発言の中で、「北海道にいらっしゃったことを歓迎します」と形式的におっしゃっても、プレゼンスが伴っていないではありませんか。

翌日・新千歳空港カウンターで

翌日・新千歳空港カウンターで

ストーリーはこれでは終わりませんでした。

 翌日早朝、私が新千歳空港から海外へ出かけようとチェックインカウンターにいると、ムハマド・ユヌスさんとバッタリお会いしました。「やあ、コージ!」とはおっしゃいませんでしたが、素晴らしい講演に対する感謝を直接個別にお伝え出来て、本当に感激致しました。何と表現して良いか分からない程オーラのあるお姿に、言い表せない感動をおぼえました。

ノスタルジックな山並み

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12・13日札幌円山動物園で、きたネットフォーラムが開催されました。http://www.kitanet.org/event/index.htm#work2009

 その時に、久しぶりに家の近くの札幌円山競技場と円山球場の間の道を通りました。折から野球場では高校野球の秋の予選、競技場では同じく高校の競技大会・新人戦でしょうか。しばし競技を見ながら、遠くの三角山から藻岩山方向に連なる山並みをボーッと眺めていました。

円山競技場から西を仰ぐ

円山競技場から西を仰ぐ

西南へ

西南へ

  この競技場も思い出が多いですね。昭和30年代だったでしょうか、冬は雪を踏み固めてのスケートリンクになっていて、大通7丁目、中島公園の池とともに、冬のスケートリンクで賑わっていました。

 また、昭和42年頃の高校1年時代は、2・3学年がそれぞれ1000人のマンモス校でしたので、体育大会が校庭ではなくてここで開催されました。開会式で全校生徒2500人(私達の学年からは500人の定員に戻った)がフィールドに集合して、初めて生徒数の多さを実感しました。記憶が正確ではありませんね、もしかしたら自分が2年の時だったかもしれません。普段の学校生活では一堂に会する場もなく、ただ授業の間の10分間の休憩時に、トイレに行って戻るのに次の授業に何回も遅れたのを覚えています。少子化の今では、別世界のような当時の学校生活でしたね。自由闊達な校風ではありましたが、私達の前向きな提案に対して、「生徒数が多すぎて・・・」で始まる先生方の言い訳じみたやらない理由もありました。今は、「生徒数が少な過ぎて・・・」と言う理由で一歩前に進まない学校行事も多いのではないでしょうか。私達の世代から見ると、本来は今こそゆとりのある理想的な教育空間が出来ているのに、ですね。

 今この競技のトラックはアンツーカー、フィールドは芝生に整備されて、遠くの山並みと相俟って素晴らしい景観となっています。

 ”Sapporo is the best of the world !” を実感したひと時でした。

青森・弘前・大間は、今、元気です(最終)

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 余韻に浸りながら、幾つかの写真を掲載します。

田舎館村博物館の「水田跡・水路跡」です。

「つぼのいしぶみ」として数多くの古歌に読まれています。都母、壷、つぼ、・・・。東北町の「日本中央の碑・歴史公園」博物館です。

「日本中央」の文字

「日本中央」の文字

解説書

解説書

青森・弘前・大間は、今、元気です(4)

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 旅の終わりは、下北半島の先、大間町で暮らす熊谷あさ子さんの娘さん・小笠原さんの訪問でした。http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/kawaraban/58293.html

前日は夜で何も見えませんでしたが、延々と続く道は随分距離があるような気がしました。翌日周りの景色を確認しました。

国道入口の立て看板

国道入口の立て看板

 

動かない重機群

動かない重機群

「あさこはうす」入口、フェンスが迫る

「あさこはうす」入口、フェンスが迫る

海を眺めて

海を眺めて

風力活用で

風力活用で

 事業を行う企業の大前提の姿勢として、すでに永年住み続けている地元住民への納得のいく説明というのは常識でしょう。都市での高層マンション建設でも全く同じですよ。なぜなら、企業がその事業に適していると判断した「その場」は、そこに住んでいる方々が永い間暮らして「創ってきた」環境・景観・風土だからです。

