秋山財団事務所がある札幌市中央区宮の森地区の連合町内会で、この度防災研修会が開催され、そのプログラムの一つ、秋山財団の「ネットワーク形成事業(http://www.akiyama-foundation.org/history/history_08)」で応援した根本昌宏さんが講師として発表の機会がありました。
* 冬期被災対応ネットワーク形成事業(http://www.toukihisaitaiou.jp/)
この事業の目的は次の通りです:~~~~~~~~~~~
「北海道には冬と対峙する昔からの知恵が数多く存在しています。これらの知識を掘り起こし、蓄積をしながら、最新の技術との融合を目指します。
古くから生活は三原則「衣・食・住」とされています。しかし災害時はそれらに加え「情(情報)」「情(心)」を加えた五原則が不可欠であることを本ネットワークでは提言いたします。
五原則を均一に網羅し、最低限必要な備えを提示し、最低限必要な知識を考案し、最低限必要なネットワークを構築します。これらを総括した「いきる力・いきぬく力」を、机上シミュレーションではなく、演習・実践によって培い会得し、多種多様な災害に対応する能力を見出すことが本ネットワークの目的です。」
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もう一つの講演は、同じ町内で私も「宮の森の環境を守る会」でお友達のみかみめぐるさん、「みみをすますプロジェクト(http://mimisuma-sapporo.com/)」でした。
HPより~~~~~~~~~~~~~~~~
2011年3月11日に東北地方を襲った大地震や大津波は多くの尊いいのちを奪いました。
そして福島原発の大事故が起き、放射能汚染によるいのちの危険や健康被害の危機にさらされた方達は広範囲に及びそれは今も続いています。
この大災害や原発事故によって多くの方達が避難生活を余儀なくされ、特に放射能汚染から逃れるために沢山のこどもがお母さんに手を引かれながら全国各地に避難して暮らしています。
避難生活にあるこども、被災地に留まって暮らすこどもなど、置かれている状況はそれぞれに違いますが、放射能汚染によってこどもたち本来の落ち着いた生活が奪われてしまったことは明白で、これはおとなたち社会全体の責任です。
みみをすますプロジェクトは、2011年に起きた大災害と大事故を契機に被災者支援活動をはじめた者たちが、手をつなぎ合わせて誕生させたプロジェクトです。わたくしたちは未来あるこどもたちの今を大切にしながら、いのちの鼓動に耳を澄ませ、放射能からいのちを守り育てたいと思います。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 引用 おわり
数年前から、秋山財団では「アウトリーチ活動」に注力をしています。研究者にもそれを限りなく望み、市民活動の担い手の方々にも情報発信の場を提供すべく努力を続けています。今回もそんな流れから、「ネットワーク形成事業」の成果の発信の場として、まさに足元での活動となりました、参加者の満足度も高く嬉しかったですね。今後は北国のみならず、全国モデル、モンゴル・ロシア等世界に、この北海道防災モデルを発進していきたいと思っています。
秋山財団のアウトリーチ活動の様子はこちらから――> http://www.akiyama-foundation.org/news/1158.html