春の活動 @ 札南高学校林(4 最終)

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その4 <箱崎陽一先生のフォトギャラリーから>

 5月4日、連休のさ中に学校林の現場で、これまで箱崎陽一先生ご自身が撮影された写真を見せて頂きました。いずれも肉眼ではなかなかタイミング的にも難しい瞬間を捉えたものばかり、思わず息をのむ作品。ここでは画素をかなり落としての掲載、実物の写真はもっと鮮明な画像でした。

じっと待っての撮影、孵化の瞬間!

じっと待っての撮影、孵化の瞬間、まさに芸術!

世代の違う幼虫

世代の違う幼虫

越冬幼虫、色も変わり

越冬幼虫、色も変わり

札南飼育舎の幼虫

札南飼育舎の幼虫、こちらをジッと見つめて?!

 蛹(さなぎ)から羽化する瞬間を待ち続けての撮影が下の写真です。

羽化直後の成虫オオムラサキ!

羽化直後の成虫オオムラサキ!

 このほかにもたくさんの写真がラミネート加工して保存されています。デジタル情報を活用し、いつかWebにもアップして多くの方々と共有したいと思っています。100年の価値、学校林での実践活動という入口から、調査研究から論文、そして向こう100年に向けた情報発信へと出口戦略を構築し、有明の地を、楽しみの場、学びの場としていきたいものです。

春の活動 @ 札南高学校林(3)

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その3 <エゾエノキ植林の現状把握と過去の活動観察>

 エゾエノキの植林は、これまで400本を越えると聞いています。主として札南定時制生徒によって地道に行われてきました。学校林東斜面、その昔、有明小学校のスキースロープとして使用されていた場所です。地層の違い、隣地の針葉樹林の影響で動物たちに喰われている木々も多く、生育状況は「まだら」と言えましょうか。

南斜面で風も強く

東斜面で風も強く

生育もあまりよくない様子

生育もあまりよくない様子

 一方、5年ほど前に定時制生徒と箱崎陽一先生が植菌した現場はどうなっていたでしょうか。

湿地にホダ木ほかの植菌された材

湿地にホダ木ほかの植菌された材

 ホダ木からは少しのシイタケが出ていました。高い場所よりも地面に近い湿気の保たれる部分に生育しています。今年の植菌プロジェクトの参考になります。可愛らしいシイタケに、思わずスマイル、愛おしいですね。

地面に近い面で多くが生育

地面に近い面で多くが生育

まだまだ出てくるような気配も

まだまだ出てくるような気配も

 別の時期ですが数年前、箱崎先生が撮影した植菌現場です。

YH法での生育

YH法での生育(箱崎先生撮影)

ヒラタケ(箱崎先生撮影)

ヒラタケ(箱崎先生撮影)

 再び今月観察した隣のエリア、サンドイッチ法でなめこ他の植菌は、雑菌の繁殖に負けた様子です。

地面と一体になっていて

地面と一体になっていて

植菌の繁殖は見られず

植菌の繁殖は見られず

 学校林というと何か樹木のみが注目されますが、地面、それを含む空間に関わる多彩な「いのち」の営みに気が付くと、更なる自然界の奥行きに感動します。そしてこの林が、105年間の同窓の人々によって育まれてきたことにも。

* http://www.rikka-forest.jp/outline/100.html

 この学校林の生みの親、山田幸太郎先生に関する上記の一節より:

「ある時、林業関係の官庁に有望なポストがあると誘われ、自分の専門分野でもあったので、大いに心を動かされたという。恩師である新渡戸稲造(幸太郎は札幌農学校時代に新渡戸の薫陶を受け、深く尊敬していた)が四国を訪れた時に相談したところ、「木を育てるのは立派な仕事であるが、人を育てるのはほかにくらべることのできない立派で楽しいことではないか」と感想をもらされ、この言葉が教職への決意を固めることになったという。「造林育人」の念は既にこの時、幸太郎青年の胸に胚胎していたのかもしれない。・・・・・」

 新渡戸稲造、山田幸太郎、「造林育人」、が見事につながってくるのですよね、歴史の因縁みたいなものを感じます。

春の活動 @ 札南高学校林(2)

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その2 <シイタケ、なめこほかの植菌>

 ゴールデンウイークの合間、永年学校林で定時制の生徒と活動をされてきた箱崎陽一先生とご一緒に、シイタケ、なめこ他の植菌を幾つかの方法で行いました、水芭蕉も真っ盛りの湿地で。

水芭蕉も真っ盛りの湿地で

 私もチェーンソーを使ってシラカバを輪切りに。板と違って丸材は結構な力技。

手のしびれが強烈!

チェーンソーは手のしびれが強烈!

サンドイッチ法でなめこ他の植菌

サンドイッチ法でなめこ他の植菌

箱崎先生もYH法で

箱崎先生もYH法で

 植菌が終わった材は、雑菌が混入しないように丁寧に養生して、しばらく寝かせ、後日、材を動かすなど手間を掛けます。

ビニールで雑菌を避けて湿度を維持してしばし寝かす

ビニールで雑菌を避けて湿度を維持してしばし寝かす

 ホダ木に溝を空ける電動ドリルもバッテリーを使い果たして、一応終了。簡単な昼食の時間は、箱崎陽一先生のフォトコレクションの回覧時間となりました、いや、正確にはご自分で撮ったのだから「箱崎ギャラリー」です。素晴らしい写真の数々、じっと待っての接写レンズでの撮影はかなりの忍耐力が必要です、まさにその情熱に脱帽です!

