ボブ・ディラン、新たな発見!

Posted by 秋山孝二
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 ボブ・ディランは私の学生時代の忘れられない歌手、先日のNHK総合『アナザーストーリー』では彼の歌の遍歴を番組にしていて、私の知らないことも多く、興味深かったですね。

* 秋山孝二の部屋 » Blog Archive » 『バタフライエフェクト』(24) (akiyama-foundation.org)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~NHKの番組HPより

ボブ・ディラン〜ノーベル文学賞 原点のステージ〜

 ミュージシャンとして初めてノーベル文学賞を受賞したボブ・ディラン。その原点とも言えるステージが約60年前にあった!舞台はニューポート・フォーク・フェスティバル。この日、ディランはエレキギターを持ちバックバンドを従え登場。「フォークのプリンス」と呼ばれていたディランの“変節”に会場は大ブーイング。そして歌われたのが「ライク・ア・ローリング・ストーン」ロックの歴史を変えた伝説のステージの全貌に迫る!

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* <歌詞和訳>Like a Rolling Stone – Bob Dylan 曲の解説と意味も | LyricList (りりっくりすと) (mrshll129.com)

 ボブ・ディランは芸名、本名はロバート・アレン・ジンマーマンなんですね、知りませんでした。

 「フォークのプリンス」として人気があった彼が、ニューポートフェスティバルでロックの歴史を変える「ライク・ア・ローリング・ストーン」をエレキギターで披露して大ブーイングだったとか。

 この時フォークの伝説の歌手、ピート・シーガーは激怒して退場したようです。彼は「花はどこへ行った」の元歌でも有名ですね。

< ピート・シーガー >

* Bing 動画

* Bing 動画

 更にアレン・ギンズバーグの影響も受けて作家・詩人としても深化していったのでしょう。

* https://www.greelane.com/ja/%E6%96%87%E7%B3%BB/%E6%96%87%E7%8C%AE/biography-of-allen-ginsberg-american-poet-4800334/

 そして2016年ノーベル文学賞受賞です。スウェーデンでの授賞式にも欠席し、当時かなりの物議を醸しだしました。彼を推薦し続けたゴードン・ボール、かなりの時間を経ての受賞となりました。

『バタフライエフェクト』(24)

Posted by 秋山孝二
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 しばらく間が空いてしまいましたが、NHK総合テレビの映像の世紀シリーズ『バタフライエフェクト』は、引き続き歴史の中の人物の連鎖に焦点を当てて、その関連性を見事にあぶりだしていますが、ここでは以前の番組と最近のをご紹介します。

* これまでの記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%83%90%E3%82%BF%E3%83%95%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%A8%E3%83%95%E3%82%A7%E3%82%

 一つは昨年放映された『大東亜共栄圏の3年8か月』。太平洋戦争において日本は、欧米の植民地支配からアジアを解放するというスローガン「大東亜共栄圏」を掲げて、東南アジアの人々は当初は日本軍を救世主と歓迎しました。その実情は、日本精神が強要され、日本に協力する指導者を育成するために現地の秀才たちは「南方特別留学生」として日本へ送り込まれました。そして戦後、再び経済進出して来た日本に、元留学生たちは向かい合うことに。大東亜共栄圏は今のアジアに何を残したのか、残さなかったのか、戦後を生きてきた私にとっても新たな気づきとなりました。

 もう一つは最近放映の『塩の行進 ガンジーの志を継ぐ者たち』です。この番組に登場する人々は、私自身の人生とも同時代に並走していた方々、その原点にマハトマ・ガンジーの志があったことをあらためて知りました。

 この回では、音楽も重要なメッセージでしたね。

* ボブ・ディラン 『Only a Pawn in Their Game(Bing 動画

* クリス・クリストファーソン 『They Killed Him(https://www.google.com/search?q=%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83

 マーティン・ルーサー・キング・ジュニア(キング牧師)、ワシントン大行進での有名な演説『I have a dream』

 若きボブ・ディランもそこで歌っていたのですね。

 暗殺されたメンフィスのロレイン・モーテルの306号室前のバルコニー、かなり前でしたが私は訪問する機会がありました。

 ガンジーの志はアジアのリーダーにも大きな影響を与えました。フィリピンのベニグノ・アキノ氏とその後継者のコラソン・アキノ氏。

 ミャンマーのアウン・サン・スーチー氏。

 バタフライエフェクトとして繋がりで見ると、一人ひとりの功績は必ず次の歴史の礎になっていると確信します。私自身の活動も、ほんの歴史の一コマを生きているに過ぎないとは思いますが、必ずやその足跡は次の世代が引き継いでくれると信じたいものです、素晴らしい番組でした。

