「北の高校生会議」10周年(下)

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 10周年記念シンポジウム当日は、天気も良く、基調講演の金平茂紀さんも予定通り東京から到着して一安心でした。開始数時間前から会場準備も周到に行い、後は参加者の皆さんのご来場をまつだけとなりました。舞台前方椅子席は講演を聞くエリア、後方はグループディスカッションのエリアです。

 シンポジウム冒頭は共催の秋山財団から理事長の私のご挨拶。この「北の高校生会議」プロジェクトの採択とその後の経緯を簡単に報告しました。

 続いては基調講演の金平茂紀さんのご講演。高校生にも向けた自らの高校時代のお話から始まり、これまでの札幌でのジャーナリストとしてのご講演とは一味違った内容でした。同世代のリスペクトするジャーナリストたち、薫陶を受けた先輩ジャーナリストたちのお話、彼の今を形づくる深い内容でした。高校生たちには「頭を上げろ!」とのメッセージ、以前観劇した野田マップ『フェイクスピア』を彷彿させるメッセージも印象的でした。

* フェイクスピア | NODA・MAP 第24回公演

 基調講演に続いては、金平さんに対して幾つかの質問への回答の後、パネルディスカッションに移りました。

 登壇者として10年前の「北の高校生会議」の講師の横田さん、高成さん、そして台湾の「ひまわり運動」参加者の林さんも熱く語られました。

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<パネルディスカッション登壇者 右から>

横田信行 氏(毎日新聞記者)

林泉苗 氏(台湾「ひまわり運動」参加者・東大博士課程)

高成壯磨 氏(岡山市議会議員)

田中駿介 氏(「北の高校生会議」創始者、東大博士課程)

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 その後は、それぞれのテーマに分かれてのグループディスカッション、皆さん大変活発に意見交換をされていました。

 この日の最後は隣の会場に移っての交流会、立食できっちり2時間の長丁場で延々と続くコミュニケーション、よかったですね。そして何よりの収穫は、この場で「北の高校生会議」の今後を引き受ける高校生たちが手を挙げてくれたことでしょう。今の現状を彼・彼女らがどう受け止めて考えて生きていくのか期待したいです。

 秋山財団は今年で設立39年目、これまでの研究助成、ネットワーク形成事業助成を受けた方々が、それぞれ自発的にグループを形成、或いはネットワークを形成して相乗効果を発揮していく、採択がスタートでこのようなその後の展開が私たちの設立当初からの夢でしたので、一歩一歩積み重ねていく手応え感じている昨今です、濃い一日でした、楽しみですね、これからも!!

「北の高校生会議」10周年!(上)

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 「北の高校生会議北の高校生会議10周年記念シンポジウム実行委員会 | Peatix)」10周年記念シンポジウムが札幌で開催され、秋山財団が共催しました。

