今年の「3・11全国経済同友会震災追悼シンポ」は盛岡で開催されました。岩手県立不来方(こずかた)高校音楽部の「ふるさとの山に向ひて」、「星めぐりの歌」、「時代」、は素晴らしい天使の声、そして参加者全員と手に手つないで「ふるさと」の大合唱は、心に染み入りました、まさに追悼の歌声でしたね。終了後、参加された全国の経営者の多くが、「感動した」、「涙が込み上げてきた」とおっしゃっていました。
* 「ふるさとの山に向ひて(https://www.youtube.com/watch?v=yDcKmgrbgjU)」
* 「星めぐりの歌(https://www.youtube.com/watch?v=w_SeZysa_Ss)」
* 「時代(https://www.youtube.com/watch?v=vCeNH_vQjfY)」
今年も私は第一分科会に出席しました。昨年の様子はこちら――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=19311
政府、各省庁、電力会社幹部の無責任には憤りを感じますが、今年も現場を預かる方々の使命感はヒシヒシと伝わってきました。毎年毎年、困難な状況の中でも自分の立ち位置で最大限の努力をしている姿を受けとめ、メディアではいろいろ批判がある中、まだ日本は捨てたものではない、そんな気がしてきます。
あの高校生たちの歌声を聴いて、或はあの場にいた経営者の方々がご自身の故郷の山に向かって、相変わらず「原発再稼働」を思考停止の如く叫び続けるとすれば、その感性に人間か否かを問いたいものです。そして、感性無き経営者が、今の日本の経済界を率いているそのことが、日本国にとって最大の「リスク」であることに間違いありません、担い手を代えないと日本の将来はない!
<ふるさとの山に向ひて> 作詞:石川啄木 作曲:新井満
ふるさとの山に 山に向ひて
言ふことなし ふるさとの
山は あ~ ありがたきかな
やはらかに柳 柳あをめる
北上の 岸辺目に見ゆ
う~ 泣けとごとくに
かにかくに 渋民村は
恋し 恋し 恋しかり
おもひでの おもひでの山
おもひでの川
ふるさとの訛 訛なつかし
停車場の 人ごみの
中に あ~ そを聴きにゆく
かにかくに 渋民村は
恋し 恋し 恋しかり
おもひでの おもひでの山
おもひでの川
ふるさとの山に 山に向ひて
言ふことなし ふるさとの
山は あ~ ありがたきかな
ありがたきかな