IBM 北海道会議、ニセコで再び!

Posted by 秋山孝二
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 ここへの掲載は後先になりましたが、海外出張の直前に、日本アイ・ビー・エム社のCSR活動(http://www-06.ibm.com/ibm/jp/company/environment/symposium/2006/pdf/06prog06.pdf)の一環として、26回目を迎えた「IBM 北海道会議」が、今年はニセコ町(http://www.town.niseko.lg.jp/goannai/gaiyou.html)で再び開催され、私にとっては実に懐かしい「復活参加」でした。第一回から第三回まで、今から20数年前に、まだ私が30歳代の時にお誘いを頂いて参加し、確か当時最年少だったような気がします。

 今回はあいにく雲が多い天気で、羊蹄山は全景を見ることは出来ませんでした。昔、私の子供たちがまだ小さかった頃、毎年年末に数泊、家族でスキーに来ていた頃を思い出しました。札幌からの猛吹雪の中のドライブは、フロントガラスに額を付けるようにして運転したことも懐かしい想い出です。40年以上前の山田温泉、アルペン山荘等の当時、家族で毎年行っていた20数年前と、同じニセコでも随分雰囲気は変わってはいましたが、羊蹄山・ニセコアンヌプリの雄姿は相変わらずでした。

羊蹄山はあいにく曇り空

羊蹄山はあいにくの曇り空

 今回の会議は本当に久しぶりの参加で、変わらぬ行き届いた運営に、私は「懐かしさ」は噛みしめながら基調講演・分科会と席に着いていました。ただ分科会「エネルギー」で議論が始まるにつれて、若い世代の数々の発言に、私は確かな時の経過を感じましたね、昔とこの場での自分のポジショニングの違いを。 

 議論の詳細は省略しますが、特に印象深かったのは、ニセコ町・片山健也(http://www.katayamakenya.com/)町長、秋山財団の評議員でもある釧路公立大学・小磯修二(http://www.kushiro-pu.ac.jp/faculty/edu_staff/koisosyuji.html)学長のお話でした。小磯先生は、「国土の復興、創生と北海道」と題して、ベルリンの都市開発をプロローグに、「平時の論理と非常時の論理の違い」、「地域主体の政策構築を」等、新しい視座から意識改革を促しました。片山町長の「環境への厳しい基準が、町の魅力になる新たな時代の到来」、実に説得力のある貴重なメッセージです。

 丁度、2日間の会議終了直後に海外出張でベルリンにも行く予定があり、小磯先生からベルリンの都市開発のキー・スポットも個人的にメールで教えて頂き、何か不思議な「縁」を感じました。

2日目の分科会発表

2日目の分科会発表

  2日間の日程終了後、オプショナルツアーにも参加し、1) 「有島武郎記念館:http://www.town.niseko.lg.jp/arishima/index.htm」を久しぶりに訪れました。以前よりも随分増築されて、一段と整備されていました。

有島武郎記念館

有島武郎記念館:2階から

  2) 「SLニセコ号:http://www.jrhokkaido.co.jp/travel/slniseko2011/index.html」、懐かしいですね、あの蒸気機関車の煙のにおい、高い天井の客車、「ピューュ!」という空に向かう汽笛の音!

SLニセコ号

SLニセコ号

何とも懐かしい車内で

何とも懐かしい車内で

 思わず「懐かしい!」を連発してしまいました、北海道は、本当に奥深い自然を有しています。190万都市札幌からわずか2時間の所に、こんなダイナミックな場です、この代えられぬ資源を大切に持続可能なこれからの地域の価値を高めたいですね!何か言い知れない「エネルギー」を頂きました、ありがとうございます。