「ポロクル2010」、実証実験スタート!

Posted by 秋山孝二
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  ドーコン(http://www.docon.jp/)とNTTドコモ(http://www.nttdocomo.co.jp/)が、サイクルシェアリング実証実験「POROCLE(ポロクル):http://poro-cle.jp/」を今年も札幌市都心部で開始しました。昨年は1ヶ月間でしたが、今年は9月末までの4ヶ月間に渡ります。

 今年は、中央区南1条西5丁目の愛生舘ビル前にも設置されてスタートしています。

南1条西5丁目電車通りです

南1条西5丁目電車通りです

DoCoMoとの提携です

DoCoMoとの提携です

 ブルーの自転車は遠くからも大変目について、利用するには事前登録が必要ですが、6月は取り敢えずお試し期間です。

 私は時々人から言われます、「財団理事長は全く無給と聞いているけれど、どうやって毎日暮らしているの?」と。私は(株)スズケンを退社した後、この「愛生舘ビル」の管理会社の社長に就任し、その報酬が日々の私の食いぶちです。愛生舘ビルのあるこの場所で生まれ、18歳までここで育ち、札幌の町なかの変貌ぶりを実感しています。幼い時の自転車と市電は、私の札幌の町なかの原風景です。

 数年前に、6丁目との間の通り沿い敷地内にあった飲料自動販売機4台を撤去して、そこを「自転車駐輪場」としました。昨今、「放置自転車」と目の敵にされている自転車ですが、本来は大変便利で安上がり、特に町なかの賑わい創造として、公共交通とのタイアップを前提として、将来的にも有望な移動手段だと以前から思っています。道路交通法では、「軽車両」の扱い、それ自体時代遅れとも思えますが、その走行に関しての法律上の定めが一層現実に合っていませんし、多くの市民が誤解をしています。

 町なかの商店街の方々も、従来からクルマで来るお客さんには駐車料金優待を行っているにも関わらず、自転車で来るお客さんには何の特典もありません。それどころか、「違法駐輪」とか「放置自転車」とレッテルを貼って、自転車を虐げてきている現状です。

 今回の実験では、まだまだ改善余地はあるのですが、「地域の活性化」、「CO2排出量の削減」といった目標もしっかり掲げて「札幌のまちの元気」を目指していますので、この実験から得られる貴重なデータの解析は、今後の町なかでの本格的自転車利用に向けて、大変楽しみです。