「札幌演劇シーズン2012―冬:http://s-e-season.com/」と銘打って、まずは来年1月28日(土)から2月25日(土)までの1カ月間、札幌に演劇シーズンを創ろうと、、二つの専属プロ劇団がレパートリー作品を再演します。先日、その記者会見が和やかに開催されました、いずれ欧米のように、冬3カ月、夏3カ月の半年間にしていきたいという意欲も感じましたね。この辺の経過は、北海道演劇財団(http://www.h-paf.ne.jp/)・平田修二専務理事が、こちらで詳細を語っています(http://theaterkino.net/wp/?p=1726)。
劇団イナダ組(http://www.inadagumi.net/)・イナダさん、劇団TPS(http://www.h-paf.ne.jp/tps/tps.html)・齊藤歩さん、そして、今立ち上がっていて私も呼びかけ人の「演劇による創造都市札幌実現プロジェクト:http://s-e-season.com/about-project/」の代表幹事・蔵隆司さんが壇上に並んでの会見でした。まずは来年の冬・夏の1ヵ月間、毎日レパートリー作品の上演をしていく所から始まります。
今年3月、劇団TPSが「レパートリーシアター:http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=7983」を行いました。途中、大震災が起こりましたが、こんな時期であるがゆえに舞台の力で皆さんを力づけようと、公演を続けました、素晴らしい判断だったと思います。今回、この大成功も踏まえて、札幌のマチづくりの軸としての多彩な「芸術・文化」を皆で育て・楽しもう、そんな進化を感じます。
すでに名のある役者・芝居をただ観るのも結構でしょうが、手身近な惣菜を買ってくるように芝居を観て終りで「消費する」のではなく、役者を目指す若い連中、或いは芝居で生きていこうと決めている人たちが、この札幌のマチから続々と輩出される、そのような人たちを劇場に足を運ぶことで育て、勇気づけるみたいな、少々おこがましいですが、こんな風土が北海道にはあると思うし、期待したいですね。
テレビ・映画・舞台を観ながら、「あの役者、若い頃はこの劇場で一生懸命だったね」とか、辛口の批評も大歓迎、役者・演出家とともに育つファンは魅力的だとは思いませんか!