『バタフライエフェクト』(23)

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 NHK映像の世紀~バタフライエフェクト・シリーズ、『ベルリン 戦後ゼロ年』は衝撃的でした、恥ずかしながら私の知らないベルリンの戦後ゼロ年の事実がたくさん。終戦直後の四か国による分断統治の悲劇とでも言うのでしょうか、戦勝国の傲慢によりドイツ市民は蹂躙された歴史、それを記録した医師の存在等、目が離せない出来事の連続、更に、ベルリンの壁ができるまでの数々の不条理も。まさに記録されて残る映像の力を感じます。

* https://www.nhk.jp/p/ts/9N81M92LXV/blog/bl/pwNd0m2dAp/bp/pOklg0G8WN/

 戦後のドイツの歴史的人物は、ヘルムート・シュミットでしょうか。

 そしてこの人、アンゲラ・メルケル首相です。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=44080

 終盤のこの方たち、難民を引き受けるというプラカードを持って、「今こそ、恩返しをする絶好の機会です」と語るご老人、胸を打たれました。

 「『戦後ゼロ年』は、すべてを失った『絶望』であると同時に、すべてをリセットして再出発できる『希望』でもあったのではないでしょうか。(担当ディレクター)」という言葉は、今の日本にも当てはまり心から賛同します。

『バタフライエフェクト』(22)

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 NHK総合『映像の世紀~バタフライエフェクト』シリーズ、今回は『戦争の中の芸術家』でした。私にとっては芸術家の叔父のワグナー・ナンドールの存在があり、彼自身、時の政府との兼ね合いで亡命を余儀なくされた人生を身近に感じているので、世界の芸術家の戦時における立ち振る舞いとその後の人生は大変興味深いものでした。

* ワグナー・ナンドールーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%83%AF%E3%82%B0%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%8A%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%

 戦時では、音楽家・作家等、戦地での慰問とか自ら戦地に赴いたり、洋の東西を問わず様々な形で動員されているのですね。ベルリンフィル指揮者フルトヴェングラーはユダヤ人楽団員を守りながらもドイツに留まり、戦後ナチ協力者の疑いをかけられ数々のバッシングを受けたり、イタリアのトスカニーニは反戦の立場で戦時中は迫害を受けました。

 ロシアの作家ゴーリキーは時のスターリンにすり寄ったと戦後批判され、作曲家ショスタコーヴィチは、スターリン体制で生き延びるために意に沿わない作曲を続け、独ソ戦では反ファシズムの象徴となる交響曲を作りました。

 一方、日本においても俳優、映画監督、作家たちも戦争の渦中で動員されたのでしょうね。そうやって生きていくしかない彼・彼女らを、私たちは戦争協力者として批判する立場にはないののかもしれません。

 芥川賞作家・火野葦平は従軍して書いた『麦と兵隊』がベストセラーとなりますが、戦後は罪の意識に苦しみ、彼なりの人生を終えました。

* 『麦と兵隊』復刻版ーー> https://www.kadokawa.co.jp/product/322011000418/

 戦後も様々な立場から批判を受けた芸術家たちも多かったようです。

 人々に影響力のある芸術家ゆえに、戦時のプロパガンダの一員として動員されるのでしょう。どの国でも、芸術家たちは国家と表現の自由との間で揺れ続け、戦争は戦場だけで語られるものではなく、多くの人々の人生に影響を及ぼします。

『バタフライエフェクト』(21)

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 映像の世紀バタフライエフェクト、今回は『運命の恋人たち』です。

 数多くの男性と浮き名を流した女優マリリン・モンロー。男性が求める理想の女性を演じる(演じさせられる)一方で、真実の愛を求め続けていた様子も分かります。特に、ジョン・F・ケネディ大統領との関係は有名でしたね。

* https://www.afpbb.com/articles/fp/2960535

 1950年代アメリカで、白人と黒人の結婚は法律違反だとされ逮捕されたラビング夫妻、アメリカに「異人種間結婚禁止法」なるものが存在していたことに驚きです。二人のいちずな愛は有罪で始まりはしましたが裁判を勝ち抜き、その判決は50年後、同性婚訴訟にも道を切り拓きました。愛は時代に傷つけられながらも人々に勇気を与え、新しい世界を切り拓いてきたことに感動します。