昼は皆で箱崎フォトコレクションの語らい

昼は皆で箱崎フォトコレクションの語らい

 夢中で作業をしているとあっという間の時間が過ぎました。この写真+撮影している方を含めて、合計6名での第一次キノコプロジェクトでした。

天気にも恵まれて

春の活動 @ 札南高学校林(1)

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その1 <オオムラサキの越冬幼虫観察ほか>

 札南高学校林では、エゾエノキの植林、オオムラサキの繁殖、シイタケ他の菌類栽培等、作業道整備、間伐の基盤整備活動と並行して、様々なプロジェクトが動き始めています。これまでの「保全」一辺倒から、「環境林」、「教育林」として目的をもって働きかけていく新たな方向性です。

 105年目を迎える今年、昨年の幼虫観察に続いて、まずは、オオムラサキの越冬幼虫の観察とエゾエノキの種の採取です。

 昨年の幼虫観察――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=27696

三つ(匹?)葉の裏に生きています

三つ(匹?)葉の裏に生きています

葉と全く同じ色で

葉と全く同じ色で

 幼虫はあと数回脱皮を繰り返し、蛹(さなぎ)を 経て見事なオオムラサキの成蝶へ。

箱崎陽一先生撮影のコレクションから

箱崎陽一先生撮影のコレクションから

 オオムラサキの繁殖に欠かせないのが、エゾエノキです。これまでに、400本近くを定時制生徒たちによって学校林に植林されていますが、全てが順調に生育しているとは言えず、今年から少し場所を変えて、直播きでスタートしようと、先日、札幌市内藻岩山すそ野で種の採取を行いました。

たくさん落ちてはいます

たくさん落ちてはいます

黒い種

黒い種

お菓子、あれこれ

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 全国を旅して、或は贈り物として頂き、そこの土地で目に付いたお菓子を撮ったものです。「食」に絡む多彩な物語に感動し、笑いますね。

 まずは、金沢の「浜千鳥(https://blogs.yahoo.co.jp/bellmizuho75/29358052.html」、石川屋本舗(http://www.ishikawaya-honpo.co.jp/)です。

金沢・浜千鳥

金沢・石川屋本舗

 「横濱煉瓦(http://www.mutekiro.net/category/CHOCOLATE01/」は横濱元町・霧笛楼(http://www.mutekiro.net/ext/aboutus.html)です。

横浜・横濱煉瓦

横浜・横濱煉瓦

 北海道余市の詰め合わせ「エコビレッジからのおくりもの」、エコビレッジ余市(http://ecovillage.greenwebs.net/index.html)です。

余市・ピクルス・ゼリー・サイダー詰め合わせ

余市・ピクルス・ゼリー・サイダー詰め合わせ

 帯広で限定販売の「柳月三方六の切り落とし」、すぐに売り切れるそうです、柳月(http://www.ryugetsu.co.jp/story/)です。

柳月の代表銘菓「三方六」の端

柳月の代表銘菓「三方六」の端

 これは大阪にお住まいの方から頂いたもの、「面白い恋人(http://www.santa.ne.jp/omoshiroikoibito/about.html」、これが札幌の元祖「白い恋人」に比べて全く美味しくない。

大阪・面白い恋人

大阪・面白い恋人

 東北新幹線での幕の内弁当「東北福興弁当(http://www.nre.co.jp/ekiben/tabid/236/pdid/E602/Default.aspx」、株式会社日本レストランエンタプライズです。東日本大震災からの”福興”(ふっこう)祈願幕の内、『東北福興弁当』の第6弾商品。

東北新幹線・東北復興幕の内弁当

東北新幹線・東北「福興」幕の内弁当

 因みに以下がお品書き、まさに東北オンパレードです、復興祈願、大変おいしかったです!

~お品書き~

【青森県・岩手県・秋田県】
●青森県産さめだしと秋田県産しょっつるの茶飯
●岩手県産”佐助豚”焼肉

【宮城県・福島県・山形県】
●宮城県産”ひとめぼれ”御飯
●大葉入り”会津味噌”
●ワインたくあん~山形県産ワイン粕使用

【宮城県】
●三陸産茎わかめと宮城県産たこマリネ~米ドレッシング使用
●宮城県産小女子とギバサの和え物

【青森県】
●じゃがいもの青森県産帆立にんにく味噌焼き
●青森県産りんご甘煮

【福島県】
●鶏肉洋風揚げ煮 トマトソースがけ~いわき遠野産トマト使用
●福島県産若桃の甘露煮

【岩手県】
●鮭の岩手県産雑穀味噌漬け焼
●厚焼き玉子
●金平ごぼう

【山形県】
●山形いも煮風炊き合わせ
・里芋  ・牛肉
~山形県産とび魚だし使用
・蔵王山麓生いもこんにゃく
・ごぼう

【秋田県】
●大根の”比内地鶏”そぼろあんかけ

お花見 2017 @ 円山公園

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 2017年のゴールデンウィーク、札幌円山公園では花見客で大賑わい。今年は私は東京に行く用事があり、朝から2時間少々だけの参加、開始時刻少し前に今年の場所に到着し、例年のように周りを眺める余裕もなく、ビールを二缶飲みながらしばし集まった方々と歓談し、公園を離れました。なんせ泥酔状態だと東京行きの飛行機便に乗せて貰えないのではという不安もあったもので、昨年のようないきなり日本酒は控えました。ただ、元ANAのCAの方からの事前情報では、酔っているだけで搭乗拒否は社内規則ではしないとの証言も得ていました。お陰さまで乗せて貰えました!

