命の逆転劇、『義男の空』!

Posted by 秋山孝二
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 NHK総合テレビの『逆転人生』では、毎回勇気づけられ、以前から注目しています。今回は、『命の逆転劇!医師と子どもたちの感動マンガ・貫き通した信念(https://twitter.com/hashtag/%E7%BE%A9%E7%94%B7%E3%81%AE%E7%A9%BA』、これまで同様に感動したばかりでなく、ここで紹介されている医師の高橋義男さんは、私の高校の2年先輩、以前に札南高図書館司書の成田康子さんからもこのマンガについてはご紹介されたことがあり、さらに興味深く観ていました。

* 札南高図書館関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%88%90%E7%94%B0%E5%BA%B7%E5%AD%90

漫画『義男の空』

漫画『義男の空』

 今回の主人公は、このマンガを描かれた田中宏明さんと息子の田中冬馬さんです。高橋義男先生に命を救われた冬馬さんを軸に、先生と患者・その保護者の方々との命を懸けた人生模様を描き出していました。

作者の田中宏明さんと息子さんの冬馬くん

作者の田中宏明さんと息子さんの冬馬くん

高橋義男先生

高橋義男先生

患者さんだった方たちと

患者さんだった方たちと

 実は、状況に違いはありますが、私の次男は生後8か月の時、家で転倒して頭を打ち、救急車で市内の脳外科医院に搬送され、その後手術を3回行って結局50日入院後に自宅に戻りました。その間、院長は不眠不休の診療を施して頂き奇跡的に回復し、今40歳手前、3人の子供の父親として家族5人東京で暮らしています。院長は今もお元気で、次男夫婦は、以前に結婚の報告を兼ねて久しぶりに先生にお会いして感謝の言葉を伝えてきました。

 高橋義男先生は、その後訴訟問題の証人ほか、激動の人生を貫いて今日に至っていますが、その命に対する真摯な医師としての使命感は、いささかも変わることなくバックボーンとなっています。以前札南高図書館で紹介された時は、今回のような個別の事例についてはあまり深く読み取れなかったのですが、今回この番組であらためて先生と多くの患者・保護者の皆とのその後の強い関係性を理解することができました。

 一つ一つの命にそれぞれの人生が盛り込まれている、私にとっても今、97歳の母、90歳の叔母、障がいを持つ10番目の1歳4か月の孫、それぞれのスタイルで日々生きる姿を目の当たりにして、人間の命の多様性と脈々と時を刻む心臓の鼓動に、今更ながら感動する毎日です。