それをあらゆる手を使っての嫌がらせ、脅し、買収工作等、当り前のまともな経営者のやる事ではありません。高度経済成長の負の遺産として、これまで日本各地でも歴史の中で起こしていますが、ここでは2009年9月現在この姿です。今を生きている自分たちの為ではなく、これからの世代の為にも、この現状を多くの方々に知って欲しいですね。

一人の「いのち」と「生きる意志」を粗末にする社会が、豊かであるはずはありません。厚子さんは信じられないほど優しい笑顔で、これまでの経過、お母さまのこと、そしてこれからの夢を話してくれました。壮絶なこれまでの人生だったはずなのに、どうしてあんなに静かに優しく人と語れるのでしょうか。応援を形にするには、まず「あさこはうす通信」の購読者となることですね。

お体に気を付けて、いつまでもお元気で。

青森・弘前・大間は、今、元気です(3)

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  そこから次に、縄文人たちの生きた証・三内丸山遺跡http://sannaimaruyama.pref.aomori.jp/に行きました。

三内丸山遺跡で

三内丸山遺跡で

 

柱の痕跡:直径約1メートル

柱の痕跡:直径約1メートル

 遺跡発掘現場の保存・展示方法に工夫の余地があるような気がしました。復元で分かりやすくはなっているのですが。「縄文時遊館http://www.citydo.com/museum/hokkaido/154.html」には、沢山の貴重な発掘品が展示されていて、当時の暮らしぶりにしばし思いをはせるひと時でした。

次は、「日本中央の碑・歴史公園http://www.thk.net.pref.aomori.jp/gyou_gui/info/info_shisetsu_04.html」です。

 そして六か所村へhttp://www.rokkasho-rhapsody.com/

気がつくと段々夕日も地平線に迫ってきていましたが、それ程急ぐこともなく無事大間に到着、小笠原厚子さんとお会い出来たのは、午後7時頃でした。http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/kawaraban/58293.html

青森・弘前・大間は、今、元気です(2)

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 二日目の弘前では、岩木山方面に進む「虫追い祭」の行列と偶然出会いました。

秋の実りの横を行く祭の行列

秋の実りの横を行く祭の行列

そして今年3月に酪農学園大学で講演した「奇跡のリンゴ」で有名な木村秋則さんの農園を訪問しました。丁度テレビ局の取材中でしたが、木村さんの方から声を掛けてくれました。「私は家族を犠牲にしてこのリンゴを創ったけれど、皆さんは土に棲む全ての命を大切にして下さいね」と、素晴らしい笑顔で語ってくれました。奥様もご一緒で、本当に優しい表情の方でした。

奇跡のリンゴ:木村秋則さん

奇跡のリンゴ:木村秋則さん

リンゴと岩木山

リンゴと岩木山

 そして次は「鬼神社」です。古い本殿の正面上には、農機具の一部が据え付けられていました。

 

青森・弘前・大間は、今、元気です(1)

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 二泊三日で弘前・青森・大間ほか、津軽地方の旅でした。

 函館は今年開港150周年の節目の年です。「開港サンド」は1859年にアメリカ・イギリス・フランス・オランダ・ロシアの五カ国と国際自由貿易が始まったのを記念して、オリジナルサンドを880円で制作。コンセプトは「道産食材で欧米文化の交流」と「ハイカラな函館の雰囲気を再現」と、おしながきに書いてありました。

函館:今年開港150周年

函館:今年開港150周年

 函館で電車を乗り換え、八戸行きの特急から函館山を西からの眺めでしたが、市内からみる形とは違った風景でした。

函館山を西方向から眺める

函館山を西方向から眺める

 青森港には大型客船が停泊中。

続いて「青森県立郷土館http://www.pref.aomori.lg.jp/bunka/culture/kyodokan.html」で風韻堂他を見学しました。更に水田遺跡で有名な垂柳(たれやなぎ)遺跡の田舎館(いなかだて)村http://www.vill.inakadate.aomori.jp/maizou/html/t02.htmlにも行き、古代の人の足跡も鮮明な水田跡をしっかりこの目に焼き付けました。旅から戻るとこんなコラムも見つけましたhttp://www.inoues.net/family/tareyanagi.html。「水田=弥生」とすぐに決めつける歴史認識は浅いですよね。炭化米も見つかっているのですから、きっちりした時代考証を別の科学的角度からすべきだと思いますが。もしかしたら、新しい歴史の発見があるかも知れません。