 これまでの円山公園 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%86%86%E5%B1%B1%E5%85%AC%E5%9C%92

 いつも場所取り・調理他で大活躍の荒木重視さん、缶入りビールを包んだハンバーグと鶏肉料理を早速焼き始め。複数のカラスも虎視眈々と狙う中ガードも固く、バケツのフタをかぶせて蒸し焼き状態で数十分、こんがり黄金色に焼き上がりました。

 ススキノのお店「北海道 × スパニッシュ SPOON(スプーン)(http://rocketnews24.com/2017/04/24/891115/」で「ビア缶ハンバーグ」、「ビア缶チキン」を食べられます。

ビア缶ハンバーグ料理前

ビア缶ハンバーグ・料理前

ハンバーグと鶏肉・調理完了

ハンバーグとチキン・調理完了

 今年春の円山公園のご紹介は、サクラも群衆もなしで、ただただこの2枚の写真でご勘弁を。サクラがどれくらい咲いていたのかも、あまり記憶がないからひどいものです。たくさんのサプライズな出会いもあり、短い時間でしたが思い出も多い札幌円山公園の花見(?)でした。

エコビレッジ @ 余市

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 以前から機会があればと思っていた「エコビレッジ余市(http://ecovillage.greenwebs.net/index.html」を、やっと訪問することができました。代表の坂本純科さんは、秋山財団の選考委員をお引き受け頂いています。当初は長沼町でスタートし、当時、ワークショップに私も参加したことがあります。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=6215

 エコビレッジは「住民が互いに支えあう仕組み」と「環境に負荷の少ない暮らし方」を求める人びとが意識的に創るコミュニティのことで、健康で幸せなライフスタイルを望む人びとの間で着目され、今や世界各地15,000ヶ所に広がっていると言われています。食料など自分たちの暮らしに必要なものをできるだけコミュニティ内および地域のネットワークで確保することは、持続可能なまちの創造につながり、安全な食やエネルギー、環境、孤独、老後や子育てに関する不安などを解決する場と期待されています。

<関連HP>

コビレッジ国際会議Tokyo関連ニュースはこちら――> BeGood Cafe

EDE(エコビレッジ・デザイン・エデュケーション)関連はこちら――> 日本エコビレッジ推進プロジェクト

 

 長沼町での試みから8年余り、余市に場を得て着実に進化を遂げていました。坂本純科さんの揺るぎなき信念とそれに共鳴する人々の賜物なのでしょう、遠く海外からの研修生も数多く訪れているとのお話でした。

広大な敷地にログハウスが3棟

広大な敷地にログハウスが3棟

 丘の上はエゾエンゴサクの群落が満開のジュータン。

満開のエゾエンゴサクの群落

満開のエゾエンゴサクの群落

 若いスタッフの方々も元気に活動中。純科さんとも意見交換をしましたが、農産物販売で収入基盤を作るというよりも、農作業体験と座学のプログラムを整備して、企業の社員研修等の教育研修事業での収入確保が一番適しているような気がするのです。各種の助成金も確保されていますが、自立プロジェクトに向けてのビジネスモデルの構築が当面の課題でしょう。今の時代、珍しいくらいに夢のあるプロジェクトなので、本当に今後の展開が楽しみです。お昼は街なかでのイタリアンレストラン、地元の美味しいワインを昼から飲みました。

右端が代表の坂本純科さん

代表の坂本純科さんとプロジェクトのメンバー

これからのプランボードの前で

これからのプランボードの前で

 帰り道、余市の「フゴッペ洞窟(http://www.tabirai.net/sightseeing/column/0000318.aspx」を見学。はるか遠い昔、2000~1500年前の続縄文期にタイムスリップして、刻画・土器の特徴から何らかの宗教的儀礼の場だったようです、神秘的空間でしばし黙考でした。

フゴッペ洞窟 入口で

フゴッペ洞窟 入口で

 さらに「忍路の環状列石(ストーンサークル)(http://hokkaido-lovepower.net/category2/entry25.html」です。気が付かなければ通り過ぎるような静かな場所、でもどこか神聖な雰囲気を醸し出している不思議さでしたね。

環状列石

忍路(おしょろ)環状列石<ストーンサークル>

 出掛けるといつも思うのですが、「場所が放つオーラ」とでも言うのでしょうか、北海道の春、石狩湾を眺めながら余市・小樽に足を運んで、あらためて時代の空気を取り入れた気がします。

安井耕一くん、ピアノリサイタル

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 もう8年も前になります、高校時代の友人、安井耕一くんの札幌でのリサイタルに足を運んだのは。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=2052

 先日は、久しぶりに連休の始まりに都合がついて聴きにいきました、素晴らしい円熟した演奏でした。

安井耕一くんのピアノリサイタル

安井耕一くんのピアノリサイタル

ベートーヴェン、シューマンほか

ベートーヴェン、シューマン、ブラームス

 チラシに書かれている彼の人柄がにじみ出る楽曲の解説は、ベートーベンの若い時代の作品について、シューマンのこだわりほか、興味深い内容でした。アンコールは3曲も弾いてくれて、特に最後の「トロイメライ」は、心に沁みましたね、マチュアな演奏とでもいうのでしょうか、本当に素晴らしいフィナーレでした。高校時代もそうでしたが、弾いた曲に対して自分流の解釈がきっちりできているというのでしょうか、意志を感じるのですね、彼の演奏には。

* トロイメライ https://www.youtube.com/watch?v=VToutJZE9G8

 終了後に楽屋にお邪魔して、本当に久しぶりの対面でしたが、教授職も基本的には退任されて時間も多少余裕ができ、札幌に滞在できる機会も増えたとか。公開レッスンも札幌はもちろん、全国数か所で続けているようです。これからは少しゆっくりお話もできるかと思うと楽しみです。上手とか下手とかを越えた別の次元の音楽の価値を感じられた時間でした。私たちの世代は、社会的にはそんな存在を期待されているのかな、と。少し飛躍した表現をすると、以前、歌手の加藤登紀子さんがおっしゃっていましたが、自分を評価してとか、応援よろしくお願いします、ではなく、評価されて欲しい人いらっしゃい、みたいな雰囲気なのでしょうね。

新渡戸稲造記念公園、リニューアル!

