新型コロナウイルス感染症(9)

Posted by 秋山孝二
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 今回の新型コロナウイルス関連の報道ではこのところ、テレビ報道も観る番組が決まってきています、その一つ、朝であればテレビ朝日(札幌ではHTB)の『羽鳥慎一のモーニングショウ(https://www.tv-asahi.co.jp/m-show/』、コメンテーターが大変興味深いです。ドキュメンタリー番組では、NHKが総合・教育とも大変内容が濃いと感じています。

 先日のNHKスペシャル『緊急事態宣言(https://www.nhk.jp/p/special/ts/2NY2QQLPM3/episode/te/8NWZ27VQQR/』、今、最前線の現場で提案し、実践し、方向性を決めている方々の意見交換、示唆に富むものでした。

< 出席者 >

尾身茂(新型コロナウイルス感染症対策専門家会議・副座長 )

西浦博(北海道大学教授)

今村顕史(都立駒込病院感染症科・部長)

森光玲雄(諏訪赤十字病院・臨床心理課長)

最前線で活躍されている皆さん

最前線で活躍されている皆さん

 特に森光玲雄(諏訪赤十字病院・臨床心理課長)さんのコメントは、患者側に立った心理をトータルに捉えた内容でした。各家庭で自粛した生活を送っている方々は、災害時の「避難所」にいらっしゃる方々と同じ状態だと喝破していました。日ごろの家庭内の矛盾ほか、不安からくる『コロナ・ストレス』は大きな問題だと。新型コロナウイルスとの闘いは、対ウイルスだけでなく、人間の心理との闘いでもある、言い方を変えると、医学等の自然科学だけでなく、人文・社会科学の知恵を総動員しなければ解決しない、まさに「生命科学」の出番なんだろうと私は勝手に理解していました。

医療的側面からだけでない『コロナ・ストレス』

医療的側面からだけでない『コロナ・ストレス』

 秋山財団のアウトリーチ活動のテーマとしている「寒冷期の避難所プロジェクト(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=38277」は、まさに、今回の新型コロナウイルス感染への対処でも適応できるプログラムなのかもしれないと思います。