TGR 2015、盛況で終わる!

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 今年の「札幌劇場祭(http://www.s-artstage.com/2015/」は、つい先日、盛況のうちに終了しました。12月2日には「公開審査会」、今年の大賞はロシア・サハリン州のチェーホフ劇場「素晴らしい未来(http://www.s-artstage.com/2015/tgr2015/list/%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%9B%E3%83%95%E5%8A%87)に決まりました。

 今年の参加作品は市内10劇場でこちら――> http://www.s-artstage.com/2015/tgr2015/

公開審査会

公開審査会

 「素晴らしい未来」の紹介 HPより~~~~~~~~~~~~~

 生と死、人間の魂を永久模索する美的な叙情劇。登場人物である天使たちは、遠く、美しい命に帰依することを夢見ている。主人公たちは、いま目の前にある現実だけが貴重なのだと思い込み、生きている事がどれほど自由で幸せなのか気付かない。それに気付く頃、もう彼らの人生は終わりに近づいているのだった。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

大賞はチェーホフ劇場「素晴らしい未来」でした!

大賞はチェーホフ劇場「素晴らしい未来」でした!

 特別賞として「審査員賞」も二つです。その一つ、琴似屯田兵入村140周年記念事業実行委員会「会津藩、かく戦えり」は、素晴らしい出来栄えだったと思います、是非、また再演を期待します。

特別賞の審査員賞も二つ

特別賞の審査員賞も二つ

 今年、私は11月に9公演を観劇しましたが、外国からの作品「アイランドー監獄島」、「素晴らしい未来」と地元劇団との違いを強く感じましたね。韓国のプロジェクトアイランド、ロシアのチェーホフ劇場、いずれも脚本、演出が実にきっちりしていて終始一貫しており、それを受けての役者陣もセリフの抑揚・強弱、身体表現等、バランスが良く、舞台上のストーリーを盛り上げていました。

 日本の、特に地元札幌の劇団の公演は、この十数年、確かに実力は付けてレベルアップしていますが、何かセリフに頼り過ぎ、原作者が演出を兼ねている場合は、独りよがりで観客不在の印象ですね。別の言い方をすると、「これはこういう意味です、分からなければ結構です」みたいな突き放すような姿勢を感じるのです。以前、韓国に札幌からの同行ツアーで一緒に行った時、向うの劇場・劇団の観客を喜ばせようとする意欲を強く感じました。それを受けてか、観客の方も、ひと時観劇することを楽しみに来ていることがありありと分かる、そんな場に舞台全体がなっているように思いました。

 今回のチェーホフ劇場、鏡が向こうの世界とこちら側を象徴し、木製の簡素な長椅子を自由に移動させての場の変化、動きも特に奇抜ではないのですが、その重厚さが作品に落ち着きをもたらし、何か昔観た演劇を思い出すようなオーソドックスな雰囲気を醸し出していました。退屈することなく引き込まれていく演出と役者の演技、札幌の演劇関係者も大いに学んで欲しいですね。とにかく、「独りよがり」からは早く脱却しなければ、多くの市民が劇場に足を運ぶことは難しいと思います。

 それでも以前に比べると、初めて芝居を見に来てる方が随分増えました、大変嬉しいことです。これも、若者の登竜門としての「札幌劇場祭(TGR)」が10年を経て、さらに冬・夏の「札幌演劇シーズン」へと繋がり、札幌・北海道のこの分野の裾のは大きく拡がってきていることは間違いありません。

 これからの更なる発展を期待したいです、関係者の皆さま、お疲れさま!

 これまでのTGRの関係文章――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=TGR

演劇「アイランド」、素晴らしい!

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comment: 1

 昨年度の札幌劇場祭で大賞を受賞(http://www.s-artstage.com/2014/tgr2014/news/2014/12/257/)した「アイランドー監獄島(http://artalert-sapporo.com/events/detail/497」公演が、今年も同じ時期に札幌で再演となりました。本当に素晴らしい芝居、テーマ、演出、役者、その他全てが力強く、観客に感動を与えるものでした。この札幌劇場祭では、9年間で初めての外国作品の受賞でした。字幕のハンディもものともせず、気迫のあるセリフ、演技、照明の素晴らしさ、総合劇術としての「演劇」をあらためて感じさせてくれました。

 実は私、昨年は観劇できなかったので、今年は大変楽しみにしていて、初日公演、交流会・ワークショップ、そして後日もう一回足を運び再びの熱い舞台を堪能しました。これまで観た多くの演劇の中でも、トップクラスに記憶に残るものでした。

昨年の札幌劇場祭大賞受賞作品です!

昨年の札幌劇場祭大賞受賞作品です!

演出のソ・ジヘさん、ウィンストン役のナム・ドンジンさん、ジョン役のチェ・ムインさんと記念撮影!

演出のソ・ジヘさん、ウィンストン役のナム・ドンジンさん、ジョン役のチェ・ムインさんと記念撮影!

 初日公演後は、関係者による交流会も催され、韓国劇場関係の重鎮ほかプロジェクト「アイランド」のカンパニー全員、札幌の演劇人も多数参加して大いに盛り上がりました。私も、演出家のソ・ジエさんほかと作品について意見交換が出来て大変楽しいひと時でした。

韓国からも演劇関係の重鎮の皆さまも

韓国からも演劇関係の重鎮の皆さまも

 2回目の観劇後には「アフタートーク」があり、そこで観客からの質問にも答えながら作品のサイドストーリーを聞くことができました。南アフリカの政治情勢そのものより、二人の関係性の変化、「倫理感」と「法律」、国家権力と民の力等、全世界時代を越えての普遍性を通してメッセージを発信したいとのお言葉も。実際、南アフリカに行って現地をスラム街で体感して、そこの子供たちに未来と希望を見つけたことも語っていらっしゃいました。

