全道農業関連部会交流会 in 別海 (3)

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 「全道農業関連部会交流会 in 別海:http://portal.doyu-kai.net/uploads/zendounougyouinbetukai.pdf」、内容の濃い講演・パネルディスカッション・意見交換会の後は、懇親会でした。とにかく盛りだくさん、次々と登場する「おもてなし精神」満載のプログラムに圧倒されっ放しでした。

 まずはオープニングの和太鼓。

オープニングの和太鼓

オープニングの和太鼓

  次は、別海町役場の若手女性職員による、今、大ブレーク中!「別海ミルクガールズ(BMG):http://www.youtube.com/watch?v=vOg600u7C3E&feature=related」、ホームページはこちらです(http://betsukai.thefareast.asia/bmg/)、この日は一部ユニットの登場となりましたが、ユニークな振り付けが素朴でもあり、拍手喝さいでした。「ジャンボ・ホタテバーガーhttp://jumbomilk.com/jumbo-burger.php」に続いて、全国の酪農家を応援する別海町のブランドとなりつつあるとか。

別海町のアイドル:ミルクガールズ(部分ユニット)

別海町のアイドル:ミルクガールズ(部分ユニット)

  続いてはプロもびっくりのエンターテイナーの登場です。

圧巻!別海のエンターテイナー:大隅啓年さん

圧巻!別海のエンターテイナー:大隅啓年さん

 別海町尾岱沼の「酔楽 まる太http://www.odaito.com/oss/shops-info/2011/09/post-5.php」マスター、大隅啓年さん(http://betsukai-kanko.jp/kanko-blog/2011/06/post-23.php)、前夜の夜は尾岱沼のお店のカウンターで料理人の姿、特に締めの「北海シマエビ天丼」は絶品でした。翌日の夜の舞台では、まさに「偉大なエンターテイナー」、唄・踊りを通して、ジャンボホタテ貝、替え歌、下ネタ、全てをベストミックス(?)、素晴らしいステージでした。さらに興味のある方は、こちらの動画でもどうぞ:http://www.youtube.com/watch?v=AeRINATIbPw&feature=player_detailpage

 最後は、別海町・町歌の大合唱でした。

締めは、「町歌」の大合唱

締めは、「町歌」の大合唱

 

 いやいや、とにかくド迫力とほとばしるエネルギー、「おもてなし」の心をはるかに超えた地域のパワーを感じました。若い世代がきっちり地域で暮らしている実感、地元を支える各セクターの担い手としての存在感、地域名産屋台を含めて、別海町にどっぷり浸かった3日間に感謝です!!

全道農業関連部会交流会 in 別海 (2)

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 今回の「全道農業関連部会交流会 in 別海:http://portal.doyu-kai.net/uploads/zendounougyouinbetukai.pdf」に参加するもう一つの目的は、地元のバイオ関係企業、酪農家、乳業工場の見学でした。地元の藤本達也さんに会議の前後の時間帯にびっしり訪問・見学予定を設定して頂き、鈴木善人(http://www.leaps.jp/?page_id=3)さん、笹山喜市(http://www.deos.co.jp/itc/0019022002c.html)さんと6か所の見学が出来ました。濃厚な見学と経営者との意見交換は、貴重な情報の数々でした。

 まずは、中標津町の(株)バイオマスソリューションズ(http://biosol.jp/?page_id=565)です。猛吹雪の中、藤本達也(http://biosol.jp/?page_id=585)社長にご案内をして頂きました。彼とは2年前にアフリカに一緒に旅行して以来(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=3570)、勉強させてもらっています、期待したい若き経営者です!

バイオマス・ソリューション(株)

(株)バイオマス・ソリューションズ

 翌日二日目は、朝から中標津町の「雪印メグミルク(株)なかしべつ工場:http://www.meg-snow.com/fun/factory/others.html」です。なかしべつの牛乳でゴーダチーズやさけるチーズを作っています。チーズ製造の歴史と技術の変遷も知ることができました。

雪印メグミルク・なかしべつ工場

雪印メグミルク・なかしべつ工場

 三日目の朝からは、別海町の(有)別海町酪農研修牧場(http://dairy-farm.net/#)、(株)べつかい乳業興社(http://betsukai-milk.com/)の酪農工場の見学、TMR(Total Mixed Ration)の(有)デイリーサポート別海(http://www.aurens.or.jp/TMR/betsukai/)、そして、(有)竹下牧場(http://earth-cafe.jp/?p=1169)です。

別海体験工場

別海体験工場

生乳生産日本一のまち!

