経同会全国セミナー 2025 @ 広島(上)

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 今年の経済同友会全国セミナーは広島で開催されました、1300名を越える登録者、毎年増え続けています。札幌で前回開催されたのは第22回ですから16年前の2009年5月でした。当時、2日目の締めのご挨拶で、桜井代表幹事は、「20世紀的な規模の拡大を追い求める開催はもうやめにしましょう。21世紀は質の追及の時代で、我々の価値観も変革しなくてはなりません」と語りました。と言うのも、最後の来年開催予定の土佐経済同友会の代表が「来年は2000人の参加者を目指して頑張ります!」みたいなご挨拶をされて、私は強い違和感をもったもので。

* これまでの関連記事ーー> 秋山孝二の部屋

 今回のテーマは、「50年後も輝き続ける『まち』であるために~平和の地から未来を見据えて~」です、広島からの発信は一層重い響きを与えます。

 私が参加した第一分科会は、個性的なパネリストたちの発言で笑いも絶えず、大盛り上がりのひと時となりました。

テーマ  「人」づくり~t多様・公平・包摂、AI・DYが加速する社会への対応~

座   長/

小林 英文  (一社)仙台経済同友会 代表幹事 (株)七十七銀行 取締役頭取

パネリスト/

竹川 隆司  (一社)仙台経済同友会 幹事  (株)zero to one 代表取締役CEO

会社概要 – zero to one

田村 太郎  (一社)関西経済同友会 幹事  (一財)ダイバーシティ研究所 代表理事

ダイバーシティ研究所 – Institute for Human Diversity Japan

垣内 俊哉  (一社)関西経済同友会 幹事   (株)ミライロ 代表取締役社長

株式会社ミライロ

井上ゆかり (公社)経済同友会 副代表幹事 日本ケロッグ(同) 代表職務執行者社長

会社概要 | Kellogg’s Japan

非暴力主義 @ ガンジー

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 NHK-BS国際報道2025ではガンジーの非暴力について、「現代に問い直すガンディーの『非暴力』」と題しての特集が報道されていました。

~~~~~~~HPより

 インド独立の父、マハトマ・ガンディーの曾孫クリシュナさん。IT技術者となった彼は、世界で戦争が続く「戦後80年」の今、曾祖父ガンディーの足跡をたどっている。これまでの職を捨ててインド中を歩く中で気づいたのは、「生きるため必要な分だけを求め、それ以上は奪わず分け合う」という「非暴力」の真の意図だった。その実践の場としてガンディーの思いを継ぐ教育現場の現在も交え、「非暴力」の意味を問い直す。

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 ガンディーの業績を背負ってのひ孫の彼は、重荷をエネルギーに変えて、ゆかりの地を自ら訪問して「非暴力」の拠って来る所以を確認する人生、親族にしかできない活動でありリスペクトしたいですね。

1979年、同期入社との再会!!

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 私が東京都江戸川区の公立中学校教諭を辞めてから札幌に戻り、(株)秋山愛生舘に入社したのが1979年、その時、新卒で入社した方々と46年ぶりに再会しました。皆さん私より5・6歳若く殊の外お元気な様子、嬉しかったですね。

 70歳前後のこの世代、本当に私の同期達と比較してもかなり元気で前向きな表情で驚きですね。皆さん一様に当時の会社って面白かったと、全道各営業所には必ず名物社員が居て、怒られたり可愛がられたり、私に気を遣ってかネガティブな話は誰からも出てこなかったですよ。皆さんそれぞれ転職したりしてて話題も豊富、家族の話というよりも昔の自分、今の自分の話で大いに盛り上がり、締めのお蕎麦も最高に美味かったです。今回を契機にラインの仲間にも入れて貰えて、今後のやり取りも楽しみです。また会ってゆっくり話をしたいし、何よりも皆さん健康で元気でいて欲しいですね。

* 秋山愛生舘の関連記事ーー> 秋山孝二の部屋

日本国債の評価は?

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 NHK総合テレビのシリーズ『未完のバトン』、初回は「日本国債」にまつわる国際金融上の評価等でした。

 日本国債の価値については以前から外資系金融機関の方々からも評価の劣化は指摘されていましたが、今回の番組ではその発行側の財務省に密着しての取材、かなり突っ込んだメッセージをNHKは放っていたような気がします、驚きはなく、やっとこんな報道を日本のメディアがし始めたという気持ちです。