 このプロジェクトは、10年前に秋山財団の「ネットワーク形成事業助成B」で3年間応援しましたが、4年目以降もコロナ前まで自主的に続いていて、今回、スタートから10年を経て、振り返りを含めて、今、今後を語る場としてシンポジウムの開催になりました。

~~~~~~~~~採択となった当時のプロジェクト

プロジェクト名 北の高校生会議
概要 北海道内の高校生が集まり、「貧困」や「安全保障」などの社会的課題についてプレゼンテーションを聞いたり、ディスカッションをしたりして意見交換をするプログラム。
代表者 田中 駿介(タナカ シュンスケ)
所属役職 旭川東高校3年、学生団体 北の高校生会議 代表
助成期間

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2015年度~2017年度

* 参考ーー> 第2回 「北の高校生会議」に参加しました! - 秋山記念生命科学振興財団

1人、テキストの画像のようです

 開催の前日に実行委員会世話人が集まって、企画・進行の再確認を行いました。18歳から現在の28歳まで、それぞれの10年間の軌跡は、私にとっても大変興味深いものでした。今回は東京からの学生も参加したり、今の社会問題への受け止めも、私にとっては新鮮でした。

 翌日の本番に向けて、先ずは基調講演者・金平茂紀さんの無事の札幌着を祈ることになりました、幸い天気は問題ないようです。

ハーバード大学 新年交流会 2025

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 今年もハーバード大学日米関係研究所(Program on U.S.-Japan Relationsの新年交流会が開催されて、卒業生でもない私は今年も参加しました。「AKIYAMA AWARD」の関連で当日お昼にはお誘いを受けて、スーザン・ファー先生、藤平新樹先生と会食もできました。トランプ政権への危惧、トランプの究極のゴールについて、恐らく北朝鮮にトランプタワーを建てることでは、との冗談も出てきたり、貴重な時間となりました。

* 関連記事ーー> 秋山孝二の部屋

 夜は恒例の交流会、今年はクリスティナ・デーヴィス所長はサバティカルでご欠席、代わりに所長代理のDavid L Howell教授が冒頭のご挨拶でした。今年は直近で1年間のこのプログラムを履修した中国在住の方、大学の先生、中央官庁の方、経済団体の方等、お話をすることが出来ました。

 今回、お土産として大学の名入りワインオープナー、記念になりますね。実はこれ、帰りの飛行機便で手荷物検査場で引っ掛かり、いったん戻って預け荷物として新千歳空港で小さな団ポール箱で受け取りました、3センチ程度のナイフが機内持ち込み禁止物とか?!

轟く、砲音!@ 広瀬武夫

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 昨年末から放映されているNHK総合テレビの再放送『坂の上の雲』、直近はあの広瀬武夫の最期でした。

* スペシャルドラマ「坂の上の雲」 - NHK

 私の父(旧姓は野田宏)は海軍兵学校66期卒業で、太平洋戦争ではキスカ撤退作戦、レイテ沖海戦の最前線で軍艦の通信長として従事し、終戦後の撤収事業に関わった後に復員して札幌に住みました。

* 関連する記事 秋山孝二の部屋

 その影響もあってか、私は幼い頃から軍歌を幾つか見様見真似で覚えましたが、その中で幼いながらに心に残っているのが「とどろぉーく、つつおーと」で始まる「広瀬中佐!」の歌でした。途中の歌詞はすぐには思い出せませんが、「杉野は何処(いずこ)、杉野は居ずや」、「旅順港外恨みぞ深き」とかの言葉は今も鮮明に覚えています、軍国少年真っ盛りでしたね?!

* Bing 動画

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1.
轟く砲音 飛来る弾丸
荒波洗ふデッキの上に
闇を貫く中佐の叫び
「杉野は何処杉野は居ずや。」

2.
船内隈なく尋ぬる三度
呼べど答へずさがせど見えず
船は次第に波間に沈み
敵弾いよいよあたりに繁し

3.
今はとボートに移れる中佐
飛びくる弾丸に忽ち失せて
旅順港外恨みぞ深き
軍神広瀬とその名残れど

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 それにしても今回の俳優・藤本隆宏は素晴らしいです、競泳選手として1988年ソウルオリンピック、1992年バルセロナオリンピックに出場しています。「軍神広瀬」とその名を轟かせた存在、日露戦争時代の英雄として、今の時代となってはまだまだ良き日本だったとも言えるのかもしれませんね。歴史年表では「日露戦争勝利」で終わるのですが、そこまでに至る状況を几帳面に追いかけての脚本も素晴らしいです。ただ、皮肉にもこの成功体験がその後の日本の黒歴史に繋がっていく、今を生きる私たちは肝に銘ずる必要がありますね。