 その後、最高裁判所はこの有罪判決を覆す公民権に関しての画期的な判決があり、異人種間結婚を禁じる法律を無効にするものでした。

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判決

 アメリカ合衆国最高裁判所は1967年6月12日、ラヴィング夫妻の有罪判決を全員一致で覆した。 ヴァージニア州コモンウェルスは、白人と黒人両方に他の人の人物と結婚することを禁じ、これに違反した白人と黒人両者に同じ罰則を科しているため反異人種間結婚法は人偏見とは解釈できないと主張していたが、最高裁はこれを退けた。

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* https://amview.japan.usembassy.gov/the-lovings-paved-the-way-for-interracial-marriages/

『バタフライエフェクト』(20)

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 映像の世紀『バタフライエフェクト』シリーズ、今回は『朝鮮戦争~そして核がばらまかれた」でした。

* https://www.nhk.jp/p/ts/9N81M92LXV/episode/te/268ZY7WZ1N/ 8ZY7WZ1N/

 1950年、北朝鮮軍が突如韓国に侵攻し朝鮮戦争が勃発しました。わずか3日でソウルは陥落、韓国は国土の大半を失う危機に陥いり、朝鮮半島の戦火は冷戦のさなか世界の脅威に発展していきます。日本では敗戦後の混乱と復興に国民の意識が集中して、その後の朝鮮半島の歴史への認識が薄かったような気がします。

 今の南北を隔てる38度線の線引きも、歴史の一コマとしてはかなり適当だったとの印象も受けますね。以前、ここのツアーに参加した時の緊張感は今も忘れることができません。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=876

 下のような写真に見られる時代もあったのですね。

 韓国を支援した国連軍の指揮官マッカーサーは、戦局打開のため、核兵器の大量使用を主張。対する北朝鮮・金日成を支援したソ連スターリン、中国・毛沢東も核の誘惑に取りつかれていきます。日本の戦後体制も一変し、権力者たちの思惑も絡み歴史は大きく動いていきました。

 日本の占領政策の大成功で一躍名を上げたマッカーサー、その後朝鮮戦争でも司令官として指揮を執りましたが、戦局打開のための核兵器使用要請を強行に主張し、やがて解任される運命に至ります。

 私自身、「戦後」の日本を生きてきたわけですが、朝鮮半島を巡る虚々実々の米ソ中の動きには学びが足りなかった気がしています。それにしてもアメリカの核兵器に対する認識は、広島・長崎への投下の評価も含めて戦争推進国の実像を示している気がします。

『バタフライエフェクト』(19)

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 『バタフライエフェクト』シリーズ、しばらく記載が滞りましたが、相変わらず興味深い話題の連続、以下に二つ続けてご紹介します。

危機の中の勇気

 2001年1月、新大久保駅のホームで転落した人を助けようとして命を落とした韓国人留学生イ・スヒョンさん、6年後の同じ日、またしても転落事故が起き、助けようと線路に飛び込んだ人がいて今度は助かりました。助けようとした人は6年前に亡くなったスヒョンさんの本を読んでいたとか。ひとつの勇気は次の誰かを動かす、サンフランシスコ大地震、関東大震災、ロンドン大空襲、同時多発テロ、東日本大震災、危機の中の物語、まさに勇気の連鎖です。

零戦 その後の敗者の戦い

 日本の工業技術の粋を集めながら、最後は特攻という悲劇的な作戦に使われた海軍の主力戦闘機「零戦」。戦後GHQにより日本の航空産業は解体され、零戦には火が放たれ、研究開発の一切が禁じられました。すべてを否定された技術者たちは、戦後の日本のために何ができるか探し続け、その後、世界初の胃カメラの実用化、新幹線の高速運転を可能にした技術、そして日本の宇宙開発の基礎を築いたロケット等、絶望から立ち上がった技術者たちの物語です。

<参考記事>

* 戦艦「大和」 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=4585

* 戸髙一成さんと面談 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=11782

『バタフライエフェクト』(18)

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 映像の世紀シリーズバタフライエフェクト、今回は「ソ連崩壊 ゴルバチョフとロックシンガー」です。

* https://www.nhk.jp/p/ts/9N81M92LXV/episode/te/NR82Y3XGL5/

 ソ連崩壊は1979年のアフガニスタン侵攻によって始まりました。短期間で終わらせるはずだった軍事作戦は10年に及ぶ泥沼の戦争となり、西側諸国の経済制裁とソ連自身の戦費拡大で、危機を迎えた時に登場したのがミハエル・ゴルバチョフでした。一方、ペレストロイカの中で若者たちの絶大な支持を集めるロックバンド「キノー」が誕生し、ヒット曲「変化!(https://www.youtube.com/watch?v=ZcdO5GkrrQk)」は、自由を求める人々を鼓舞し続けました。