 直接の海外機関投資家とのやり取りの場にもカメラが入ったり。率直な質問に対しての財務省担当者側の歯切れの悪さは、もうずっと前から私が感じていたことです。

 上記の投資家のご質問、私も日本政府にお伺いしたい点です、国際社会で沈みゆく日本、国際金融の中で劣化する「JPY」の価値、混とんとする現在の国際金融の中で避難する通貨としてもスイスフランに負けている現状をですね。

ジャーナリスト魂に感動!

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 NHKでシリーズ「放送100年」の中で、先日の『メディアが私たちをつくってきた!?』は、この100年のメディアの変遷を的確に追いかけ、中でもロッキード・水俣病を巡ってのNHK記者大治浩之輔さんの取材活動を紹介し、立ち位置が漂流する、或いは被害者に寄り添わない今のジャーナリズムへの警鐘とも受け取れる場面は気迫を感じました、真実に真摯に向き合い日々闘っている姿とでも言うのでしょうか。

* NHK「放送100年企画」メディアの“これまで”と“これから”を徹底討論(MusicVoice) - Yahoo!ニュース

* 番組詳細はこちらーー> https://nhk.shigeyuki.net/?p=2262

 この時も変わらぬ姿勢で言論を公にしていたのですね、当時は気が付きませんでした。

* 大治浩之輔講演会記録

 現役時代から退職した後もなおその凛とした姿勢に私は大いに学ぶところがあると同時に、感動するのです。私は生きてきたジャンルは違いますが、どんな所属・役職においても、変わらぬ人格でかくありたい、そんな気持ちですね。

『蒙古が襲来』@ 札幌公演!

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 東京サンシャインボーイズ 復活公演『蒙古が襲来(https://stage.parco.jp/program/mouko/』、先日の札幌公演も大盛況で終了しました。

パルコ・プロデュース2025 東京サンシャインボーイズ 復活公演 蒙古が襲来

 「『30年の充電期間』を経て三谷幸喜主宰のあの劇団が待望の復活!2025年2月~5月 全国10都市で上演!」との事前のメッセージで東京を振り出しに全国ツアーを行い、札幌の後は大阪ほか今月末の沖縄で千秋楽を迎えます。今回私はたまたま静岡出張とのタイミングが合って初日の東京公演を観劇、先日は札幌でまた観劇の機会がありました。札幌での公演の方が劇場全体の盛り上がりは大きく、お客さんの反応も上々で嬉しかったです。

東京サンシャインボーイズ 復活公演 蒙古が襲来

 特に出演の西田薫さんは現在こちらに住んでご活躍の俳優、当日は闘病中の夫・斎藤歩さんも劇場に駆け付けて、終演後にはキャストの皆さんと貴重な記念撮影も実現しました。皆さんの素敵な笑顔が素晴らしいですね。

 皆さん、ベテランの俳優さんばかり、三谷幸喜さん独特の小ネタで笑いを誘ったり、切れのある演技でプロフェッショナルを感じました。終演後の場内アナウンスでは、次回は80年後(?!)の再会を目指すとか!!

東京、また新たな場で!

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 東京都内ではこの所新しい商業施設が続々と生まれてきているようです。

* 【2024最新】東京で行くべき新しい商業施設14選!話題のニュースポットを紹介 | NAVITIME Travel

 先日は、東京タワーから歩いて7分ほどの場所、少し前の2023年11月にオープンの「麻布台ヒルズ」で夕食を頂きました。この商業施設は、1つの小さな街のように複数の建物からなっており、レストラン、カフェ、ファッション、カルチャーなど約150店舗が営業しています。特に注目されているのは、チームラボの新施設「森ビル デジタルアート ミュージアム」や、京都の人気カフェブランド「%(アラビカ)」、アマンの姉妹ブランドであるラグジュアリーホテル「ジャヌ東京」などです。

* 麻布台ヒルズ - Azabudai Hills

~~~~HPから

 麻布台ヒルズは、区域面積約8.1ha、延床面積約86万㎡。開発前の5倍以上となる約24,000㎡の緑地を整備し、都心にありながら緑あふれる環境を実現しました。そこにオフィス、レジデンス、商業施設、マーケット、ホテル、デジタルアートミュージアム、ギャラリー、インターナショナルスクール、医療施設など、多様な都市機能が集積したコンパクトシティです。豊かな環境の中で、「Green&Wellness」なライフスタイルを叶えます。