交流会・ワークショップも

交流会・ワークショップも

初日は演出のソ・ジヘさんのお誕生日!シアターZoo支配人の阿部さんと

初日は演出のソ・ジヘさんのお誕生日!シアターZoo支配人の阿部さんと

 この日は、演出のソ・ジヘさんのお誕生日、サプライズのケーキと皆さんでお祝いの歌も。とにかくパワフルな皆さんで、私も何か元気を貰った気がします、心から「アリガトウ!」と言いたいですね。

第8回 日本海サミット in 福岡

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 今年の経済同友会「日本海サミット」が、福岡で開催されました。私は昨年の山形に続いての参加でした。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=20492

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=20511

 今年のプログラムは以下の通りです。

<第8回 日本海沿岸地域経済同友会代表幹事サミット(福岡開催)プログラム >

開会挨拶 福岡経済同友会 代表幹事 貫 正義

特 別 講 演 ◇講 師 講談師 神田 紅 氏 ◇演 題 「福岡とアジアの交流の歴史 金印物語とグリーンファーザー」

パネルディスカッション ◇テーマ 「アジアとともに発展する福岡・九州 ~東アジアとの近接性を活かした地域の発展戦略~」

◇パネリスト 福岡県知事 小川 洋 様、福岡市長 髙島 宗一郎 様、北九州市長 北橋 健治 様

◇コーディネーター 福岡経済同友会 恒久幹事 石原 進

閉会挨拶 福岡経済同友会 代表幹事 久保田 勇夫

<交流レセプション>

オープニングアトラクション 「精華女子高校吹奏楽部」

歓迎挨拶 福岡経済同友会 代表幹事 宇佐見 昇

来賓挨拶 福岡県知事 小川 洋 様、福岡市長 髙島 宗一郎 様、 来賓挨拶 北九州市長 北橋 健治 様

乾杯挨拶 富山経済同友会 特別顧問 中尾 哲雄 様

~懇談~ ~アトラクション「博多見番の芸妓による舞踊」~

次回開催地挨拶(未定) 閉会挨拶 福岡経済同友会副代表幹事 田中 亮一郎

閉 会

特別講演は講談師・神田紅さん

特別講演は講談師・神田紅さん

パネルディスカッションは知事、市長です

パネルディスカッションは知事、市長です

精華女子高校生の吹奏楽部

精華女子高校生の吹奏楽部

金沢市内の芸者さんたち

博多見番の芸妓さんたち

 パネルディスカッションでは、それぞれの首長が、「アジアの活力を取り込む戦略」を披露し、地元でも三人が一堂に会する場は極めて少ないそうで、大変濃密な意見交換の場となりました、次回開催地は京都に決まりました!

映画「首相官邸の前で」、満席!

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 映画「首相官邸の前で」(http://www.uplink.co.jp/kanteimae/)が、札幌で自主上映され、満席の観客で埋まりました。原発事故の恐怖、運動の台頭、首相との会談までの経緯を、元首相を含む8人のインタビューで構成されています。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~HP より

監督の言葉

 私は、この出来事を記録したいと思った。自分は歴史家であり、社会学者だ。いま自分がやるべきことは何かといえば、これを記録し、後世に残すことだと思った。

 映画を撮ったことはなかった。映画作りに関心を持ったこともなかった。しかし、過去の資料の断片を集めて、一つの世界を織りあげることは、これまでの著作でやってきた。扱うことになる対象が、文字であるか映像であるかは、このさい問題ではなかった。

 いうまでもないが、一人で作った作品ではない。同時代に現場を撮影していた人びと、インタビューに応じてくれた人びとが、すべて無償で協力してくれた。

 なにより、この映画の主役は、映っている人びとすべてだ。その人びとは、性別も世代も、地位も国籍も、出身地も志向もばらばらだ。そうした人びとが、一つの場につどう姿は、稀有のことであると同時に、力強く、美しいと思った。

 そうした奇跡のような瞬間は、一つの国や社会に、めったに訪れるものではない。私は歴史家だから、そのことを知っている。私がやったこと、やろうとしたことは、そのような瞬間を記録したという、ただそれだけにすぎない。

 いろいろな見方のできる映画だと思う。見た後で、隣の人と、率直な感想を話しあってほしい。映画に意味を与えるのは観客であり、その集合体としての社会である。そこから、あなたにとって、また社会にとって、新しいことが生まれるはずだ。

小熊 英二

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

チラシ

チラシ

チラシ裏

チラシ裏

 映画終了後のアフタートークも熱気あふれる会場で素晴らしかったです。

会場は満席、熱気いっぱいでした!

会場は満席、熱気いっぱいでした!

映画終了後はアフタートーク

映画終了後はアフタートーク

「遠友みらい塾」 寺島実郎塾長講演

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 「新渡戸稲造記念 遠友みらい塾(http://nitobe-enyu.org/nitobekinen-enyu-miraijyuku/」は先月旗揚げしましたが、先日はその特別講演会、「今、求められる“遠友みらい塾”とは」と題して、この塾の塾長をお引き受け頂いている寺島実郎さんにご講演をお願いしました。

* 「遠友みらい塾」設立――> http://nitobe-enyu.org/nitobekinen-enyu-miraijyuku/

* 寺島文庫資料集・2016新年号(最新版)――> http://www.terashima-bunko.com/terashima/recognition.html

 翌日の新聞にも掲載されていました。<20151120e98193e696b0e5afbae5b3b6e8a898e4ba8b1

「遠友みらい塾」で寺島実郎塾長の講演

「遠友みらい塾」で寺島実郎塾長の講演

新渡戸稲造が活躍した時代背景を語る

新渡戸稲造が活躍した時代背景を語る

 新渡戸稲造が国際的にも活躍した時代の背景を、寺島実郎さん独自の詳細な資料集に基づいて語りました。先月の設立時は中心的な方々30名程度が集まりましたが、今回はさらに個別の声掛けで70名程度に拡大してきています。新聞等での一般の方々への告知は一切しないでの今回の講演会、多彩な分野で活動する担い手の方が、それぞれ問題意識を受けとめて帰られたことがアンケートを読んでも理解できます。

