授賞式の冒頭で、新渡戸・南原基金の鴨下重彦(http://jura.jp/leuko1/disease/leuko/ldfj/article/kamosita.htm)代表がご挨拶を致しました。
式典後の祝賀懇親会は、100名を越す参加者で盛況でした。ご来賓のトップバッター、内閣府・公益認定等委員会(https://www.koeki-info.go.jp/pictis_portal/koeki/pictis_portal/common/portal.html)の委員長としてご活躍の池田守男(http://www.youtube.com/watch?v=CiamAus_ftQ)さんがご挨拶をされました。「民が担う新しい公共」として、秋山財団の事業を高く評価して頂きました。
続いて、日本学術会議(http://www.scj.go.jp/)会長の廣渡(ひろわたり)清吾さんのご挨拶は特に印象的で、「3・11以降、科学者はこれまで市民・社会にどんな貢献をしてきたのかを、厳しく問い直す日々である」とのお言葉でした。文科系として初めての会長就任と、会場でどなたかから伺いました。
テレビでもお馴染みの御厨(みくりや)貴(http://www.mikuriya.rcast.u-tokyo.ac.jp/int/index.html)さんは、今回受賞された三谷太一郎先生の門下生で、学生時代に緊張して先生と向き合っていた様子をご披露されていました。
授賞式のご来賓挨拶の中で、「新渡戸稲造先生、南原繁先生は、『教養』というのは『共感力』と理解していたのではないか」とのフレーズがありました、3・11以降に益々心に残ります。
秋山財団として、9月14日開催の講演会・贈呈式、先日の授賞式と、二つの大きな行事が終了した今、私は少しホッとしています。特に今年は設立25年目の節目であり、これまでにこの財団活動に絶大なご支援を頂いた全ての方々に、心から御礼を申し上げたい気持でいっぱいです、ありがとうございました。
25年間を振り返ると、年を経るごとにその価値の蓄積を実感します。「地道な継続の力」、世の中が激変しても変わらない「理念」とか「哲学」、当初から関わった者として、あらためて「高い志」を大切にしたい、そう思います。皆さま、今後とも宜しくお願い致します!!