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麻布台ヒルズ

 この周辺には、「六本木ヒルズ」、「アークヒルズ」、「虎ノ門ヒルズ」、「愛宕グリーンヒルズ」、「オランダヒルズ」と「ヒルズ」がいっぱいですね。

 麻布台ヒルズのイタリアンレストランのテラスからは東京タワーの変化するイルミネーションが魅力的。

 インバウンドの観光客とか日本で働く外国人の方々も含めて店内は満席状態、東京一極集中の流れはやはり止まらないのかもしれませんね、大規模開発プロジェクトも集中しているようで。

* これまでの東京タワー関連記事ーー> 秋山孝二の部屋

鳥越俊彦先生 ご退職!

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 鳥越俊彦先生の退職記念講演・祝賀会に招待されて出席しました、250名出席でこれまでのご業績はじめ研究活動のご報告等も具に聞くことが出来て、秋山財団としても今後の活動に大いに役立つ時間となりました。先生のプロフィールにも「受賞」欄に以下の記載がありました。

  • 秋山財団賞

    2022年09月   秋山記念生命科学振興財団   ヒトがん免疫応答のメカニズム解明とがん免疫療法への応用研究

* 研究者詳細 - 鳥越 俊彦

* 秋山財団賞受賞者 - 秋山記念生命科学振興財団

 最後には鳥越先生からの御礼のお言葉も。

 講演、祝賀会ともに、鳥越先生のお人柄が滲み出る温かい雰囲気で、出席した私自身心地よかったです。先生の引き続きのご活躍を心から期待しています、これからも宜しく!!!

サリン事件の裏方で!

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 あれから今年で30年、フジテレビが地下鉄サリン事件の裏方をドキュメンタリー風にドラマ化した番組が放映されました。そこに、緊急に機転を利かした医薬品卸(株)スズケンの活躍も大きく紹介されていて嬉しかったですね。

* 医薬品卸の物流機能関連記事(2019年)ーー>秋山孝二の部屋 » Blog Archive » 医薬品卸も物流機能競争の時代へ

* これまでのスズケン関連記事ーー秋山孝二の部屋

 いち早く臨床経験の瞳孔の反応等からサリンによる症状と診断し、農薬殺虫剤スミチオンの解毒剤としてのパム注の在庫確認に着手した墨東病院・堤晴彦医師の判断にも敬服します。

当時の臨床現場での的確な判断

当時の臨床現場での的確な判断

 緊急搬送された患者の諸症状からサリンと特定し、パム注の緊急確保を試みました。

 それに迅速に応えたのが医薬品卸のスズケンでした。

担当エリアの城東支店

担当エリアの城東支店

名古屋本社

名古屋本社

 即座に全社挙げてのパム注の在庫確認を行い、東京への供給が可能な支店に指示して、何と東海道新幹線で数カ所でピックアップして東京の医療機関に届けたというのです。実に泥臭い方法ですが、一刻を争う事態での的確な判断だったのでしょうね。

 阪本正夫さんは、私が代表取締役副社長時代もよく知っている方でしたので、懐かしく、そして誇り高かったですね。

 番組最後には小さく「SUZUKEN」のクレジットも見つけました。

 医薬品卸の基本機能は、「安全供給」と「安定供給」です。北海道の(株)秋山愛生舘時代も、社内で常々この理念は教育していました。実際、100年を越える企業活動の歴史では、炭鉱落盤事故、地震等の災害、そして函館空港でのハイジャック事件時でも、関係当局からの緊急連絡でいち早く医薬品等を揃えて運んだ事例がたくさんエピソードとして語り継いでいました。まさに企業の原点、今でいう社会貢献活動の神髄ですね。

ハンガリー文化センター長をお迎えして

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 駐日ハンガリー大使館の一部署で東京都港区麻布十番にある「ハンガリー文化センター 東京 | 東京」のメレーニ・クリスティーナ所長と文化担当の寺﨑裕美さんが、益子のワグナー・ナンドール・アートギャラリーをご訪問され、財団関係者でお迎えしました。

