札幌南高図書館 秋 2020

Posted by 秋山孝二
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 北海道札幌南高校(http://www.sapporominami.hokkaido-c.ed.jp/は今年創立125周年の記念の年、10月には記念式典・祝賀会も開催予定でしたが、コロナ禍で全て中止となりました。学校では今後もこれに関連した行事は予定していないとのことですが、六華同窓会(https://rikka.net/では、100年記念館の展示企画等ほか、来年に向けて準備を続けています。

 そんな中、先日行われた学校評議員会の前に、久しぶりに図書室を訪問して司書の成田康子さんとお話をすることができました、さすがに『125周年記念の特別展示コーナー』を企画して、先輩たちの時代をテーマに在校生たちへの啓発に注力されていました!

* 成田康子さん・札南高図書館関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%88%90%E7%94%B0%E5%BA%B7%E5%AD%90

図書室で創立125周年特別展示

図書室で創立125周年特別展示

 成田さんのお話では、昨今、政治・宗教の話を友人たちとするのはほとんど見られず、学校内ではどこか避ける話題とのことでしたが、読書については在校生は皆、かなり読み込んでいるとか。

 マスメディアでは活字離れと言われて久しいですが、若い世代はそれなりに知見を蓄えて成長しているようです、私たちの世代も将来の北海道、日本、世界を想像する担い手たちとともに、前向きに生きていきたいものです。

命の逆転劇、『義男の空』!

Posted by 秋山孝二
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 NHK総合テレビの『逆転人生』では、毎回勇気づけられ、以前から注目しています。今回は、『命の逆転劇!医師と子どもたちの感動マンガ・貫き通した信念(https://twitter.com/hashtag/%E7%BE%A9%E7%94%B7%E3%81%AE%E7%A9%BA』、これまで同様に感動したばかりでなく、ここで紹介されている医師の高橋義男さんは、私の高校の2年先輩、以前に札南高図書館司書の成田康子さんからもこのマンガについてはご紹介されたことがあり、さらに興味深く観ていました。

* 札南高図書館関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%88%90%E7%94%B0%E5%BA%B7%E5%AD%90

漫画『義男の空』

漫画『義男の空』

 今回の主人公は、このマンガを描かれた田中宏明さんと息子の田中冬馬さんです。高橋義男先生に命を救われた冬馬さんを軸に、先生と患者・その保護者の方々との命を懸けた人生模様を描き出していました。

作者の田中宏明さんと息子さんの冬馬くん

作者の田中宏明さんと息子さんの冬馬くん

高橋義男先生

高橋義男先生

患者さんだった方たちと

患者さんだった方たちと

 実は、状況に違いはありますが、私の次男は生後8か月の時、家で転倒して頭を打ち、救急車で市内の脳外科医院に搬送され、その後手術を3回行って結局50日入院後に自宅に戻りました。その間、院長は不眠不休の診療を施して頂き奇跡的に回復し、今40歳手前、3人の子供の父親として家族5人東京で暮らしています。院長は今もお元気で、次男夫婦は、以前に結婚の報告を兼ねて久しぶりに先生にお会いして感謝の言葉を伝えてきました。

 高橋義男先生は、その後訴訟問題の証人ほか、激動の人生を貫いて今日に至っていますが、その命に対する真摯な医師としての使命感は、いささかも変わることなくバックボーンとなっています。以前札南高図書館で紹介された時は、今回のような個別の事例についてはあまり深く読み取れなかったのですが、今回この番組であらためて先生と多くの患者・保護者の皆とのその後の強い関係性を理解することができました。

 一つ一つの命にそれぞれの人生が盛り込まれている、私にとっても今、97歳の母、90歳の叔母、障がいを持つ10番目の1歳4か月の孫、それぞれのスタイルで日々生きる姿を目の当たりにして、人間の命の多様性と脈々と時を刻む心臓の鼓動に、今更ながら感動する毎日です。

昨今の高校図書館

Posted by 秋山孝二
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 札幌南高の図書館活動は全国的にも有名で、これまでにも数回、ここで記載しています。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=22693