青森港の大型客船「The world」

青森港の大型客船「The world」

 弘前では夕方にやっと間に合い、社会福祉法人・抱民舎http://aun.shafuku.com/を訪問し、理事長のNさんhttp://blog.goo.ne.jp/tyaranke803_2007・事務局長とお会いして、しばしお話を伺いました。ここまでの事業を構築されてくる間には並み大抵のご努力ではなかったはずなのに、笑顔が大変素晴らしく、どうしてこんなに優しい表情でいられるのだろうと、そのお人柄に感動致しました。

きたネット・フォーラム、面白かった!

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  「北海道環境活動交流フォーラム:FORUM2009」はhttp://www.kitanet.org/event/index.htm#work2009は、札幌円山動物園http://web.city.sapporo.jp/maruyamazoo/index.html で二日間開催され、新しい試みも随所で見られて大盛況でした。

 一日目、今年から公開になった「円山動物園の森」の散策では、ガイドの方の解説で約1時間のツアーでした。円山の昔の姿を想像させる植生他、大都市札幌にある自然の奥行きをあらてめて知りました。

動物園の森

動物園の森

 

樹齢140年

樹齢140年

内容の濃いパネルディスカッション

内容の濃いパネルディスカッション

続く基調講演では、酪農学園大学環境システム学部の金子先生から、「今、100年後の北海道の自然を守るために」をテーマに、GIS(地図情報システム)データ解析をもとにしたお話、円山動物園飼育展示課長(獣医師)の上野さんから「生物多様性の確保と円山動物園」をテーマに、動物園ならではの興味深いお話をお聞きすることが出来ました。

その後のパネルディスカッションでは、「エゾシカ被害」の現場からの発言と、由って来る所以を歴史的な人間の活動との関係性での意見の数々により、これまでメディア等での断片的な指摘とは一味も二味も違った内容の濃いディスカッションとなりました。夜のシカ肉ハンバーガーの試食、夜の動物園ツアー「Moonlightエクスカーション」、交流会と盛沢山のプログラムは、参加者にとって満足度が高いものでした。特に動物園でシカ肉を食べるというユニークな企画に拍手喝采ですし、そして札幌円山動物園の新しい取り組みとそれに向けた職員の方々の情熱もこのプログラムを通じて感じ取りました。

二日目の「環境情報交換コーナー」では、「森を守る人:林業技師会西川さん」、「いのちを育む人:道環境科学研究センター玉田さん」、「暮らしを変える人:ezorock草野さん」がホストとなり、分野別で環境についてのお話や情報交換をするコーナーを設置しました。ご相談された方々にとって、今後の環境活動に携わる方々の情報共有とネットワーク形成に役に立てば幸いです。

準備にあたった皆さん、ご参加して下さった皆さんに心から感謝致します。なお、ご好評の基調講演・パネルディスカッションはDVDで近いうちに記録として完成予定です。ご興味のある方は「きたネットhttp://www.kitanet.org/」までお問い合わせ下さい。

秋山財団贈呈式ほか、終了です

Posted by 秋山孝二
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 (財)秋山記念生命科学振興財団http://www.akiyama-foundation.org/の今年度の講演会・贈呈式が、先日沢山の方々のご参加を得て終了致しました。

今年は講演会として、幅広くご活躍の香山リカさんをお招きして、「『強い人』と『弱い人』がともに生きられる社会とは」というテーマで430名を越える出席者でした。質問も多数寄せられていました。 

香山リカさん

香山リカさん

毎日新聞コラム「こころの万華鏡」http://mainichi.jp/life/health/kokoro/、北海道新聞の毎日曜日生活欄のコラムでも連載されています。

贈呈式では秋山財団賞・研究助成・市民活動助成・ネットワーク形成事業助成等の受領者の参加で盛況でした。

http://www.akiyama-foundation.org/what/index.php?year=2009&mon=06&day=29#16

 