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 これまで数回掲載している札幌市中央区南4条東4丁目の「新渡戸稲造記念公園」が、リニューアルされています。昨年末に記念館建設用地と公園との鉄パイプ柵が取り払われて、当面広く使えるようになり、さらに花壇敷地、掲示板設置も実現しました。

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%96%B0%E6%B8%A1%E6%88%B8%E7%A8%B2%E9%80%A0%E8%A8%98%E5%BF%B5%E5%85%AC%E5%9C%92

 本日、最初は激しい風雨の中、花壇の花植えを10名で終えて、5月18日午前11時からは「掲示板除幕式」を行う予定です。

記念館予定敷地と公園の柵も取り払われて

記念館予定敷地と公園の柵も取り払われて

掲示板も設置

掲示板も設置:五か国語の説明文!

私たちとの意見交換の末に

私たちとの意見交換の末に

日本語以外にも4か国語で説明

日本語以外にも4か国語で説明

 花植えは激しい雨と強い風の中、3名の小学生も含めて10名で一生懸命にやりました。網・柵にはつる性の植物を、前面には色とりどりの草花、さらにコスモス他の種も蒔いて、夏以降が楽しみです。

 一緒に作業をしてくれたエンドウダイスケくんが素敵なコメントをFBにアップしてくれました。

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『花から学んだこと』

 今日は新渡戸稲造記念公園の花植えの日。開始前から雨が降り出し悪状況の中の作業になりそうだなと思い現地へ。すると他の参加者がもう準備を始めていて「花にとって恵みの雨だね〜」との言葉を聞き、自分と逆の発想だとビックリ。

 元々自分はガーデニング等は全くしたことがなくこれからも縁がないものだと思っていたので今回経験でき非常に良かったです。特に自分が植えた花はこれからどうやって成長して夏にはどんな姿になっているのかとても楽しみ。これはもしかすると子供の成長、ペットの赤ちゃんの成長、新入社員の成長などの過程の楽しみと似ているのではと感じました。特に自分が初めて植えた小枝のような細い苗木はもしかしたら将来大木になり、自分よりも長い年月この札幌の地を見守り続けることになるのだろうなぁ〜と終了後にふと思い、色々学び多き日になりました。

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スタート時は激しい雨も

スタート時は激しい雨も

予想以上に広いsペース

予想以上に広いスペース

1時間半ほどで植え込みは終了

1時間半ほどで植え込みは終了

皆さん、風雨の中、よく頑張りました!

皆さん、風雨の中、よく頑張りました!

 昨年の柵の撤去、「札幌遠友夜学校」の掲示板と花壇の設置は、あくまでも私たちが推進してきた「記念館建設」計画が、当初より2年ほど先送りになったその間の暫定的措置です。先日、ご挨拶に伺ったあるところでは、いきなり「残念でしたね、やっぱり大変でしたものね」と言われてこちらは面食らいました。記念館建設計画がダメになったので掲示板・花壇で代えたのではないのです。少し先に延びたので、出来上がるまでは工事現場のような姿よりも地域のお子さんたちが遊べるような空間として活用出来る方が良いだろうと、私たち「新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会」が札幌市教育委員会にお願いし続けてきたことなのです。こうやってきれいにした方が、これまでのイヌのフンとかゴミ捨て場になることもないでしょうし。

 作業の終わり頃には雨風もおさまって陽も出てきました。近所の子供たちの歓声が聞こえてくるような気がします。参加された皆さん、お疲れさまでした!!

京都、「キエフ」でのひと時

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 京都・しんらん交流館(http://www.higashihonganji.or.jp/worship/kohryu-kan/)で「第6期寺島実郎戦略経営塾」の第5回が開催されました。私はこの経営塾、第1期から連続して参加していますが、寺島実郎さんの定点観測による鋭い視座と切り込みは、年々冴え渡ってきています、まさに時代を観る「羅針盤」として、ですね。

 新聞はじめ、今のほとんどのマスメディアは、政治も経済も、良くて今日・明日の天気をただ追いかけている風の解説で、ジワリ進む温暖化とかの大きなトレンドを私たちが読み解くことはできないですね。歴史を創っていこうという担い手の立ち位置に身を置くことが難しい。それに比べて、「そもそも」、「原点は」といった視点を歴史から裏付けるこの戦略経営塾では、歴史認識を自分で考えるヒントを得ることができます、そうです、「自分で考えるきっかけ」を見つけられるので、BREXIT、TRUMP政権誕生、安倍政権の歴史修正主義にも、揺るがぬ視座から落ち着いた認識で今を歩むことができます。「自分の頭で考える」、これですね。

 今回の講座、本来は、真宗大谷派東本願寺・教学研究所所長の安冨信哉さんが演者の予定でしたが、先月急逝されたため、急きょ寺島実郎塾長が代わりとして宗教についてお話をされ、仏教は宗教というよりも思想(学問)であること、「主知主義=気づきの探求」、「観音力(かんのんりょく)」、「聞光力(もんこうりょく)」の重要性、親鸞の歴史的意味合い、等を熱く語りました。

* 真宗大谷派東本願寺 http://www.higashihonganji.or.jp/sermon/kyoken/syu1411.html

 BSテレビ「未来先見塾」ではさらに詳細を説明しています。~~~~~~~~~~~~~~~~~

* https://www.youtube.com/watch?v=ssdAnIPY8Kg

 現在、世界では数多くの宗教が存在し、その始まりは主にユダヤ教やキリスト教、仏教に起源を持っている。歴史上、宗教が起点に数多くの争いが起こり今も続いている。

 今年は、マルティン・ルターによる「宗教改革」が始まった1517年から500年。「宗教改革」とは欧州で起こったキリスト教の改革運動で、当時発明されたばかりのグーテンベルクの活版印刷機技術により大きな運動に発展した。宗教が人類にもたらしたものとは何か。また約2,500年前にインドに現れた「ブッダ」とはどんな人物だったのか?