 ただ、この「みらい塾」の想定する対象者がイメージできない、何をしたいのかをもっと明確にして頂きたい等のご意見もあり、方向性をさらに鮮明にするには少しの時間が必要な気もしています。私から言わせて頂ければ、遠友夜学校は教えを受ける子供たちばかりが学ぶ場ではなく、教える側の札幌農学校・北海道大学学生たち自身が生徒たちから多くのことを学んだと述懐していますので、今回の「みらい塾」も、この塾の下で実践するプログラムを担う方々の創意工夫を存分に発揮して、教える側、学ぶ側双方にとって活気ある場にして欲しいと思いますね。年明けからは月一回の例会開催を軸に、それぞれの方が独自のプログラムを運営していくと思われます。HP、メーリングの整備も行います。

ワグナーナンドール秋季展 2015

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 今年のワグナーナンドール(http://wagnernandor.com/indexj.htm)秋季展はたくさんのお客さまで盛況のうちに終了しました。お越し頂いた皆さまに心から感謝申し上げます。宇賀地洋子さんの特別展も大好評、ご本人も連日会場で多くの方々とお話をされていました。

*地元情報でも――> http://kankou.4-seasons.jp/asobu/509.shtml

秋季展2015

秋季展2015

 今年は敷地奥、茶室の隣に「母子像・ふるさと」が台座にしっかり固定され、新たな見どころとなりました。札幌で見るのとは違った雰囲気を醸し出しています。

 札幌の「母子像・ふるさと」――>

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=13408

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=14924

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=18897

茶室からアトリエを臨む

茶室からアトリエを臨む

特別展示は宇賀地洋子さん作品

特別展示は宇賀地洋子さん作品

ちよさんと宇賀地洋子さん

ちよさんと宇賀地洋子さん

公法協トップマネジメントセミナー

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 3

 (公財)公益法人協会(http://www.kohokyo.or.jp/)の「トップマネジメント・セミナー2015」が、今年もIPC生産性国際交流センター(http://www.js-ipc.gr.jp/)で開催されました。残念ながら、今年も富士山を見ることはできませんでした。

公法協HPから~~~~~~~~~~~~~

 今年度のトップマネジメント・セミナーでは、改めて民間非営利組織の意義と役割を概観した上で、民間公益活動の現場でトップランナーとしてご活躍の4氏にご講演いただきます。「善意の資金10兆円時代の実現を目指す鵜尾雅隆氏((特活)日本ファンドレイジング協会代表理事)、東北被災地で古くから行 われている女性の“手仕事”で地域の再生・活性化に取り組む引地恵氏((一 社)WATARIS 代表理事)、貧困に苦しむ子供の支援や政策提言を行っている小河光治氏((一財)あすのば代表理事)に、それぞれご講演いただき、2日 間の総括として、新制度下における法人運営について秋山孝二氏((公財)秋山記念生命科学振興財団理事長)にご講演いただき、非営利セクターの今後を参加される皆様とともに考えたいと存じます。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

夜明け前の三浦半島から見る西方

夜明け前の三浦半島から見る西方

 現場で活躍される方々のお話は、等身大で大変説得力があり、新鮮な気づきも頂きました。

* セッション1「民間非営利組織の意義と役割」 (公財)公益法人協会(http://www.kohokyo.or.jp/) 理事長 太田達男

* セッション2「寄附が社会を変える」 (特活)日本ファンドレイジング協会(http://jfra.jp/) 代表理事 鵜尾雅隆

* セッション3「“FUGURO ふ ぐ ろ ”でコミュニティ再生」 (一社)WATALIS(http://watalis.jimdo.com/fuguro/) 代表理事 引地恵

* セッション4「子どもの貧困をなくそう」子どもの貧困対策センター (一財)あすのば(http://www.usnova.org/) 代表理事 小河光治

* セッション5「新制度下における法人運営を考える」

<キーノートスピーチ>  (公財)秋山記念生命科学振興財団(http://www.akiyama-foundation.org/) 理事長 秋山孝二

<円卓会議> 法人経営という観点から、事業活動費を確保し、いかに公益 事業を充実させるか、法律が要請する役員の心得、リスク分 散、組織強化などをテーマに参加者全員で議論

FUGUROの挽地恵さん

FUGUROの挽地恵さん

子供の貧困問題

子供の貧困問題

 今年は、私が基調講演、その後は参加者全員の「円卓会議」でした。

基調講演する私と円卓会議

基調講演する私と円卓会議

 「公益法人」を巡ってのこの種の「トップマネジメント・セミナー」は極めて稀なので、私にとっては以前から大変貴重な研鑚の場となっています。今年も、現場で活躍するNPO・財団・社団法人のトップの方のお話、参加した全国の財団法人のトップの方々との意見交換は、大変有益でした。主催された公法協の太田理事長他幹部・スタッフの皆さまに、心から御礼申し上げます。

深まりゆく秋、円山公園 2015

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 秋は私の最も好きな季節です。世間的には気温も下がり、木々の葉も落ちて何となく寂しいとおっしゃる方が多いですが、肌にピリッとする朝に、寒さは身も心も締まって私にとっては気持がすっきりします。良く通る北海道神宮、円山公園は、四季の様子を見事に醸し出していますね。もうすぐ、札幌にも積雪の時機が到来!

