札幌の国際交流の原点

Posted by 秋山孝二
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  5月23日のこの欄でも紹介した杉岡昭子さんが、国際プラザ主催「ポートランドを知るセミナー~札幌の国際交流の原点~」と題して講演をされました。三国志に出てくる「根深叶茂」という言葉で口火を切り、この50年の国際交流の歴史を語りました。

杉岡さんの情熱

杉岡さんの情熱

 「Born in Portland,Oregon」は、橘宗一少年http://www.aichi-c.ed.jp/contents/syakai/syakai/nagoya/nag023.htm の墓石裏に刻まれているフレーズです。今回、アメリカ・オレゴン州ポートランド市を、この視座から「地域と地域へ」と説明された杉岡さんの講演に、少々驚きを覚えました。因みに彼の墓が現在置かれている名古屋市の日泰寺は、1998年から2002年末まで単身赴任していた名古屋のマンションから歩いて数分の場所でした。
 「ありのままに・・・・」を交流の基本概念として始まった札幌の国際交流の原点は、まさにこのポートランド市自体が持っていたホスピタリティとボランティア精神だったのでしょう。ポートランドの魅力と札幌の成り立ちと歴史、その50年の交流にはこれまで沢山の方々の汗と涙の物語が綴られています。
 私もこの歴史の中で、杉岡さんのご講演でも紹介されていました「経済交流」において、ほんの少しではありますが役目を果たした気がします。当時の板垣札幌市長への表敬訪問時の写真を見て、感慨を新たに致しました。私も現地の日系人会の方他沢山の方々に出会いましたが、その中でポートランド市のバド・クラーク市長時代の秘書ジャン・ヴァン・ドメレンさんとは、今も交流があります。彼女は結婚してJan McGwonとして現在オレゴンコーストでコンサルタント会社を経営していますhttp://janmcgowannonprofitconsulting.web.officelive.com/default.aspx。会場でもこれまでお世話になった沢山の方とお会い出来ました。時代は変わったとしても、人と人との関わりにはそれ程大きな違いはありません。若い世代を中心にして、これからも草の根の交流を積極的に支援していきたいと思います。