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京都・しんらん交流館での経営塾

京都・しんらん交流館での経営塾:この写真は西本願寺

 夜は、以前から機会があれば行ってみたかった「ロシアレストランキエフ(http://www.restaurant-kiev.com/」で食事をしました。午後の会合で、私は寺島さんが米国駐在時代から親交のあるキエフ・オーナー加藤幹雄さんご夫妻ともお会いし、夕食時はお店でお話ができて楽しかったです、歌手の加藤登紀子さんのお兄さん、2年前の奈良での講義でご挨拶をさせて頂きました。

* http://www.restaurant-kiev.com/greetings.html

加藤幹雄社長

 私は加藤登紀子さんの「登紀子倶楽部(http://www.tokiko.com/)」の会員で、これまで千葉県鴨川の「鴨川自然王国(http://www.k-sizenohkoku.com/)」での「帰農塾」に2回、その他のワークショップにも数回参加しています。都市と農村をつなぐ活動、登紀子さんの夫・藤本敏夫さんの人生ほか、この20年近く、たくさんのことを学ばせてもらいました。人生の少し先輩たちのお話は、児童・生徒・学生時代の気持を思い出し、充実した時間となりました。

* 藤本敏夫 https://www.sanseido-publ.co.jp/publ/tokiko_fujimoto.html

 それにしても昨今の京都、アジアばかりでなく世界各国からと思われる観光客の多さに、驚きでしたね。

東北編 松島、石巻、女川 2017

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 今回の東北の旅、盛岡の翌日早朝には仙台に戻って、そこから仙石線で松島で途中下車、さらに石巻・女川を訪問し、震災地跡を知人の案内で巡りました。東日本大震災の被害は6年を経て今さらその大きさに衝撃を受けましたが、特に、石巻・大川小学校跡地が重かったです。

<これまでの被災地見学 2013年3月>

* 仙台・荒浜地区ほか http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=16071

* 仙台・語り部タクシー http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=16073

 松島では、海の風景とは別に、海岸近くで石を割って根を張る樹木の力が印象的でした、凛と根を張る樹木の力です。

松島で

松島で津波避難指示標

 石巻では日和山公園からの景色、満開の桜、あの大震災から6年の姿です。

 途中、海岸線の新設された防潮堤と生き残った防風林のまっすぐ伸びる風景とのコントラスト、果たしてこの時間の経過で、私たちは本当に「津波」を含めた自然現象から自らを守る「科学技術」、「知恵」を持ちえたのでしょうか?如何にも無機質な防潮堤に「英知」のカケラも感じません、地元住民を無視した政治の貧困をただ痛感するのみで。

防潮堤

防潮堤、右は生き残った防風林

 さらに女川では。高台にある医療センター、ここの一階まで津波が来たそうですね、信じられません。震災当時・直後の様子が展示されていました。

高台の女川医療センター
高台の女川医療センター

慰霊の碑とたくさんの供花

慰霊の碑とたくさんの供花

 そして、大川小学校です、校庭で50分以上も児童たちが待機していたとか。犠牲になったいのちの叫びが今も聞こえてきそうでした。

今もお参りの方が絶えない

今もお参りの方が絶えない

大川小学校で

大川小学校で

津波の恐るべき力

津波の想像を越える力

 あちこちに、仮設住宅はまだまだ続いています。

延々と続く仮設住宅

延々と続く仮設住宅

 被災地を巡る途中、脳裏をずっと流れる中島みゆきの「倒木の敗者復活戦(http://www.uta-net.com/movie/136747/」。人々は「倒木」を「東北」と読み替えて歌い続けています!

 傷から芽を出せ 東北の復活戦!!!

東北編 盛岡 2017

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 今回、札幌から京都に行って「全国寺島実郎戦略経営塾(http://www.terashima-bunko.com/terashimabunko-juku/strategic-management.html」に参加し、そこから新幹線を乗り継いで東北・仙台に移動して二日間の「第30回全国経済同友会セミナー(https://www.doyukai.or.jp/newsrelease/2017/170421a_2519.html」、その後、(一財)新渡戸基金の藤井茂常務理事と意見交換のために北上して盛岡へ。

 盛岡市内は丁度桜が満開でした。有名な「石割桜」、400年の風雪に耐えて堂々たる姿です!

有名な「石割桜」、満開でした!

有名な「石割桜」、満開!

裏側から見ると

裏側から見ると

 市内には文化の薫りがいっぱいです、まち全体に興味あるポイントが。

盛岡中学校跡

盛岡中学校跡

 これまでの盛岡に関わる記事

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=16803

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=16806

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=22677

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=24837

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=26860

全国経済同友会セミナー 2017(番外編)

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 今回、会場となった仙台国際センター(http://www.aobayama.jp/)では、地下鉄東西線の「国際センター駅」前に、フィギャースケートの荒川静香さんと羽生結弦さんの決めポーズのモニュメント、つい最近設置されたとか。

今月設置されたパネル

今月設置されたパネル

ついでに手形まで

ついでに手形まで

 夕食はやはり牛タンでしょうね。

仙台と言えば牛タンかカキ

仙台と言えば牛タンかカキ

 今回の東北新幹線、東京から仙台行きは、強風のために架線にビニールが引っ掛かり、朝から午前9時半頃まで運休だったようです。早朝に京都を発って東京で乗り換える行程でしたが、東京駅は軒並み大幅な遅れ。乗る予定の電車も1時間以上遅れる掲示が出ていたので、目の前の出発間近の電車に飛び乗りました。全席指定席で自分の席は無かったのですが、あるツアー団体の添乗員の方が、「私の席を遠慮なく使って下さい」と言ってくれて、仙台まで座わることができました。仙台駅でツアー客のお弁当持ち込みの為に出口最先頭で立っていた彼にお礼を言って降りましたが、時計を見ると、何と当初予定の到着時刻よりも若干早く着いたではありませんか。災い転じて福となす、そして、添乗員の配慮に心が温まりました。「番外編」でどうしても書き留めておきたかったもので、敢えてお伝え致します!

