昨年初めて試みた「じゃぱどら地区大会:http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=7214」は、札幌で活躍する演出家が、優れた日本の戯曲と向き合うために企画されましたが、今年も開催されています。
今年、まずは岸田國士作、納谷真大演出、「命を弄ぶ男ふたり」、出演はイレブン・ナイン(http://eleven9.jp/)のナヤーン・納谷真大(http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ks/dbs/adviser1.htm)と、エダーン・江田由紀浩(http://eda-tora.at.webry.info/201202/article_2.html)の二人です。アフタートークも面白かったですね。
納谷さんの富良野塾での先輩、FICTION(http://www.fiction.gr.jp/)主宰の山下澄人(http://www.actiblog.com/sumito/)さんから、ポイントでアドバイスがあったようです。舞台上に貼られたライン、身につけている草、口の中の金具への質問とその答え、本番までの過程を語る納谷さんと江田さんとのトークは、観終えた観客に更に楽しさを上乗せしてくれました、芝居と言うのは、いろんな要素が込められているのですね、お疲れの所、お二人、ありがとう。
この作品のような、落ち着いたセリフのやり取り、合い間に入る汽笛と蒸気機関車の走り去る音等、飽きさせない2人の演技とともに、生きるか死ぬか揺れ動く命へのこだわり、「弄ぶ」と言う割には余裕も無く流れていく二人の姿が興味深かったです。
後半の泉鏡花・作、清水友陽・演出、WATER33-39(http://water33-39.com/)「天守物語」も、20日まで公演で楽しみです。この劇団の代表が、「じゃぱどら!!」プロデューサーの清水友陽(http://water33-39.com/top.htm)さんです。
これまで演劇は観たことが無いと言う方々にも、是非足を運んで頂きたいですね。普段使っていなかった脳の部分に、心地良い刺激を与えてくれることは間違いありませんよ!