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=28486

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=30236

 その図書館司書・成田康子さんの著書、『高校図書館デイズ(http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480689849/)』も、大評判となりました。

高校図書館デイズ ─生徒と司書の本をめぐる語らい

 先日、学校評議員として入学式にお招きを頂き頂いた帰りに、図書館司書の成田康子さんと面談しました。新しい試みとして札南高学校林から切り出した材を活用してオブジェを設置、ここに移動出来ていく通りにも積み重ねて変化を生み出し、内側からも外側からもユニークな陰影となってなかなかの雰囲気でした。

明るい雰囲気!

明るい雰囲気!

学校林の木材を活用して

学校林の木材を活用して

透明感もいっぱい

透明感もいっぱい

外からも

外からも

 最新の図書館会報の「四面書架」にも、「~図書館の窓をすてきにしよう~」の特集です。

数々の受賞も

数々の受賞も

 昨今の図書館事情、人が集まる心地よい場所へとなってきているようですね、素晴らしいことです!

新著二冊、嬉しいですね!

Posted by 秋山孝二
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 この所、嬉しいニュースが飛び込んできています。

 まずは、札幌南高の図書館司書・成田康子さんの新著です、

『高校図書館デイズ(http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480689849/)』

 日々、学校図書館で向き合う生徒の中から13人とのやり取り。すごい内容に驚きます。筑摩書房のHPにも、「北海道・札幌南高校の図書館。ここを訪れる生徒たちは、本を介して司書の先生に自分のことを語り出す。生徒たちの数だけある、彼らの青春と本にまつわるかけがえのない話。」と解説しています。鷲田清一さんの帯メッセージも素晴らしく、自由闊達、まさに「札南魂」をしっかり受け継いでのアッパレな姿です!そして、高校生と日々真摯に向き合い、会話を続けている成田康子さんのお人柄に拍手喝采、昨日、学校評議員会の折に少し早目に図書室を訪れてしばし歓談できました。昨今、ビジネス誌に大学進学の数字等で札幌南高が評判になっていますが、そんなつまらない数字よりも、ここに登場する彼・彼女たちの奥深い思索を垣間見て、つくづく優秀な後輩たちに恵まれて幸せな60歳代の自分を感じます。

『高校図書館デイズ』

『高校図書館デイズ』

 因みに13人はこんな感じ:

<日常を跳ぶ>
1.作家と「言葉のキャッチボール」
2.壇上から見た景色を忘れない―高校生ビブリオバトル大会
3.わたしを取り巻く世界を、わたしの言葉で
<世界を追いかけて>
4.文字―その魅惑的な世界
5.地図を片手に三次元の世界へ
6.格好いいな、寺山
<創造に魅せられる>
7.最後の一音が消えるとき
8.山と、ダンスと、太宰治
9.絵を描くこと、本を読むこと
10.小説を書く
<旅ははじまったばかり>
11.遠距離通学と読書の時間
12.SFの想像力と世界史
13.わたしたちは少しずつ大人になる

 私も思わず筑摩書房HPに読後メッセージを送信しました、本との向き合い方を私は勝手に窮屈に考えていたことを後悔しつつ、今、やっと楽しめる時間となっている、ことなどを。

 続いては、もう15年以上前からのお付き合い、若き経営者・北上弘明さんの成長した姿です。

『儲かる「商社ポジション経営」のやり方(http://seluba.shop-pro.jp/?pid=118512484)』

経営ノウハウの直球勝負!

経営ノウハウの直球勝負!

 日本経済新聞の6月14日朝刊にも広告が。隣にも恵まれた運の強さ!

松下幸之助関連の本と隣

松下幸之助関連の本と隣

「あとがき」のなかに

「あとがき」のなかに

丁寧なごあいさつ状も

丁寧なごあいさつ状も

 
 若い世代、いずれも頑張っていて、私も元気を貰います。時はただ過ぎるだけでなく、育っていく時間にもなっていることを実感する昨今です。これからも頑張ってね!

