公立高校定時制 卒業式

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 3月は人生の区切り、昨日は私が評議員をつとめる公立高校の全日制・定時制の卒業式が、それぞれ午前と夜に開催されて、今年も出席しました。卒業式は、正式には「卒業証書授与式」というそうですね。何年か前にも書きましたが、今年も生徒たちを見ていて、胸に迫るものがありました(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=653)。

 午前中の全日制卒業式では、各クラスのパフォーマンス、何が飛び出すのかの期待感もあるし、今年も相変わらず保護者の方々の出席も多かったですね。仕事上でお会いしている方にも数人ご挨拶をしました。

 夜の定時制卒業式は、卒業生一人一人に卒業証書を手渡し、在校生の送辞、卒業生の答辞、式歌の「ほたるの光」で終了、自分自身の高校卒業式に出席しなかった私としては、何か大変懐かしく、こみ上げてくるものを感じました。今年は31名の卒業生で、例年よりも多かったです、気のせいか、服装もどこか地味目で、3・11以降の世相を反映しているのかなと、勝手に考えていました。定時制の授業について、前にこの欄でも書きました(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=2434)。

定時制高校の卒業式:卒業生31名

定時制高校の卒業式:卒業生31名

  卒業生代表・佐倉ひろみさんの答辞は心を打ち、感動しました、3・11の惨状を目の当たりにして、今、ごく普通の暮らしをしている自分たちの幸せを感じる、そんな内容でした。3年間・4年間の多くの苦難を乗り越えて卒業に漕ぎつけたこの間の生活を淡々と振り返り、先生・保護者・周囲の方々への感謝の言葉は、実に美しく体育館に響きました。

卒業生答辞:佐倉ひろみさん

卒業生答辞:佐倉ひろみさん

  今年は、同窓会オリジナルグッズの販売等、午後には同窓会の委員会の会合もあり、何と朝9時過ぎから夜8時近くまで、校舎に張り付いていました。途中、少しの時間を見つけて、校門を出て、後輩たちと「風月:http://www.fugetsu-sapporo.co.jp/」の第一号店、発祥のお店でクイックランチでした。二神敏郎社長もご挨拶にお越し頂き、しばし懇談も出来て、ちょっとしたサプライズでした。私が高校2年生の時に、このお店がオープンして、それが「風月」のはじまりとなっています。

昼は「風月」発祥の店で、二神社長にもお会い出来ました!

昼は「風月」発祥の店で、二神敏郎社長にもお会い出来ました!

 歴史を振り返る時、「人のつながり」と「場」のかもし出す記憶は、何回も何回も楽しめる、時にはほろ苦い思い出となって心に浮かび、消える、奥深い大切にしたいひと時です。ある意味の「非日常」、感謝の気持でいっぱいの一日でした。