ワグナー・ナンドール展が、栃木県さくら市ミュージアムhttp://www.city.tochigi-sakura.lg.jp/sakuracitymuseum.htmlで開催されています。栃木県益子町にあるワグナー・ナンドール・アートギャラリーhttp://wagnernandor.com/indexj.htmでは恒例の秋季展示会も同時に開催中です。
宇都宮からJRで15分、氏家駅近くの勝山公園内で素晴らしい環境の中、彫刻・水彩画・テラコッタ等の展示が豊富にされています。簡潔にまとめたナンドールの生涯は、大変分かりやすく理解できます。訪問者名簿にも沢山の方々が記名されていました。もともと地元出身の日本画家・荒井寛方(あらいかんぽう)氏のメモリアルミュージアムですので、地元の歴史と一緒に、今回日本に帰化して栃木県に骨を埋めたワグナー・ナンドールの展示会は、新しい価値を双方に創造した気がします。
芸術家として学び、戦ったハンガリー・ブダペストの丘にも、彼の作品「哲学の庭」作品群が近年設置されて、その価値の再評価が進んでいます。
今年12月には、ハンガリーと日本の友好50周年を記念して、東京都中野区の哲学堂公園http://www.tetsugakudo.jp/top.htmにも「哲学の庭」作品群が設置されると聞いています。作品の持つメッセージと説得力に圧倒されます。日本とハンガリーとの懸け橋として、彼の生涯は更に重要な価値をもたらしました。同時に札幌出身の妻のワグナー・ちよにより、彼の作品は今もしっかり守られて多くの方々に更に感動を与えています。そしてハンガリーと札幌と益子のネットワークも拡がることを期待したいです。
東京への帰り道、宇都宮で乗り継ぎに少々時間があり、夕方でしたが餃子屋2軒に寄りました。