その1 <オオムラサキの越冬幼虫観察ほか>
札南高学校林では、エゾエノキの植林、オオムラサキの繁殖、シイタケ他の菌類栽培等、作業道整備、間伐の基盤整備活動と並行して、様々なプロジェクトが動き始めています。これまでの「保全」一辺倒から、「環境林」、「教育林」として目的をもって働きかけていく新たな方向性です。
105年目を迎える今年、昨年の幼虫観察に続いて、まずは、オオムラサキの越冬幼虫の観察とエゾエノキの種の採取です。
昨年の幼虫観察――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=27696
幼虫はあと数回脱皮を繰り返し、蛹(さなぎ)を 経て見事なオオムラサキの成蝶へ。
オオムラサキの繁殖に欠かせないのが、エゾエノキです。これまでに、400本近くを定時制生徒たちによって学校林に植林されていますが、全てが順調に生育しているとは言えず、今年から少し場所を変えて、直播きでスタートしようと、先日、札幌市内藻岩山すそ野で種の採取を行いました。