イモムシでもケムシでもない、アオムシが庭で元気でした。キアゲハの幼虫でしょうか、数匹存在感を示しています。やがて美しい蝶となって、大空を飛んでほしいですね。
参議院選挙が終わりました、結果は結果としてただ受け入れるだけです。ただ、その後の各政党のコメントを読むにつけ、「どうして日本の政治家は、どいつもこいつもこう見識が低いのか、今後のビジョンも理念も感じられない」そんな落胆を隠せません。「あなた方の最優先課題は、選挙に勝つことですか!」と、言いたい今の私の心境です。
昨年の政権交代後、私の尊敬する多くの経営者の方々とお話をする機会がありました。100%の皆さんが、「交代を選んだのだから、少なくとも4年間はやらせてみての評価でしょう。この課題山積の今、メディアの言うなりにコロコロ政権を代えるその事が一番のマイナス要因だと思います」と、お話になっていました。現実的課題にリスクを取って日々向かい合っている経営者は、交代した新しい体制が機能する時間というのがどの位なのかを、本能的に理解しているのだと思います。今朝新聞で読んだ各経済団体の代表の方々のご発言も、そのようなメッセージでした。(http://www.doyukai.or.jp/chairmansmsg/pressconf/2010/100713a.html)私も全く同様に思います。谷垣氏の「今回の結果を得て衆議院解散・総選挙に追い込む」みたいなコメントが事実なら、現状認識の誤りもいい加減にして頂きたいものです。メディアの「騒ぎ屋」的スタンスも相変わらずで、メディア自身の「立ち位置」が私には全く伝わってきません。
今、日本社会に山積する難題は国家的危機であり、多くの課題が超党派で対応すべきものばかりだと私は思います。この大切な時期に政府・国会が機能しないとすれば、リスクは高まるばかりです。待ったなしの政策課題を、何とか国民の知恵と勇気で解決したいものです。
先日、マチ中でお会いした知人との立ち話で、「しばらくは政治には何も期待できない、どんな政権であっても、自分の責任のあるフィールドをしっかり守っていく時期なのでしょうね」という点で意を同じくしました。多くのコストをかけての選挙をはじめ、政治のコストパフォーマンスを「仕分け」して貰いていですね。同時に、どの党にせよ、若い人材に期待したいと思います、従来型から脱却して、新しい世界の形成に向けた努力にですよ。