円山公園内グランドも人影無

円山公園内グランドも人影無

秋の深まり

秋の深まり

きたネットフォーラム 2015

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comment: 1

 何だかすっかり報告が遅れてしまいました。毎年恒例の「きたネットフォーラム」、今年は「テッラ・マードレ・ジャパンin北海道2015(http://www.tm-hokkaido.com/」最終フレーズの札幌会場で同時に開催しました。

 今年のテーマは「トランジションという考え方~今日、学び考えていきたいこと」、新しい切り口からの環境課題への取組みです。

テッラマードレにもブースを出展

テッラマードレにもブースを出展

★★★★★内容★★★★★

10:00~10:15【開会式】

10:15~10:30【INTORODUCTION】トランジションという考え方~今日、学び考えていきたいこと
坂本純科さん(NPO法人北海道エコビレッジ推進プロジェクト 代表)http://ecovillage.greenwebs.net/

10:30~11:40【Program1】【基調講演持続可能な地域づくりのための「暮らしの場」をつくる
地域の持続可能性は何か特別な仕掛けや技術でできるものではありません。多様な視点と展開により生命力のある活動となってきます。パーマカルチャーという生態系の仕組みを手本にしたデザイン手法などを背景に、住まいづくりから地域づくりの実例を紹介します。

講師 山田貴宏さん(http://transition-japan.net/

(一級建築士事務所ビオフォルム環境デザイン室 代表、 NPO法人トランジション・ジャパン理事)
地産地消をテーマに伝統的な木の家造りを中心とした建築/環境設計を行う。パーマカルチャーのデザイン手法・哲学を背景とした住環境づくりをめざす。建物とそれを取り巻く自然/コミュニティまで含めた幅広い環境と場づくりがテーマ。NPO法人トランジションジャパンの創立メンバー、同理事。1990年早稲田大学理工学部建築学科卒業、1992年同大学都市環境工学専修修了。清水建設株式会社、長谷川敬アトリエを経て、2005年から現職。

11:40~12:40【ランチタイム】
昼食は、テッラ・マードレ札幌大会の「大地のマルシェ」でどうぞ!北海道の生産者とシェフがタイアップした「スロー」なファスト・フードのブー スやカフェコーナがあります。

12:50~13:10【食と環境のつながり~テッラ・マードレとは】
湯浅優子さん(スローフード・フレンズ北海道 代表、テッラマードレ北海道 大会長) http://slowfood-friends.org/

13:10~14:50【Program2】
北海道スタイルのトランジション・タウンを考える
【事例紹介】
・セルフ・エイド~農的自給的なくらし(札幌市)永田勝之さん NPO法人あおいとり 代表 小別沢教育ガーデン 自給の森(http://garden-society.com/

・森づくりという作品づくり-世代を繋ぐ拠点について-(白老町) 国松希根太さん 飛生アートコミュニティー 代表(http://www.tobiu.com/
・エコアップで地域のつながり再生~余市エコカレッジ(余市町)坂本純科さん (NPO法人北海道エコビレッジ推進プロジェクト 代表) (http://ecovillage.greenwebs.net/
・エネルギー体験をつかった地域づくりの取組み(札幌市)ビアンカ・フュルストさん(NPO法人八剣山エコ・ケータリング)(http://www.hakkenzan.jp/ecocatering/


【パネルディスカッション】北海道スタイルのトランジション・タウンを考える
司会 坂本純科さん
パネリスト
永田勝之さん、国松希根太さん ビアンカ・フュルストさん
大橋三千雄さん(パーマカルチャー北海道 事務局長)
コメンテーター 山田貴宏さん

15:10~17:10【Program3】オープンプログラム、どなたでも気軽に参加できます

■TALKIG TIME!!
15:10~15:40  坂本純科さん  国松希根太さん
15:40~16:10  永田勝之さん 大橋三千雄さん
■ワークショップ「ロールプレーゲームを使ったESD教育を体験しよう」 NPO法人八剣山エコ・ケータリング

17:30までマルシェでの食事やお買い物をお楽しみいただけます。

ーーー

■トランジションとは?
トランジションは「移行」という意味。ピークオイルと気候変動という危機に、市民の創意と工夫で、地域の資源を最大限に活用しながら脱石油型社会、新しい豊かさへ移行していくための草の根運動です。
イギリス人のロブ・ホプキンスさんが、2005年秋、イギリスの小さな町トットネスで立ち上げ、イギリス全土、欧州、北南米、オセアニア、そして日本、世界中に広がっています。

■■■

基調講演

基調講演:山田貴宏さん

山田貴宏さん

山田貴宏さん

パネルディスカッションも

パネルディスカッションも

 午後一番には、テッラマードレ日本大会実行委員長の湯浅優子さんにもご登壇頂き、今回の大会の企画意図を聴くことができました。今年の「きたネットフォーラム」では、「暮らす」、「住む」場等、新しい切り口からの環境の議論となりました。近々、当日の動画もHP上にアップされると思いますので、そちらを是非ご覧ください。

 「環境」への取組み、新しい時代に入っていることを実感した一日でした。

森づくり in 旭川

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 「一般財団法人 北海道札幌南高等学校林(http://www.rikka-forest.jp/」の企画活動委員会が、今後の施業方針の参考のために、旭川の現場を見学、その後意見交換。昨年11月に私はこの財団の理事長に就任し、今回は一員として参加しました。

旭川市北東部の森で

旭川市北東部の森で

大型重機での作業道作成、かなりのぬかるみ

大型重機での作業道作成、かなりのぬかるみ

大きなクマの足跡も生々しく

大きなクマの足跡も生々しく

シカの足跡もたくさん

シカの足跡もたくさん

広葉樹林の明るい林床

広葉樹林の明るい林床

 朝早くの電車に乗ってJR旭川駅へ、そこから車で30分程の森林。昔は農地だった場所とのこと、間伐と称してほぼ皆伐の場所もあったり、ぬかるんで酷い状態の作業道等、これまでの一連の作業の痕跡を見ることが出来ました。「向こう100年をにらむ」、学校林の歴史を踏まえての今後の方針策定に、大きな責任と希望をつなぐ一日となりました。

シンガポール 2015 (下)

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 4

 フォーラムは「セントーサ島」のホテルです、リゾートホテル満載、プロムナードを抜けて海に出ると、「ユーラシア大陸最南端」の表示、なるほどとうなるような位置づけにまたまた脱帽です!

