『論語とそろばん』セミナー 2020

Posted by 秋山孝二
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 公益財団法人渋沢栄一記念財団(https://www.shibusawa.or.jp/)「『論語とそろばん』セミナー 2020が開催されました。今年で10回目、私はこれまでなかなか都合が付かなかったのですが、今回やっと参加できました。

https://www.shibusawa.or.jp/research/project/seminar/post2019_10_29_74505.html

 3つのセッションは、「論語とそろばん」に象徴される渋沢栄一の思想と行動について理解を深めるとともに、現代の日本社会、企業経営、リーダーシップのありかたなどについて示唆に富み、ピーター・ドラッガー、アダム・スミス、と渋沢栄一との対比から多くの共有する思想を紡ぎだし、年初のセミナーとしても、私の公益法人責任者としても、本当に原点を再確認する内容に、心から感動しました。

200名を越える聴衆!

200名を越える聴衆!

ドラッガーと渋沢栄一

ドラッガーと渋沢栄一

アダム・スミスと渋沢栄一

アダム・スミスと渋沢栄一

企画監修・インタビュアー

守屋 淳(もりや あつし 作家)
作家として『孫子』『論語』『韓非子』『老子』『荘子』などの中国古典や、渋沢栄一などの近代の実業家についての著作を刊行するかたわら、グロービス経営大学院アルムナイスクールにおいて教鞭をとる。著訳書に25万部の『現代語訳 論語と算盤』や『現代語訳 渋沢栄一自伝』、シリーズで20万部の『最高の戦略教科書 孫子』『マンガ 最高の戦略教科書 孫子』『組織サバイバルの教科書 韓非子』、などがある。2018年4~9月トロント大学倫理研究センター客員研究員。 ホームページ http://chineseclassics.jp/

講師

井坂 康志(いさか やすし ものつくり大学特別客員教授/ドラッカー学会理事)
1972年、埼玉県加須市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業、東京大学大学院人文社会系研究科社会情報学専攻博士課程単位取得退学。現在、ドラッカー学会理事・事務局長、ものつくり大学特別客員教授。他に、文明とマネジメント研究所研究主幹、早稲田大学社会連携研究所招聘研究員、明治大学サービス創新研究所客員研究員等。著書に、『PF・ドラッカー――マネジメント思想の源流と展望』(文眞堂、経営学史学会賞奨励賞受賞)、『ドラッカー入門 新版』(共著、ダイヤモンド社)、『ドラッカー--人・思想・実践』(共編、文眞堂)、『ドラッカー流「フィードバック」手帳』(かんき出版)等。


堂目 卓生(どうめ たくお 大阪大学総長補佐/社会ソリューションイニシアティブ長/大学院経済学研究科教授)
慶應義塾大学経済学部卒業。京都大学大学院経済学研究科博士後期課程単位取得。経済学博士。立命館大学助教授を経て1996年大阪大学経済学部助教授。2001年より大阪大学大学院経済学研究科教授。2018年より社会ソリューションイニシアティブ長。The Political Economy of Public Finance in Britain 1767-1873 (Routledge, 2004) で日経・経済図書文化賞を受賞、『アダム・スミス―「道徳感情論」と「国富論」の世界』(中央公論新社、2008年)でサントリー学芸賞等を受賞。


朝倉 祐介(あさくら ゆうすけ シニフィアン株式会社共同代表)
兵庫県西宮市出身。競馬騎手養成学校、競走馬の育成業務を経て東京大学法学部を卒業後、マッキンゼー・アンド・カンパニーに入社。東京大学在学中に設立したネイキッドテクノロジーに復帰、代表に就任。ミクシィ社への売却に伴い同社に入社後、代表取締役社長兼CEOに就任。業績の回復を機に退任後、スタンフォード大学客員研究員等を経て、シニフィアンを創業。同社では、レイターステージのスタートアップを対象とする200億円のグロースファンド「THE FUND」の運営を通じて産業金融事業に従事。政策研究大学院大学客員研究員。ラクスル株式会社社外取締役。株式会社セプテーニ・ホールディングス社外取締役。Tokyo Founders Fundパートナー。

 朝倉社長のコメントの一つ一つに合点がいき、その若さとこれまでの業績に限りない期待を抱きました。このような若い世代がこの「失われた30年」の間にもしっかりと育っていたことにも感動します。

 とにかく、久しぶりのスカッとしたセミナー、渋沢財団記念財団の皆さまに心から感謝致します、ありがとうございます。