様変わり、国内の駅・空港!

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 コロナ禍を経て、日本各地の駅・空港は、以前の景色と全く異なった様相を呈しています。大きなスーツケースを引きずって歩く海外からの観光客風の多くの方々、これまであまり見なかったローカルでマニアックな場にも現れています。

 移動の行程も観光目的の多数の方々の影響で、これまで比較的空いている日程・時間帯でも満席ほか混雑する状況になっています。 東京のホテルはもちろんですが、地方都市のホテルも日本語が全くの少数派、以前宿泊していたそれなりのホテルは価格もバカ高くなって富裕層の海外の方々ばかり、これまでビジネスで使っていたホテルの価格も倍以上になって、東京ではカプセルホテルでも1万円を超える場合もあったりで様変わりです。 また、昼時の特段評判になる様でない食事する場所、立ち食いソバ、餃子屋とかでも長い列が出来たりしてです。結局、出張中の私の食事は、近くのコンビニで買って宿泊ホテルの部屋で取っている状況、コロナ禍の時と全く同じ状態です。

 先日の国内線飛行機内、前方のプレミアムクラスにはアジア系の家族、小さな子たちも一席を確保して、以前では見たこともない光景でした。基本的にはインバウンドの観光客は歓迎ですが、それを受け入れる体制が不十分、政府の無責任なスローガンには大いに不満を抱きます。

< 追記 >

 上の記事を書いて少し時間を経た後に、スマホを置き、メガネを外して目を閉じると、1971年頃の北米大陸を横断していた時の様子を思い出します。

* 秋山孝二の部屋 » Blog Archive » ‘71 北アメリカへの一人旅 (1)

* 秋山孝二の部屋 » Blog Archive » ‘71 北アメリカへの一人旅 (2)

* 秋山孝二の部屋 » Blog Archive » ‘71 北アメリカへの一人旅 (3)

* 秋山孝二の部屋 » Blog Archive » ‘71 北アメリカへの一人旅 (4)

* 秋山孝二の部屋 » Blog Archive » ‘71 北アメリカへの一人旅 (5)

 当時の日本は、「エコノミックアニマル」と揶揄されて、日本製品の品質・性能の優秀性を素直に認めないほどの勢いで嫉妬にも近い感情の嵐で海外市場を席捲し始めていました。それから50年以上を経て、様々な場面で垣間見る今の日本の姿に凋落を感じない訳にはいきません。一生懸命仕事をしてきたつもりの私ですが、自分の子供・孫たちを含めて若い世代への申し訳なさは、戦後民主主義教育を受けて高度成長期を生きてきた自分の心の底に流れる重たい気持ちです。

 少しでも、一筋の光をさせるようにこれからの人生を歩みたいものと、今、羽田空港に差す日の出を見ながら思う今朝です。

凍裂(とうれつ)@ 寒冷地

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 正月のNHK総合テレビ『さわやか自然百景』で森の特集を放送していましたが、そこで紹介されていたのが寒冷地における「凍裂」でした。

* さわやか自然百景 - NHK

* 植物記330【凍裂】

 そう言えば昨年末の北見工大キャンパスでも何本ものシラカバに「凍裂」が。研究室だけでなく、キャンパス内にもたくさんの気づきがありましたね。

* 秋山孝二の部屋

初詣&箱根駅伝 2025

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 今年の年初はゆっくりのスタート、北海道神宮への初詣も例年より遅く行きましたが、まだまだかなりの混雑でした。

* これまでの「初詣」関連記事ーー> 秋山孝二の部屋

 今年も新春の「箱根駅伝」を二日間観ていました。レース終了後の3日午後6時から3時間、日テレで放送された「完全密着!箱根駅伝~レース後~歓喜と涙の大手町」はなかなかの編集で素晴らしい内容でした。

* これまでの「箱根駅伝」関連記事ーー> 秋山孝二の部屋

 この番組ではライブで映った走る選手ばかりでなく、そこからもれた各大学の選手たち、給水係として尽力した同僚ほか、今回の箱根駅伝本番に至るまでの悲喜こもごもを時間軸を掛けた取材に基づいて丁寧に取り上げていました。最後の各大学全登録選手名のエンドロールでの紹介は本当に素晴らしい企画で感動しました。スタジオに東京した皆さんのコメントも心に響きましたね。

EXPO 2025 大阪・関西万博

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 『EXPO 2025大阪・関西万博(開催概要 | EXPO 2025 大阪・関西万博公式Webサイト』は今年4月13日から開催されますが、日本国内では何かと論争になっています。ただ、今回のイベントに以前から期待を寄せているハンガリーの関係者から、ハンガリーのパビリオンのイメージが送信されてきました。木を基調とした斬新な建物・スペースになっていて、毎月スペシャルイベントも企画中のようです。

