ケン・ローチ監督の映画『家族を想うとき(https://longride.jp/kazoku/)』は、心に響く作品でした。
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イギリス、ニューカッスルに住むある家族の物語。父のリッキーはマイホーム購入の夢をかなえるために、フランチャイズの宅配ドライバーとして個人事業主で独立し、。母のアビーはパートタイムの介護福祉士として、時間外まで1日中働いています。家族を幸せにするはずの仕事が、家族との時間を奪っていき、高校生のセブと小学生の娘のライザ・ジェーンは寂しい想いを募らせてゆき、次々と好まない方向の出来事が、家族をどんどん不幸な暮らしに追い込んでいきます。
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前回の、『わたしは、ダニエル・ブレイク(https://longride.jp/danielblake/)』と同じように弱者の目線からのストーリー、現代社会の格差の構造を浮き彫りにしていました。何ともやりきれない、這い上がることの難しい今の状況を実に鬱陶しく、息苦しく、これでもかと迫ってくる展開。
* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=29566
是枝裕和監督の映画『万引き家族(https://gaga.ne.jp/manbiki-kazoku/)」にも通底する眼差しです。
* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=33555
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