 夕食会でのメニューには、「Rausu Kombu」の名前もブランドとして記載されていました。

メニューの中に

メニューの中に

 十数年前に訪れた時は、ホンの一瞬街なかを見ただけだったのか、オーストラリア行きの通過点だったからか、当時の印象とは随分進化したシンガポールの姿がそこにありました。今回の目的のフォーラムについては敢えてご紹介しませんが、シンガポール、香港、台湾、メインランド中国、オーストラリアに暮らす「中国人」の底力を目の当たりにした二日間でした。これからの国際社会、とりわけ東アジアにおける日本の立ち位置は、近隣諸国、特に中国・韓国とのコラボレーションなのだと、あらためて実感しました。

 近隣の東アジアでは確実に新しい時代の到来であり、翻って日本は、「日本だけにしか通用しないルール・慣習」に縛られている現実、いわゆる「ガラパゴス現象」の危機感を一層強く抱きました。この日本だけのルールによって権益を得ることが出来るのは、すなわち「政治家」、「官僚」、それに密着する「一部企業」でしょうか、21世紀型の日本の展望を切り拓く道は容易ではありませんが、新しい担い手とともに光を手繰り寄せていきたいものです。

 つかの間の赤道直下の時空に元気を貰いました!

シンガポール 2015 (上)

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 2

 シンガポール(http://jp.web-marketing.asia/singapore50/)でフォーラムがあり、国内で連日の窮屈な日程の中、本当に久しぶりに二日間だけ滞在しました。今年は建国50周年の節目の年、一人当たりGDPがアジアでナンバーワンの国、勢いを感じましたね。巷には観光情報は満載ですが、今回はフォーラム中心であまり縁がありませんでした。(http://www.jtb.co.jp/kaigai_guide/report/SG/2015/05/SG50.html

 最初の宿泊はマリーナ・ベイ地区を正面に見る場所、新しい商業施設も近接して地元市民もたくさん集まっていました。とにかく度肝を抜く発想と実行力に脱帽です!

巨大な空中庭園が正面に

巨大な空中庭園が正面に

旧市街とモダンが混在して繁栄

旧市街とモダンが混在して繁栄

 「建国50周年(https://www.singapore50.sg/」の記念ロゴ「SG50」が街中で見られました。

今年は「建国50周年」の記念する年!

今年は「建国50周年」の記念する年!

冒険家 ベルトラン・ピカール

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 4

 先月末、シンガポールでベルトラン・ピカール氏の講演を聴く機会がありました。冒険家というよりも哲学者と言った方がよいですね、素晴らしいお話でした。「再生可能エネルギー」のこんな視点からのメッセージもあるのだと、新鮮に感じました。

再生可能エネルギーの啓発

再生可能エネルギーの啓発

 ベルトラン・ピカールはスイス人の飛行家、精神科医。1958年3月1日スイスのローザンヌ生まれで、パイロットとして「ブライトリング オービター 3」にクルーのブライアン・ジョーンズと搭乗し、1999年3月1日から21日にかけての20日間弱の飛行で気球による初の無着陸世界一周飛行を達成しました。更に、太陽エネルギー飛行機「ソーラーインパルス2」による世界一周のプロジェクトにも挑戦中です。7月には名古屋空港からハワイまで無着陸飛行に成功しています。日中は太陽光、日没後は蓄電器を使っての駆動で飛び続けます。

http://japanese.engadget.com/2015/07/05/2-118/

熱弁を奮うピカール氏

熱弁を奮うピカール氏

講演終了後に

講演終了後に

 彼は、父とのフロリダ州滞在中に子供としてアポロ計画関係者に会い啓発され、1985年にハンググライダーでヨーロッパ曲技チャンピオンとなりました。マイクロライト飛行も活発に実施。1992年にクライスラーチャレンジ大西洋横断レースで優勝。ブライトリング オービター 3の成功の後は世界中で講演するのに加えて「Winds of Hope Foundation」による社会活動に力をいれ、太陽エネルギー飛行機「ソーラー・インパルス2」による世界一周飛行のプロジェクトを展開しています。夢を追いかける男のロマン、太陽光のみを原動力として地球を回る、何とも空間を自由に浮遊する感覚が素晴らしいですね。

北海道演劇財団 文化奨励賞受賞!

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 「公益財団法人 北海道演劇財団(http://www.h-paf.ne.jp/」が「北海道文化奨励賞(http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ks/bns/bunkasho/H27jushoshaichiran.pdf」を受賞しました。

 受賞理由は、「全国でも数少ない市民参加型の財団法人として設立。演劇創造や鑑賞機会の提供などのほか、市民による活動を取り入れた演劇によるまちづくりに取り組む等、本道の演劇創造をリードしてきた」、です。私も理事長として本当に嬉しいですね。

 演劇財団HPに以下の記載があります。~~~~~~~~~~~~~~

 演劇は、舞台の感動そのものを通して、世界や人間に対する新しい見方を届ける一方、地域社会のコミュニケーションに関する分野で、公共の問題解決に大きな力を発揮します。演劇が、人と人の関係性の表現と言われるゆえんです。
 当財団では、演劇の持つこの力を利用して、演劇を地域社会に役立てる活動を広く展開しています。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 贈呈式当日、私は海外出張でどうしても出席できませんでしたが、関係者も多数臨席し、この間の活動が報われた感激を味わったようです。普段は「観劇」、この日は「感激」ですね!

