すすきの、聖夜の憂哀歌

Posted by 秋山孝二
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 今年も、私はたくさんの演劇を観る機会を得ましたが、締めの芝居はギターと朗読のコラボでした。

~すすきのを爪弾く~聖夜の憂哀歌

* http://www.h-paf.ne.jp/program/191223rukikaku/

* http://shoheiyamaki.com/events/event/susukinobluse/

聖夜の憂哀歌(ブルース)~すすきのを爪弾く

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~演劇財団HPより

 斎藤歩が、札幌の歓楽街ススキノの裏町を舞台にオリジナル短篇小説7本を書き下ろし、西田薫とともに朗読し、今注目の若手ギタリスト・山木将平が生演奏のブルースでカヴァーします。

 聖夜に儚い夢が浮き沈むススキノの極彩色のネオンの影路地裏で営まれる男と女の断片です。閉店間際のラーメン店、薬局、交番、路上の易者、24時間保育園ホテル街の柳の木の下などバブル崩壊直後の昭和~平成初期のエピソードをベースにクリスマスのススキノを流離う女と男の孤独な魂を描きます。

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 ギターの山木将平くんは、私の高校の後輩。先月も至近距離でのライブ、贅沢な時間でした。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=37460

クリスマスイブの演劇

クリスマスイブの演劇

 西田薫さん、斎藤歩さんのベテランの朗読と山木くんのブルースの音色が相まって、札幌の南1条西5丁目で生まれ育った私には、昭和の路地裏の雰囲気が見事に蘇り、何とも言えない懐かしさを感じた70分でした。幼い頃のクリスマスイブは、なぜか大声をあげている酔っ払いの声とダブり、ススキノ・狸小路界隈の賑わいとともに私の記憶の中にしまわれています。

 前回の太宰治作品のコラボに続いて、シアターZOOに響くギターの音は、いつもとは別の素晴らしい空間となりました。山木将平くんのこれからの活躍を期待したいですね!

 私の2019年の演劇鑑賞の締めくくりとなりました。

* 『演劇』関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%BC%94%E5%8A%87