一方、実質的には今年度から秋山財団で引き継いだ「新渡戸・南原賞受賞式(第6回)」が、14日に東京神田・学士会館で開催されました。今年度の受賞はお茶の水女子大学名誉教授、数学者・作家の藤原正彦さんと、元東京大学出版会専務理事の石井和夫さんに決まりました。これまでのご功績を讃える多くのお言葉が披露されました。

石井和夫さんと藤原正彦さん
石井和夫さんと藤原正彦さん

会場には、マラソン解説でお馴染みの増田明美さんもご出席になり、素晴らしいご祝辞を述べられました。授賞式では私の隣だったので、先日の北海道マラソンでの解説に感動した事をお話致しました。

それぞれにご参加の皆様に心から感謝を申し上げます。

天国までの百マイル

Posted by 秋山孝二
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  えんかんhttp://homepage1.nifty.com/enkan/index2.htm の会員になってから、もう随分経っていますが、最近は時間の関係上なかなか足を運ぶ回数も減ってきていました。

先日の文化座http://www.bunkaza.com/ 「天国までの百マイル」は、設定も身近ですし、佐々木愛さんを久しぶりに舞台で観ることが出来ると思い、楽しみにしていました。

チラシより

チラシより

 当日会場にいってみると、下記のような紙が一枚チラシの間に挟まっていました。同時に受付で、そんな佐々木愛さんへのお見舞いの意味も込めて「千羽鶴」を差し上げたいとのアイディアで、折り紙を配っていました。残念ながら私は鶴を折れないので一羽も貢献出来ませんでしたが、指定の席に座っていると、やがて隣に一群の中年女性の集団が座り、開演前の時間に幾つも小さな鶴を折っていました。

佐々木愛さんのお詫状

佐々木愛さんのお詫状

  えんかんの方々の機転の利いたアイディアを素晴らしく思いました。

 ストーリーの方は、浅田次郎の原作で、実話と聞いています。バブルに踊った男・安男が、重度の心臓病の母を100マイル(160キロ)離れた千葉県の病院まで運ぶ間の物語です。道中、さまざまな人と出会い、また出来事に遭遇するうち、主人公の安男は無償の愛情、友情、人の善意、医師の良心などに支えられながら生きているのだと気づいていくのです。親子の切ない情愛、男女の悲しい恋模様、「愛と勇気と再生」の感動の物語というのでしょうね。その安男を実際に支えているマリというキャバレー勤めの女が、本来佐々木愛さんの役どころでした。当日は高村尚枝さんが急遽代役でしたが、大変堂々としていて実に素晴らしかったです。多様な「愛情」を具に見せて貰い、久しぶりに何か懐かしい感動(?)を覚えました。 

 文化座はご承知のように、かつて田端文士村と呼ばれた北区田端の一隅に劇場を構え、全国に向けて演劇を発信しています。昭和17年に設立されて、2007年に前代表の鈴木光枝が旅立ち、メンバーは全て第二世代となりましたが、創造の理念はそのまま引き継いでいます。

 数年前に、私も理事を務めているタオ財団http://wagnernandor.com/indexj.htmの同じ理事で、佐々木愛さんともお知り合いの脚本家の方とご一緒に、文化座の芝居を見に行った時、終演後に代表の佐々木愛さんとご挨拶をさせて頂いたことがありました。以前からファンだったので、至近距離でご挨拶をした時には感激しました。彼女は劇団の紹介のなかで、「私達の生きている日本が、いえ世界が、平和で差別の無いものであることを願い、演劇を通して、“日本、及び日本人”を見つめていきたいと考えております」と語っています。

入院中の佐々木愛さんの一日も早い回復をお祈り致します、と同時に再び舞台で拝見出来る日をお待ちしています。

いのち、人と人との間に

Posted by 秋山孝二
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 NHK教育テレビ、こころの時代「いのち、人と人との間に」で、千葉県成田市・曹洞宗長寿院の篠原鋭一住職のお話を再放送で聴きましたhttp://www.choujuin.com/introduction/index.html。ご自分の体験から、「あなたも人生の料理人」と語る住職のひと言ひと言に温かみを感じました。

*生きていく為の仏教でありたい

*人生の羅針盤としての僧侶の存在

*自死への相談

*同事行、因縁果、無常

*多彩なイベント

   ◆長寿院サンガ(コンサート・講演会等)を年4回開催

   ◆カンボジア・タイ・中国少数民族教育支援ボランティア活動

   ◆悩み相談・自殺志願者との対話(年中無休・無料)