贈呈式会場

贈呈式会場

高橋はるみ知事から贈呈を受ける平田常務理事と倉谷事務局長

高橋はるみ知事から賞状を受ける平田修二常務理事と倉谷敦子事務局長

財団関係者で記念撮影

財団関係者で記念撮影

 ここまで頑張ってきた職員、札幌座の皆さん、本当におめでとうございます!!!!!!

 そして、応援、アドバイスを頂いてきた多くの皆さん、ありがとうございます!!!!!

きたネット・助成セミナー 2015

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 毎年恒例の「助成セミナー」、今年も以下の内容で開催しました。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●活動基盤強化セミナー
『企業や地域、会員との関係づくり~NPO活動者の視点から』
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 認定NPO法人霧多布湿原ナショナルトラスト(浜中町) 副理事長・瓜田勝也さん

 浜中町の地元有志で活動を始めて19年。助成も協賛も寄附も連携も「絆の始まり」と考え、湿原のファン、活動の応援団になってもらえるよう、誠意と工夫を凝らしてきました。支援継続のために、活動者が心がけるべきことは何か。企業や地域、会員との関係づくりについて、エピソードをまじえたお話でした。

<霧多布湿原ナショナルトラスト>
http://www.kiritappu.or.jp/
ラムサール条約登録湿地「霧多布湿原」の保全と、自然と共生する暮らしや町づくりを進めるNPO法人。「守るのは地元、支えるのは都会」を合言葉に、周辺民有地の買い取りと湿原の価値を伝える活動を展開。2015年7月現在、2157個人・115法人の会員と、11の協賛企業が活動を応援している。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●助成制度説明会(7団体参加)
●個別相談会(9団体参加)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇(独行)環境再生保全機構/地球環境基金助成金
http://www.erca.go.jp/jfge/
◇(公財)自然保護助成基金/
プロ・ナトゥーラ・ファンド助成、ナショナル・トラスト活動助成
http://www.pronaturajapan.com/
◇(公財)コメリ緑育成財団/コメリ緑資金助成
http://www.komeri-midori.org/koubo/
◇(一財)セブン-イレブン記念財団/環境市民活動助成
http://www.7midori.org/
◇札幌市市民まちづくり局/さぽーとほっと基金
http://www.city.sapporo.jp/shimin/support/kikin/
◇北海道e-水プロジェクト協働事務局/
北海道e-水プロジェクト助成
http://www.heco-spc.or.jp/temp/e-pro/
◇(公財)北海道新聞野生生物基金/道新野生生物基金助成
http://www.aurora-net.or.jp/nature/yasei/
◇(一財)前田一歩園財団/自然環境保全活動助成(相談)
http://www.ippoen.or.jp/
◇コープ未来の森づくり基金/森づくり助成(相談)
http://www.coop-sapporo.or.jp/contents/view/id/82

共催のセブンイレブン記念財団・萩原さん

共催のセブンイレブン記念財団さまのご挨拶

基調講演・霧多布ナショナルトラスト肥田さん

基調講演・霧多布ナショナルトラスト瓜田勝也さん

会場内に用意された活動チラシ

会場内に用意された活動チラシ

 毎年、ファンドレイジングの初めての団体も多く、助成制度プログラムの理解には貴重な場となっています。

10・5 新渡戸稲造命日祭 in 盛岡

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 3

 毎年10月15日は盛岡で開催される「新渡戸稲造命日祭(http://www.nitobe.com/meiniti.pdf」、(一財)新渡戸基金(http://www.nitobe.com/gaiyo.htm)の藤井茂常務理事からお誘いがあり、参加しました。藤井さんにはこれまで、大変お世話になっています。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E8%97%A4%E4%BA%95%E8%8C%82

 今年のプログラムは、対談に続いて追悼会・懇親会でした。

【対談】

「新渡戸記念中野総合病院への道のり」 新渡戸記念中野総合病院(http://www.nakanosogo.or.jp/)理事長・院長 入江徹也 氏

聞き手 新渡戸基金 常務理事 藤井茂 氏

【追悼会・懇親会】

左・ゲストの、右はコーディネーターの藤井茂さん

左・ゲスト入江徹也理事長・院長、右はコーディネーターの藤井茂さん

東京・中野区の新渡戸記念中野総合病院 院長

東京・中野区の新渡戸記念中野総合病院 入江徹也 理事長・院長

(一財)新渡戸基金・藤井茂専務理事

(一財)新渡戸基金・藤井茂常務理事

全てが終了して、記念撮影

全てが終了して、記念撮影

 今年10月1日から、「新渡戸稲造記念」と病院名を改称してのリ・スタート。病院設立に深く関わった新渡戸稲造の理念を再確認し、入江理事長のお話から、21世紀の医療を現場で提供していく意思を感じました。「Back to the basic !」、企業も医療機関も同じですね。

 盛岡での少しの時間、また、「先人記念館(http://www.mfca.jp/senjin/」に足を伸ばしました。特別展「女性のチカラ~カテイの教え」では、新渡戸稲造と母・セキ、原敬とリツの記述も詳細で、「母の持つ力」に焦点を当てて紹介されていたので、少し先の「原敬記念館(http://www.mfca.jp/harakei/)」にも行ってみました。短い時間でしたが、標高2,038メートルの岩手山を背景に、秋の素晴らしい風景でした。

先人記念館と背景の岩手山

先人記念館と背景の岩手山

原敬の生家

原敬の生家

 そして翌日早朝の盛岡駅構内。

盛岡駅には大きな鉄瓶も

盛岡駅には大きな鉄瓶も

 この数年、続けて訪れている盛岡市、経済・文化・芸術、何回来ても感じる歴史・文化の香りですね。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=16803

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=16806

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=22677

京都、岡山 & 倉敷の秋 2015

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 10月は全国各地で行事がいっぱい、そんな中で京都、岡山、倉敷と用事があり、駆け足でしたが巡りました。