* Wagner Nándor Art Gallery

 敷地内のアトリエにある『ハンガリアンコープス』はじめ、一つ一つを丁寧にご覧頂きました。

 最後は財団事務所で紅茶を飲みながら作品他について歓談しました。

 お二人は以前から一度足を運びたいと思っていて、やっと実現したと喜ばれていました。展示してある作品の作者についても良くご存じで、ちよさんの書斎とかゲストルームにもゆかりの作品があったりで大いに感動されていました。

復元!『ロマンの碑』除幕式(下)

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 今回の除幕式イベント最後は、「芳賀温泉ロマンの湯」での大関町長他との会食、展示陶板の除幕、そしてここの運営会社の阿久津俊夫社長と今回の作者で陶芸家の藤原郁三さんとのトークショウです。

 昼の会食のスペシャルはこの日から始まった新しい料理二点、「梨のから揚げ!」と「梨の酢鳥!」です、いずれも美味しかったです!!!!

梨のから揚げ!!

梨のから揚げ!!

 午後イチからは新しくここの玄関ロビーに建立されたロマンの碑の陶板除幕に続いてトークショウです。

 開始前から湯上り?の方々で客席も埋まってきました。

開始前にはお客様でいっぱい

 今日2回目の「除幕式」、こちらの陶板はずっと室内のこの場に置かれるようです。

 続いては鏡開きも、こも樽は上までびっちりお酒がいっぱい!

 引き続いてのトークショウ、青木繁画伯のレプリカ作品と今回の陶板を背景に、藤原郁三先生の今回の作品にこもった思い入れも十分伝わりました。

 翌日の下野新聞、読売新聞、朝日新聞各社にも大きく掲載されていました。

 当日のおみやげはこちら、最後のオチは「ロマンはマロン」!!

『ロマンの灯』はマロンの焼き菓子!!!

『ロマンの灯』はマロンの焼き菓子!!!

 今回の復元された『ロマンの碑』の陶板、原型は、結局、芳賀町の三カ所に建立・展示されることになって、青木繁と福田たねのロマンス物語はより広く町民・県民に知られることとなりそうで良かったです、災い転じて福と成す!ですね。芳賀町の大関一雄町長はじめ町民の皆さん、藤原郁三先生、ありがとうございました。

復元!『ロマンの碑』除幕式(中)

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 ご挨拶のセレモニー後は、『ロマンの碑』の建立場所に移動しての除幕です、大関一雄町長と地元の子供達と共に私も除幕に参加、NHKはじめ放送局、新聞社等のマスメディアも数多く取材に来られていました。

 更に次は場所を「芳賀町総合情報館」に移して、『ロマンの碑』石膏原型の展示と『福田たねとその子どもたち・特別展』のプレオープンと続きました。

* 芳賀町/企画展「福田たねとその子どもたち」のお知らせ

復元!『ロマンの碑』除幕式(上)

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 2年前(2023年)に盗難にあった栃木県芳賀郡芳賀町『ロマンの碑』の復元記念除幕式が、現地の「五行橋河川公園」、「芳賀町総合情報館」、「芳賀温泉ロマンの湯」で一連のプログラムとして開催されました。私は最初のブロンズレリーフを制作したワグナー・ナンドールの財団代表者としてお招きを受けました。

* 芳賀町公式ホームページ

* 芳賀町/ロマンの碑河川公園

* 芳賀町総合情報館(知恵の環館) | 見る・遊ぶ | 芳賀町観光協会 公式サイト|HAGA A GOOD TIME~はがまちで楽しいときを~

* 芳賀温泉 ロマンの湯 | 見る・遊ぶ | 芳賀町観光協会 公式サイト|HAGA A GOOD TIME~はがまちで楽しいときを~

 『ロマンの碑』は、青木繁と芳賀町出身の福田たねとのロマンスに因んでの物語です。

* 青木繁と福田たね - UAG美術家研究所

* 恋人・福田たねと息子・蘭童 : 青木繁「海の幸」記念館・小谷家住宅

 芳賀町東高橋の五行川ほとりのメモリアル公園にあったブロンズレリーフ『ロマンの碑』、今回は藤原郁三先生の陶板による復元が完成し、現地で除幕式が開催されました。

 除幕式冒頭に大関一雄町長の主催者ご挨拶に続いて、来賓として私からご挨拶の機会を得たので以下のようなお話をしました。

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 本日の「芳賀町ロマンの碑復元除幕式」、誠におめでとうございます。また、このお目出たい場にご招待頂き、心から感謝申し上げます。

