札幌の舞台芸術にすっかり定着した登竜門的イベント「札幌劇場祭:TGR(http://www.s-artstage.com/2014/about/)」が、今年で10周年の節目となり、今、終盤を迎えています。演劇部門では、韓国の劇団を含めて今年34作品がエントリーしています。
先日は、札幌座pitのイヨネスコ作品「禿(はげ)の女歌手」を観ました。なかなか難しいイヨネスコ作品に果敢にチャレンジして、予想通り容易な理解とはいきませんでしたが、札幌座の「椅子」、「瀕死の王さま」に続くイヨネスコ作品への挑戦は、拍手喝采です!終了後のトークショウは、英国演劇の周辺も含めて解説・補足して頂き、ロングランを支える幅広い観客層の厚みの違いも感じる等、さらに作品を楽しむことができました。
こちらの劇評は興味深いです――> http://theatrearts.aict-iatc.jp/201411/2246/
まだまだ面白そうな芝居が続きます、12月2日には恒例の「公開審査会」が予定されていて、7人の審査員がどんな論評をされるのかも含めて楽しみです、もちろん私も出席します。
* 公開審査会2013 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=18601
* 私が審査員の時 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%9C%AD%E5%B9%8C%E5%
「演劇のマチ・サッポロ」を目指して、演劇関係者、観客、それを支援する団体・企業等、一層のレベルアップも必要かと。11月の「札幌劇場祭」、冬・夏の「演劇シーズン」等の「装置」も整い、いよいよ楽しみな状況が創られてきています、これまでご尽力して頂いた多くの関係者の皆さまに感謝ですね。