今年も札幌一中・南高の「六華(りっか)同窓会」総会、懇親会が開催されました。若い世代の参加もこの数年増えてきて、あらたな世代への転換を感じます。私自身、8年間、「幹事長」として微力ながらお手伝いをして参りましたが、この度、10期下(南29期)の西尾長幸さんに交代しました。私が引き継いだの古川善雄さん(南8期)からですので、ほぼ同じ10年の若返りです。西尾さんは私よりもきめ細かな気配りのできる人物です、一層の発展を期待します。今回同時に、永年ご尽力頂いた古川善雄副会長がご退任、新たに林美香子(南22期)さんと私が副会長に就任致しました。
同窓会誌に書いた今年の私の挨拶文です。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「歴史の一コマに生きて」 六華同窓会 幹事長 秋山孝二
2015年六華同窓会総会・懇親会の開催を迎えて、これまでご準備にあたられた南40期の小林伸行実行委員長はじめ、幹事当番期の皆様に心から感謝申し上げます。今年のテーマ「六華のキセキ」からは、学校創設120周年の「軌跡」、新たな「輝石」の発見、「奇跡」への思いを感じます。
同窓会は財政改革を終えて、昨年、懸案だった規約改正を行いました。決算期を3月から7月末へと変更し、今年度から運営の仕組を「4役会議」、「運営会議」、「常任幹事会」、「総会」とそれぞれの機能を明確にしてスタートし、今の時代に見合った、末永く安心して楽しめる活動体として再整備を行いました。
一方、同窓のもう一つの宝である「学校林」活動も、「一般財団法人」として100周年を祝い、今、200年に向けた基本コンセプト「Rikka Forest」の理念に則り、大きな一歩を踏み出しました。恒例の春の散策会に加えて、5月末には初めての試みとして「林業体験プチワークショップ~ドンコロ集め」を実施しました。これまでは、「下草刈り」、「植林」等、将来への備えが主でしたが、今回は森に残された間伐材を回収する活動でした。地面に転がる間伐材は、大先輩たちが育てた「材」、「財」であり、現役高校生を含めた多くの参加者と手渡しリレーで運び出しながら、幾多の時代を越えた100年の歴史に思いを巡らせました。さらに、私も太いカラマツ材を一個だけ持ち帰り、家でじっと見つめながらハッと気が付いたのです、その年輪一つ一つの間から先輩たちのぎっしり詰まった意志とメッセージが聞こえてくることに。静まりかえる緑豊かな学校林の中に立つ自分、まさに歴史の一瞬間に生きている、これ程分かりやすい光景はありませんでした。
皆さん、私は幹事長として長くお世話になりましたが、この10月総会で退任致します。この間は改革の連続でした、多くの若い世代と出会う機会も多く、そして、「未来プロジェクト」の優れたメンバーたちが、これからの六華同窓会を引き続き支え続けてくれるでしょう。今後の会の益々の発展を祈念し、これまでの皆さまのご支援・ご協力に心から感謝申し上げます。
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時を越えて世代が繋がる、毎年のことながら改めての感動を覚えます。「六華同窓会」の益々の発展を祈念致します。