 ワグナー・ナンドール記念財団の初代理事長はワグナー・ナンドール、二代目が妻のワグナー・ちよ、私は三代目の理事長で今に至っています。今年で設立38年目を迎えて、この間、お隣の益子町で二人はアトリエで創作活動に励み、同時に住居として暮らし、庭園造成も行い、今はその空間を「邸宅美術館」として展開しています。毎年、春(415日から515日)・秋(1015日から1115日)の展示会では、五画堂ギャラリーでの特別展示を含めて開催し、アトリエ、展示室で彼の彫像、水彩画、庭園等を多くの方々にご覧頂いています。

 既にご承知の方も多いとは思いますが、ワグナー・ナンドールはハンガリー、正確には現在のルーマニアのナジュバラドで生まれ、その後ブダペストで学び、創作活動を行っていました。1956年のハンガリー動乱、現在は「ハンガリー革命」と国民は認識していますが、当時、彼は学生代表の一人だったので、その後、スウェーデンに亡命を余儀なくされ、そこで私の叔母・秋山ちよと出会い1966年に結婚しました。1970年に益子町に移住し、後に帰化して、波乱万丈な人生の中で日本は安寧の地であり、彼は日本文化へのリスペクトも強く、生涯で最も多くの作品をこの地から世に産み出しました。

 芳賀町のこのレリーフ『ロマンの碑』をなぜワグナー・ナンドールが制作することになったのか、幾つか資料を調べましたが明確な記録は見当たりませんでした。恐らく当時のプロジェクトの建設委員会の藤松正憲会長のご縁から、名誉あるオファーがあったのではないかという私の推測です。

 2年前にこの『ロマンの碑』の盗難の一報に接して、当初は大変な驚きでしたが、幸いにも石膏原型は一部破損はしていたものの、私どもの財団に保管されており、それをワグナー・ナンドールと永年の友人の藤原郁三先生が見事に復元修復されました。盗難と言えば2008年にハンガリーのブダペスト・ゲレルトの丘の彫像群『哲学の庭』の8体の像のうち3体と台座3枚が(大規模に)盗難にあいました。当時ヨーロッパでは頻発している金属系盗難事件が続き話題となりました。

 そのような事例を承知していた私は、言い方は微妙ですが特段驚きはしなかったのです。その後、多少の時間は掛かりましたが、ハンガリーでも復元されました。更にこの事件には後日談があり、ブダ城ウイーン門の外にある彼の作品「母子像・ふるさと」が事件の後に盗難に遭いにくい石彫として建立され、今回の経過と酷似しています。
 
 こちらの『ロマンの碑』の復元では、新たに藤原郁三先生との繋がりもあり、新しい物語が始まる喜びを感じています。地元の皆さんを中心に幅広い方々によるクラウドファンディングでは、予定を上回るご寄付に感謝すると共に、大変誇りに思っています。

 今日この場にご招待して頂き心から御礼申し上げると共に、来月15日から始まる今年の春の展示会にも是非、多くの皆さまに足を運んで頂けると大変光栄です。

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SDGsみらい甲子園 2025

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 秋山財団はこの「SDGsみらい甲子園」を初回から応援していて、今年で6年目を迎えて一応の区切りとする予定です。

* これまでの関連記事ーー>秋山孝二の部屋

今年の表彰プロジェクトは以下の通りです。

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* 最優秀賞:北海道浦河高等学校

「絵本で繋がる、私たち」

https://youtu.be/cZXIf0CFPEg

* 優秀賞:市立札幌開成中等教育学校

「性別に囚われない人生の選択をするための職業かるた」

ttps://youtu.be/uBOPJzIk2S0

* 秋山財団賞:市立札幌開成中等教育学校

「参考書シェアリング-参考書をシェアして学びを全国へつなげる-」

https://www.youtube.com/watch?v=ddxJ6YSUDVw

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 表彰式の後はグループに分かれてのワークショップ、限られた時間でしたが密な意見交換も行われました。

 初回から応援してみて、この間取り上げるテーマがどんどん多彩になってきて確かな手応えを感じています。今年の秋山財団賞受賞チームも高校一年生ということなので、この夏にでも財団事務所にお招きしていつもの様に更に活動の苦労話を聞いてみるつもりです。高校生たち、頑張って!!!!

