芸術の秋、活動の秋でしょうか、多くのイベントが屋外・室内で目白押しの9月、自分なりに忙しいのですが、映画・演劇には時間を見ては足を運ぶ日々でした。
「黄色い星の子供たち:http://kiiroihoshi-movie.com/pc/」、「一枚のハガキ:http://www.ichimai-no-hagaki.jp/」、ともに話題作でした。「黄色い・・」は、ナチス占領下フランスの隠された事実の映画化、「フランス国民は多くのユダヤ人を匿った」とギリギリの表現でのフランスの誇り(?)、「隠された事実」の公開に、70年の歳月を必要としたということでしょうか。「一枚のハガキ」は、「新藤兼人監督の映画人生最後にして最高の傑作」と宣伝されていましたが少々がっかり(?)、何となく場面・場面が唐突な感じでした。
一方、演劇でも熱演が続いています。劇団「フライングステージ:http://www.flyingstage.com/top.html」の「ハッピー・ジャーニー:http://www.flyingstage.com/happyjourney.html」、「弦巻楽団:http://tsurumaki-gakudan.com/」の「♯15ラブレス:http://tgakudan.blog98.fc2.com/blog-entry-638.html」は、面白かったです。「ハッピー・・・」は、札幌で開催された「第15回レインボーマーチさっぽろ:http://www.rainbowmarch.org/」と期を同じくしての上演でした。丁寧な作品への仕上げに好感が持てましたし、母親の青函連絡船あたりのセリフは、私も一挙に40年前に時代をさかのぼりました。
もう一つ映画一本、「未来を生きる君たちへ:http://www.mirai-ikiru.jp/」は、感動しました。子供二人の表情・演技が実に素晴らしく、ストーリーが進展していくにつれての心境の変化を見事に表現していましたし、「暴力と非暴力」、「夫婦間の感情」等、様々なテーマが織りなす微妙な感情の揺れが理解出来ました。
朝晩、すっかり気温が下がっている札幌です。真っ青な空を見ながら、今年も秋の到来を感じる昨今です。