   ◆小学生・中学生・高校生・大学生対象「心の力を養う合宿」開校

   ◆社員研修会の開校(長寿院でまたは会社で)

   ◆住職の著書「みんなに読んで欲しい本当の話①・②」「あなたも人生の料理人」「仏教スクール」他

ホームページには、下記のようなメッセージが記載されています。

――現在で33世を数える住職が檀信徒と共に、誰でも気軽に立ち寄れる「開かれたお寺」づくりを目指し、お寺の整備・修繕につとめてまいりました。通常行事のほか多彩なコンサートや講演会等を定期的に開催するなど、広く文化交流の場としてお寺を開放しています。また、学生さんから社会人の皆さんまで、「心の力」を養う禅合宿や研修も行っています。ご希望であれば、どなたでもご自由に参加いただけます。どうぞ、生きている間にお寺をご利用ください。

サンガとは「やすらぎを求める人々の集い」又は「共同体」のことです。長寿院サンガの様々な催事に参加して「出会い」を、そして「心の豊かさ」を体験してください。どなたでも参加いただけます。

 年齢や職業などすべてを超えて、なごやかな食事の会が始まります。スタッフが心をこめて用意する精進料理、お酒も少々。お寺でのお食事会ならではの、平和なひとときです。

 み仏の前で行なう結婚式を『仏前結婚式』といいます。清楚な式、おだやかな披露宴。平和な家庭がいくつも誕生しています。

 仏教は一度きりの人生を幸福に生きる「生き方」を説いています。死んでからでは遅いのです。生きているうちに聞いて、人生に活かしてください。

私たちはいつも動いています。時には止まりましょう。静の中に身をおいてこそ正しい判断や結論が出るのです。

 食事は「喰う」ものではなく、「いただく」ものです。禅寺の食事作法により、いのちの尊さを学びます。

―――――――

 「どうぞ、生きている間にお寺をご利用ください」というメッセージに、大変新鮮な響きがありました。話を聞く場の生け花にもさり気ない気配りをする篠原さんの優しさに感動致しました。

 

美男ペコパンと悪魔

Posted by 秋山孝二
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 再開された「シアターキャンプ」を経て、先日札幌市芸術の森で「美男ペコパンと悪魔」(原作:ヴィクトル・ユゴー、構成・演出:齋藤歩)のTPS公演がありました。http://www.h-paf.ne.jp/engeki/pekopan.html 

当日、札幌中心部は曇りでしたが、芸術の森周辺はお昼前ににわか雨とか。急遽テントを設営したりの対応で忙しかったようです。幸い午後2時の公演時は時々日も差してきて、すり鉢状の野外空間に不思議な芝居となりました。

TPSチラシ

TPSチラシ

芸術の森・調整池で

芸術の森・調整池で

 

不思議な出で立ち

不思議な出で立ち

 観客も360度の舞台でしたので、前後左右を見まわしながらの立体的芝居を実感でした。因みに私は、土手にあった石の上に座っていて、役者とともに観客の方々も含めた芝居を楽しみました。

もう一つ、始まる前に入った男子用トイレに、バポナと一緒に何とも懐かしいハエ取りリボンが数本つり下げられていました。昔はお店にも家にもこのリボンがありましたよね。

懐かしハエ取りリボン

懐かしハエ取りリボン

演劇の担い手の進化する姿は、楽しみですね。北海道から発信する舞台で育つ俳優に、これからも夢を託します。齋藤歩さんのご活躍も期待しています!