 まずは、今年で3年目とのこと。スイス式機械時計メーカー「フランクミューラー社(http://www.franckmuller-japan.com/」の京都での展示会です。フランク・ミューラー社長に直接お会いしてのお願い事がありましたので。

* http://www.franckmuller-japan.com/wphhjapon2015inkyoto/

フランクミューラー恒例の展示会

フランクミューラー恒例の展示会

丁度、会場にいらっしゃったフランク・ミューラー社長と

丁度、会場にいらっしゃったフランク・ミューラー社長と

 そこから岡山に移動し、「山田養蜂場・本社(http://www.3838.com/kenko/」を訪問しました。こちらでもお願い事があり、広報室のご担当の方と意見交換を致しました。ミツバチと密接なお仕事なので、1990年代から太陽光発電に先駆的に取り組まれ、工場敷地内施設はパネルでいっぱいでした。また、芸術・文化の推進活動も熱心に続けられて、北海道演劇財団(http://www.h-paf.ne.jp/)とも「富良野塾」の岡山県公演で永くお世話になっておりましたし、向うからも感謝されました。理念を高く掲げられての経営の一端を知り、あらためて企業の社会貢献活動の重要性を学びました。

山田養蜂場の敷地全般に太陽光パネルが!

山田養蜂場の敷地全般に太陽光パネルが!

自家発電で敷地街灯の電気を賄っています

自家発電で敷地街灯の電気を賄っています

 最終は倉敷での毎年恒例の研究会出席です。開始前に少し時間があったので古い街並みを散策し、大原美術館(http://www.ohara.or.jp/201001/jp/index.html)にも足を運びました。大原美術館については、今年8月に大原理事長のお話を今年札幌で伺っていましたので、よい機会でした。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=24058

夕暮れの倉敷

夕暮れの倉敷

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

第13回 社会福祉・医療事業の経営研究セミナー

『医療介護総合確保を考える』

主 催: 一般財団法人 社会福祉・医療事業の経営研究会

後 援: 東京大学大学院医学系研究科公共健康医学専攻保健社会行動学分野

静岡県立大学大学院経営情報イノベーション研究科附属医療経営研究センター

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

倉敷市中庄駅前の「川崎医科大学」、「川崎医療・福祉大学」でのフォーラム

倉敷市中庄駅前の「川崎医科大学」、「川崎医療・福祉大学」でのフォーラム

<セミナープログラム>

平成 27年 10月 24日(土) 川崎医療福祉大学講義棟にて

13:30~13:45 開会の辞

13:45~15:00 「第6次医療制度改革/医療介護総合確保推進までの経緯と今後」

西田在賢 (静岡県立大学大学院附属医療経営研究センター長)

15:00~15:15 < 休 憩 >

15:15~16:25 パネルディスカッション

「医療介護総合確保/地域のガバナンスを考える」

ファシリテーター 橋本英樹(東京大学大学院医学研究科教授)

パネリスト 西田在賢、遠藤邦夫(矢野経済研究所首席研究員)

岡山の医療関係者の方々ほか

16:25~16:30 閉会の辞 角田愛次郎 (一般財団法人 社会福祉・医療事業の経営研究会理事長)

この企画の意図は以下の通りです。~~~~~~~~~~~~~~~~~

 わが国の医療制度改革が本格的に始まったのは1980年代半ばであるから早や30年が経過した。改革の中身を一言でいえば、増え続ける医療保障財政をいかに持続するかに尽きる。保険料であれ、公費であれ、それらをプールした医療保障の資金と医療提供の費用のバランスをどう採るかの医療制度改革は続く。第3次改革にあたる1997年に介護保険制度の法案が国会を通過し、2000年度から同制度が始まったが、このとき高齢者医療費を部分的に医療保険制度から介護保険制度に肩代わりさせ、医療保険財政を持続させ得た。その介護保険の費用支出もどんどんと増え続けている。そして、2006年に第5次となる医療制度改革に際して、2002年度以来2度目となる診療報酬のマイナス改定を行なうことで国民医療費の伸びを抑えたものの、その後は今日に至るまで高い伸びが続き、大掛かりな医療制度改革の実施は必定であった。そこへ昨2014年に「医療・介護総合確保推進法」が公布・施行された。これが第6次医療制度改革の目印となろう。

 介護保険制度開始のカラクリが教えるように、医療と介護は元々分けて扱われる必然性はない。本セミナーを企画開催してきたメンバーの一人である西田在賢は介護保険制度が始まった当時、川崎医療福祉大学に勤め、2001年に上梓した『医療・福祉の経営学』(薬事日報社)の前編「医療・福祉の経営原理」のプロローグに次のように記していた。「わが国の医療や介護の制度が諸外国のそれと同じにできるとはいえない。最近の経済研究が教えることのひとつに経路依存性(path dependence)という言葉があるが、これは現在の制度や市場などが『歴史的な経路』によって規定されていることを意味する。だから、たとえば医療や介護については日本だけでなく、米国にも、英・仏・独等の欧州にも同様なシステムや制度が存在するが、しかし、国民性を反映して、国によって制度は異なっており、それぞれに特有の運営を行っていることが説明される。(中略)このような限定合理性や経路依存性の考え方を了解すれば、日本が他の国々と較べて医療や介護のシステムに対するアプローチが違うのは、社会認識上の習慣や思考の上での習慣、そして支配的な物事の在り方や法律などの制度に関わる違いのゆえであると説明される。(中略)そのような基本的な理解のもとで、今後、急速に進むであろう医療や介護の保険制度改革の必然性を捕らえておくことも、関係する事業経営者にとって重要となるはずである。」

