いつも長文のメッセージをSNSにアップしている陸上競技の元アスリート、為末大さんが年末に以下のような文面を掲載していました。
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為末 大
さて、皆さま年の瀬ですね。断捨離の季節です。先ほど見てみると私は2009年の4月からXをやっていて、16年も経っているそうです。長い!
私SNSを見るのはほぼXのみなのですが、大体1日なんだかんだ1時間ぐらい費やしていました。ここ数年どうも自分自身が、自分とSNSの小さな環世界の中でぐるぐる回ってるだけなんじゃないかという気持ちになってたんですね。言葉も同じことをずっと言っているような。一方で、人がほとんどいないような自然環境であそぶことが増えました。一泊二日程度ですがSNSをやらないと、言葉にできないこと、言葉になる前の何かについて感じる気がするんですね。じゃあ常時この状態にしてみたらどうなんだろうと興味を持ちました。言葉が巧みな方はたくさんいます。そんな中で私の役割はセンスオブワンダーじゃないですが、まず身体を世界に浸し、身体と世界の間で生じる揺らぎを言葉にすることじゃないかと思うのですね。
来年から(おそらく)状況が少し変わり、より私の興味を追求できるようになりそうです。そういえば何かに集中するにはなにかを捨てねばならないと諦める力という本に書いてあったではないか!ということで、縁もたけなわではございますが一旦Xのアカウントを閉じてみようと思います。
今後も仕事上、発信を必要とするのでこちらのfacebookには書き続けます。Xもいつか復活するかもしれませんが、その時はゼロからどのぐらい読んでもらえるかの実験ですね。
Xに限らず、感性豊かな方や、鋭い視点をお持ちの方の発信はいつも勉強になっています。それでは今年もお疲れ様でした。
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私も2008年からこのブログを始めて満17年、現在、2,700本を越えるメッセージをアップしてきています。以前から為末さんの毎回の深いメッセージを注目していましたが、今回のこの内容も私自身よく理解できるのです。アルゴリズムにより一度興味があるような素ぶりをすると、やたらに関連したようなサイトがどんどん押し寄せてくる、一度インターネットで検索したり注文したりした商品の類似品がこれでもかと繰り返しポップアップしてきたり。誰かに捕捉されているような嫌な気分になり警戒しますし、逆に簡単に成りすましもできるのかなと。
これとは別に、昨年、著名な経営者で講演依頼が数年間続いてきた方が、意識して充電する時間を作らないと空虚になっていく自己を感じるともおっしゃっていました。情報の洪水の中、本当に新しい情報・インテリジェンスを探索する必要性を私自身も感じる年初です。