メディアアンビシャス授賞式 2025

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 今年度の「メディアアンビシャス授賞式」がリモートで開催され、今年で16回目となりました。日頃の取材のご苦労ほか、時間を掛けてのジャーナリストとしての矜持も感じられた時間でした。

* 秋山孝二の部屋 » Blog Archive » メディア・アンビシャス大賞は?

* 秋山孝二の部屋 » Blog Archive » メディア・アンビシャス大賞2012!

* 秋山孝二の部屋 » Blog Archive » メディア・アンビシャス授賞式 2013

* 秋山孝二の部屋 » Blog Archive » メディア・アンビシャス大賞ほか 2015年度

* 秋山孝二の部屋 » Blog Archive » 2016 メディア・アンビシャス大賞

* 秋山孝二の部屋 » Blog Archive » 第9回 メディアアンビシャス授賞式

* 秋山孝二の部屋 » Blog Archive » メディア・アンビシャス 授賞式 2019

* 秋山孝二の部屋 » Blog Archive » メディア・アンビシャス表彰 2021

* 秋山孝二の部屋 » Blog Archive » メディアアンビシャス授賞式 2022

* 秋山孝二の部屋 » Blog Archive » メディアアンビシャス表彰式 2024

 今年の各賞受賞者は以下の通りです。

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2024年メディア・アンビシャス大賞を決定 | メディア・アンビシャス

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札幌・北大に関係者は集合

札幌・北大に関係者は集合

 受賞者の皆さんはそれぞれ全国各地からリモート参加でした。

 それぞれ表彰状授与の後に取材中の苦労話等をお話して頂きました。

昭和30年代 愛生館ビル建設工事

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 親族の古いアルバムから懐かしい写真が送られてきました。今の札幌市中央区南一条西5丁目にある「愛生館ビル」の昭和30年代後半の新築中の様子です。電車通りを渡って大通り側からの光景、足場は木組みだったのですね。付近の建物を見てみると軒並みの木造建物で、コンクリート建物は同じ敷地の奥にある昭和32年に新築した「孝行ビル」のみです(写真真ん中の街灯の柱の少し右)。

* 孝行ビルーー> 秋山孝二の部屋

大通り側から

大通り側から

 同じく電車通りを渡った西6丁目角からの写真(現在のローソンが入っているビルからの視点)がこちら。当時としては珍しいコーナーが窓の設計です。

 この建設中建物の右側はまだ古い秋山愛生舘本社、二期工事として5階建てのビル建設に続いています。そして昭和48年に札幌駅北口に本社を移転してここは貸しビルとなり、昭和58年に秋山愛生舘90周年を記念して2階かさ上げ、外壁もタイルからパネルに替えて7階建て貸しビルにしました。

 幼かった私は、この間の工事を具に見ていて、時々は伯父に連れられて工事現場も見学に行ったりしました。私の住む場所もこの土地内でしたが数年間でいろいろ変化に富んだ時期でしたね。

* 愛生館文庫デジタルコンテンツⅠ「愛生館事業とは」の公開 - 秋山記念生命科学振興財団

それぞれを偲ぶ会 2025

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 今年1月は私の母の三回忌、当初は中旬に同じころ亡くなった姉とともに「偲ぶ会」を予定していましたが、折悪しく今度は姉の夫(義兄)が亡くなり急遽延期せざるを得なく、先日ようやくこの数年に亡くなった親族の「偲ぶ会」としてできる限りの身内が集まってそれぞれの人生を追悼する時間となりました。仏教とキリスト教とでその追悼する様式は異なりはしますが、この数年相次いだ身内の旅立ちは、私にとっても大きな喪失感として今も残っています。

 ただ、同時に若い世代が日一日と成長している姿を見てエネルギーを貰っていることもあり、これが時代の変化と言うのでしょうね、あっという間に世の中の歯車が確かに回っているのを実感します。

 孫たちの時代がこれからも平和であることを願い、それぞれ幸せな人生を歩んでくれることを祈るひと時でした。

この気迫はどこからか!