ビュッフェも

ビュッフェも

 これまで「万博」というのは歴史的にも時代の転機を示唆したイベントですが、今回の大阪で開催される万博は開催に関してのネガティブ報道も多く、どうなるのか不安です。ただ国内の議論はともかく、海外からはそれなりの期待を寄せているようなので注目しています。

謹賀新年 2025

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 新年明けましておめでとうございます。2025年元旦、今年もテレビ朝日の羽鳥慎一さんの番組から富士山と初日の出を拝みました。

 札幌は大晦日からの約20センチの積雪で朝を迎え、今年最初の活動は家周りの雪かきからスタート、元旦から良い運動となりました。

 今年一年、世界が平穏で、私たちの暮らしも豊かになることを願うばかりです。信じられませんが、このブログを書き始めて17年目を迎えました、どうか今年もよろしくお願いします!

2024年を振り返って

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 今年も大晦日を迎えて、2024年を振り返ってみるとなかなかに激動の年だったのかなと。メディアでは盛んに「ひと言でいえば」みたいなフレーズを目にしますが、私自身はとてもひと言では今年を括ることはできません。駆け足で私なりにこの一年を振り返ります。

 今の時期、先ずは昨日の私の孫の智帆の三回忌法要、ごく内輪で済ませましたが、亡くなったとはいえ今もずっと、そしてこれからも忘れることはない命の存在です。

* 秋山孝二の部屋 » 2023» 1 月

 二つ目は、この20年近く、毎年年末に私も1時間出演したFM三角山放送の丸山哲秀先生の『先生人語』、今年は丸山先生のご都合で番組自体が中止となり、私は一年を振り返ってみる機会を無くしました。ただ、テレビでは各局年末特集で振り返りの報道番組も多く、録画して観ながら自分自身の振り返りも重ねています。私は今年一年「勇気」と「覚悟」という言葉が強く心に残っていますね。よく「将来はどうなると予測・予想しますか?」と聞かれますが、これだけ変化が激しいと予測不可能なことがたくさんあり、もっと能動的に「未来は創り上げていくもの!」と言いたくなります、言い換えるなら、想定外の状況にも瞬時に判断できる自頭(じあたま)と深い構想力を日常的に身に着けることの方が大切な気がします。

 三つ目は、今年も演劇関係でずいぶん時間を割いた気がします。札幌駅北口にオープンした『ジョブキタ北八劇場』はオープニングはじめ様々なジャンルの公演で賑わっていました、今後が楽しみですね。

* 北八劇場関係ーー> 秋山孝二の部屋

 四つ目は秋山財団の『愛生館文庫』デジタルコンテンツの制作完了です。

* デジタルコンテンツ一覧 - 秋山記念生命科学振興財団

 昨年末に千葉・東京にロケに行き、今年は最終の第5番目を撮影完了して、このシリーズを一応終えました。明治期の全国の「愛生館事業」、地場企業としての「秋山愛生舘」、秋山愛生舘創業100周年を記念しての「秋山財団」、そして「愛生館文庫」と、一連の事業を貫く理念は『愛生済民』です。「生命を愛おしみ、民を救う」、私が今ここで語っておかなければ将来歴史の継承はないとの思いで、秋山財団40周年(2026年)を前に完成しておきたかったプロジェクトでした。

* 『愛生館文庫』ーー> 秋山孝二の部屋

 五つ目は、久しぶりの海外出張、駆け足でしたがひと時心が洗われる想い、ただ飛行機代の大幅な値上がりは驚きでしたね、来年もできれば機会を見つけて足を運びたいものです。

* 秋山孝二の部屋 » Blog Archive » つかの間の海外出張 2024

 最後は日本人にとっては今年一番の出来事かもしれません、ノーベル平和賞を『日本被団協』が受賞しました。受賞式の吉田代表のお言葉も素晴らしかったですね。

* 秋山孝二の部屋 » Blog Archive » 日本被団協にノーベル平和賞 2024!!

 今日、国際社会における日本の存在は経済を筆頭に地盤沈下が著しいですが、スポーツ界における大谷翔平をはじめ、若い世代の活躍には目覚ましいものがあります、戦後の高度成長期を生きた私たちの世代も少しでも若者たちが思う存分活躍できる社会を夢見る状況を残りの人生を賭けて創りたいものです。今年一年、皆さまには大変お世話になりました、どうかよいお年をお迎えください。

札南学校林 今年もお疲れ様!!

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 先日は「一般財団法人札幌南高等学校林」の企画活動委員会の今年最後の12月例会を終了し、その後、同窓の後輩がやっているススキノの「クノア」でこじんまりと忘年会を行いました。

* 学校林関連記事ーー> 秋山孝二の部屋