生乳生産日本一のまち!

竹下牧場で

竹下牧場で

 酪農家の仕事、チーズ、ヨーグルト、バターの製造等、これまでの歴史とイノベーション、これからの課題等、これまでの断片的な知識から一歩踏み込んで、理解したような気がします。北海道の代表的産業として、担い手育成を含めた「農業・畜産業」の振興を、その構造イノベーションも含めて、「よそ者」からも考えて、これからも意見交換をしていきたいと思います。

 お忙しい中説明をしてご案内頂いた皆さまに、心から感謝申し上げます。

全道農業関連部会交流会 in 別海 (1)

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 2

 一般社団法人 北海道中小企業家同友会(http://www.hokkaido.doyu.jp/)の「全道農業関連部会交流会 in 別海http://portal.doyu-kai.net/uploads/zendounougyouinbetukai.pdf」が、先日道東の別海町で開催されました。私は会員ではないのですが、一昨年アフリカに一緒に行った方からお誘いがあり、参加しました。南しれとこ支部 別海地区会82社のエネルギッシュな30歳代・40歳代の担当、130名の参加で大盛況でした。

実行委員長・伊藤敏彦社長

実行委員長・伊藤敏彦社長

 第一部の基調講演は、北海道大学観光学高等研究センター教授・敷田麻実(http://gcoe.ees.hokudai.ac.jp/mfrs/?p=1213)先生のご登壇で、「『よそ者』視点で地域資源を発見し地域づくりでイノベーションを起こそう!」、今の北海道に必要な人材を的確に言い当てていらっしゃいました。

基調講演:敷田麻実 北大教授

基調講演:敷田麻実 北大教授

 印象に残った幾つかのフレーズ~~~~

* 「よそ者」をどのように使えるか――>地域の力

* 社会運動は既存枠組みの中での努力だが、ソーシャルイノベーションは「枠組みの転換」

* 有限責任の市民参加、無限責任は自治体の役割

* 地域づくりは地域資源の「還元」、「再投資」と考える

 

 第二部はパネルディスカッション、コーディネーターは、(株)リープス(http://www.leaps.jp/)代表取締役・鈴木善人さん、パネラーは、北大教授の敷田麻実さん、浜中農業協同組合(http://www.doyu.jp/topics/posts/article/20100507-093710)代表理事組合長・石橋榮紀さん、(有)十勝しんむら牧場(http://www.milkjam.com/)代表取締役・新村浩隆さん、別海町役場(http://betsukai.jp/)商工観光課主任・松本博史さんでした。

第二部:パネルディスカッション

第二部:パネルディスカッション、左から敷田、石橋、新村、松本の各氏

石橋さん:http://www.doyu.jp/topics/posts/article/20100507-093710

* ハーゲンダッツアイスクリーム(http://www.haagen-dazs.co.jp/ilove/index.html)の原料製造:白い牛乳の品質へのオンリーワンを目指しての取り組み、そして「世界標準」へ

* 組合員は自ら生産する牛乳が最高品質にあると自負している

* 健全な水、空気、土地  +  健康な人 と 牛

* 酪農事業における枠組みの変換は、「法人経営」

新村さん:http://www.milkjam.com/

* 十勝しんむら牧場の理念、「自然への畏敬と農業の素晴らしさ、そして感動を伝えたい」

* 「価格決定権を持つ」、それには自社の商品を持つこと――>乳製品の製造・販売へ、「クリームテラス」はコミュニケーションの場

* 自分の道は自分で決める――>いらないものを捨てた結果、残るものは残る

松本さん:http://betsukai.jp/

* 「ジャンボ・ホタテバーガー:http://jumbomilk.com/jumbo-burger.php」の誕生物語

* とにかく、「徹底してやる」こと

 

 パネラーが、それぞれの土俵でイノベーションを起こし、実践して、結果を出してきている方々なので、大変説得力があり、そして、今も組織内で「よそ者」として“戦っている”姿を感じ、コーディネーターの鈴木社長の進行の妙もあり、内容の濃い1時間でした、まだまだ時間があった方が、より議論も深まった気もします。いずれにせよ、「二重丸」でした!