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 3月は何かとスピーチの機会も多く、インターネット検索で英語版を見ていると、心に残る伝説のスピーチが幾つかあります。ケネディ大統領の就任演説は、私はボストンのJFKミュージアムにも行って文面も手元に持っていますが、まるで詩人のよう雰囲気、今のT氏のむき出しの品の無さとは比較にならない人格の違いを感じます。

* [英語スピーチ] ケネディ大統領就任演説 | ジョン・F・ケネディ | John F. Kennedy inaugural speech | 名演説 | 大統領就任演説 | 日本語字幕 | 英語字幕

* JFK関連記事ーー> 秋山孝二の部屋

 また、スティーブ、ジョブズのこちらの卒業式スピーチも心に残ります、「Stay hungry,Stay foolish!!」!

* ステSィーブ ・ジョブズ・スタンフォード大学・卒業式スピーチ・2005年6月12日・スタンフォード・スタジアム

 そして最近ではこちらの若い学生のスピーチ、内容の凄さと同時に目線の強さは気迫と信念を強く感じますね。

* [英語スピーチ] 2024年ハーバード首席の卒業スピーチ|ハーバード大主席卒業生のスピーチ|知らないことの力|Sruthi Kumar|シュルティ・クマール|日本語字幕 | 英語字幕 |

* 2023年ハーバード大学院医学部生の卒業式スピーチ『医療大使』【英語スピーチ】 【世界情勢理解】リスニング 日本語字幕 LEEN AL KASSAB

宇都宮 @ 弥生 2025

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 宇都宮にはこの所何回も足を運んでいますが、ここもインバウンド客で各お店に長い行列、以前とは様変わりです。今回で2回目となったJR宇都宮駅近くのおそば屋さん、コースは値段もリーズナブルで地元の産品ずくしで美味しかったですね。

 締めのお蕎麦も最高、思わず先に食べてしまい終わってからの撮影となりました。

 翌日は早朝の路線パスで宇都宮から益子町まで、今回も最後は私一人となりました。

* 益子関連記事ーー> 秋山孝二の部屋

 益子は日帰りで宇都宮泊まり、駅ビル二階では餃子と佐野ラーメン、今回は並んでいる列もなく地酒とともに美味しく頂きました。こちらもキムチは食べてしまった後の写真です。

* 佐野ラーメンーー> 秋山孝二の部屋

札南高学校林 @ CO-OP助成金

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 先日は「COーCP未来(あした)の森づくりっ基金」の助成事業で、札幌南高学校林財団のプロジェクトが高額助成として採択され、その贈呈式が開催されました。

* コープ未来(あした)の森づくり基金|コープさっぽろとは|生活協同組合コープさっぽろ

 学校林財団の歴史と今回のプロジェクトの概要を、私たち学校林財団の企画活動委員会で一緒に活動している能瀬まゆみさんが発表しました。20分の限られた時間で大変内容の濃いプレゼンで素晴らしかったですね。

* 2025年度 助成団体一覧(HP用) - Google ドキュメント

~~~~~~~~活動内容

 南高学校林は,これまで100年余に渡り同窓会を母体とする先達が, 時代の要請に呼応しながら山林運営をしてきた。私たちは,先人の 営為の意志を引き継ぎ,これからの100年を見据えて,この土地本来 の原生の森を復元することを目標に環境保全型の森づくりに取り組 んでいる。今回は,以下の活動を通して,林業家と市民が協働して 森の健全化を加速することを目指す。

1.これまでの森づくりの取り組みの効果をモニタリングし今後の 指標とするために,専門家の指導を受けながら生態系の実地調査を 実施し記録する。

2.「森の健康診断」の一端ともなる樹木の観察 測定(枝のつき具合,胸高直径,樹高,単位面積当たりの密度な ど)についてプロの実地講習をもとに自分たちで工夫しながら実施 し記録する。

3.間伐から数年を経過する林地の環境整備について,従来の森林 作業道のレーキ掛け,伐採木のつる切りに加えて,数十年後の森で 中心となるべき幼木の周りに生える笹など妨害植物を刈るなどの作 業(刈り出し)についてプロに教わりながら適宜実施する。

4.以上の調査結果とこれまでの森づくりの工程等について札幌市 内パブリックスペースにて一般市民に向けて,成果報告会を開催する。

~~~~~~~~

 それぞれの団体のご説明が終了後、受賞者全員で記念撮影、更にグループに分かれての交流の時間でした。