 ロックバンド「キノー」のヴィクトル・ツォイはカリスマに。

 『ろっ骨レコード(https://www.youtube.com/watch?v=BZTe6I9A7J0)』も。

 こなん方々もこの時代に深く関わっています。

 私たちが生きている時代にソ連邦の解体を目の当たりにし、今もなお続く歴史に関わっている重要な人たちです。

 この番組に先立って、10月上旬に放映されたNHK教育『ゴルバチョフの警告』も見応えがありました。

* https://www.nhk.jp/p/etv21c/ts/M2ZWLQ6RQP/episode/te/8Z3Y3MRJGL/

道傳愛子さんと

道傳愛子さんと山内聡彦さん

* 道傳愛子さんの関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E9%81%93%E5%82%B3%E6%84%9B%E5%AD%90

 ドイツのコール首相との交渉も。

 そして歴史的な米ソ核軍縮交渉妥結。

 そして、道半ばだった全欧安保首脳会議。

 戦争は20世紀で終焉したかと思っていましたが、今のロシアによるウクライナ侵攻を見ていると、どうやらまだまだ人間の知恵では乗り越えられない時代が続くのでしょうか。それでも、以前に品川正治さんがおっしゃっていたように、「戦争を始めるのも人間、それを終えるのも人間」とのお言葉の重みを痛感します。

* 品川正治さん関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%93%81%E5%B7%9D%E6%AD%A3%E6%B2%BB

『バタフライエフェクト』(17)

Posted by 秋山孝二
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 最近のこの私のブログ、テレビ番組の紹介に終始して肝心の私自身のコメントが少なくなっていると感じています。その理由の一つは何かと多忙で紹介するに留まっている時間的問題、もう一つは、私の知らなかった歴史的事実、相関関係等、ただただ新鮮な情報を知ったという感動によるところが大きい気がします。今後も番組HPで詳細は語られているのでそちらのサイトを掲載することで代えさせて頂き、できるだけ私の感想も書き加えようと思います、まずは弁解でした。

 ずっと追いかけている「映像の世紀『バタフライエフェクト』」シリーズは、年末を迎えて再放送もあったりですが、引き続き興味深い内容が続いていますね。

 今回は二つの番組を同時にアップします。

* 『虐殺と黙殺』

https://www.nhk.jp/p/ts/9N81M92LXV/episode/te/2ZZ785ZYY2/

* 『大恐慌 欲望と破滅の1929年』

https://www.nhk.jp/p/ts/9N81M92LXV/episode/te/5MKN6Y5WQG/

「ジェノサイド」

 第二次世界大戦時、ナチスのユダヤ人大量虐殺を、イギリスのチャーチルは「名前のない犯罪」と呼び、その悲劇を繰り返さないために、戦後世界は「ジェノサイド」という概念を生み出して「戦争犯罪」と認定し、1948年にジェノサイドを禁止する条約に世界が賛同、新たな時代を迎えたと誰もが歓迎しました。しかし条約は現実の前に限界を露呈し、その後も悲劇が繰り返されてきました、なぜジェノサイドを止められないのか、人類の悲劇と失敗の物語です。

 ユダヤ人大量虐殺の存在は事前にヤン・カルスキの諜報活動、連合軍の航空写真によりアメリカに伝えられていましたが、当時のルーズベルト大統領ほかは取り合わず、莫大な犠牲者を出しました。

 戦後世界は「ジェノサイド」という概念を生み出して「戦争犯罪」と認定し、1948年にジェノサイドを禁止する条約に世界が賛同しました。

 しかし条約は現実の前に限界を露呈し、その後も悲劇が繰り返されてきました。アフリカ・ルワンダでPKO部隊司令官としてジェノサイドと闘ったロメオ・ダレールも孤立します。

 次の番組は
『大恐慌 欲望と破滅の1929年』です。

 1929年10月24日、ウォール街を突如襲った株価大暴落『暗黒の木曜日』を皮切りに、世界は大恐慌に陥り、多くの人生が狂わされました。「ブロードウェイの父」と呼ばれた演出家フローレンス・ジーグフェルドは破滅、全米に愛された天才作家フィッツジェラルドの人生も転落。その一方、市場崩壊を見抜いた伝説的な相場師ジョセフ・ケネディはいち早く売り抜いて巨万の富を築き、やがて大統領の父となります。永遠の成長を信じた人々の欲望と破滅の物語。

 「ブロードウェイの父」と呼ばれた演出家フローレンス・ジーグフェルドは破滅。

 一方、市場崩壊を見抜いた伝説的な相場師ジョセフ・ケネディは、いち早く売り抜いて巨万の富を築き、やがて大統領の父となりました。

 歴史の二面性、あらためて映像の力、記録の再現性、アーカイブスの凄さを感じます。

『バタフライエフェクト』(16)

