「これでお仕舞い」といって続けるのは、学生時代の千葉県稲毛海岸の潮干狩りみたいです(分かる人にしか分からない?)。
手元にある写真を見ていると、「旅の余韻(3)」となってしまいました。北京と東北部の点の訪問でしたが、それぞれの光景が忘れられません。
* ハルピンの中央大街(キタイスカヤ通り):まさにロシアの雰囲気です。中秋節を前にして月餅(げっぺい)の大量販売がすごかったのですが、結局買いそびれました。
* ハルピンのスターリン公園での集会:未だに「スターリン」名を戴く公園は珍しいですね。像の奥は松花江(しょうかこう)で、冬は凍結してトラックでも横断できるそうです。大洪水の水位を記録した設計の記念碑、河岸の公園でそれぞれにくつろぐ市民の姿、素晴らしい光景でした。
* 北京の胡同(フートン):昔の風情をを偲ばせます。地元の若者が多かったような気がします。
* 北海道はブランド?:胡周(フートン)に並ぶ店の中に、「北海道」を名乗っている人気の店を見つけました。たこ焼きみたいな商品を売っていました。
日本に戻ると、わずか一週間の留守の間に夏からすっかり秋になっていました。更に、まとまって新聞を読み返すと、中国漁船問題が連日大きな見出しと記事に。その言葉が「屈する」だとか「弱腰」だとか、何とも感情的文言が多く驚きます、どの新聞もですよ。大使館前のちょっとしたデモで、「中国世論」みたいな報道はやめてほしいですね、あの天安門広場・故宮の人の「群れ」から見れば、そんなに大げさな話ではないでしょう。
歴史問題(犯罪)を直視しないその裏返しで、アジア関連での反射的・感情的表現の氾濫が目立ちます。大きく変わってきている世界情勢、新しい時代の「枠組み」づくりには、新しい担い手たちの登場が必要な気がします。
9月も今日で終わり、旅の余韻は、今度こそ、本当に区切りとします。