『映画監督 羽仁進の世界』

Posted by 秋山孝二
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 NHK教育TVのETV特集『映画監督 羽仁進の世界(https://www.nhk.jp/p/etv21c/ts/M2ZWLQ6RQP/episode/te/LXV7QMLQ17/)』、戦後の日本の教育現場を克明に捉えて、羽仁進の監督人生を振り返っていました。

 65年前、岩波映画『教室の子供たち(http://www.iw-eizo.co.jp/sell/movie/03/movie03_006.html』で“ドキュメンタリーに革命を起こした”と言われる映画監督・羽仁進(91歳)さん。是枝裕和監督にも影響を与えたというその作品の革新性に光を与えていました。

【出演】映画監督…羽仁進,映画監督、カンヌ国際映画祭審査員賞…是枝裕和,映画監督、紫綬褒章…羽田澄子ほか

 羽仁進さんと言えば、名だたる血統!

祖母の羽仁もと子さん

祖母の羽仁もと子

 父・羽仁五郎さんは、私の学生時代,『都市の論理(https://bookmeter.com/books/1645804)』で一世を風靡した歴史学者。母・羽仁説子さんは、女性運動家として戦後の活動をけん引してきました。

ご両親は羽仁五郎・羽仁説子

ご両親は羽仁五郎・羽仁説子

 戦後日本のドキュメンタリーに革命を起こしたと言われる『教室の子供たち』や、黒沢明の『用心棒』をおさえてキネマ旬報第一位に輝いた『不良少年』など、常識にとらわれない斬新な作品を世に送り出してきました。

当時のカメラ

当時のカメラ

私の時代を思い出す

私の時代を思い出す

 是枝裕和監督も語っています。

 戦後の日本の教育現場をひたすら撮り続けて、ドキュメンタリー・フィクションの先駆的役割を果たしました。小学校の教室の様子が私の時代ともシンクロして、何とも懐かしく番組に魅入っていました。大学の教育学部で学び、卒業後に東京の江戸川区公立中学校で5年間教諭だった私としても、見逃すことができない数々の場面でした。
映画の力ってすごいですね!