高校同期のプロ・ピアニスト

Posted by 秋山孝二
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 高校時代の同期で、3年生で同じクラスの安井耕一http://spysee.jp/%E5%AE%89%E4%BA%95%E8%80%95%E4%B8%80 くんは、私の親しくしていた友人です。毎年定期的に夏に札幌でもリサイタルを開催していました。先日は2年ぶりにルーテル・ホールで行われて、沢山のファンで盛況でした。

ピアノリサイタル・プログラム

ピアノリサイタル・プログラム

 納得のいかない高校生活を送った私でも、彼との想い出は貴重な素晴らしいものばかりです。

 その一つは、学校祭でシューベルトの「ます」http://www.youtube.com/watch?v=Vz5-2_Mcuqc を彼がピアノで私がチェロ、コントラバスはなしの弦楽四重奏でやりました。恥ずかしながら私は、小学校から高校2年までチェロを習っていました。本番が近いある日、安井くんの提案で有名演奏者たちのレコードでこの曲を学校の放送室で一度聴いて見ようということになり、それぞれ譜面を見ながらレコードを数回繰り返し聴いていたその時、「あれっ、ピアノが間違った音を弾いている!」と突然安井くんが指摘するのです。忘れもしない第4楽章のピアノパートの物凄く難しい部分ですよ。譜面を見るとその辺りが異常に細かな音符が連なる山脈の様に山・谷の繰り返し、その中の十六分(三十二分?)音符の一つを弾き違えていると言うのです。その後数回、念のために聴いてみると、確かに違っているのですね。私は正直にいって、最初は違っていることには気がつきませんでした。私にとってその時の彼の聴音の正確さは、まさにたまげる程の驚きでした。

もう一つは、3年の秋以降、安井くんは月にかなりの頻度で東京にレッスンに通っていました。秋のクラス対抗の球技大会でバレーボールに出場予定の彼は、手に軍手をはめて練習に打ち込んでいました。「突き指したりしたら大変だから、無理しなくていいよ」と私が言ったら、彼は笑顔で「いや、ピアノを弾く指にもきっと良いよ」とさらりと応えたのです。私はその時の彼の笑顔が忘れられません。音楽を志す方の私のイメージというと、眉間にしわを寄せながら神経質そうに音に聴き入る風ですが、彼の人柄は本当に眼差しの優しい、しかしながら音楽への厳しさを兼ね備えた惚れぼれするような人物でした。

詳しくは知りませんが、東京芸術大学卒業後はドイツでの生活も永く、数多くのコンサートで高い評価を得て、この所は日本でも指導に当たっています。全く別の人生を歩んだ私にとっては、音楽家の道をしっかり歩み続ける彼をいつも誇りに思っていますし、これからも沢山の若手ピアニストを育てられると信じています。益々のご活躍を期待しています。

生ごみは宝だ!

Posted by 秋山孝二
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 先月、「第17回生ごみリサイクル交流会http://www.taihika-kyokai.or.jp/kouryu/17th/17th.htm」が早稲田大学国際会議場で460名の参加で開催されました。今年のテーマは「生ごみは宝だ!」です。
早稲田の杜

瀬戸理事長のご挨拶

瀬戸理事長のご挨拶

NPOたい肥化協会http://www.taihika-kyokai.or.jp/ 主催のこの会は、全国の自治体の方々、地域住民、地元企業とのコラボレイトにより、生ごみの堆肥化技術に地道に取り組んでいます。理事長の瀬戸昌之先生は、4年前の秋山財団第14回講演会にお招きし、「持続可能で豊かな社会を展望する」と題してお話をして頂きました。

今回の交流会では事例発表として、1)「地球温暖化防止に向けて環境の里づくりが進む~自然エネルギーの活用、森林の保全、土づくりセンター」――高知県梼原(ゆすはら)町  2)「食品残さのリキッドフィード(発酵させた液状エサ)で養豚~できた肉は店で販売する“食品ループ”を実現」――小田急フードエコロジーセンター でした。

いずれも大変熱のこもった報告で、「資源の循環」と「食の循環」とは車の両輪であることを再認識しました。

瀬戸理事長もお話をされていましたが、生ゴミというとすぐに堆肥化と考えがちですが、比較的新鮮で異物のないものは豚のエサに、ある程度新鮮で異物のないものは堆肥化に、そして古く異物のあるものはメタン発酵に、というのが今のトレンドのようです。

会の冒頭でご挨拶をされた早稲田大学の寄本勝美教授は、「協働とは信頼関係を行動に移すこと」と定義されていました。そして点の取り組みを線から面へ地域づくりに発展させる活動がこの会の原点であると。

21世紀の持続可能なライフスタイルには、「小さな循環」そこにエネルギーも食も何も、活動のヒントがあるような気がしますね。