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 映像の世紀『バタフライエフェクト(https://www.nhk.jp/p/ts/9N81M92LXV/list/?pastOffset=10)』は、更に続いての興味深い番組です。

ダニエル・イノウエ&ロン・デルムス

「ひとつの友情がアメリカを変えた」

https://www.nhk.jp/p/ts/9N81M92LXV/episode/te/K783QV45G4/

~~~~~~~~~~~~~~NHKーHPより
初回放送日: 2022年10月3日

 逆境からはい上がり、アメリカで自由と平等のために戦った2人の連邦議員がいた。少年時代、政府の強制収容で日系人の親友を失った黒人ロン・デルムス。第二次大戦中、日系人への差別を跳ね返そうと苛酷な戦場に志願し、右腕を失ったダニエル・イノウエ。その後連邦議員となった2人は、知らぬうちに助け合い、自由を保障する法律を実現。その波は南アのアパルトヘイト撤廃に結実する。世界とアメリカを変えた勇気の連鎖の物語。

 更にその後、バーバラ・リー下院議員(カリフォルニア州選出、民主党)に受け継がれてきました、2001年9月11日に起きた同時多発テロの直後から、米国は終わりなき「対テロ戦争」に突入、当時、アメリカ議会でただ1人、武力行使を認める決議に反対した彼女の勇気に。

https://www.asahi.com/articles/ASP8B4HS6P89UHBI004.html

 勇気ある人々の連鎖ですね。

『バタフライエフェクト』(15)

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 映像の世紀『バタフライエフェクト(https://www.nhk.jp/p/ts/9N81M92LXV/list/?pastOffset=10)』は、続いての興味深い番組です。

 「ルーズベルトVSリンドバーグ 大戦前夜 アメリカは参戦すべきか」

~~~~~~~~NHKーHPより
初回放送日: 2022年9月26日

 1933年に撮影されたフランクリン・ルーズベルトの襲撃映像が残されていた。九死に一生を得た大統領は6年後、世紀の大論争に立たされる。「アメリカはヒトラーと戦うべきか」、ヨーロッパで始まった第二次世界大戦への参戦を視野に入れるルーズベルトに対し、参戦反対を訴え国民の絶大な支持を集めたのは史上初の大西洋単独無着陸飛行を成し遂げた英雄チャールズ・リンドバーグだった。世界の命運を担った二人の激闘の物語。

~~~~~~~~~

 ルーズベルト大統領が暗殺寸前だったこと、リンドバーグとドイツ空軍との関係、IBMワトソン社長、フォード社のヘンリー・フォード社長、建築家のフロイド・ライト氏と二人との出会い、ナチスドイツとの関係、そしてジョン・F・ケネディ氏等、当時を生きた人々の様々に織りなす新たな歴史を垣間見る気がしました。

決して撮影させなかった車椅子姿

決して撮影させなかった車椅子姿

リンドバーグ

リンドバーグ

『バタフライエフェクト』(14)

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 映像の世紀『バタフライエフェクト』シリーズ、今回は『映像プロパガンダ戦』です。プロパガンダというと政治利用をすぐに思いつきますが、映画の世界でもいくつかの作品が有名です。

* 映像の世紀『バタフライエフェクト』シリーズーー> https://www.nhk.jp/p/ts/9N81M92LXV/

