岡林信康の魅力は、今もなお!

Posted by 秋山孝二
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 「山谷ブルース」、「チューリップのアップリケ」、「がいこつの唄」、「私達の望むものは」等、思い出せば懐かしい歌の数々。どこかで目に飛び込んできた「岡林信康」の文字、そして先日のライブで久しぶりの姿でした。

60年代後半、騒然とする大都会の中で、一番口ずさむ回数の多かったのが彼の歌でしたね。歌詞は社会に対してのレジスタンス・強いメッセージなのですが、何となく危うく壊れそうな彼の歌声と雰囲気に共感しました。日比谷野外音楽堂でしたか、一度だけライブを聴きに行ったよな気がするのですが、定かではありません。http://www.youtube.com/watch?v=5hjOjJfTGko&feature=relatedhttp://www.youtube.com/watch?v=Pw4uN52SytE&feature=related、 http://www.youtube.com/watch?v=kjAI9V1G6bA&feature=related

「岡林信康ライブ」チラシより
「岡林信康ライブ」チラシより

40年ぶり位の彼の雰囲気は、何も変わっていませんでした。この間、突然雲隠れしたり、演歌に寄り添ったりの人生ではあったものの、私の人生の変遷と相俟って、ほぼ同じ時代を生きてきたという意味で、「何も変わっていなかった」と感じるのかもしれません。日本型「手拍子:前打ち」と外国型「ビート:後打ち」との違いとか、尺八・三味線・太鼓とのコラボとか、新鮮な試みも面白かったです。「俺、いち抜けた」も懐かしかったですね。

隣に70歳を越えるおばあさんが独りで私たちより前から座っていました。岡林ファンというのには何か違和感があったのですが、手拍子をするでもなく最初から最後までただじっと聴いていました。幅広い人気というのでしょうか。この秋に登別でライブがあるようで、いつまでも変わらぬうた声でいてほしい、そんな気になりました。