『バタフライエフェクト』(13)

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 映像の世紀『バタフライエフェクト』シリーズ、今回は『難民、命を救う闘い』、これも素晴らしい内容でした。

 世界の難民・避難民はついに1億人を超えたようです。100年前、初の難民高等弁務官に就任したのは不屈の精神を評価された冒険家フリチョフ・ナンセン。しかし、それは難民救済に消極的な当時の国際連盟ほか、国際社会との闘いの始まりでした。スペイン内戦で難民を撮り続けたロバート・キャパ、ベトナム戦争の難民の実態を世界に知らしめた沢田教一、そして日本人初の難民高等弁務官となった緒方貞子、人類の終わりなき課題と格闘を続けた者たちの物語でした。

 難民に対する理解のない当時の国際社会に対して、カメラを持って映像で世界に訴えていきました。

 スペイン内戦で難民を撮り続けたロバート・キャパ。

 パントマイムで難民たちに笑顔を届け続けたマルセル・マルソー。

 ベトナム戦争の難民の実態を世界に知らしめた沢田教一。

当時写っていた少年の今!

当時写っていた少年の今!

 日本人初の難民高等弁務官となった緒方貞子。

 そんな彼女に影響を受けた人々が時代を繋いでいきます。

 初の難民高等弁務官に就任した冒険家フリチョフ・ナンセンの時代は、新渡戸稲造博士が国際連盟事務次長に就任していた時とほぼ同じ、今更ながら何か強い縁を感じます。