奈良で学ぶ (4)

Posted by 秋山孝二
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 奈良公園・浮見堂(http://www.nara100.net/narapark/ukimido.html/)、鷺池に浮かぶ檜皮葺き(ひわだぶき)、八角堂形式(六角形)のお堂です。先日は近く結婚するカップルでしょうか、前撮りの最中で、いろいろなポーズで仲良くカメラに収まっていました。

奈良公園浮月殿

奈良公園鷺池の浮見堂

 鷺池横の「洞水門」、水を掛けると不思議な音が聞こえてきます(http://www.youtube.com/watch?v=QJh0VzUwUZQ)。

池横の

鷺池横の「洞水門」、不思議な水音のエコー?

 奈良公園を後にして、緩やかな坂を下って行くと奈良女子大学(http://www.nara-wu.ac.jp/index.html)キャンパスに到着しました。創立当時の建物として、門の右にある守衛室と正面にある木造洋館風の本館が保存されていて、県文化財に指定されているそうです。私が行った日は、入学試験会場の下見の日だったようです。カメラを持って怪しいオジサンがキャンパスをウロウロと歩く様子に、心なしか守衛さんの眼も厳しいような気がしました。

奈良女子大学正門の奥

奈良女子大学正門の奥、本館

  奈良女子大学の前身は「奈良女子高等師範学校」で、1909年に開校されました。HPによると、「1907年の帝国会議で、第二女子高等師範学校を関西のどこに置くかの議案について投票がなされました。京都と奈良で131対131の同数で、議長裁決で奈良に決まりました。東京女高師は都会で首都に置かれたのですが、奈良女高師は古都に置かれたのです。とても運命的な役割を感じます。」とあります。因みに、東京女高師は御茶ノ水女子大学の前身です。

 落ち着いた古都・奈良のマチ中に、伝統の風格とアカデミックな風情が素晴らしいですね。

奈良で学ぶ (3)

Posted by 秋山孝二
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 今回の特別講義に先立って、奈良公園周辺を散策、恐らく修学旅行以来だったと思います。興福寺(http://www.kohfukuji.com/)をゆっくり見学しました、4年前に興福寺は創建1300年を迎えたそうです。

 とにかく、この地に足を踏み込むと、時間が一桁も二桁も朗々と流れていて、日々の些末な事柄は頭から離れるので不思議です。

* http://www.kohfukuji.com/about/history/soken.html

興福寺の五重塔

興福寺の五重塔

 五重塔の隣にある国宝館(http://www.kohfukuji.com/about/construction/kokuhokan.html)、その中の天平文化の傑作「阿修羅像(http://www.kohfukuji.com/property/cultural/001.html)」に釘付けになりました、出口付近の解説動画が面白かったですね。現代のコンピューターグラフィック技術等を駆使して、再現される天平文化のリアルな映像、さらには阿修羅像の顔の分析もあり、表面に見える表情の下にある深層への考察に思いを馳せたり・・・。しばしの間、立ち上がることが出来ませんでした。

 さらには東大寺(http://www.todaiji.or.jp/)へ。

東大寺大仏殿

東大寺大仏殿

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 シルクロードをひたすら東に、そして中国から海を渡って伝わった仏教が、法隆寺、薬師寺、東大寺、最後は正倉院で最終となりました。こちらもまた、「ユーラシアの風」を感じます。