全国経済同友会セミナー 2017(下)

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 二日目は各分科会の議長報告、総括挨拶、特別講演と続き、議長報告では北海道経済同友会の横内龍三代表理事も第5分科会議長として報告されました。

観光の展望について

総合観光戦略について:横内龍三代表理事(右端)

 総括挨拶は(一社)経済同友会の小林喜光代表幹事(三菱ケミカルホールディングス会長)、「Japan2.0」を明解にご説明になりました。「変化への対応」ではなく、「自ら変化する」こと、企業トップの強いコミットメントを求めていました。

 スライドの一枚目にある文言だけでは広告代理店の産物のような印象ですが、それぞれの分科会報告の裏付けを得ると、グッと現実の各企業の経営戦略が浮き彫りになってきます。企業経営に携わる者の集まりの「分かりやすさ」、これがこの会の魅力ですね。そして、それに果たす地方・地域の企業経営者の役割こそ、日本の沈滞をぶち破る原動力だと確信します。

< 国家価値・戦略 >

X軸 経済の豊かさの実現

Y軸 イノベーションによる未来の開拓

Z軸 社会の持続可能性の確保

* Japan2.0」――> https://www.doyukai.or.jp/policyproposals/articles/2016/161121a.html

戦略の見事な「見える化」!

戦略の「見える化」?これだけでは絵に描いた餅!

Y軸として

Y軸として

X軸として

X軸として

Z軸として

Z軸として

 会議の締めくくりは特別講演「毎日が小さな修行」と題して、塩沼亮潤・慈眼寺住職・大阿闍梨です。自らの修行の様子、まるで演劇の作品を観ているような映像を含めて雰囲気のある語りでした。

* 人生は「光」と「闇」の4種類の組み合わせ

* 心の針の触れる様子を知る

* 「念」は、「今」の「心」

* 「運」は、「運ぶ」もの

* そして、人生、生涯「小僧のこころ」

* 塩沼亮潤・慈眼寺住職・大阿闍梨ブログ――> http://shionuma-ryojun.com/

修行の様子ほか

修行の様子ほか

 参加された経営者のフィールドで格闘する姿と、そもそもといった原理原則の住職のお話、日々、目の前の課題に追われる自分としては、一年に一度、心が洗われるような納得の時間となりました。

全国経済同友会セミナー 2017(上)

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 毎年春に開催される「全国経済同友会セミナー」、今年2017年は仙台で第30回が開催されました、テーマは、「新たな創造のシナリオ~復興・地方創生へ向けて~」です。私は北海道経済同友会の幹事を20年近く務めていますが、この10年間は毎年、このセミナーに足を運んで学んでいます。

*今年のプログラム https://www.doyukai.or.jp/newsrelease/2017/170421a_2519.html

1200名を越える登録!

1200名を越える登録!

 これまでのこの会の報告は以下の通り

* 2016 岡山 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=26260

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=26325

* 2015 金沢 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=23132

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=23136

* 2014 静岡 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%81

* 2013 盛岡 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=16803

* 2012 富山 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=12630

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=12606

* 2011 福岡  http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=8221

* 2010 高知 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=3911

* 2009 札幌 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=1272

 今年の基調講演は、日本IBM(株)執行役員・最高技術責任者(CTO)の久世和資さん、「次世代情報記述と産業変革~日本企業がAI(拡張知能)で攻める時~」です。「ブロックチェーン」、「AI」、「IoT」、「クラウド」、さらに「ニューロチップ」、「量子コンピューター」等について、最先端のお話は刺激的でした。

久世和資さん

久世和資さん

 久世和資さんとは昨年の旭川で開催された「IBM北海道会議(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=27905」でもご一緒でした。

 今年もその後、5つの分科会、「大震災の教訓」「技術革新」「労働市場のパラダイムシフト」「持続可能な社会の構築」「総合観光戦略」に参加者は分かれ、私は第4分科会「エネルギー・環境イノベーション創出による持続可能な社会の構築」に参加しました。地球温暖化対策の世界的枠組み(COP21パリ協定)ほかの基本的認識から、日本を代表する技術開発当事者の皆さんの意見交換は、経営者としての日本企業の底力を感じ、勇気を得ました。毎回思うのですが、この会議は経営者の集まり、特徴は課題の優先順位、問題の大小が経営を預かる現場の方々なので実に明確で分かりやすいことだと思いますね。アカデミック・官僚の方々の弱点は、理屈の一貫性と論理性に重点が置かれていて、リアリティに欠けるお話が多いことでしょう。

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<第4分科会>

「エネルギー・環境イノベーション創出による持続可能な社会の構築」

議長:
須藤 誠一 中部経済同友会 代表幹事/ジェイテクト 会長 http://www.jtekt.co.jp/

パネリスト:
中鉢 良治 国立研究開発法人産業技術総合研究所 理事長 http://www.aist.go.jp/aist_j/information/index.html
髙村 ゆかり 名古屋大学大学院 環境学研究科 教授 http://www.sis.nagoya-u.ac.jp/staff/takamura.html
大島 卓 中部経済同友会 会員所属企業/日本ガイシ 社長 http://www.ngk.co.jp/info/message/index.html
小島 康一 中部経済同友会 会員所属企業/トヨタ自動車 FC技術・開発部主査 http://www.rieti.go.jp/jp/events/14072201/pdf/kojima.pdf

産・学の視座から

産・学の視座から高品質の議論!