 じつのところわが国は、介護保険制度以前は介護を福祉として扱っており、介護措置は行政の仕事であり税で賄うものだと説明してきたところを、社会保険で賄うとともに介護保険から給付を受けるのは保険加入者の権利だと解釈を変え、介護サービスの提供者も利用者も頭の切り替えを迫られて混乱した。一方で米国などではヘルスケアというひとつの概念で医療と介護を扱うのを見てきた西田は、わが国の将来において医療保険制度と介護保険制度の合流は不可避だと診ていたが、どのような経路を辿ってそこに到達するかについては皆目検討がつかずにいた。ところが、このたび医療介護総合確保推進法案と総称される各種の法令が出たので、これを機会にこれまでの経緯を整理する。そして、先年からの地域包括ケア体制や今年度から進む地域医療構想と病床機能整理の課題を念頭に今後の医療介護の事業経営の参考となるパネルディスカッションを行いたい。ファシリテーターは、昨年度から大きな話題となっている非営利ホールディングカンパニー医療法人の厚労省検討委員会委員を務めた橋本英樹が担当する。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 新しい制度の創設は様々な議論をもとに行われますが、できた制度を育て進化させることはそれ以上に困難な作業だとつくづく思いますね、利害関係者が大幅に増え、議論を大所高所からまとめていくリーダーシップが求められる、そんな印象を持ちます、これも少子高齢化の日本社会、パラダイムシフトの試練なのでしょう。

六華同窓会総会・懇親会 2015

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 今年も札幌一中・南高の「六華(りっか)同窓会」総会、懇親会が開催されました。若い世代の参加もこの数年増えてきて、あらたな世代への転換を感じます。私自身、8年間、「幹事長」として微力ながらお手伝いをして参りましたが、この度、10期下(南29期)の西尾長幸さんに交代しました。私が引き継いだの古川善雄さん(南8期)からですので、ほぼ同じ10年の若返りです。西尾さんは私よりもきめ細かな気配りのできる人物です、一層の発展を期待します。今回同時に、永年ご尽力頂いた古川善雄副会長がご退任、新たに林美香子(南22期)さんと私が副会長に就任致しました。

今年度実行委員長の小林伸行さん(南40期)

今年度実行委員長の小林伸行さん(南40期)

副会長・和田由美さん(南18期)による祝杯!

副会長・和田由美さん(南18期)による祝杯!

札幌一中校歌の斉唱

札幌一中校歌の斉唱

 同窓会誌に書いた今年の私の挨拶文です。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~

歴史の一コマに生きて六華同窓会 幹事長 秋山孝二

 2015年六華同窓会総会・懇親会の開催を迎えて、これまでご準備にあたられた南40期の小林伸行実行委員長はじめ、幹事当番期の皆様に心から感謝申し上げます。今年のテーマ「六華のキセキ」からは、学校創設120周年の「軌跡」、新たな「輝石」の発見、「奇跡」への思いを感じます。

 同窓会は財政改革を終えて、昨年、懸案だった規約改正を行いました。決算期を3月から7月末へと変更し、今年度から運営の仕組を「4役会議」、「運営会議」、「常任幹事会」、「総会」とそれぞれの機能を明確にしてスタートし、今の時代に見合った、末永く安心して楽しめる活動体として再整備を行いました。

 一方、同窓のもう一つの宝である「学校林」活動も、「一般財団法人」として100周年を祝い、今、200年に向けた基本コンセプト「Rikka Forest」の理念に則り、大きな一歩を踏み出しました。恒例の春の散策会に加えて、5月末には初めての試みとして「林業体験プチワークショップ~ドンコロ集め」を実施しました。これまでは、「下草刈り」、「植林」等、将来への備えが主でしたが、今回は森に残された間伐材を回収する活動でした。地面に転がる間伐材は、大先輩たちが育てた「材」、「財」であり、現役高校生を含めた多くの参加者と手渡しリレーで運び出しながら、幾多の時代を越えた100年の歴史に思いを巡らせました。さらに、私も太いカラマツ材を一個だけ持ち帰り、家でじっと見つめながらハッと気が付いたのです、その年輪一つ一つの間から先輩たちのぎっしり詰まった意志とメッセージが聞こえてくることに。静まりかえる緑豊かな学校林の中に立つ自分、まさに歴史の一瞬間に生きている、これ程分かりやすい光景はありませんでした。

 皆さん、私は幹事長として長くお世話になりましたが、この10月総会で退任致します。この間は改革の連続でした、多くの若い世代と出会う機会も多く、そして、「未来プロジェクト」の優れたメンバーたちが、これからの六華同窓会を引き続き支え続けてくれるでしょう。今後の会の益々の発展を祈念し、これまでの皆さまのご支援・ご協力に心から感謝申し上げます。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 時を越えて世代が繋がる、毎年のことながら改めての感動を覚えます。「六華同窓会」の益々の発展を祈念致します。

変わるグローバルマネーの投資先

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 先月、秋山財団の基本財産運用でお世話になっている外資系金融機関から、「最近のグローバルマネー」についてのセミナーにご招待を頂き、出席しました。かなり少人数のサロン的雰囲気の場で、財団運営にも役立つ最新のトレンド等、有益なひと時となりました。

 昨今は、「SRI(社会的責任投資)(http://www.smtam.jp/sri/about/」からさらに進化して、「インパクト投資(http://impactinvestment.jp/impactinvestment/」に注目が集まっています。

 
 複数の講演の後は中村愛(めぐみ)さん(http://profile.ameba.jp/meg-harp/)のハープ演奏でしばし心静かに。ハープと言うと古代ギリシャのイメージがなぜか私には浮かんできます。

素晴らしいハープの音色

素晴らしいハープの音色

そっくりですね!

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 今年も合同報告会でお世話になったM財団のY課長さん、セミプロの写真家でも有名ですが、随分前に受け取ってずっと手元に置いていましたが、あまりによくできた「ロゴ」なので、許可を得ずここにアップします。特徴を掴み、さらに面白みも増す、森の生き物たちとハーモニー、見事な出来栄えです、モデルの素晴らしさでしょうね。