「札幌地下広場」は完成近し?

Posted by 秋山孝二
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  札幌市中央区大通西3丁目に「北洋銀行大通ビル」が完成し、地下鉄大通駅から地下で直結もしました。その結果、大通駅からJR札幌駅方面の地下通路を見ることができるようになりました。

地下通路:大通から駅方面を眺めると

地下通路:地下鉄大通駅からJR札幌駅方面を眺めると

  完成オープンにはまだまだ時間が掛るのでしょうが、イメージはつかめますね。現在いろいろな構想・計画が検討されています。ただの「通路」としてではもったいない「空間」ですね、まさに「新しい公共の場」として市民のアイディアを出していきたいものです。札幌駅北口通路・北1条地下駐車場上の通路みたいな殺風景な場だけにはしたくありません。センスが悪いし、まちづくりの情熱も発想も感じません、まさにカネを使うのが目的としか、私のように札幌のマチを愛する者からするとそう感じてしまいます。

 「通路だ、広場だ」と言うと、1969年前後の新宿駅西口地下「広場」を想い出しますね。「フォークゲリラ」が出現して、大変な数の若者を毎回集めていました。「死んだ男の残したものは(1965年)http://www.youtube.com/watch?v=DABGM-4t5Po&feature=related」、「自衛隊に入ろう:高田渡(1969年)http://www.youtube.com/watch?v=sywgy3YPtec&feature=related」、「フランシーヌの場合は:新谷のり子(1969年)http://www.youtube.com/watch?v=5dVgVwBe8Os&feature=related――フランシーヌとは、1969年3月30日にベトナム戦争に抗議して焼身自殺したフランス人女性フランシーヌ・ルコンテ(Francine Lecomte)のこと」、「イムジン河:ザ・フォーク・クルセダーズ(1969年)http://www.youtube.com/watch?v=M6I7byV5Zu8」、「さとうきび畑:http://www.youtube.com/watch?v=tyB9z2C98tM」、何回も「ここは通路である」と絶叫する警備陣に追い立てられていましたが、引いては集まるそのエネルギーは、時代の空気なんですね。

 新しく出来上がる札幌の地下「広場」も、腕章をはめた警備員たちが追い払うように立ちまわる無粋な場面だけは、やめて貰いましょう。狸小路1丁目から5丁目界隈の午後8時過ぎには、若者グループのライブ(練習?)で賑わっている、あんな風に是非、若者が集い・つながる「場」にしていきたいですね。