 高村ゆかり先生の世界の動きの概略は、日本の今の経営者、とりわけ地方の中小企業経営者が特に認識しておかなければならない視点だと思います。京都議定書とパリ協定の違いは、先進国・新興国を含めてほぼすべての国が議論に参加し合意したこと、そのうち80%の国プラスEUが締結していること、世界の中でゲームチェンジが起こったこと、ビジネスが動く取り組みが始まったこと、と指摘され、投資家の眼が、「気候変動リスクの開示」を企業に要求することに大きく変わってきていると説明されました。これは、実は企業にとっては大いなる「チャンス」でもあるのですよね。北海道経済同友会の場では、残念ながらこの種の話題が殆ど議論されません。

 「COP21パリ協定」については、この取りまとめの中心人物、クリスティーナ・フィゲレスさんのお話を昨年9月に香港で間近で聴きました(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=28015)。

 「持続する社会」は、イコールで「持続する志」ではないか、という言葉で分科会は締めくくられました。

月刊寺島文庫 & 未来塾 3月 2017

Posted by 秋山孝二
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 BS11「未来先見塾」とBS・TBS「月刊寺島文庫」が、4月から統合されて毎週金曜日午後9時からの番組として再出発しています。先月はそれぞれその最後を飾る充実した内容でした。

昨年の大きな出来事から読み解く今

昨年の大きな出来事から読み解く今

 日本の人口構造の変化とシルバーデモクラシー

人口減+構造変化

人口減+構造変化

世帯構造も変化

世帯構造も変化

まだまだ浅い日本の民主主義

 まだまだ浅い日本の民主主義

尾崎行雄の「民主政治読本」より~~~~~~~~~~~~~~~~

 新憲法をただと思うほど、敗戦に対する認識不足の国民なら、もはやとうてい独立国家を営む資格はない。この憲法は数百万人の人の命と、数千億の戦費と、台湾、朝鮮、樺太等の領土と、無条件降伏という最大の不名誉を代償にして、やっと手に入れた宝である。

 おそらく世界中にこんな高い代償を払った憲法はないだろう。ただでもらったなどと思ったらバチがあたる。その代償はいかに高かろうとも、幸いにこの憲法を活用して日本を立派な平和国家として立て直すことができさえすれば、われわれの子孫は決して高すぎたとは言わないであろう。

 新憲法こそは、日本の前途を照らす光明である。

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 一方、未来先見塾では

東芝問題の根深さを率直に解説

東芝問題の根深さを率直に解説

 国立科学博物館・林良博館長篠田謙一副館長の出演で「最新技術でよみがえる江戸最後の宣教師」について、3月から始まっている「大英自然史博物館展(http://www.kahaku.go.jp/exhibitions/ueno/special/2017/daiei/)」で注目するシドッチ宣教師を巡ってのお話でした。

* 国立科学博物館――> http://www.kahaku.go.jp/

シドッチと新井白石

シドッチと新井白石

そして、科学技術で歴史を読み解く!

そして、科学技術で歴史を読み解く!

 この展示のワクワク感、日本の科学の底力とでもいうのでしょうか、時間を見つけて足を運びたいものです。

映画「わたしは、ダニエル・ブレイク」

Posted by 秋山孝二
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 札幌のシアター・キノで、先日の「人生フルーツ(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=29405)」に続いての感動の映画「わたしは、ダニエル・ブレイク(I,DANIEL BLAKE)(http://danielblake.jp/」でした。館内はお客さんでいっぱい、この所、素晴らしい映画のオンパレードですね。