ライヴ in ライブ @ 札南高

Posted by 秋山孝二
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 札幌南高の図書館司書・成田康子(http://www.msz.co.jp/topics/07789/)さんは、沢山の著書を出版され、全国的に図書活動で有名ですが、ここで繰り広げられている「Live in Lib」は、そのユニークな活動でも注目されています。昨今の高校生の図書離れ・読書の不足は、ここ札南高でも危機感を持つほどと成田さんは以前からお話をされていました。

 数か月前からご相談を受けて、この度秋山財団と連携して、定期的に、秋山財団で採択された若手研究者の方に研究の道に入った動機、推薦する図書等のプレゼンを行って頂くことになりました。その第一回目として、卒業生でもある旭川医科大学医学部の大栗敬幸先生に、先日ご登壇して頂きました。

旭川医科大学医学部助教の大栗先生

旭川医科大学医学部助教の大栗敬幸先生

 ウイークデーの放課後、図書局生徒の進行により始まったひと時、大栗先生が野球部に所属していた関係もあり、顧問の先生、野球部員ほか、たくさんの生徒たちが耳を傾けていました。

 私は、大栗先生の野球部での活躍のお話なのかと思いましたが、けが等で思うような結果を残せなかった思い出等、ご自身の専門分野であるマクロファージを軸とした画期的がん免疫療法の開発研究についても、実に分かりやすく語られました。一流の研究者は高校生にも嚙み砕いて説明することができるのだと、あらためて感動しました。そして、昨今の高校生が集中して話に耳を傾けている姿にも、ですね。

 終了後に成田康子さんとも意見交換し、これからも多くの若手研究者をこの「ライヴ・イン・ライブ」講師に推薦して、未来の日本を担う研究者を輩出するお手伝いをしたいものと、そして、秋山財団の究極の活動は、「人を育てるお手伝い」だと確信した次第です。大栗先生、ご多忙の中、全くのボランティアでのご登壇、心より感謝申し上げます。

Live in the lib 2015

Posted by 秋山孝二
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 私の出身高校で企画された札幌での「六華ワールドトーク~“Live in lib”シリーズ」第2回は、南35期・志済聡子さんです。一昨年の東京六華同窓会(http://www.tokyorikka.jp/)で、「ワールドフォーラム」第一回がスタート(https://www.youtube.com/watch?v=uCPKnW-p5Xw)、その関連イベントとして札幌で始まりました。札幌南高・林副校長、図書館司書・成田康子さんの多大なご支援で実現しています。

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【テーマ】 世界は仕事で変わる 仕事で世界を変える

講師 志済聡子さんの略歴(職歴)

1986年 北海道大学法学部法律学科卒業

1986年 日本アイ・ビー・エム株式会社入社

2008年 IBM Corporation (アメリカ)へ出向

2009年 日本アイ・ビー・エム株式会社執行役員に就任

2014年 北海道大学「新渡戸カレッジ」フェロー

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日本アイ・ビー・エム執行役員の志済さん

日本アイ・ビー・エム執行役員の志済聡子さん

学校図書館で在校生に対して

学校図書館で在校生に対して

講演後は活発な質疑応答も

講演後は活発な質疑応答も

 現役高校生に対して、20年後に後悔しないために、二つのアドバイス。

1) グローバル化がもっともっと加速することを前提で自分の将来を考えること

2) グローバル化が進む世界で生きてゆくための素養を身につけること

 今回のイベント会場でお世話になっている札南高図書館司書・成田康子さんは、全国的にも図書館運営で大変著名な方です。著書「みんなでつくろう学校図書館(http://www.iwanami.co.jp/hensyu/jr/toku/1201/500703.html」は、本当に興味深い内容満載です。

 講演後の質疑応答も活発でした。次々に手が挙がって、志済さんの対応も簡潔明瞭、予定時間を過ぎてもなお続いて質問攻めでした。世界で活躍する先輩たちの話を直接聞いて、現役高校生も大いに刺激を受けたでしょうね、今後の一層の飛躍が楽しみです!