「札幌演劇シーズン、2012冬:http://s-e-season.com/season/2012/winter/」が始まりました。今年の冬は以下の二つの劇団の公演でこの企画はスタートです。前半・後半、まだまだ続きます!
* 劇団イナダ組(http://www.inadagumi.net/)の「このくらいのLangit:http://s-e-season.com/season/2012/winter/inadagumi/」
* 劇団TPS(http://www.h-paf.ne.jp/)の「亀、もしくは・・・・:http://s-e-season.com/season/2012/winter/tps/」
先日は劇団イナダ組を見てきました、ウイークディの夜、雪にもかかわらず、会場のコンカリーニョ(http://www.concarino.or.jp/about/)180席は満員でした。
HPによると、「劇団イナダ組が、10周年記念として2002年に上演したこの作品、舞台は東京の高架下、廃品回収業の亜細亜エンターテインメント。そこで生まれ育った兄妹『ビン』と『カン』を始め、その日暮らしの人々が暮らしている。ある日、ミズノと名乗る男が借金のカタに売られて来たところから物語は始まる。テレビ局の取材でミズノの提案でカンが描いた絵が紹介され、以来、カンの絵が高値で売れるようになり状況は一変。絵を描くことを強要される日々の中、フィリピン人のエミーが語る南の“楽園”に魅了されていくカン。カンが自分から離れていくことに焦るビン。それぞれの求める“楽園”とは・・・・」。
2時間を越える大作でした、「お金」、「夢の楽園」、「愛」、「真実とは違う造られたストーリー」等、息つく暇もなくたたみ掛けるような展開に少しの疲労感、しかし、後半への移行から最終まで、熱演が続き大変面白かったです。タガログ語の「タンジット:空」に夢を抱きながら、まだまだ進化しそうな今回の芝居、再来週にまた観に行こうと思います。
公演終了後の企画として、ステージ見学・役者との交流がアナウンスされていました(http://www.concarino.or.jp/2012/01/syuuengocafe/)。役者はどんな目線で芝居をしているか、直後の舞台に上がってのガイド、役者から視る客席はどんな具合か、そして、終演直後の役者との交流等、斬新なアイディアは大変な人気のようです。熱演直後のお疲れの所、役者の皆さまにも感謝したいです。
舞台と客席の関係性から一歩踏み込んだ、新しい交流によって生まれる演劇の魅力を感じて頂ければ嬉しいですね、観客に若い方々が多かったのも楽しみです!