<ストーリー:HPより>

 イギリス北東部ニューカッスルで大工として働く59歳のダニエル・ブレイクは、心臓の病を患い医者から仕事を止められる。国の援助を受けようとするが、複雑な制度が立ちふさがり必要な援助を受けることが出来ない。悪戦苦闘するダニエルだったが、シングルマザーのケイティと二人の子供の家族を助けたことから、交流が生まれる。貧しいなかでも、寄り添い合い絆を深めていくダニエルとケイティたち。しかし、厳しい現実が彼らを次第に追いつめていく。・・・・

~~~~~~~~~~~~~~~~引用 おわり

 映画界からの引退を表明していたイギリスを代表する巨匠ケン・ローチ監督でしたが、現在のイギリス、そして世界中で拡大しつつある格差や貧困にあえぐ人々を目の当たりにして、今どうしても伝えたい物語として引退を撤回して制作されたのがこの映画だそうです。映画に数々出てくる窓口でのやり取りのシーンは、見事に現場を再現し、係員、警備員の言葉・対応等、驚く程身近でしたね。単純な対立構造ではなく、それぞれの立場に居ながら、葛藤する人物像も同時に表現している、きめ細かな演出を感じました。

 カンヌ国際映画祭(http://www.festival-cannes.fr/jp.html)では、『麦の穂をゆらす風』に続く2度目のパルムドールを受賞しました。どの国の人々も経験がある不条理ではないでしょうか、そして、格差と貧困は今もなお拡大しています。

* パルムドール http://www.festival-cannes.com/en/actualites/articles/69th-festival-de-cannes-awards

監督:ケン・ローチ

ケン・ローチ監督 HPより

 主演のデイブ・ジョーンズ、イギリス出身のコメディアンとHPで紹介されています、味わいのある雰囲気は素晴らしいです。縦割り制度・複雑な手続きの中でたらい回しとなり、人としての尊厳を踏みにじられ貧困に苦しみながらも、助け合い生きていこうとするケイティ親子との心の交流と温かい眼差しに、彼の人間としての魅力を感じます。

ダニエル・ブレイク:デイヴ・ジョーンズ

デイブ・ジョーンズ HPより

 脚本はポール・ラヴァティ、「食べ物、暖を取ること、住み家。太古の昔から生きる上で最低限必要な要素です。この映画がいつまでも生々しい存在であり続けなければならないと、僕たちは腹の底から痛感しています」と語っていますが、それが映画のシーンとして、言葉で、場面で、見事に表現されています。

 「尊厳」を失ったら終わりだ、私は人間だ!、心に重く響きます!!!

昔、若手経営者だった方々と

Posted by 秋山孝二
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 もう十数年ぶりになるでしょうか、先日、「昔、若手経営者だった方々と」と銘打っての夕食会でした。その昔、三浦重道さんが地元企業の若手経営者にお声かけしてくれて、定期的にそれぞれの分野のホットな話題を語り合っていた異業種交流のはしりみたいな集まりでした。

 Facebookが発端で、皆さんそれぞれ変わらずお元気な様子が分かり、時を経て集まった次第です。地元に居ながら、いろいろな会合でお顔は拝見していても、ゆっくりお話をする機会がない場合が多く、限られた時間でしたが大いに盛り上がりました。

昔、若手経営者だった方たちと

昔、若手経営者だった方たちと

 「昔、若手経営者だった方々」とは的を射た表現、殆どは60代から70代へと突入し、どうみても「若手」とは言えません。特に、先日も出席していた服部裕之さんには、25年以上前からインターネットについて教えて頂いたり、時代時代のホットな話題に身を乗り出して聞いていた自分を思い出します。

 服部さんとは、1985年に米国オレゴン州ポートランド市訪問の経営者グループとしてご一緒し、昨年私は、札幌市の秋元市長に、当時の報告書を持参しマチづくりの参考になればと意見交換をしました。秋元市長は当時のIT企業誘致担当でしたので、「懐かしいお名前ですね」とおっしゃっていて、30年前の提案はまだまだみずみずしさを失っていませんでした。今、ポートランド市は全米一住みたいマチとして注目を浴びており、日本全国でも有名になってたくさんの地域が積極的にアプローチしています。残念ながら、55年以上の姉妹都市交流の実績がある札幌との関係性は、相対的に下がっているような危惧を抱きます。でも、まだ間に合います、これまでの積み上げた交流の歴史を踏まえて、札幌の魅力を地道に創っていきたいものです。この文脈では「遠友みらい塾(http://enyumirai.main.jp/」の一プロジェクト「SAPONISMO(http://sa-po.net/」に繋がっています。

 以下の写真は、32年前に訪問した時の写真から幾つかをピックアップしました、若いですね。アナログ写真を撮影したのでかなりのピンボケでお許しください。

自動代替テキストはありません。

東京 新橋界隈ビルの屋上で

Posted by 秋山孝二
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 先日、東京・新橋で訪問したビルの受付ロビーから何気なく向いのビルを眺めていると、何とも懐かしい屋上の神社が目に入りました。懐かしい光景だとは思いませんか。

屋上の一角に真っ赤な鳥居と囲い!

屋上の一角に真っ赤な鳥居と囲い!

 さらにクローズアップするとやはり小さな神社でした。

参拝する人もなく・・・

参拝する人もなく・・・

 今では参拝する人の影ではなく、スマホで電話中か煙草を吸いに屋上に上がってきたサラリーマン達の姿ではありましたが。

 私の育った札幌市中央区南1条西5丁目でも、昭和30年代に新築したビルの屋上に「愛生神社」の小さな社が設置されていました。毎年11月に「愛生神社例大祭(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=28217」という小さな(?)祭事を、近所の三吉神社さんの宮司さんにお越し頂き執り行っていました。今は、風雪で傷んだので、ビル管理室に神棚として移設して祀っています。ビル街になっても信じる昔のオーナーたちの心情なのでしょうか。因みに、余計なことですが、今の札幌三吉神社の佐藤千昭宮司は、私と高校同期です。三吉神社の例大祭は毎年5月14日・15日、同じ連合町内会として前夜祭ほか参列していますし、町なかの神社境内は多くの人々で賑わいます。

* 三吉神社――> http://www.hokkaidojinjacho.jp/data/01/01002.html

* 三吉神社例大祭

――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=4159

――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=8622

三色パステルアート

Posted by 秋山孝二
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 愛生舘ビル(http://aiseikan.net/)6階にある会員制「愛生舘サロン(http://aiseikan.net/salon」では、毎月第一木曜日に例会を開催して、時々のホットな話題提供を積み重ねて会員交流をしています。今月は、「楽塾(らくじゅく)」代表のパステルなおこさんによる実習で、「三色パステルアート(http://3cart.net/)で幸せいっぱい」になりました。

* 作品集――> http://3cart.net/sakuhin/

 私の最初の作品、グラデーションは面白かったですが、ラインの入れ方が上手くいかず少々不満なできでしたね。

グラデーション教室での最初の一枚

グラデーション教室での最初の一枚

 二枚目は「夕焼け」がテーマでの創作画、新しいテクニックも活用して遠近を意識して結構な構図かな、と自画自賛。雲の入れ方もまずまず、ついでに鳥の群れも入れる気になりました。

夕焼けの草原を鳥の群れが

夕焼けの草原を鳥の群れが

 なおこさんの言によると、ご自身の公立中学校教員の経験を踏まえて、三色パステルアートセラピー、スマイリーメソッドコーチング(https://www.facebook.com/Rakujuku.smile/?ref=nf)をされているそうです。

 元々は三色ですが、組み合わせでそれこそいろいろな色が創り出せて、しばし集中して普段使わない脳の部位を刺激される感じでした。