村岡花子と教文館

Posted by 秋山孝二
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 手元で温めていた原稿の二つ目です、NHK朝ドラ「花子とアン(http://www.nhk.or.jp/hanako/」は、「ごきげんよう!」で大変高い視聴率、人気です。ヒロインは勿論ですが、私は吉田鋼太郎の嘉納伝助(http://www.nhk.or.jp/hanako/cast/index.html#hanako[cast]/15/)に一番魅かれます。今月末でいよいよ終わりです!

 8月に東京に行く機会があり、時間を見つけて銀座・教文館(http://www.kyobunkwan.co.jp/)での展示「村岡花子と教文館(http://www.kyobunkwan.co.jp/narnia/muraoka-story)」に足を運びました。

東京・銀座の教文館ビル

東京・銀座の教文館ビル(右手)

たくさんの来場者

たくさんの来場者

 昨年、ここでは新渡戸稲造の特別展、出版記念会も開催されました。

* 特別展――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=18105

* 出版記念会――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=18202

* 今年7月14日までの展示会――> https://www.youtube.com/watch?v=t5effHdxoPg

 村岡花子は、この教文館で子どものための雑誌『小光子』の編集や単行本の翻訳・編集の仕事をしていました。夫儆三との出会いも、『赤毛のアン』の原著を贈られたショー女史との出会いの舞台も、ここ銀座の教文館だったようです、創業130年を今年迎える老舗です。展示会場では、当時のNHKラジオ放送番組「コドモの新聞」の村岡花子の肉声も聴くことができました。1932年から、各地のニュースを子ど­もたちに分かりやすく伝えるこのラジオ番組を10年間担当しました。

* https://www.youtube.com/watch?v=Rcawox_xZ6k

 
 この作品は、激動期の時代背景もあり、テーマが、出版・言論、英語、外国人教師、軍国主義の台頭、戦争、そして特にNHKに代表されるメディア(ラジオ)と戦争等、多彩です。登場人物のセリフとしてかなり率直で大胆な時代批判の表現もあります、脚本家・中園ミホさんの素晴らしさを感じ、また、わき役陣の個性も楽しいです。

* http://www.nhk.or.jp/hanako/info/scenario.html