~~~~~~NHKホームページより
 「映像は嘘をつく」。AIを駆使したフェイク映像が大統領選挙や戦争の行方すら左右している。映像プロパガンダ戦の始まりは、百年前、ソ連のある若者が日本の漢字の不思議さを知ったことに遡る。部首の組み合わせが別の意味を生む不思議さ。彼の名はエイゼンシュテイン。映画監督となり、映像を組み合わせる革命的な表現手法を編み出した。しかしそれはナチス、アメリカ、日本も含めた、国家的プロパガンダ戦へと広がっていく。
~~~~~~~~~

 エイゼンシュテインの発見がそもそもの始まりなのでしょうか?

 ナチスドイツではゲッペルスが有名ですね。

 広く世界で上映されたこちらの映画も「プロパガンダ」とか。

映画『カサブランカ』

映画『カサブランカ』

* 映画『カサブランカ』ーー> https://www.youtube.com/watch?v=GGxAOtNe9iQ

映画『戦艦ポチョムキン』

映画『戦艦ポチョムキン』

* 映画『戦艦ポチョムキン』ーー> https://www.youtube.com/watch?v=FeNIzuUkds8

 映画には心を動かす力がある分だけ時の政府に利用されるツールとして使われるのでしょうね。日本国内の歴史を振り返るとすぐに1940年代の戦時の「大本営発表」が頭に浮かびますが、今では、日々流れるテレビニュースもその危険性があります。昨今の公共放送のニュース番組は殆ど観る気がしません。ただ、ドキュメンタリー番組は豊富なアーカイブスに裏付けられてスタッフの方々のご尽力による鋭い分析・検証により、見応えがあります。是非、これからもこんな番組作りを続けて頂きたいものです。

『バタフライエフェクト』(13)

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 映像の世紀『バタフライエフェクト』シリーズ、今回は『難民、命を救う闘い』、これも素晴らしい内容でした。

 世界の難民・避難民はついに1億人を超えたようです。100年前、初の難民高等弁務官に就任したのは不屈の精神を評価された冒険家フリチョフ・ナンセン。しかし、それは難民救済に消極的な当時の国際連盟ほか、国際社会との闘いの始まりでした。スペイン内戦で難民を撮り続けたロバート・キャパ、ベトナム戦争の難民の実態を世界に知らしめた沢田教一、そして日本人初の難民高等弁務官となった緒方貞子、人類の終わりなき課題と格闘を続けた者たちの物語でした。

 難民に対する理解のない当時の国際社会に対して、カメラを持って映像で世界に訴えていきました。

 スペイン内戦で難民を撮り続けたロバート・キャパ。

 パントマイムで難民たちに笑顔を届け続けたマルセル・マルソー。

 ベトナム戦争の難民の実態を世界に知らしめた沢田教一。

当時写っていた少年の今!

当時写っていた少年の今!

 日本人初の難民高等弁務官となった緒方貞子。

 そんな彼女に影響を受けた人々が時代を繋いでいきます。

 初の難民高等弁務官に就任した冒険家フリチョフ・ナンセンの時代は、新渡戸稲造博士が国際連盟事務次長に就任していた時とほぼ同じ、今更ながら何か強い縁を感じます。

『バタフライエフェクト』(12)

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 映像の世紀『バタフライエフェクトシリーズ』、今回は『太平洋戦争“言葉”で闘った男たち』も素晴らしい視点からの番組でした。

* https://www.nhk.jp/p/ts/9N81M92LXV/episode/te/PN49VJZYJW/

 太平洋戦争の勝敗に大きな影響を及ぼしたのが、米軍が急いで養成した『日本語情報士官』、暗号読解や捕虜の尋問に当たった彼らは、戦争で戦力となっただけでなく、戦後の日本復興にも大きな役割を果たしました。「言葉」によって日本と闘い、そして日本との懸け橋となった男たちの物語です。「戦争」を始めて持続する底力とでも言うのでしょうか、もちろん戦争それ自体は絶対に起こしてはならないのですが、日本と戦う体制づくりには当時の日本とは雲泥の差を感じます。「戦時体制」への思慮の深さとでもいうのでしょうか。ドナルド・キーンさんもこの情報士官の一員だったのですね。

戦時下のテニアン島で日本人のための小学校を作ったテルファー・ムック

昭和天皇の戦後巡幸を進言したオーテス・ケーリ

川端康成のノーベル文学賞受賞に貢献したサイデンステッカー

 コロラド大学ボルダー校に設置された海軍日本語学校を修了し、その後に日本語情報士官として活躍した人たちは『ボルダー・ボーイズ』と呼ばれていたそうです。

 こちらの西口光一さんのブログに詳細が書かれています、それぞれの人物が語る言葉は胸に響きます。

* https://note.com/koichinishi/n/n92d8aa4661ba

『バタフライエフェクト』(11)

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 NHK『映像の世紀:バタフライエフェクト』11回目は、『RBG 最強と呼ばれた女性判事 女性たち 百年のリレー』、最初に女性解放の扉をこじ開けた女性から始まって、多くの人々に影響を与えた『RBG』、時代と闘った勇気ある女性たちの物語が素晴らしかったですね。

 最強の女性判事と呼ばれた『ルース・ベイダー・ギンズバーグ(通称“RBG”)』。87歳で亡くなるまで法廷に立ち続け、公明正大な人柄で連邦最高裁判事として性別に基づく不平等に立ち向かう姿は、アメリカの宝と呼ばれていました。

 しかし、『RBG』誕生までには、自由と平等を求めた女性たちの百年にわたる闘いがあり、それを迫力ある映像で展開しています。参政権を求め命がけで抗議した女性、エミリー・ヂィヴィソン!

女性の社会進出のシンボルマーク!

女性の社会進出のシンボルマーク!

 大西洋横断飛行に成功し、世界一周を目指して空に散った女性パイロット、アメリア・イアハート!

 信念のバトンをつないだ物語、素晴らしい番組でした。

 一方、RBGに強く影響を受けて、『ガラスの天井』とその後も闘ってきた女性たちも。

 現代で闘い続けて活躍している女性たち、全てはRBGのここから始まっています。

『バタフライエフェクト』(10)

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 NHK『映像の世紀:バタフライエフェクト』10回目は「キューバ危機」を巡っての真実、これまで知らなかった幾つかの事実、歴史の裏側で活躍した人々と輻輳する人間関係、今回も映像から読み解く歴史で素晴らしい番組でした。