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クラフトビールとお酒 クノワ

ッテ・ンデ・ラッテ!

クラフトビール3タップと日本酒と。

豆皿の家庭料理をつまみに

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 この日集まった人たち以外にもたくさんメンバーはいますが、これまで学校林整備活動を実際に運営してきた仲間たち、私が最年長で皆さんそれぞれに得意技で現場に入りながら、毎月例会を開いて学校林を巡る様々なオファー・リクエストに迅速で的確な回答を出しています。

 ひと昔に比べて学校林は格段に知名度も上がり、それ故にまた新たな課題も持ち上がったり、まさに森は生き物ですね。今年一年お世話になりました、また来年もよろしくね!!

経同会幹事会 2024最終で!

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 今年、私は北海道経済同友会の副代表幹事に就任し、何かと行事への参加依頼も多く忙しくしていました。先日は今年最後の幹事会とその後の懇談会でした。

* 秋山孝二の部屋 » Blog Archive » 私、副代表幹事に就任!

* これまでの経済同友会 関連記事ーー> 秋山孝二の部屋

医療現場での奮闘、あらためて

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 NHK総合「新プロジェクトX〜挑戦者たち〜 - NHK」でコロナ禍の医療最前線「パンデミック 東京の危機〜第1波 医療従事者の闘い〜」は、医療現場で格闘し続けた人々に焦点を当てた感動の番組でした。

* パンデミック 東京の危機〜第1波 医療従事者の闘い〜 - 新プロジェクトX〜挑戦者たち〜 - NHK

 2020年4月、新型コロナウイルスにより緊急事態宣言が発せられ、東京の街中から人が消えましたが、その裏で医療従事者たちは闘っていました。確たる治療法や薬もなく、致死率は5%以上。死と隣合わせの重症患者が次々とやってきましたが、その中に意識不明のまま出産した女性がいたそうです。このままでは子どもをひと目も見ることなく亡くなってしまう、医師たちは最後のとりでと言われたエクモで治療に取り掛かりました。

 その勇気ある行動はもちろん感動したのですが、私はそれ以上に聖路加国際病院の鈴木千晴看護部長のお言葉に感銘を受けました、看護の何たるかをビシッと教えられた気がします。

 コロナ禍の厳しい管理下の病室で、防護服の物々しい姿から少しでも患者さんの恐怖感を取り除くべく、笑顔の看護師本人の写真と名前を付けて任務に当たっていた様子です。

 医療現場でギリギリの状況で命と向き合っていたその姿は、医療技術ばかりでなく人の心の機微に寄り添う潤いみたいなソフトウエアの重要性をメッセージとして発していたような気がします。エッセンシャルワーカーズのまさに神髄を観た思いです。

松井博和先生 受賞を祝う会!

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 「松井博和先生 北海道功労賞受賞を祝う会」に出席しました。多くの方々のご参加で松井先生の幅広い人脈を垣間見た時間でした。

* 松井博和先生関連記事ーー> 秋山孝二の部屋

 白糠町の棚野町長も駆け付けてご挨拶。

 多くの方々のご挨拶に「top page - (一社)新渡戸遠友リビングラボ(旧 新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会)」の活動も紹介されて、最後にはこの会の小篠(おざさ)理事長の『夢の計画』のプレゼンもありました、松井先生のお祝いの会に名を借りた新渡戸関係の発表会の場となりました、松井先生の深謀遠慮?!、恐れ入りました!!!!

 『北海道功労賞』といえば秋山財団の創設者・秋山喜代も1995(平成7)年に受賞しています。

* 秋山孝二の部屋 » Blog Archive » 第91回 北を語る会

 この記事の中で以下のように私は書いています。

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 「北海道功労賞」というと、私の伯母・秋山喜代が、1995(平成7)年に「第27回北海道開発功労賞」を受賞した時を想い出します、功労分野は、「保健衛生の向上と社会福祉の推進」でした。この賞は1968(昭和43)年の北海道開基100年を記念して、翌年から北海道知事の最高賞として設置され、1998(平成10)年に名称が「北海道功労賞」に変わりました。

