NHK教育TV『100分de名著』、今回は金子みすゞの詩集の紹介でした(https://www.nhk.jp/p/meicho/ts/XZGWLG117Y/blog/bl/pEwB9LAbAN/bp/pQWV2jMAyN/)。
* https://www.google.co.jp/books/edition/%E9%87%91%E5%AD%90%E3%81%BF%E3%81%99%E3%82%9E%E5
「こだまでしょうか」「私と小鳥と鈴と」「大漁」などの詩で知られ、今も読み継がれる詩人・金子みすゞ(1903-1930)。小さな命の愛しさ、人間の孤独、生きることへの希望をうたった詩を500余篇書きましたが、26年の短い生涯で一冊も詩集は出版されませんでした。彼女の詩は長らく忘れられていましたが、岩波文庫『日本童謡集』の「大漁」を読んだ詩人の矢崎節夫らの努力で遺稿集が発掘され、1984年に出版されるや、瞬く間に有名になりました。
その中から~~~~~
「私と小鳥と鈴と」
私が両手をひろげても、
お空はちっとも飛べないが
飛べる小鳥は私のやうに、
地面を速くは走れない。
私がからだをゆすっても、
きれいな音は出ないけど、
あの鳴る鈴は私のやうに
たくさんな唄は知らないよ。
鈴と、小鳥と、それから私、
みんなちがって、みんないい。
~~~~~~~~~~~~
最後に紹介されていましたが、「このみち」も心に響く詩です。北原白秋作詞・山田耕筰作曲の「この道(https://www.youtube.com/watch?v=FSnKqxavMQc)」は過去のノスタルジアですが、こちらの「このみち」は小さな命が未来に向かって歩みだす応援歌です!!