~~~~~~~~~~HPより(https://www.nhk.jp/p/ts/9N81M92LXV/episode/te/KXRRLMXY6X/
「キューバ危機 世界が最も核戦争に近づいた日」

 1962年、人類は全面核戦争の危機に直面した。アメリカの偵察機がキューバに建設中のソ連のミサイル基地を発見、完成すれば全米の主要都市が核弾頭の射程に入る。先制攻撃を叫ぶ軍部に立ち向かったのは、若き大統領ケネディ。その決断を支えたのはコードネームHEROと呼ばれたスパイの命をかけた情報だった。ホワイトハウスで密かに録音されていた最高幹部会議の肉声を中心に、世界が最も核戦争に近づいた13日間に迫る。

~~~~~~~~~~~~~~

 キューバ危機はこれまでアメリカのケネディ大統領とソ連のフルシチョフ首相との対決と理解していましたが、その裏にはたくさんのそこに至る人間模様が映像から浮かび上がってきていました。

 このスパイ“HERO”の存在と果たした役割、そして番組最後のオレグ・ペンコフスキーの顛末も壮絶でした

 カーチス・ルメイの名前にここで出会うとは思いませんでした、あの東京大空襲のルメイです。

 ルメイと同時代の軍人指導者たち、「戦争を始めるのは人間、そして止めるのも人間」の言葉を思い出しました。

 一方、国防長官のマクナマラも以前の軍隊時代はルメイの部下だったようです。

 この危機の中、ジャクリーンの言葉は泣かせます。

 ギリギリの局面、現場でソ連軍潜水艦のワシリー・アルヒーポフ副艦長の冷静な判断がひと際光ります。

 メディアにおいても懐深く歴史に貢献した人物スカリの存在も見逃せません。

『バタフライエフェクト』(9)

Posted by 秋山孝二
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 NHK総合TⅤ『映像の世紀:ヒットラー VS チャップリン~終わりなき闘い』は、同時代を生きた二人にアプローチしての大変興味深いお話でした。

 ヒトラーが演説で教えを受けていたオペラ歌手も映像で登場し、発声等でトレーニングを積んでいた一コマも面白かったですね。

 ブランデンブルグ門では!!!

 私自身もここを訪問しました、今は全く平和のシンボル!

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=10458

 ベルリンオリンピックはその政治利用のシンボルにもなりました、記録映画の監督の映像も貴重です。

オリンピック記録映画監督

オリンピック記録映画監督

 チャップリンも幅広い交流を続けていました。

 同時代を生きた二人、ともにそれぞれの大危機を乗り越えて歴史に名を刻んだと言えるのでしょうか!!

『バタフライエフェクト』(8)

Posted by 秋山孝二
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 『映像の世紀:バタフライエフェクト』、第8回は『我が心のテレサ・テン』でした。出身地の台湾のみならず世界に住む中国人、他日本でも大きな影響を与えた彼女の人生、更に 鄧小平、習近平といった中国本土の指導者の貴重な映像を交えた番組構成は素晴らしい作品でした。