 当時、秋山喜代の受賞の連絡を受けた時に本当に喜んでいる姿が瞼に浮かびます。私はその年の4月、喜代の主治医から、「すい臓がんで余命約10カ月」と聞いていて、同時に東京証券取引所市場第二部への上場準備中でもあり、社長の自分は難しい判断を迫られておりました。確か9月に授賞式が野幌の100年記念館で執り行われました、記念写真の喜代の表情に病気の影響を感じていましたが、本人は喜びでいっぱいだったので少し気が楽になりました。その後12月に入院・手術、翌年1996(平成8)年2月10日早朝に亡くなりました。北海道新聞朝刊の卓上四季にも掲載になりましたが、前日2月9日に、(株)秋山愛生舘が東京証券取引所市場第二部に上場を果たし、それを見届けるように息を引き取りました。上場記者会見を東証記者クラブで行い、翌日の始発便で千歳空港に帰った時に、迎えの社有車で訃報を聞きました、喜び、悲しみ、安堵、不安、一生忘れられない日です。

年末法話 @ 奈良 薬師寺

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 奈良の薬師寺には、この数年何回も足を運んでいますが、年末の法話は初めてでした。全国各地から来場者も多数、当日は開始前に本堂で大谷徹奘執事長のお経で薬師如来さまの前でお参り、その後に会場の食堂(じきどう)で法話他を拝聴しました。

* 薬師寺に関連してーー> 秋山孝二の部屋

 今年9月の秋山財団授賞式の特別講演でも大谷執事長には大変お世話になりました。

 薬師寺には12月でも修学旅行の生徒たちが大勢、この日も一日15校の修学旅行ご一行が訪問予定とのこと、訪問時も昔から高田好胤和上で有名な法話に聴き入っていました。僧坊内には年明け2月の東京での祈願法要の告知もありました。

 伊丹空港から奈良市内へのリムジンバス、近鉄の大和西大寺駅ではあの安倍晋三暗殺事件がありましたね、今はどうということのない私鉄の駅で平穏な風景でした。そう言えば今月には鈴木エイトさんのご講演もあり、何かの因縁ですね、ここから薬師寺のある西ノ京駅に向かいました。

未だ忘れず 講演会

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 鈴木エイトさんの札幌での講演会がメディアアンビシャス共催で170名を越える参加者で濃密な1時間半でした。

 昨年3月にメディアアンビシャス特別賞受賞をされ、ミニ講演をして頂きました。

* 秋山孝二の部屋 » Blog Archive » メディアアンビシャス授賞式 2022

 講演当日は直前までのスライド検討を続けて、プレゼン自体も膨大な映像資料で大変詳細なリアルな取材現場を再現して頂きました、また、複数の著書も完売する盛況でした!

開会前の準備

開会前の準備

 敢えて講演の詳細は書きません、YouTubeでメッセージの検索、ご著書を買ってお読みください。講演後の懇談会にも限られた時間でも至近距離でお話が出来て光栄でした!

赤穂浪士討ち入り+手打ち蕎麦

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 ある集まり、12月は毎年『忠臣蔵』の話題で盛り上がり、そば打ちの実演も恒例となっています。

 テーマは『首を取ってからが大変だ!~討ち入り蕎麦でござる!』、今年も東京駒形「駒形どぜう」の六代目の蕎麦打ちでした。

 今年もお越し頂いた六代目越後屋助七(渡辺孝之)さんは、海外でもパフォーマンスを披露していて、つい先日はパリでも行ったとおっしゃっていました。

「駒形どぜう」関連記事ーー> 秋山孝二の部屋

 器にもこだわりが、SDGsを意識しての自然に優しい器で!

 師走12月と言えば『忠臣蔵』、諸説あってその人気は衰えることがありませんね、ご馳走さまでした!!

久しぶりの北見(下)2024

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 二日目は秋山財団のネットワーク形成事業助成のプロジェクトの一つ、社会課題、地域課題を考える探究学習内容の質の向上を図ることを目的に、「オホーツク管内高等学校探求学習発表・研修会」が開催され、私も参加しました。

 この日の朝も抜けるような青空の北見でした。

 会場に着くとオホーツク管内から8つの高校から参加者で会場はいっぱい、生徒は、地域の様々な大人との対話を通して「知り、考え、行動する」本質を学び、先生は探究学習の進め方の参考として活用し、授業内容の充実を図る良い機会となったでしょう。
 そして今回のアドバイザー陣、川北秀人さんはじめこの分野のベテランの皆さんです。
<講評者>
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IIHOE代表 川北秀人 氏
東京農大教授 上田智久 氏
北見市教育委員会教育長 佐々木賢一 氏
北海道教育庁 川端将史 氏
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の4名、生徒の課題研究発表に対して、課題設定や研究の進め方などについてそれぞれのお立場からご質問、ご意見を頂きました。
