このところ、韓国と日本の間では、政治が作り出す不信感が増幅されていますが、このような状況の中にあって、今こそ民の力でこれまでの信頼を基盤とした一層の交流を図るべきだと思います。
先月の私のブログ――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=36607
そんな思いを抱いていたところ、やはり芸術の世界で以下のような記事を目にしました、嬉しかったですね。
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『釜山国際映画祭で挑発的質問 是枝監督の日韓コメントに賞賛の声』
韓国・釜山で開催中の「第24回釜山国際映画祭」で、是枝裕和監督が存在感を示している。
例年、日本の映画関係者が数多く招待される映画祭だが、今年は日韓関係が過去最悪とまで言われる中での開催だけに、例年とは違う緊張感が漂う中での開催となった。
同映画祭で是枝監督は「今年のアジア映画人賞」を受賞し、5日に記者会見を行った。新作「真実」(11日公開)についての質問が続く中、ある韓国人記者から「日韓関係が悪化している状況をどう思いますか? もし答えると右翼に脅されるようなことがあるなら、ノーコメントでも構いませんよ」といった挑発的な質問が飛び出した。
これに慌てたのが同映画祭のチャン・ヤンジュン委員長だ。「映画以外の質問には答えなくていいですよ」と制止したが、是枝監督は笑顔。2014年、朴槿恵政権の客船沈没事故対応を批判的に描いた映画「ダイビング・ベル」を同映画祭が上映し、開催が危ぶまれたことを踏まえて次のように語った。
「5年前、釜山映画祭が政治的な圧力を受けて開催が危ぶまれた時に、世界中の映画人から『映画祭を支えたい』という声がありました。僕も微力ながら声を上げて、この映画祭に対する意思を表明しました。その時の釜山映画祭の対応には、よく頑張ったな、よく耐えたなと思っています」
続けて是枝監督は「政治が困難に直面してできない連帯を、映画と映画人がより豊かに、より深く示すことで、逆にこういう形で連帯ができるのだ、とみせていくことが大事ではないかなと思っています。なので、この場に来ています」と毅然とした態度で語った。
これには地元メディアも納得した様子。また同日行われた「真実」の上映には韓国人ファンが押し寄せ、840席の劇場が満席に。多くのファンにサインを求められるなど、日韓問題悪化を感じさせない盛り上がりをみせていた。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 記事の引用 おわり
もうすぐ、札幌で『札幌劇場祭(TGR)2019(http://s-artstage.com/2019/36)』が開催されますが、韓国からも予定通り劇団が来て公演をするとのこと、嬉しいですね。