~~~~~~~~~~~~~~NHKのHPより

 台湾出身のテレサ・テンの歌声は世界のチャイニーズの心を震わせ、テレサが一度も足を踏み入れたことのない中国本土にも彼女のカセットテープがあふれた。中国から台湾に亡命した空軍パイロットはテレサとの面会を真っ先に求め、台湾当局もテレサをプロパガンダに利用した。そして、テレサの歌声は天安門広場の民主化デモを支援し、香港の民主化運動でも歌われ続けている。歴史に翻弄されたアジアの歌姫の知られざる物語である。

~~~~~~~~~~~~~~

 彼女の短い人生はしかしながら時代を経て、中国本土、香港ほか、世界に住む中国人に大きな影響を与えました。

* https://www.youtube.com/watch?v=-FdzX8EGHZo

 文化大革命、天安門事件にも影響を。

 その時、今の習近平国家主席は下放時代でした。

貴重な映像!

貴重な映像!

 二人の「鄧(とう)」と言われた時代。

余りにも若い最期

天安門事件の犠牲者を追悼

自らも政治的活動の前線に立ち

自らも政治的活動の前線に立ち

 そして、あまりにも若い死去。

 更には香港自由化の活動にも大きな影響を与えていました。

 『歌姫』は多くの人々の心の中に永遠に存在しています。

* https://www.youtube.com/watch?v=2OJJlaK8Hjc

『バタフライエフェクト』(7)

Posted by 秋山孝二
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 NHK総合TV『映像の世紀:バタフライエフェクト』、今回は『スターリンとプーチン』、独裁によって2千万の命を奪ったスターリンンの狂気、最大の犠牲となったウクライナの人々の悲劇とは?、そしてスターリンの死去の半年前に生まれたプーチン。スパイから大統領にまで押し上げたのは、国家崩壊の絶望の中で誓った大国ロシア復活への執念とKGB仕込みの権謀術数だった、と番組は語っていて、タイムリーな二人の取り上げでした。

 ソ連を超大国へ導いたスターリン、領土拡大と粛清が彼のイメージを象徴している。妻は自殺し娘は彼の死後にアメリカに亡命。

 一方、今のウクライナ侵略の首謀者プーチンは、そのソ連の崩壊を目の当たりにして大国ロシアの復活を誓ったプーチン。

タクシー運転手時代

タクシー運転手時代

 私の20世紀後半の学生時代、まだまだ生きた言葉として残っていたレーニン、トロツキーとスターリンとの関係を示す映像も迫力がありました。

レーニンとスターリン

 20世紀は『戦争の世紀』とどこかで見た活字、でも21世紀になっても引き続く戦場からのニュース、ウクライナ侵略も変わらぬ領土拡大の暴挙は、信じられない気持ちです。スターリン、プーチン、ともに一人の人生としての必然性は理解はするとしても、それが国家間の争いに発展して、国内でも国際間でも誰も止められないこの状況、特に、第二次世界大戦の戦勝国連合としての国連の無力と限界は、新たな国際調停組織の必要性を感じる昨今です。

『バタフライエフェクト』(6)

Posted by 秋山孝二
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 NHKテレビのシリーズ『映像の世紀~バタフライエフェクト』、ここでの記事も6番目、今回は『ロケット開発』がテーマでした、知らない事実も多々あり、大変興奮しましたね。

* 『バタフライエフェクト』ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%80%8E%E3%83%90%E3%82%BF%E3%83%95%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%A8%

 物語の発端は一つの小説、これがバタフライエフェクトをもたらします。

 一人はドイツのヴェルナー・フォン・ブラウンです。

 第二次大戦ではナチスに協力し、恐怖のV2ロケットを生み出しました。

 そして戦後にアメリカに亡命し、アポロ計画の推進者として名を馳せました。

 それを揶揄してこんな歌も(http://blog.livedoor.jp/yojisekimoto/archives/52577034.html)。

 一方ソ連では、セルゲイ・コロリョフです。

 ヴォストーク1号で人類初めて地球を一周して無事戻ってきたユーリイ・ガガーリン、その開発を立ち上げ推進したのがコロリョフです。

人類初の地球周回!

人類初の地球周回!

 大気圏に再突入するとき激しい衝動に見舞われて、最終の安全装置で宇宙船カプセルから2キロ以上離れた地点に彼はパラシュートで着陸、後の報道では下のスケッチのように報道されたそうです。

創られた絵画

創られた絵画

 コロリョフの存在は開発時から打ち上げ成功後も一切秘密されて、正大なモスクワ・赤の広場のパレードにも登場することはなく、ただ、後の死去に伴う葬儀でクレムリン前のこの場に安置されたそうですね。

赤の広場のパレードに彼は招待無し

赤の広場のパレードに彼は招待無し

 アポロ計画で月面着陸に際して、更に秘めた立役者も紹介されていました。最後の安全装置としての『再起動プログラム』の開発者のマーガレット・ハミルトン。月面着陸直前に制御用コンピューターが飛行士の誤操作でロックした時に、このリスク回避プログラムが働いて人類初の月面への一歩が実現しました。

 そしてこの番組の最後の言葉。

 第二次大戦時の立ち位置はじめ、戦後の当時のアメリカ、ソ連、ともに国家の威信を掛けての政治的必要性から、科学者たちの英知が結果的に支えることになってしまった、歴史の難しい事実を炙り出していました、貴重な映像で伝える素晴らしいシリーズ番組です、まだまだ続き楽しみです。