 学校内だけでなく、他校の生徒、先生との活発な意見交換もあり、一方的発表の場ではなく、それぞれ深掘りできた場となったのでしょう。

 特定非営利活動法人北見NPOサポートセンター( | ローカルSDGsの実現のため、地域の団体と連携し、新たな地域価値の創造を目指しています。の谷井貞夫理事長も初めての学習発表・研究会の試みで、スタート前から最終準備でお忙しそうでした。テレビカメラクルーも取材に来てたり。

 様々なテーマでのプレゼンで面白かったです。とは言え、当初私はある程度の「定型プロトコル」的なプレゼンのスタイルを予め案内しておいた方がよかったのではと思って、休憩時間に川北さんと意見交換したら、従来型の型にはまった発表ではなく、もっと自由に自分たちの活動の表現を試みる場にしたい意図もありとのお話で納得した次第です。それぞれのプレゼン後の質疑応答が特によかったですね、先生も巻き込んでの。

 やはり、リアルなフィールドの時間と空間の共有は、財団活動の原点を見直す思いで貴重な二日間となりました。

久しぶりの北見(上)2024

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 秋山財団が応援するネットワーク形成事業の報告会への参加、および北見工業大学の陽川憲先生との意見交換のために、先日は本当に久しぶりに飛行機で女満別空港に向かい、北見市内に行きました。

 北見工大のキャンパスは初めての訪問でしたが、当日の抜けるような青空と相まって広大な土地に広がる研究棟ほか、素晴らしい環境に感動しました。陽川先生は、今年の秋山財団贈呈式で自らの研究のプレゼンをして頂きました。

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【 受領者からのメッセージ 2 】
北見工業大学工学部応用化学系 准教授 陽川 憲 様
( 研究助成〈一般〉 助成期間2024年度 )
テーマ『根は大事!花や果実(成果)のために』

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* 2024年度 贈呈式の動画 - 秋山記念生命科学振興財団

 北見工業大学の創業者はあの五島慶太、国立大学には珍しく創業者の物語が!

 研究室訪問後は、市内の『北見ハッカ記念館 ~Kitami Mint Memorial Museum~』、歴史を伺うと、ある時期は世界の8割のハッカのマーケットシェアを占めていたとか、凄いですね。ハッカはシソ科ハッカ属で、根(地下茎)で増える多年草の植物、畑作で生産するマメ科の作物はマメとして収穫され、イネ科の作物は麦、米の形で収穫、ナス科の植物などは実だけを採って収穫されますが、ハッカは葉の中に蓄えられた油分が作物に該当するので、その油を取り出すために水蒸気蒸溜を行うとのこと。

 産業の振興には必ずその功労者が存在します、ここでも何人かのご尽力が詳細に解説されていました、大切にしたい地域の歴史ですね。

松本文彦先生 @ 長崎大 良順会館!

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 順天堂大学医学部耳鼻科の松本文彦教授は、『愛生館文庫 - 秋山記念生命科学振興財団』の「デジタルコンテンツⅣ」でもご紹介した松本順の4代後の直系ですが、先日、大変嬉しいご報告を頂きました。長崎大学医学部キャンパスにある良順会館でのご講演が実現したのです。

* 秋山孝二の部屋

* 愛生館文庫デジタルコンテンツⅣ「愛生館のルーツを訪ねて」の公開 - 秋山記念生命科学振興財団

 昨年4月、長崎大学医学部を訪問して相川忠臣先生からいろいろポンぺ他のお話を伺いました。

* 秋山孝二の部屋 » Blog Archive » 愛生舘の「こころ」 (25)

* 秋山孝二の部屋 » Blog Archive » 愛生舘の「こころ」 (26)

 昨年末に順天堂大学医学部の松本文彦先生のお部屋で対談撮影をした際、最後に松本先生が「自分の夢でもあるのですが、いつか長崎大学医学部の良順会館で講演なんかができれば!」、と語っていたのが私も心に残っていたので、その後、相川先生にそのような企画の可能性等をお伝えしたら、医学部長にご相談してご尽力頂いたようで、今年11月に医学部2年生を前にご講演されました。医学部ロビーにあるポンぺの言葉を引用して、医師を目指す志にも言及されたそうです。

 秋山財団における『愛生館文庫』の試みが、日本の医学・医療の黎明期の歴史を少しでも深掘りできた感があり喜びました。現在、『愛生館文庫デジタルコンテンツⅤ』を制作中でこのシリーズは一区切り、私自身、この財団の目指す「生命科学」分野への研究助成、「いのち」に関わる市民活動助成と、「愛生館」の設立理念との密接な関係性を多くの皆さんに理解して頂けると嬉しいです。完成後にHPにアップした後は、ブログ形式で更に情報を加えていくつもりですので、乞うご期待です!

* デジタルコンテンツ一覧 - 秋山記念生命科学振興財団