「減税自治体」実現への道

Posted By 秋山孝二
Categoirzed Under: 日記
0 Comments

  東京都の「杉並No.1の会」が主催するフォーラムが開催されました。現在杉並区長の山田宏さんが、最近「ぎょうせい」から出版した著書「住民税が安くなる!?~『減税自治体』への道」を記念しての講演会でした。

山田杉並区長の挑戦

杉並区長・山田宏の挑戦

 1300億円の収入の区の予算規模で、就任当初は950億円の借金があったとのこと、10年間で1000人職員削減他区民にも自立を呼びかけて、現在の借入残高は179億円まで削減でき、あと2年で借入金はゼロになると胸を張っていました。「税」は地域間競争の重要な要因であり、「減税自治体構想」は競争力強化の基本であることを分かりやすく解説されていました。納税者に利益が出るスキーム、それは減税から生まれてくるとの信念は、大変説得力がありましたね。そして今後の展望として、仮に借入金残高がゼロになっても歳出を増やすのではなく、それ以降今度は貯金を継続して、いずれはその利息で行政サービスが出来る体質、それが無税社会の実現に結びつくことも。松下政経塾出身の山田宏さんは、松下幸之助の理念の実践者のお一人かと思っています。

 先月末に「よい国つくろう!日本志民会議」を立ち上げて、山田宏さんたちは本格的に政治の場で新しい磁場の創出を開始しました。http://www.yoikuni-shimin.jp/message.shtml

 現在の混迷する日本国で、市民に自立心と誇りを取り戻す運動、その担い手になる志を語ったひと時でした。

Comments are closed.